ハイスクールD3~悪魔の実の能力者は転生する~ 作:NCドラゴン
~イッセーside~
「「「「「「「リアスお嬢様、おかえりなさいませっ!」」」」」」」
《パンパンパンパン!》
駅のホームに降りた瞬間、花火が上がり執事やメイド達が出迎えをする。あまりの人の多さにギャスパーはビビってルフトの後ろに隠れる。ルフトは平然としていたが。そうこうしていると見慣れたメイドさんが出迎えてくれた。グレイフィアさんだ。
「お嬢様、おかえりなさいませ。お早いお着きでしたね。道中、ご無事で何よりです。さあ、眷属の皆様も馬車へお乗りください。本邸までこれで移動しますので。」
そう言って示した先には馬車らしきものがあった。……馬がくそでかい!
「へー。ウ~~~~~~マと違って長いんじゃなくてでかいんだな。」
なんだそれ……?そして馬車に乗り込みしばらく進むと、前方にとんでもなく巨大な城が現れた。え?まさか……?
「ぶ、ぶ、ぶ、ぶ、部長……あ、あの巨大なお城は……?」
「私のお家のひとつで本邸なの。」
「やっぱりーーーー!?」
家でかすぎる!
「お家の一つってなんだお家の一つって?別に家は複数もいらねえだろうが。」
どこにつっこんでらっしゃるの!?そして俺たちは家に入る。すると紅髪の少年が部長に抱きついた。
「リアス姉さま!おかえりなさい!」
「ミリキャス!ただいま。大きくなったわね」
部長もその少年を入愛おしそうに抱きしめていた。
「あ、あの、部長。この子は弟様ですか?」
俺がそう尋ねると、部長が改めて紹介してくれた。
「この子はミリキャス・グレモリー。お兄さま……サーゼクス・ルシファーさまの子供なの。私の甥ということになるわね。」
……想像以上の大物だ!!!
「魔王の子供ね……王子か。」
そんなことを喋りながら門を潜り、進むと玄関ホールらしき場所に着く。豪華だなー。
「お嬢さま、さっそく皆さまをお部屋へお通ししたいと思うのですが。」
「そうね、私もお父さまとお母さまに帰国のあいさつをしないといけないし。」
「旦那さまは現在外出中です。夕刻までにおかえりになる予定です。夕餉の席で皆さまと会食をしながら、お顔合わせをされたいとおっしゃられておりました。」
「そう、わかったわ。それでは、一度皆はそれぞれの部屋で休んでもらおうかしら。荷物はすでに運んでいるわね?」
「はい。お部屋のほうはいますぐお使いになられても問題ございません。」
「な、なんか俺豪華すぎてくらくらしてきた……。」
こんなんで大丈夫か俺……?
「あら、リアス。帰ってきたのね?」
上から女性の声が聞こえてきた。階段から降りてきたのは、ドレスを着た美少女。髪が亜麻色で、少々眼つきがキツめな以外は部長とそっくりだ。すごいおっぱいだ!
「お母様。ただいま帰りましたわ。」
お母様か。そうかあの人が部長の……ん?お母様?お母様=mother……。
「ってお、お母様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
衝撃の事実に俺は思わず叫ぶ。周りを見ると叫んではいないもののルフトとリリスちゃんは驚き顔だ。
「ぶ、部長のお母様!?どう見ても部長と歳の変わらない女の子じゃないですか!」
「確かにな……どう高く見積もっても、17、8そこそこにしか見えねえな……。」
「あら、女の子やだなんて、嬉しい事をおっしゃいますのね。」
いや!実際そうとしか見えませんから!
「悪魔は歳を経れば魔力で見た目を自由に出来るのよ。お母様はいつも今の私ぐらいの年格好なお姿で過ごされているの。」
「なるほど……!ということは部長のおっぱいは母親譲り……素晴らしくて泣いちゃうよ!遺伝子万歳!」
「…………。」
《ガスっ!!!》
「いったい!」
そうして両手を振り上げると小猫ちゃんに足のつま先を踏まれた……な、なんで?
「……生育に遺伝子なんて関係ない。」
そういう小猫ちゃんの見つめる先には黒歌さんが……なるほどね。
「おちつけ小猫。まだまだお前は成長する。そんときエロス一世を見返してやりな。」
そう言いながらルフトは小猫ちゃんの頭をなでる。小猫ちゃんもうっとりしてる。か~わいいな~。
~ロリコンイッセーsideout~
ロリコンってなんだ!?俺はおっぱいがすき《どごぉん!》ダバァア!?
~ルフトside~
あの後のんびりしていたおれたちはリアスの親父が戻ってきたので夕食にした。
「遠慮なく楽しんでくれたまえ。」
父親のその一言で夕食は始まった。
エロス一世とリリスは目の前の豪華な料理にあたふたしている。食べなれてねえな。リリスは祐斗が助けていた。その祐斗や朱乃は優雅に食べており、小猫と黒歌、アーシアとゼノヴィアも苦戦しているがなんとか様になっている。おれ?普通にテーブルマナーを守りながら食しておりますが?
「おいルフト。お前、何でそんなに慣れてんだよ?」
「お兄ちゃんもこんなとこで食事したことないよね?どうして?」
そうして食事をとっていたらエロス一世やリリスに尋ねられた。なんでかって?
「前世じゃガープ中将に付き添われてお偉いさんとの会食に連れてこられたからな……自然となれた。」
もっともガープ中将はマナーなんてお構いなしだったが。
「お二人とも、ルフトさん、一誠さんと呼んでもよろしいかしら?」
そうして食事してるとリアスの母親が訊いてくる。
「別に構いませんが……。」
「は、はい!もちろんです!」
「しばらくはこちらに滞在するのでしょう?」
「はい。リア……リアスさまがこちらにいる間はいます……けど、それが何か?」
「そう。ちょうどいいわ。あなたたちには紳士的な振る舞いを身につけてもらわないといけませんから。少しこちらでマナーのお勉強をしてもらいます。」
面倒くせえ……。
《バンッ!》
音がしたので見ればリアスがその場に立ち上がっていた。
「お父さま!お母さま!先ほどから黙って聞いていれば、私を置いて話しを進めるなんてどういうことなのでしょうか!?」
「お黙りなさい、リアス。あなたは一度ライザーとの婚約を解消しているのよ?それを私たちが許しただけでも破格の待遇だと思いなさい。お父さまとサーゼクスがどれだけほかの上級悪魔の方々へ根回ししたと思っているの?一部の貴族には、わがまま娘が伝説のドラゴンと
言葉に、リアスは悔しそうにしながらも言い返せない様子だ。けど……。
「わがままねえ……約束を破るのはわがままじゃないの?」
その言葉に部屋の視線が一気におれに集まる。
「どういうことでしょうか?」
「元々結婚するのはリアスが大学を卒業してからの約束だったんだろう?なのにその約束を破ってさっさと結婚させようとしたんだ。それは反対するだろう。」
「……。」
その言葉に思うことがあるのかリアスの母親は黙る。
「約束を破るのは悪魔としてどーなんだよ?あくまで婚約させるならもっとましなやつを選んでおけ。今はましになってるけどあんな雉もどきに選ぶとはどういう感性してんだ?そもそも婚約させるならもっと互いの気持ちを尊重させてだな……。」
「……言われまくりですねあなた。」
「ん?」
喋っている途中で視線を外したのそのほうを見ると……。
「ぐ、ぐおおおおおおお……。」
リアスの親父が胸を押さえて蹲ってた。なるほどね……。
「無礼を言ってすまない。てっきりあなたが原因かと……。」
「いえいえ、私もあの人の行動に頭に痛めていたもの……いい薬でよかったですわ。ただ貴族の母親として、叱らなくてはいけなくて……。」
「貴族というものも大変なのですね。おれの知る貴族とは大違いです。」
その最たる例が天竜人……いや天かすどもだな。あいつら好き勝手やっていたからな。
「しかしそれでもあなた方は紳士的な振る舞いを身につけてもらわないといけませんわ。娘の処女を奪ったのですから。」
《ドンッ!》
座ろうとしていたおれはそのセリフでそのままテーブルに頭を打ち付ける。なんで知ってんだ!?リアスの方を見るが首をぶんぶん振っている。
「母親と言うものは、そういうものに敏感なのですよ。」
母親ってすげえんだな。
~ルフトsideout~