ハイスクールD3~悪魔の実の能力者は転生する~   作:NCドラゴン

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昨日ようやくAT限定が解除されたのでうれしくなったので投稿します!


冥界合宿のヘルキャット
第59話 いざ冥界へ


~ルフトside~

 

「ふわあ~~あ。あーよく寝た……。」

 

ルフトだ。あの日から数日。今じゃはおれの部屋に当然のようにリアスたちが泊りこんでいる。今も実際におれの髪の毛を布団代わりにして眠っている。

 

「だからってこのままじゃ駄目だな。布団はどこに……?」

 

するとおれは初めて自分の部屋の異常に気が付いた。あれ?俺の部屋ってこんなに広かったか?

 

「…………。」

 

なにか嫌な予感を感じたおれは慌てて部屋を出る。すると廊下もかわっていた。そしてその勢いのまま家をでる。すると家の外見が昨日とは全く変わっていた。

 

「なんでだーーーーーーーー!!!???」

 

 

 

なんでも朱乃やゼノヴィアに加えて祐斗も家に住むことになったからいっそのこと改築しようとお袋が言い出してそれにリアスたちも話に加わって改築することになったらしい……。おい!おれにはなんの相談もなしか!おれが寝ている一晩の間に改築したのか!?すごすぎるだろう!?しかもついでとばかりにエロス一世の家も改築したらしい。堕天使メイドたちも住むからだと。あの家の両親は大丈夫か……?

 

 

 

 

「冥界に帰る!?」

 

そう言うのはエロス一世。今日リアスが言うことがあるから家にこいといったからアーシアと堕天使メイドたちと一緒に来た。

 

「夏休みだし、故郷へ帰るの。ほぼ毎年のことなのよ。……って、どうしたの、イッセー。涙目よ?」

 

「うぅ、冥界に帰ると突然言い出したから、俺をおいて帰っちゃうのかと思いましたよぉ……。」

 

泣いていてるエロス一世。しかし毎年?

 

「去年お前は夏休みほとんど覇気の修行をしてなかったか?」

 

「去年は修行していたかったから無理言ってこっちに残らせてもらったの。」

 

「ふーん……。しかし里帰りね。おれは色々思うこともあるしエースと手合わせでもするかね……。」

 

「何言ってるのルフト?私だけじゃなく、皆も冥界に行くのよ?長期旅行の準備しておいてちょうだいね。」

 

リアスの発言に思わずずっこけるおれ……なんでだよ!?

 

「ええ!?俺達も冥界ですか!?」

 

「そうよ。あなた達は私の眷属で下僕の悪魔なのだから、主に同伴は当然。一緒に私の故郷へ行くの。」

 

「冥界に行くのかルフト?」

 

「お土産よろしくね。ルフト、リリス。」

 

「はい!」

 

「リリスもくるのかよ!?」

 

人間が行ってオッケーなのか!?

 

「一応私の卷族候補ってことでオッケーになったわ。まあ一応ね。」

 

確かに一応卷族候補だったな。

 

「はあ……まあ仕方ねえか。しゃーないエースとの特訓はまた後にするか。」

 

冥界にも強い奴はいるだろうし。

 

「8月の20日過ぎまで残りの夏休みをあちらで過ごすわ。こちらに帰ってくるのは8月の終わりになりそうね。修業やそれら諸々の行事を冥界で行うから、そのつもりで。あなたはどうするの?」

 

そう言ってリアスは不法侵入者を見つめる。その存在に気づいていたおれ、祐斗、小猫、黒歌も一斉に見つめる。

 

「俺も冥界に行くぜ。しかし可愛げねーなお前等……。」

 

「あ、アザゼルさま!?一体どこから!?」

 

「普通に玄関からだぜ?なあ?」

 

そう言っておれ達に問いかける。まあ確かに玄関から入ってきたな。

 

「この変態……気配を消すのが上手い……!」

 

「変態ってやめてくんねーかおじょうちゃん?」

 

「祐斗さんに近づくのは変態です。」

 

……リリスのやつ。すっかりアザゼルを敵視してやがんな。

 

「しかし覇気ってのはすげえな。俺も気配を消してたんだが……。俺も習得してみるか?」

 

「そうしたほうがいいだろう。覇気抜きで勝てる程甘い相手でもないだろう。」

 

「そうすっか……ああそうそう。話の続きだが、冥界に帰るんだろう?なら俺も行くぜ。俺はおまえらの先生だからな。」

 

すると今度は黒歌がアザゼルを睨む。顧問の座を奪われてすっかり嫌われたなおい。アザゼルは手帳を取り出して開き、読み上げる。

 

「冥界でのスケジュールは……リアスの里帰りと、現当主に眷属悪魔の紹介。あと、例の新鋭若手悪魔たちの会合。それとあっちでおまえらの修業だ。俺は主に修業に付き合うわけだがな。おまえらがグレモリー家にいる間、俺はサーゼクスたちと会合か。ったく、面倒くさいもんだ。逃げたいぜ……。」

 

「逃げるな。ガープさんかお前は。」

 

かくしてアザゼルを含めておれたちは冥界に行くことになった。堕天使メイドたちはアザゼルと一緒に行けると知ったら失神しかけた。役にたつのかこいつら……?

 

~ルフトsideout~

 

~イッセside~

 

出発の日。まず向かったのは最寄の駅だった。ただし服装は全員が駒王学園の夏の制服姿だった。部長がいうには冥界入りするにはこれが一番の正装らしい。ただルフトはいっつも戦闘しているときの服を着ようとしていたので全員で止めた。あんな正義って背中に刻み込んだ服、めっちゃ目立つよ……。なんとか説得させてルフトはしぶしぶだが学校の制服を着た。

 

「じゃあ、まずはルフトとイッセーとアーシアが来てちょうだい。先に降りるわ。」

 

「お、降りる?」

 

ここの駅に地下はないはずだけど……。とりあえず中に入ると部長がポッケから、カードを出して電子パネルに向ける。するとエレベーターががくんと降りていく……え?え?

 

「ほう……地下に秘密の空間があるのか。まったく気づかなかったな。」

 

「それはそうよ、悪魔専用のルートだもの。普通の人間は一生たどり着けないわ。こんな風にこの町には悪魔専用の領域が結構隠れているのよ?」

 

「へえ……童心をくすぐられるじゃないの。」

 

分かる!ロマンがある!

そして下がること、一分ほど。ついにエレベーターは停止する。扉が開き足を踏み出すと、広い空間にでた。駅のホームによく似ていて、線路もある。地下鉄か……。そのまま数分が立つと残りの全員が降りてきて合流し、歩き始める。途中でアーシアが手を握ってきたので握り返してぬくもりを感じる。うう……幸せだ!ただおれの目の前でルフトが朱乃先輩、ゼノヴィア、黒歌さんと手を握っている。それを見て部長が不機嫌だ……。怖い!さらにその隣ではリリスちゃんが木場に抱きついている……すげえ……リリスちゃんの巨乳が潰れている!眼福眼福!と思っていたらアーシアに思いっきり手を握られた……ちょっといたい。ちなみに小猫ちゃんはルフトに肩車されていた……なんか親子みたいに見える。しばらく歩いてると部長の家の文様が刻み込まれた列車が見えてきた。え……?まさか?

 

「グレモリー家所有の列車よ。」

 

「金持ちってすげえな。」

 

「うん……。」

 

 

汽笛が鳴り、列車が動きだす。部長は一番前の車両に、俺たちは列車の中央に座ることとなった。俺の隣にアーシアとギャスパーが座り、木場とリリスちゃんが対面席に座る。少し離れた席にアザゼルと堕天使メイドたちが座っていた。ルフトは俺達の隣の対面席に座る。ルフトの対面席には朱乃先輩とゼノヴィアと黒歌が座り、ルフトの膝の上には小猫ちゃんが座る。最初ルフトの隣をめぐって熾烈な争いが起きかけたが、でかいルフトは一人しか座れずその上を一番軽い小猫ちゃんが座ることになった。

 

「しっかしどの程度でつくんだ……?」

 

そういえばそうだな……。

「一時間ほどで着きますわ。この列車は次元の壁を正式な方法で通過して冥界にたどり着けるようになってますから。」

 

「ふうん……グレイフィアさんみたいに魔法陣でぴょんと飛ぶかと思っていたんだが……。」

 

「通常はそれでも良いのですけれど、新眷属の悪魔は正式なルートで一度入国しないと違法入国として罰せられるのです。だから、ルフトさん達はちゃんと正式な入国手続きを済ませないといけませんわ。」

 

「面倒だな……。」

 

「面倒でも手続きはしないといけないのよ?」

 

すると車両の前方から部長と車掌っぽい服を着た初老男性がきた。

 

「初めまして、姫の新たな眷属悪魔の皆さん。私はこのグレモリー専用列車の車掌をしているレイナルドと申します。以後、お見知りおきを。」

 

帽子を取り、こちらに頭を下げてあいさつするのでこちらも頭を下げてあいさつをする。あいさつが済むと、車掌さんはなにやら機械のようなものを取り出した。なんだこれ?

 

「その機械で人の照合と入国手続きをするのよ。」

 

「はーそうなんですかー。」

 

そして俺たちはそのまま冥界に入るまで楽しく会話をしていた……女に囲まれているルフトがくそ妬ましかったけどな!!!

発車から四十分ほど過ぎた頃、次元の壁を突破するってアナウンスが聞こえてきたから窓から外を眺めてみると、景色が暗がり一色から変わる。山や木々が生い茂る森林が見えるし少し先には町もある。ほとんど人間界と変わらないな……空は紫色だが。

 

「ここはすでにグレモリー領よ。」

 

「グレモリーの領土ってどれくらいあるんですか?」

 

大体東京ぐらいか?そう思っていた俺の質問に木場が答えた。

 

「確か、日本でいうところの本州丸々ぐらいだったかな。」

「ほ、本州ううううぅぅぅぅぅ!?」

 

想像以上のスケールにおもわず大声を張り上げる俺。周りを見ればルフト、リリスちゃん、アーシア、ゼノヴィアもスケールのでかさに口を開けて呆けていた。

 

「そうだわ。ルフト、イッセー、アーシア、ゼノヴィア。あとであなたたちに領土の一部を与えるから、欲しいところを言ってちょうだいね。」

 

「りょ、領土、もらえるんですか!?」

 

「あなたたちは次期当主の眷属ですもの。グレモリー眷属として領土に住むことが許されるわ。朱乃や祐斗、小猫、ギャスパーだって自分の敷地を領土内に持っているのよ。」

すると部長は魔法で地図を出現させる。ところどころ赤く染まってるけどこれは……。

 

「赤いところはすでに手が入っている土地だからダメだけれど、それ以外のところはOKよ。さあ、好きな土地を指でさしてちょうだい。あなたたちにあげるわ。」

 

スケールが違いすぎる……。

 

「ほんじゃあおれはこの範囲で……。」

 

ルフトがすぐに指で自分がほしいところをしめす。遠慮ねーな!?

 

「こんだけあればやりたかったこともできる!」

 

「あなたのやりたいことって……?」

 

んなことを初めて聞いたな。なんだろう?

 

「クジラの養殖だ!」

 

……ルフトもスケールが違いすぎる!

 

~おめでとう!エロス一世復活sideout~

 

おめでとうってなんだ!?おめでとうって!!!!!つーか懐かしいなこのノリ!

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