ハイスクールD3~悪魔の実の能力者は転生する~   作:NCドラゴン

61 / 117
今回は急遽変更した点があるので多少おかしいです。


第55話 伝説との格差

~Noside~

 

ここはシキがルフトたちを連れてきた戦闘空間。そこでルフトたちはシキの隙をつき、最強の技をお見舞いした。その後どうなったかというと……。

 

「ぬおおおおおおお!??!」

 

「うおおおおおおお!!!!」

 

……吹き飛んでいた。どうやら技の衝撃で吹き飛ばされたようだ。

 

「うおお……すげえ威力だな。」

 

「当たり前だ。おれの持つ技の中でも最強の威力をほこるんだぜ?ありとあらゆる防御を突き抜け、衝撃を相手の体内で爆発させる技だ。……即死は免れないな。」

 

その言葉を言い終えた瞬間。

 

「ジハハハハ!最強の威力か!言うだけあって大した技だな!!!」

 

悪夢のように笑い声がひびく。

 

「ウソだろ……?」

 

「馬鹿な!?」

 

二人が笑い声の先を見るとそこには全身から血を流しているものの五体満足のシキがいた。これにはショックを隠せない二人。特にルフトは茫然としている。当たり前だ。極・龍王銃はルフトの最強の必殺技。正しい意味での必殺である。躱したのならまだ分かる。しかしシキの全身からは血が流れている。受けていたのである。受けた上で耐えたのである。

 

「まさか、武装魔闘気を使わされるとはな……。しかもそのうえでこのダメージ……末恐ろしいな。」

 

「武装……魔闘気?」

 

「そうだ!」

 

するとシキの体をオーラが包み込む。だがそれは先ほどの武装闘気に比べると体の表面しか覆っておらず、小さく弱弱しく見えた。しかしルフトとエースはわかっていた。先ほどとは比べものにならないほど高い密度を持っていると。

 

「武装闘気にさらに魔力を加えたのがこの武装魔闘気……単純に増えただけじゃなく、密度も桁違いにましているこのオーラは武装闘気の数十倍の防御力を持っている。」

 

「す、数十倍……。」

 

比べるまでもない力の差だ。

 

「しかしそれでもこの武装魔闘気を突き抜けてこのおれにダメージを与えるとは全く思ってなかったぜ。だから貴様らはここで終わらせよう。ふん!」

 

《ドスドスドスドスドス!》

 

「かはぁあ!?」

 

「ごあ!?」

 

一瞬にして二人を空気の槍が串刺しにする。武装魔闘気を纏ったそれはあまりにも速く強力だった。それを受けてエースの意識が途絶える。

 

「ぬぐぐ……だああ!!!」

 

しかしルフトはその槍を破壊する。動物(ゾオン)系最硬の防御力は伊達ではないようで意識を失ってなかったようだ。

 

「ほう……だがその体でどうするつもりだ?」

 

「生命帰還……魔再生!」

 

するとルフトの体の傷がどんどんふさがっていく。

 

「ほう……魔力を使って傷の回復を促したのか?だがそれだけ魔力を消費しちまったらその回復技はもう使えないな?」

 

「だからなんだ!それまでにてめえをつぶす!」

 

しかしそれは無理があるとルフトは同時に感じていた。手を抜いていたシキを相手に2対1でようやく追い詰めたというのに本気のシキを1対1で倒せる確率は限りなく少なかった。

 

「そうか……だったら一撃で終わらせてやろう。カテレアちゃん、Drインディゴ。この場から離れてな。」

 

「あの技を使うのですか?もう必要ないと思いますが……。」

 

「どうせなら大技を使ったほうがいいだろう?」

 

「……わかりました。」

 

「では私たちはこれで……。」

 

二人の足元に魔法陣が現れたかと思えば一瞬で消える。転移をしたようだ。

 

「さて……じゃあ終わらせてやろう。」

 

「うるせえ!斬脚足判子(レッグスタンプ)!」

 

貫通力の高い技を繰り出すもののその攻撃は……。

 

「が……!?」

 

「おいおい……そんなちゃちな技が今更効くかよ。」

 

その技は武装魔闘気に阻まれてびくともしてなかった。むしろ蹴りつけたルフトの脚にダメージが来ていた。

 

「とっととしずみな。」

 

するとシキの親指と中指の間に空気が集まっていく。そしてその空気がライオンの形をなしていく。ルフトはそれとよくにた技を知っていた。

 

「空気を圧縮率を高めてる……!まさか暴君の熊の衝撃(ウルススショック)みたいなことをしようと……!」

 

「正解だ。」

 

シキはそれを肯定するように中指で小さな空気のライオンを弾く。

 

「獅子解放!!!」

 

一瞬で巨大になったライオンは膨大な衝撃を起こし、ルフトを襲った。

 

~NOsideout~

 

~リアスside~

 

「一体どうなったのかしら……?」

 

ルフトとエースが霧に飲まれて消えた時、私たちは大慌てで取り乱したけど、そんな私たちをアザゼルが一括して収まった。アザゼルが言うにはあの霧は絶霧(ディメンション・ロスト)という神滅具(ロンギヌス)の力で転移させられたらしい。それを聞いて私たちはひとまず安心した。あの二人が負けるとは到底思えなかったからだ。アザゼルはずっとあいつらが残した言葉を気にしていた。

 

模倣神滅具(イミテーション・ロンギヌス)……まさかあいつら神滅具を再現したのか?だが俺でもまだ人工神器(セイグリット・ギア)が限度だというのに……どうやって?」

 

アザゼルはずっと悩んでいるようだ。人造神器なんて言葉が聞えたが無視をする。そうこうしているうちに再び霧が発生する。ルフトが帰ってきたのね!

 

「ルフト……え?」

 

しかし霧の中から現れたのはルフトとエースは……。

 

「か……は……。」

 

「…………。」

 

体は岩に覆われ、顔しか露出していなかった。しかもその顔は傷だらけで痛々しかった。

 

「「「ルフト!?」」」

 

「ルフトさん!?」

 

「「ルフト先輩!?」」

 

「お兄ちゃん!?」

 

「ルフトくん!?」

 

「「エース!?」」

 

「エーたん!?」

 

「エースさん!?」

 

その姿を確認した私たちは思わず悲鳴を上げる。うそ……あの二人が負けるなんて……。

 

「ジハハハハ。あー楽しかった。」

 

すると霧の中からあの男が現れる。金獅子のシキがカテレア・レヴィアタンと変な男を伴って出てくる。金獅子のシキの体に傷はなかった。あの二人でも大したダメージは与えられなかったっていうの……?

 

「さーて、それじゃあ今から二人の処刑を行う……おらよ。」

 

シキが手を振り上げると地面が巨大な刃になって飛び出してきた。まさか……!

 

「させない!」

 

シキのやろうとしていることが分かった私たちはそうさせないために刃に向けて一斉に攻撃する。

 

「そ、そんな……。」

 

刃ははこぼれすらしてなかった。私たちだけじゃなく、セラフォルー様も覇気を纏って攻撃したというのに……。

 

「ジハハハハ!武装魔闘気を纏わせてるからその程度じゃ無駄だぜ!」

 

「武装……魔闘気?」

 

武装闘気じゃないの?

 

「武装闘気よりもさらに上だ。てめえらには破壊はできねえぜ。」

 

「……なら試してみるか?」

 

するとアザゼルが懐から短剣のようなものを取り出す。あれは……?

 

「へえ……そいつが噂のお前が作った神器か?」

 

「え……作っただって!?」

 

まさかさっき言っていた人工って……!

 

「どこから情報が漏れたんだ?そうだ。これは俺が作った人工神器……堕天龍の閃光槍(ダウン・フォール・ドラゴンスピア)そして……。」

 

するとアザゼルが光ったと思えば、ヴァーリの禁手(バランス・ブレイク)のときと同じような鎧を身に着けていた……あれはひょっとして!?

 

「これがその禁手…………堕天龍の鎧(ダウンフォールドラゴンアナザーアーマー)だ。」

 

禁手まで行えるなんて……これなら!

 

「なら、私の研究成果も見せてやろう!いでよ!龍の手(トゥワイス・クリティカル)青光矢(スターリング・ブルー)闇の大盾(ナイト・リフレクション)!」

 

すると変な男の体に三つもの神器が出てくる。あの男……他者の神器を奪って……いやひょっとして!?

 

「あなた神器を再現したの!?」

 

「ああ、神滅具に比べれば簡単だったな。」

 

神器を再現するなんて……あの男本当に只者じゃない。

 

「一体どうやって……。」

 

「それはだな……ふん!……ふん!……ふん!……ふんふん!」

 

ソーナの質問に答えたのか反応するが突然珍妙な踊りをしだす男……何あれは?ていうか足踏みするたびに変な音立てている。なにあの靴?

 

「…………分かったか?」

 

「分かるか!」

 

ジェ、ジェスチャー……。

 

「ピーロピロピロ。だったら説明する意味はないな……行くか!」

 

「ちぃい!」

 

そのまま男とアザゼルが戦う……自力はアザゼルのほうが高いけど、あの男も当然のように覇気使い……!そう簡単には勝てそうもない……!

 

「なら刃を凍らせて刃の機能をなくせば……!」

 

「させませんセラフォルー!!!魔力の檻!」

 

今度はセラフォルー様がどうにかしようとするものの、魔力の檻に捕らえられる。

 

「こんなもので私が……魔法が使えない!?」

 

「無駄ですセラフォルー。その檻は対ウィザード用の代物。その中では上手く魔力が使えません。」

 

「だったら!」

 

するとセラフォルー様は持っていたステッキを覇気で強化して檻に叩きつけるものの、檻は壊れなかった。なんて固さなの!?

 

「無駄です。私の覇気とあなたの覇気では年期が違います。更にその檻はただ覇気を纏わせているのではありません。」

 

カテレアのいう通り、その檻はよく見ると橙黒い色をしていた。ただ覇気を纏わせただけじゃないの?

 

「その檻は覇気と魔力を練り合わせてできています。魔力が使えないあなたには破壊は不可能……大人しくその中で処刑を見ておきなさい。」

 

「いやだ!」

 

そのまま何度も叩きつけるセラフォルー様……私たちもなにかしないと!

 

「ならば……対消滅剣(デリート・ソード)!!!」

 

「お?」

 

祐斗が必殺剣で武装魔闘気を纏った巨大な刃を切り消し飛ばす。ナイスよ佑斗!

 

「ほう……やるな。けどなあ……。」

 

するとさっきとおなじ刃が10本現れる。うそ……。

 

「祐斗!」

 

「すいません部長……対消滅剣はまだ一発しか放てません……。」

 

「ならあの男を……!」

 

私はあの男を消し飛ばす為、滅びの魔力を放つが、片手で防がれる。そんな……あっさり?

 

「ジハハハハハ!おれを消し飛ばすのはその刃を消し飛ばすより難しいぜ?」

 

「……そんな。」

 

その言葉を聞いたとき私の心に絶望が訪れる。他に破壊できそうなアザゼルとセラフォルー様はカテレアとインディゴに抑えれている。お兄様方も今からじゃ間に合わない……!

 

「さて……あがきは終わったか?じゃあ死刑執行だ!」

 

そして刃が振り下ろされていく……。

 

「ルフトーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

 

「エースーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

《ドゥユーーーーーン!!!!!》

 

「え……?」

 

何が起きたのか……?振動が起きたと思ったら、私たちが破壊すらできなかった巨大刃が10本まとめて破壊された……。一体……誰が?

 

「おいてめえ……おれの愛する息子に何をしてるんだ?」

 

現れた男はシキやルフトよりも更に巨大で三日月のような白いひげをもった大男だった。大きい!5~6メートルは超えている!

 

「……おいおいまさかてめえが来たのかよ。くそむかつく野郎だなてめえは。」

 

シキが知っているということはあの男も転生者……ということはひょっとして最後の将軍(ジェネラル)

 

「来てくれたのね!ニューゲート・セイスムさん!」

 

セラフォルーさまも知っているということは、この人も将軍!ニューゲート・セイスム……この人が……。

 

「グララララ……おれだけじゃねえぜ?」

 

「ああ?」

 

「むうん!」

 

《バゴンバゴン!》

 

すると今度はルフトとエースを捕まえていた岩が砕けた……ニューゲートさん?いや違う。ニューゲートさんは今も地上にいる……今度は誰?

 

「すまねえな、うちの息子を助けてくれて。」

 

「ふん。おれの教え子のついでに助けてやっただけだ。」

 

するとニューゲートさんの近くに誰かが降り立つ。ニューゲートさんほどじゃないけど、この人も大きい!そして何よりも目を引くのは金属でできた巨大でいびつな右腕。その右腕にはルフトとエースを掴んでいた。ルフト!!!!!

 

「おいおい……てめえも死んでたのか?」

 

「好き勝手やった落とし前をつけただけだ。」

 

シキも知っているということは、この人も転生者……でもこの気配は人間?何者?

 

「……ニューゲートさんと一緒にいるあなたは誰?」

 

セラフォルー様も知らないの……?

 

「いつもなら、正義のヒーローって名乗るところだが、教え子もいるし、今回はこっちを名乗るか……。」

 

そういうと男は背中に真っ黒なコートを羽織る。

 

「海軍本部元大将……ゼファー・フォレだ。」

 

……その男の背中にはルフトのコートと同じように、真っ黒なコートに分かりやすく白い正義の二文字が刻まれていた。

 

~リアスsideout~




オリジナル技
生命帰還魔再生
生命帰還超再生を体力の代わりに魔力で使った技。

斬脚足判子
斬脚の状態で足判子をはなつ。足の形でくりぬく。

獅子解放
空気を操り収束させ一気にときはなつ技。熊の衝撃と同じような技だが、威力、技の精製スピード共に熊の衝撃のはるか上をいく。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。