ハイスクールD3~悪魔の実の能力者は転生する~   作:NCドラゴン

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再び忙しくなってきました……毎週更新が怪しくなりそうです。
先日ようやくフィルムZ見ました。Z先生がかっこいいです!


第53話 絶対にない

~イッセーside~

 

旧校舎で、ギャスパーを助け出した俺と部長はその足で帰ろうとしていたら、門を出たら部長が急に止まった。どうしたんですか!?

 

「……ルフト達が一斉に移動してるわ。こっちよイッセー、ギャスパー!」

 

そう言って走り去っていく部長……速い!俺たちも慌てて追いかけると空中には、ヴァーリと一緒にでっかいおっさんと露出度が高い巨乳おねーさんがいた。うおおおお!

 

「……この状況で反離かヴァーリ?」

 

へ?なんか言ってるけど、おねーさんを見ている俺の耳には入らない。

 

「いやらしい視線を感じるわ。……その子が赤龍帝なのですか、ヴァーリ?」

 

「ああ、残念ながらそうだよ。本当に残念な宿主なんだ。」

 

二回も言うな!

 

「残念残念言うな!俺だって懸命に毎日生きてんだ!……って、 なんでおまえがみんなと対峙してる?つーかその姉ちゃんだれだよ?後そのおっさんは?」

 

そう言うと全員から哀れむような視線を向けられた。何でだよ!?

 

「……なるほどね。本当に残念な子みたいね。ヴァーリ、殺すの?」

 

「どうしようか迷っているのが本音だ。正直俺は彼にそこまで期待をかけているわけじゃないんだ。それよりも、それよりも彼らに期待しているのだが。」

 

そう言うとルフトとエースを見るヴァーリ。だが二人はおっさんの方を見ている。

 

「やれやれ、俺もやきが回ったもんだ。身内がこれとはな……いつからだ?いつからそういうことになった?」

 

「本部に帰る途中でオファーを受けたんだ。悪いなアザゼル。こちらのほうがおもしろそうなんだ。」

 

え?まさか?

 

「ヴァーリ、白い龍(バニシング・ドラゴン)がオーフィスに降るのか?」

 

「いや、あくまで協力するだけだ。魅力的なオファーをされた。アースガルズと戦ってみないか?……こんなことを言われたら、自分の力を試してみたい俺では断れない。アザゼルは、ヴァルハラ……アース神属と戦うことを嫌がるだろう?戦争嫌いだものな。」

 

裏切ったのかこいつ!

 

「俺はお前に、強くなれとが、世界を滅ぼす要因だけにはなるな。とも言ったはずだ。」

 

「関係ない。俺は永遠に戦えればいいだけだ。」

 

苦笑するアザゼルを尻目にヴァーリは自分の胸に手を当てて言う。こいつもコカビエルと同類か!

 

「俺の名はヴァーリ。……ヴァーリ・ルシファーだ。」

 

へ…………?る、るるる、ルシファーって……?

 

 

「死んだ先代魔王ルシファーの血を引く者なんだ。けど、俺は旧魔王の孫である父と人間の母との間に生まれた混血児。白い龍の神器(セイグリット・ギア)は半分人間だから手に入れられたものだ。偶然だけどな。でもルシファーの真の血縁者でもあり、白い龍でもある俺が誕生した。運命、奇跡というものがあるのなら、俺のことかもしれない……なんてな。」

 

ま、まじかよ!?それを証明するかのようにヴァーリの背中から光の翼だけじゃなく、悪魔の翼がいくつも生える。

 

「う、嘘よそんな……あなたからは悪魔の気配がしないのに……。」

 

流石に部長もショックを隠せなかったのか、茫然としている。ん?今こいつ悪魔っぽい感じがしなかった?

 

「それは魔術を使って気配を隠していたからな。流石にこれは気付けなかっただろう?」

 

すると部長も気付いたのか、少しだけ納得したような表情になる。

 

「冗談のような存在がいるとしたら、こいつのことさ。俺が知ってるいるなかでも過去現在、おそらく未来永劫においても最強の白龍皇になる。」

 

アザゼルの言葉に皆が暗くなる。

 

「ディハハハハ!未来永劫最強って……無理だろ!?」

 

「ダハハハハ!確かにな!」

 

しかしルフトとエースはそれを笑い飛ばす。え……?

 

「お前ら俺の話を聞いてなかったのか?こいつのような冗談の存在がまたでてくるとは……。」

 

「アザゼル、未来のことは誰にもわからないぜ?」

 

その言葉にみんなは呆気にとられた。確かに言われてみればそうだ。未来のことは誰にもわからない。

 

「確かにそうだが、運命は残酷だと思わないか?」

 

するとヴァーリは大仰に話し出す。

 

「俺のように魔王プラス伝説のドラゴンみたいな思いつく限り最強の存在がいる反面、そちらのようにただの人間に伝説のドラゴンが憑く場合もある。いくらなんでもこの偶然は残酷だと俺は思うな。ライバル同士のドラゴン神器とはいえ、所有者二名の間の溝はあまりに深すぎる。」

……確かにそれだけは否定できねえ。

 

「キミたちのことは少し調べた。父は普通のサラリーマン。母は普通の専業主婦。キミ自身も悪魔に転生するまで極普通の男子高校生だった……赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)以外、何もない。」

 

哀れむような表情で俺を嘲笑うヴァーリ。むかつく!

「つまらないな。あまりにつまらなすぎて、キミのことを知ったとき、落胆よりも笑いが出た。ああ、これが俺のライバルなんだ、まいったな。って。せめて親のどちらかが魔術師だったら話は違ったんだが……そうだ!こういう設定はどうだろうか?キミは復讐者になるんだ!」

 

何を言ってやがるこいつ?

 

 

「俺がキミの両親を殺そう。そうすればキミの身の上が少しはおもしろいものになる。そうしよう。どうせ、キミの両親は今後も普通に暮らし、普通に老いて、普通に死んでいく。そんなつまらない人生よりも俺の話した設定のほうが華やか……」

 

「ドラゴン・インパクト!!!!!」

 

《ドゴォオオオオオオオン!!!!!》

 

俺が怒りを剥き出すよりも早く、右腕がドラゴンとなったルフトがヴァーリをぶっとばしていた。ル、ルフト……?

 

「ヴァーリ……戦いに関係ない奴をまきこむとは……おれが嫌いなタイプだ。」

 

ルフト……!

 

「お前は戦士じゃなかったな。お前はエスへお一世以下の馬鹿で愚か者だ。ゴミ虫とでも呼ぶか。」

 

「さり気に俺もとぼしてないか!?」

 

泣くぞ!

 

「イッセー……戦士の資格なきたるゴミ虫にお前の力を見せてやれ!」

 

「!」

 

今……ルフトが俺のことを名前で!

 

「本来ならおれがボコボコにしてやりたいところだが、生憎こっちのほうがやっかいだ……だからイッセー、お前がやるんだ!」

 

そう言ってルフトは空中にいるおっさんを再びにらむ。誰かは知らないけど、相当やばい奴みたいだ。けどど……。

 

「俺が勝てるのか……?」

 

いくらなんでも俺一人じゃあいつには勝てない……俺には赤龍帝の籠手以外何もない。そんな非力な俺が……。

 

「自分を非力と思うなよ。」

 

「!」

 

そんな俺を見てエースが語りかけてきた。

 

「お前が考えていることはどんなことでも力になる。」

 

エース……。

 

「何もできない……なんてことは絶対にない。」

 

「!……わかった!ありがとうエース!」

 

「待て赤龍帝!これを持って行け!」

 

するとアザゼルが腕輪みたいなものをおれに投げ渡した。これは……?

 

「それがあれば代償なしに禁手(バランス・ブレイカー)を使える!」

 

「なっ!?まじかよ!?」

 

「ただし時間は10分だ!」

 

「アザゼル……ありがとう!」

 

そう言い残して俺はヴァーリが吹っ飛んだほうに向かう。……見ていろよ!ヴァーリ!

 

~イッセーsideout~




ドラゴン・インパクト
腕だけを獣型にして相手をぶん殴る至ってシンプルな技。
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