ハイスクールD3~悪魔の実の能力者は転生する~ 作:NCドラゴン
~一誠side~
イッセーだ。常連さんの家に行ったら何も反応がなかったので入ってみたらそこにあったのは……
「なん……だよこれ?」
そこにあったのは両手、両足、胴体を釘に打ち付けられ男性が壁に貼り付けられていたからだ。壁には血で訳の分からない文字が書かれていた。
「うっ、ゴホッ!ゲホッ!」
思わず吐いてしまった……。
「何だこれは……!?」
「“悪い子にはお仕置きよー”って聖なるお方のお言葉の借りたのさー。」
血文字を指していると言っていると返事が返ってきた。そこにいたのは若いが髪が白い男だった。
「んーんー。これはこれは……悪魔くんではあーりませーんか。」
気色悪いしゃべり方するやつだな。
「俺の名前はフリード・セルゼン。少年神父であり、悪魔祓い組織に所属している末端です!あ、別に俺が名乗ったからって、おまえさんは名乗らなくていいよ。 俺の脳容量におまえの名前なんざメモリしたくないから、止めてちょ。だいじょうぶ、すぐに死ねるから。俺がそうしてあげる。 最初は痛いかもしれないけど、すぐに泣けるほど快感になるから。新たな扉を開こうZE!」
ヤベェ、やつだ……麻薬でも使ってるのか?
「お、おいお前か?この人を殺したのは?」
「イエスイエス。 俺が殺っちゃいました。だってー、悪魔を呼び出す常習犯みたいだったしぃ、殺すしかないっしょ!」
な、なんだよそれ!? そんな理由で殺したのかよ!?
「あんれ? 驚いてるの? 逃げないの? おかしいねぇ、変だねぇ。つーかね、悪魔と取引するなんて人間として最低レベル、クズ街道まっしらっスよ。その辺ご理解できませんかねぇ? 無理?あーそうですか。クズの悪魔ですもんねぇ!「うるさいぞカス。」AA!?ぼぁ!?」
変なこと言ってたら突然フリードって奴が吹っ飛んだ。一体……?
「どうやら間に合ったみたいだなイッセー。」
「竜成!」
なんでここに!?
「とつぜんこの家の住人の気配が消えてな……。お得意様だったからいやな予感がしたんで来たんだが……やっぱりはぐれ悪魔払いか。」
「はぐれ……悪魔払い?」
なんだそりゃ?
「簡単に言えば悪魔を殺すことに快楽を覚えた悪魔払いだ。奴らは教会から追放もしくは始末されるんだ。」
はぐれ悪魔の人間版か……。
「さてとどめさ「きゃあああああ!?」ん?」
竜成の声を悲鳴が遮る。この声は……。
「アーシア!?」
「アーシア?お前の言っていたシスターか?」
「あ、ああ。なんでここに……?」
「い、イッセ―さん……イッセ―さんがこの方を……?」
そう言ってアーシアは未だ壁に縫い付けられている人を指す。
「いや違うよ!そこで倒れている男がやったんだ!」
そう言って俺がさっきのくず神父を指差すとアーシアは驚いた表情になる。
「フリード神父!?……そんな……。」
知り合いかよ!どうやらショックを受けているようだな。
「おれら悪魔と契約したから問答無用らしいぜ。」
「あ、悪魔……イッセ―さんも悪魔なんですか!?」
「あ、ああ……。」
「そ、そうですか……。」
「けど、教会の人間のアーシアが俺を助けてよかったのか?」
(助けたのはおれだけどな。)
「良いんですよ。私はとっくに破門されている身ですから。」
………?
「どいうことなんだアーシア?」
「はい実は……」
しかしアーシアが説明を始める前に床が光り、紅い魔方陣が描かれその魔方陣から部長たちが現れた。
「イッセー助けに来たわよ……ってルフトが助けに来てたの?」
「あらあら。」
「………心配して無駄だった。」
「ははは。」
「あ、悪魔がいっぱい……きゅう〜〜〜。」
「おいアーシア!」
気絶しちまったよ……。
「イッセー、ごめんなさいね。まさかこの依頼人の元に“はぐれ悪魔祓い”が訪れるなんて計算外だったの。」
「だ、大丈夫ですよ。ルフトがいてくれたので……。」
ルフトが来てくれなきゃどうなっていたことやら……。
「部長、この家に堕天使らしき気配が複数近づいてますわ。数は3。大したことはありません。」
「そうね。一応証言も揃ってきてはいるけど……。念のため、この子にもきてもらいましょう。ルフト!堕天使達に悟られないように気絶させなさい!」
「おう!開翼剃刀!」
ルフトの背中から翼が生えたかと思ったら一瞬で消えた……。どこ行った?
「戻って来たぞ。」
「はや!」
何してきたんだ!?
「開翼剃刀で目にもとまらぬスピードで堕天使の背後をとる→気付かれないうちに覇王色の覇気を使う→気絶させる→戻る→今ここ。分かったか?」
「すげえ端的だな!つーか覇王色の覇気ってなんだ!?」
「それはおいおい説明してやんよ。」
「さて帰りましょう。ルフトは念のためイッセーとそのシスターの護衛に付いて!」
「オッケー…………さて帰るぞイッセー。」
そう言うと竜成はアーシアを背負って部屋を出ようとして・・って!
「ちょっと待て!何さらっとアーシア背負っていこうとしてるんだ!?アーシアは俺が運ぶ!」
「お前はチャリだろうが……。さっさと乗れ。」
そう言って問答無用で乗せられ……ん?なんか浮いてる?
「しっかりつかまってろよ……剃!」
「ぬぼおおおお!?」
ルフトに自転車ごと持ち上げられ、高速で移動する俺は非常に怖い思いをした。
~イッセ―sideout~
開翼剃刀
背中から悪魔の翼を生やして行う剃刀。スピードも通常の剃刀を上回っている上にそれ以上に加速力と減速力が大幅に増した。