ハイスクールD3~悪魔の実の能力者は転生する~ 作:NCドラゴン
~リリスside~
この人が
「……ん?まだ生きてるのか?ちょうどいい。コカビエルの代わりにこいつに聞くか。」
しかし目の前の人は私達のことなんか気にせず祐斗さんが斬ったフリードを拾っていた。というかまだ生きていたの……?台所に現れる黒いGなの?そのまま男は翼を展開して飛び立とうとする。
「ちょ、ちょっ……〈無視か白いの?〉ドライグ?」
イッセーさんは止めようとしたが、それより先に彼の腕にいるドライグが止める。
〈起きていたか赤いの?〉
〈せっかく出会ったのにこの状況ではな。〉
〈いいや、いずれ戦う運命だ。こういうのもある。〉
〈しかし、白いの。以前のような敵意が伝わってこないが?〉
〈赤いの、そちらも敵意が段違いに低いじゃないか?〉
〈お互い、戦い以外の興味対象があるという事か?〉
〈そういう事だ。こちらはしばらく独自に楽しませてもらうよ。たまには悪くないだろう?また会おう、ドライグ。〉
〈それもまた一興か。じゃあな、アルビオン。〉
それで別れを告げる両者。
「おい!お前は何者なんだ!?一体何なんだ!?」
疑念の表情で叫ぶイッセーさん。そんなイッセーさんに白い龍は一言だけ残した。
「すべてを理解するには力が必要だ。強くなれよ、いずれ戦う俺の宿敵君。それから、そこの男たち……と聞けないか。」
「え?」
聞けない……白い龍の見た方を向くと。
「「Zzzzzz。」」
「寝てるー!?」
二人とも寝ていた。エースさんは立ったままでお兄ちゃんはリアスお義姉ちゃんに膝枕されていた。
「これじゃあ聞けないな……起きたら伝言を伝えてくれ。」
「伝言……?」
「いずれ君達と戦いたい……と。」
こ、こいつコカビエルと同じような奴なの!?コカビエルを捕まえにきたみたいだから戦争狂ではなさそうだけど……違うよね。
「じゃあな。」
そう言って飛び立つ白い龍……。ふう……なんとかなったわね。
「やったじゃねえか色男!」
いつの間にかイッセーさんが祐斗さんに声をかけていた。わたしも……。
「これが聖魔剣……白と黒が入り混じって綺麗です。」
って違うわよわたし!
「ありがとうリリスちゃん。」
「!!!」
頭撫でられた……!
「部長……僕はここに改めて誓います。僕、木場祐斗はリアス・グレモリーの眷属……
ちょっと幸せに浸ってる間に何時の間にかリアスお義姉ちゃんに忠誠を誓ってた祐斗さん。するとこちらを振り向いてくれた!?
「僕、木場祐斗は、竜成リリス……君を愛する人として一生守らせてくれ!」
「ふぇ!?」
こ、これって……!?
「やるねー色男!ここで告白かよ!?」
や、やっぱり……。
「リリスちゃ……リリス……。」
そう言いながら身を屈める祐斗さん。わたしは顔が近くなったので返事に答えるように。
「ん……。」
「「「きゃーーーー!!!」」」
唇を合わせた。
「おめでたいな~色おと……やっぱり羨ましい!!!」
「あらあら……私もいずれルフトさんと……。」
「私は更にその上をいくわ!」
「……おめでとうございます。」
「おめでたいです!きっと主も……ああ、主はいないのでした。」
口ぐちに祝福してくれるみんな……ありがとう!けど恋人同士になった私達が一番にすることは……。
「あの……リリス……さん?」
「なに祐斗さん?」
「なんで手のひらに覇気を纏わせているのかな……?」
「決まってるでしょ?恋人を心配させた祐斗さんに罰を与える為。」
「いや、その時はそもそも恋人同士じゃ……。」
「ひどい事を言いましたね祐斗さん?お尻叩きの数は100から1000にアップです。」
「お尻叩きなの!?くっ……!」
そう言って逃げる祐斗さん……。逃がしませんよ!
「待ちなさい!校舎を壊しましたし、その罰も加えて三倍です!」
「それは冗談抜きでやばいよ!」
「あっはっは!」
「笑ってるけどあなたも同じ罰よ?」
「え……?」
夜も明けて明るい校庭を、イッセーさんの尻叩きをBGMにわたしは祐斗さんを追い続けた。
~リリスsideout~
~ルフトside~
あれから数日…大量に飯を食って黒歌の看護で体力を回復した。(何度も襲いにきてそれを撃退して体力使って悪循環していたが。)やはり超再生は体力の消費がくそ桁はずれに高い。いくら傷を治したところで体力がなくちゃ戦えねえ。やはり魔法や仙術と組み合わせた方がいいか?だが仙術はともかく、魔法はまだイマイチ。どうする……?この前拾ったあれを使えるか試すか?そう考えながら部室の扉を開けると……。
「やぁ転生者に赤龍帝。」
……ゼノヴィアがいた。
「何故にここにいるんだ?つかこの気配お前ひょっとして……?」
「やはり気づいたか。そうだ。」
ゼノヴィアの背中から悪魔の翼が生える。やはり転生したのか。
「神がいないと知ったんでね、破れかぶれで悪魔に転生した。リアス・グレモリーから騎士の駒をいただいた。私自身デュランダルに比べるとすごくないが、それでも神……覇気使いの私を一つの駒で転生させられるのはすごいな。ちなみにこの学園にも編入させてもらった。今日から高校2年生の同級生でオカルト研究部所属だ。よろしくね、ルフトくんにイッセーくん。」
「……。」
「……真顔で可愛い声を出すな。」
おれの思っていたことをエスへお一世が口にだす。
「イリナの真似をしたのだが、うまくいかないものだな。」
「つーか、転生かよ! 部長、貴重な駒をいいんですか?」
「まあ、デュランダル使いが眷属にいるのは頼もしいわ。 これで祐斗とともに騎士の2翼が誕生したわね。」
「そう私はもう悪魔だ。後戻りできない……いや、しかし神がいない以上、私の人生は破綻したわけだ。だが、元敵の悪魔に降るというのはどうなんだろうか……。いくら相手が魔王の妹だといえども……。」
そうブツブツ言いながら祈ってダメージを受けてやがる。……こいつバカだわ。
「な、なあところでイリナは?」
「イリナなら、私のエクスカリバーを合わせた5本とバルパーの遺体を持って本部に帰った。ジンエさ……ジンエは身体が吹き飛んでしまったから回収はできなかったが。統合したエクスカリバーを破壊してしまったせいか、芯となっているかけらの状態で回収した。まあ、奪還の任務には成功したわけだよ。幸い芯は奇跡的に無事だったしそれさえあれば錬金術で鍛えて再び聖剣にできる。」
あー。確かにあの一撃を受けてよく芯が無事だったな。最も祐斗自身あの技を放てるのは一回限り。オマケにコントロールもまだ出来ないみたいだしな。
「エクスカリバーを返していいのか?つか教会裏切っていいのかよ?」
「一応あれは返しておかないとマズい。デュランダルと違い、使い手は他に見繕えるからね。私にはデュランダルがあれば事足りる。あちらも神の不在を知ったこ とに関して述べたら、何も言わなくなったよ。私は神の不在を知ったことで異分子になったわけだ。教会は異分子や異端を酷く嫌う。たとえ、デュランダルの使い手でも捨てる。アーシア・アルジェントのときと同じだな。」
ゼノヴィアは自嘲気味にそう返した。
「イリナは運がいい。ケガを負っていて戦線離脱していたとはいえあの場であの真実を聞けば、心の均衡はどうなっていたかわからない。」
あいつゼノヴィア以上に神に拘っていたな。
「ただ、私が悪魔となったことをとても残念がっていた。神の不在が理由だとは言えないしね。なんとも言えない別れだった。次に会うときは敵かな……ああ、そうだルフト。」
するといきなりおれに向かう。何だ?
「ジンエは元々教会から異端認定を受けていたらしい。ただ追い出すいい理由がないうえに英雄扱いだったから無理な任務を何件もこなせて殺そうとしたらしい。結局無駄だったらしいが。」
ま、そりゃ気づいていたんだろうな。狂っているが頭が悪い訳じゃないし。
「それとイリナが庇ってくれてありがとうだと。」
「……そうか。」
前世の海軍の時のことを思い出しちまうな。ま、礼を言われるのはいい気持ちだな。
「教会は今回のことで悪魔側……つまり魔王に打診してきたそうよ。堕天使の動きが不透明で不誠実のため、遺憾ではあるが連絡を取り合いたい。……と。それとバルパーの件についても過去逃したことに関して自分たちにも非があると謝罪してきたわ。」
にも?自分達にだろ?おれたちは特に悪くもないぞ。
「今回のことは、堕天使の総督アザゼルから、神側と魔王側に真相が伝わってきたわ。エクスカリバー強奪はコカビエルの単独行為。他の幹部は知らなかったことだった。3すくみの均衡を崩そうと画策し、再び戦争を起こそうとした罪により、
しかしあいつも相当強くなってやがったな。炎の温度が前とはけた違いだ。今のおれでも能力だけじゃ防ぎきれねえ。武装闘気も完成させなくちゃな。
「近いうちに天使側の代表、悪魔側の代表、アザゼルが会談を開くそうよ。アザゼルから話したいことがあるみたいだから。そのときにコカビエルの謝罪するかもしれないなんて言われてるけれど、あのアザゼルが謝るかしら?どうなのレイナーレ?」
「アザゼル様なら謝るわ。基本的にエゴだけどそういった分別はきちっとなされてるわ。」
「そう……ならいいのだけど。私たちもその場に招待されているわ。事件に関わってしまったから、そこで今回の報告をしなくてはいけないの。」
「マジっスか!?」
「おいおいエスへお一世、当り前だろう?」
「エスへお一世言うな!ああそれとゼノヴィア……。」
「なんだ?」
「……白い龍は堕天使側なのか?」
白い龍……おれが寝てる間にきた奴か。
「そうだ。アザゼルは神滅具持つ神器所有者を集めている。何を考えているかはわからないが、ろくでもないことをしようとしているのは確かだね。白い龍はその中でもトップクラスの使い手。
「うへ……まじかよ。」
そう言ってうなだれるエスへお一世……。弱気だな。
「……けどぶっちゃけルフト超えるよりは楽そうだ!絶対超えてみせる!」
へえ……わりとたくましくなったもんだな。
「それでもあいつを超えるのは並大抵じゃないからな。もっときつい修行つけてやる。」
「ははは……。」
「ところでルフト。あのエースはどんな男だったの?」
「ああ!俺もそれ気になってた!あんなに強い奴ってどんなやつだったんだ?」
「あいつは火拳のエース。白ひげ海賊団2番隊隊長で懸賞金5億5000万ℬの大物さ。」
「5億5000万……ジンエよりは低いけどそれでもすごい額だな。」
「その人が前世でジンエと1、2を張り合っていた人なのかい?」
んー……あいつは……。
「どちらかと言えば4、5番目だな。張り合ってたのは別の奴だ。」
その言葉に全員の顔が驚き顔になる。まぁあんな力を見せつけたんだからな。当然か。ちなみに張り合ってたのはよいよいうるせえ男だ。
「もっとも前世より強くなってるからな。今なら張り合えるだろう。」
前世は少々能力頼りな面が目立ってたが、今世では接近戦のスキルレベルアップしてた上に能力自体が強化されてたしな。ついでに前世でも接近戦限定で戦っても祐斗か小猫並には強いしな。
「……さてその男の話もここまで。それじゃあ久々に全員そろったことだし、部活動再開と新しい眷族を祝いましょ!」
「おお!」
そうだな!今は祝うか!つかリアスも何気に宴好きだな。
~ルフトsideout~