ハイスクールD3~悪魔の実の能力者は転生する~   作:NCドラゴン

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明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!
ただ小説は急ピッチで仕上げた代物ですからあまり期待しないでください……。


誕生日記念閑話 エースとシトリー姉妹

~エースside~

 

「愛してくれて……ありがとう!!!」

 

その言葉を言い終えた瞬間、おれの意識は暗い闇に落ちていった……。

 

 

 

はずだった。

 

(……ん?なんだここは?体がろくに動かねえ……あの世かここ?倭の国じゃ死人は閻魔にさばかれるって聞いたことがあるが……。ここがそうなのか?)

 

そう思って目を開けると、おれの目に飛び込んできたのは……。

 

「おお!目を開いたぞ!」

 

「早く親を!」

 

「おぎゃああああああああああああああ(なんじゃこりゃああああああああああ!?!??!?!?!?)」

 

なんかの手術台とおれを持ち上げる男と赤ん坊になったおれだった。

 

 

 

おれがこの世に生まれて12年たった……その間に色んな知識を得た。どうやらおれは転生って奴を体験したらしい。しかも異世界だ。海賊も殆ど居ねえし陸地の面積も結構広かったな。さらに平和な国におれは生まれた。そんな中でおれは能力を失っていなかった。おまけにカナヅチも消えていた。よく分からねえけど。こんな平和なところに力なんて必要ないって思ってるが、なにがあるか分からねえしとりあえず鍛えておく。そういや新しい両親は優しくて良い人だ。……背中に刺青を入れようとしたときと、食い逃げしたときはめっちゃ怒ってたけど。

とりあえずおれは覇気の特訓を重点的に行った。メラメラの実は周りを巻き込んじまうしな。

 

「しかしどこかで特訓できねえものか……。まあ腹減ったし帰るか。ちょうど親父とお袋もも帰ってくる時間だし……。」

 

しかし帰っても親父もお袋もいなかった。どこ行ったんだ……?

 

「渋滞にでも巻き込まれてんのか?……帰ってくるまでドラグ・ソボールのアニメでも見るか……。」

 

そう思ってテレビを見るとちょうどニュースをやっている時間だった。さっさと切り替えるか……。

 

「……次のニュースです。今日○○県○○市で追突事故が発生しました。事故の被害者はロイ・焔・ゴールドさんと朱音・焔・ゴールドさんと……。」

 

「……え?」

 

唐突におれの日常が崩壊した。

 

気がついたときには、親父とお袋の墓の前におれは雨にうたれながらただずんでいた。葬式とかの手続きは親父とお袋の同僚がやってくれたらしい。その同僚と一緒に暮らさないかと言われたが、断ったらしい。そのときおれはひとりになりたかったからだろう。その足でおれは街をさまよっていた。

 

「……おれはなんのために鍛えていたんだ?結局家族も守れなかった。もしおれが特訓を優先せずに一緒に行っていたら……。」

 

そんなもしの話ばかりが頭のなかであふれる。けど意味はねえ。後悔は先にたたねえんだ。おれはこれからどうする?どうすればいい……?

 

「…………なんだこの気配は?」

 

そう思っていたらおれの近くに妙な気配を感じた。人でも動物でもないこの気配は……?あっちか?

 

「けど今のおれには関係ない……。関係ないはずなんだが……。」

 

それでもおれの足は自然とそちらに向いていた。まるでなにかを求めるように……。

 

~エースsideout~

 

~???side~

 

「ぎゃははは!こんなところにシトリー家の悪魔がいるなんて……!ついてるぜ!」

 

「くっ……!」

 

まさか人間界に遊びにでたら、はぐれ悪魔に出会うとは……!不意打ちをつかれて護衛は全滅……。どうすれば……?

 

「くっくっく……久々の可愛いガキだ……楽しめそうだ……はぁはぁはぁ……。」

 

「……!」

 

男の笑を見て背中に怖気がはしる……!くっ……!

 

「何が起きてんだこりゃあ……?」

 

すると突然少年の声が聞こえる。その方向を見ると黒髪でそばかす顔の少年がいた!まさか人間がここにきたなんて……!

 

「ああ?人間の男のガキか?ショタには興味ねえんだ死ね!」

 

そう言って男は魔力弾を放ち、少年の心臓をつらぬく。しまった!

 

「おいおい……なにがしてえんだてめえは……?」

 

「……な!?」

 

しかし少年の傷からは血は流れずに火が揺らめいていた。しかもその傷もすぐに塞がった。フェニックス家の不死……!?いやこの少年は人間……ひょっとして神器(セイグリット・ギア)!?

 

「な、なんなんだよお前!?」

 

「運がなかったな……今おれは機嫌がとても悪りぃんだ!炎戒!!!」

 

そう言うと少年の周りの地面に炎が走る。すごい熱だ!

 

「このくそガキがあああああ!」

 

「火柱!」

 

そう叫ぶと周りの炎から火柱がたち、一瞬ではぐれ悪魔を悲鳴を上げる暇も無く焼却した。すごい……。

 

「ったく……なんだ……ってんだよ。」

 

すると少年がいきなり倒れた。まさか傷はなくてもダメージが!?慌てて駆け寄ると……。

 

「……!すごい熱!雨に打たれたままということは……ひょっとして風邪!?」

 

だとしたらおどろきだ。この少年はこんな体調で不意打ちとはいえ私の護衛を一瞬で倒したあのはぐれ悪魔を歯牙にもかけなかったというのだから。

 

「ソーナちゃん!?大丈夫!?」

 

「お姉様!?何故ここに!?」

 

「ソーナちゃんに会いたくてここに来たんだだけど☆これはいったい……!?」

 

いきなり魔王である私の姉が現れた。いつもなら怒るところだが、今はそんな暇はない。

 

「お姉様!それよりもこの少年を……!」

 

「あ、この子はなんなの!?もしかしてソーナちゃんのボーイフレンド!?」

 

「この子は私の命の恩人です!ですけど体調が思わしくないようです!早く治療しなければ……!」

 

「命の恩人!?分かった!おねーちゃんに任せなさい!」

 

~ソーナちゃんsideout~

 

ちゃんはいりません!!!

 

~エースside~

 

「う……どこだここは?」

 

おれは気が付いたら豪華なベッドで眠らされていた。なんでこうなったかと思いだしたら……。

 

「そうだ親父とお袋が死んじまったんだ……。」

 

そう落ち込んでいるといきなり声が聞こえた。なんだ……?

 

「あ!起きてる!」

 

「大丈夫ですか?」

 

入って来たのはおれが変態に襲われていた女の子とその子によく似た子だった。変な気配を感じるな……人間とは違うあの変態と同じような気配だ……。

 

「さっそくだけど君名前は?ソーナたんになんの目的に近づいたの?」

 

「お姉様!そんなことは……!というよりたんはやめてください!」

 

どうやら二人は姉妹のようだ。しかし姉の方は思いっきりおれを警戒しているな。まあいいか。

 

「エースだ。エース・焔・ゴールドだ。」

 

「じゃあエース。君はなんであそこにいたの?」

 

なんでか……。

 

「なんでだろうな……親父もお袋もいなくなったし……。」

 

「あ……ごめん。」

 

「別に構わねえぜ。血の繋がった親を亡くす経験は何度もあるしな……。」

 

「……どういうこと?」

 

おれのセリフになにかを感じたのか姉のほうがくいついてきた……いい加減話そうかな……おれの溜めこんだことを。

 

「おれは一度死んで生まれ変わった人間だ。」

 

そしておれは説明した。おれが異世界で生まれたこと。そこで海賊をやっていたこと。悪魔の実を喰って力を得たこと。そういったことを話した。見ると妹は懐疑的な視線だが、姉の方は納得していた……あっさり信じるんだな……。

 

「そんなの……信じられるわけが……。」

 

「私は信じるよ。」

 

……本当にあっさり信じるんだな。

 

「説明したおれが言うのもなんだが、やけにあっさり信じるんだな。」

 

「だって私たち人間じゃなくて悪魔だし。」

 

……何?

 

そして今度はこいつらが説明してくれた。この世界にはおれが普段住んでいる人界の他に、冥界、天界ってのがあってはるか昔から悪魔、堕天使、天使が互いの目的のために殺し合ってきたらしい。今は小康状態らしいが。でおれの目の前にいるのがセラフォルー・レヴィアタンとソーナ・シトリーもその悪魔らしい。なんで姉妹なのに名字違うんだと思ったらセラフォルーは元々は同じシトリーだったけど魔王が過去の戦争で死んでしまってそれで強い悪魔に名前を受け継がせたらしい。はー。

 

「けどだからってあっさり信じすぎだろ?ソーナは全然信じてないし。」

 

「それはそうです!そんなことは聞いた事も……「前例があるんだよ。」!?」

 

セラフォルーの言葉におれもソーナも驚いた。前例ってことは……。

 

「その人も元は海賊で今はある子の将軍(ジェネラル)をしているよ。」

 

「本当ですか!?」

 

「ん。私も師事を受けているよ。ほら。」

 

するとセラフォルーの右手が黒く染まる……これは!

 

「武装色の覇気!」

 

「ああ分かるの?じゃあやっぱり君も同じ世界からきたんだね。」

 

「おいそいつはどうしてるんだ!?今はどこにいるんだ!?」

 

おれは思わずセラフォルーに飛びかかる。前の世界から来たっていうのなら、おれの知ってるやつかもしれねえ……!

 

「ごめん。その人は自分の存在は教えても名前は言うなって言われているの……。」

 

「そ、そうか……。」

 

残念だな……それにしてもおれ……これからどうする?

 

「……君はこれからどうするの?」

 

どうするか……親父とお袋のことは確かに悲しかったけど……まだこの世界には色んなことがあるんだ……ここでくよくよしてたら親父に何言われるか分からねえな……。落ち込むなんておれらしくもないぜ!

 

「どうするかはよく考えてねえが……。とりあえず自分を貫いて生きていく。」

 

そういうとセラフォルーが考え込んで、発言する。

 

「……ねえ。私達と一緒に住まない?」

 

「……は?」

 

 

 

そのままおれはなしくずしにソーナの家に住むことになったな。そのままおれは色々学んできた……いろんなこともあったな。

 

 

「エー君!!私の眷族にならない!?」

 

「お姉さま!エースは私の眷族候補です!」

 

「悪りぃセラ。おれはレーティングゲームに出たいからソーナの眷族のほうがいい。」

 

「ガガーン!!!」

 

 

「エー君!アニメに出ようよ!」

 

「アニメ……いいなそれ!」

 

「主人公のヒーローだから!いいよ!」

 

「ああどうせならヒーローらしくマスクつけようぜ!」

 

「おお!いいねー!」

 

「名前は……そうだな。爆炎戦士スペードだ。」

 

「スペード?ははー♠のAか。なかなかいい趣味してるね!」

 

「まあ、それだけじゃないんだけどな……。」

 

「?」

 

 

「ぜえぜえ……死ぬ……。」

 

「だったら早くこの問題を解きなさい!学校に通いたくないというから特別にみてあげてるんですよ!?」

 

(せっかく私とエースで学校生活を送ろうと思ってたのに……!)

 

 

そんな騒がしいある日のこと。

 

「新しい将軍がでたらしいわ。」

 

「へー。誰なんだソーナ?」

 

「リアス・グレモリー……私の幼馴染よ……。」

 

「へー。どんな将軍なんだ?」

 

気になるぜ……。

 

「名前は……確か竜成ルフトくんだったかしら?」

 

……!

 

「ルフト……!あいつも転生してたっていうのか……!」

 

「知ってるの?」

 

「前世で何度か戦ったことがある……一回も勝てなかったけどな。」

 

あいつの防御力の前じゃおれの炎もあまり通さなかったんだな……。

 

「あなたが一度も勝てなかったとは……。」

 

「能力の相性もあったけど、それ以上に覇気の熟練度が違ってたからな。」

 

「……今のあなたなら勝てるかしら?」

 

「勝てる。……って断言はできねえな。おれも強くなっているが、向こうも強くなってるし……よし!ソーナ!決めたぜ!おれも悪魔にしてくれ!」

 

「!いいの!?あなた暫くは人間のままいたいって!」

 

「ああ、けどあいつにおいて行かれるわけにはいかねえからな……おれも前に進む!」

 

「そうなの……わかったわ。駒は将軍でいいかしら?」

 

「ああ!」

 

そしておれは悪魔に転生した。そしてそのまま冥界で修業を行ってきた……いろいろあったな……。そしておれとルフトが再会する日のことだ。

 

 

 

「おっかしーなー……ソーナと連絡がつかねえな……よし人間界に行くか。たしか……駒王学園だったな?」

 

そして転移するとおれは異常に気が付いた。学校が結界に覆われてんだ……。とりあえず気配のするほうに向かうと……。

 

「あれはルフト!?……まずい!」

 

おれは光の槍がルフトに向かってるのを確認すると動く。なんだかしらねえけど、生命力が低い!やられちまう!

 

「お前をぶっ飛ばすのはおれだ!やらせねえぜ!炎戒‘火柱’!!!」

 

劫火の柱で光の槍を焼き尽くす。あんまり強くないな……こいつの別の奴か?ま、その前に文句を言っておくか。

 

「おいおいここでやられるなよ。お前をぶっ飛ばすのはおれだ。」

 

〜エースSideout〜

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