ハイスクールD3~悪魔の実の能力者は転生する~   作:NCドラゴン

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第64話 修行方法

~イッセーside~

 

温泉に入った翌日。俺たちはグレモリー家の広い庭の一角に集まっていた。温泉よかったな~……ほとんど意識失って良いところが思いだせないけど。ちなみに服装はほとんどがジャージだ。ルフトだけは前世の制服だ。

 

「始めに言っておく。いまから俺が言うものは将来的なものを見据えてのトレーニングメニューだ。すぐに効果が出る者もいるが、長期的に見なければならない者もいる。ただ、おまえらは完成度が高いとはいえまだまだ成長中の若手だ。方向性を見誤らなければ良い成長をするだろう。さて、まずはリアス。おまえだ。」

 

アザゼルが最初に呼んだのは部長か。

 

「おまえは才能、身体能力、魔力それらすべてが高スペックの悪魔だ。このまま普通に暮らしていてもそれらは高まり、大人になる頃には最上級悪魔になっているだろう。だが、将来よりもいま強くなりたい、それがおまえの望みだな?」

 

そんなアザゼルの言葉に力強く頷く部長。やっぱすごい才能だな。

 

「なら、この紙に記してあるトレーニング通り、決戦日直前までこなせ」

 

手渡された紙を見て首を傾げる部長。どんな特訓だろう?

 

「……これって、特別すごいトレーニングとは思えないのだけれど?」

 

ほんとにどんな特訓だ!?

 

「そりゃそうだ。基本的なトレーニング方法だからな。おまえはそれでいいんだ。すべてが総合的に飛び出ている。だからこそ、基本的な練習だけで力が高められる。問題は(キング)としての資質だ。王は時によって、力よりも頭を求められる。魔力が得意じゃなくても、頭の良さ、機転の良さで上まで上り詰めた悪魔だっているのは知っているだろう……期限までおまえはレーティングゲームを知れ。ゲームの記録映像、記録データ、それらをすべて頭にたたき込め。王に必要なのは、どんな状況でも打破できる思考と機転、そして判断力だ。眷属の下僕悪魔が最大限に力を発揮できるようにするのがおまえの仕事なんだよ。ただ、これも覚えておけ、実際のゲームでは何が起こるかわからない。戦場と同じだ。」

 

うっへえ……すげえきつそうな特訓だ。頭を使うのはきつそうだ。

 

「次に朱乃。」

 

「……はい。」

 

「お前の特訓はリアスと似たようなもんだ。女王(クイーン)は卷族の中でも特別な駒、時には王を支え、時には仲間を鼓舞し、時には前線で立つ。女王には第2の王の役割を与えられる。お前はそれをしなくちゃならねえ。」

 

うっへえ……朱乃先輩も同じかよ。その後も特訓の方法は提示されていく。

木場は禁手(バランス・ブレイカー)の状態維持を向上と師匠の基本トレーニング。

ゼノヴィアはデュランダルを使いこなす事と、もう一本の聖剣に慣れる特訓らしい。もう一本の聖剣?気になるがまだ教えないらしい。

ギャスパーは専用の引きこもり脱出計画!なるプログラムの実践だ。ふ、不安だ……。

アーシアは神器(セイクリッド・ギア)の範囲拡大および回復のオーラを飛ばせるようになる基本トレーニング。まだ前衛的な力を手に入れるのは早いらしい。

小猫ちゃんは仙術の特訓だ。今は基礎的なものしか使えないので鍛える余地はまだまだあるらしいので本格的に特訓しなおすらしい。これは黒歌さんがじきじきに教えるらしい。

 

「さて次はルフトの特訓だ。」

 

来た!すでに超次元に強いであろうルフトにどんな特訓を施すんだ?

 

「まず午前中には強者と戦って経験を深めてもらおう。お前にはそれが一番手っ取り早い。」

 

強者って……!魔王クラスのルフトと戦えるやつなんてそういないんじゃ……!

 

「それは強いのか?」

 

「ああ。相当強いぞ。」

 

その言葉にルフトに笑みが深まる。うわ……。

 

「そして午後は魔力についての知識を深めてもらおう。あの武装魔闘気を使うには魔力の扱いにもたけてなくちゃならねえ……傍目から見ていたが別のエネルギーを一緒に使うなんてとんでもない技量だ。お前にもそれを習得してもらう。」

 

ルフトの特訓にも勉強があるのか……つらいな……。

 

「イッセーの特訓だが、簡単に言えば禁手を習得してもらう。」

 

!!!

 

「そして同時に覇気とやらの特訓も行ってもらう。」

 

「エロス一世……お前みたいに覇気はコントロールは一応できるが、覇気のONOFFが苦手なやつは始めてだ。」

 

「うぐ!」

 

きついことを言われたな!

 

「話を聞く限り覇気の特訓と禁手の特訓はそこまで違いはねえ。だから特別な講師を呼んどいた。」

 

……なんか嫌な予感。

 

「ちょっと待ってろ。そろそろなんだが……。」

 

そう言って空を見上げるアザゼル。すると地響きとともに高速で大きななにかが地面に落下する。こ、これってひょっとして……。

 

「……ドラゴン!」

 

「そうだ、イッセー。こいつはドラゴンだ。」

 

よ、よりにもよってドラゴン……!ルフトほど大きくはないけど、それでも15メートルはあるんじゃないか!?

 

「アザゼル、よくもまあ悪魔の領土に堂々と入れたものだな。」

 

巨大なドラゴンは口の端を吊り上げて言った。しゃべれるの!?

 

「ハッ、ちゃんと魔王さま直々の許可をもらって堂々と入国したぜ?文句でもあるのか、タンニーン。」

 

どうやらこのドラゴンはタンニーンというようだ。

 

「ふん。まあいい。サーゼクスの頼みだというから特別に来てやったんだ。その辺を忘れるなよ、堕天使の総督殿。」

 

「ヘイヘイ。てなわけで、イッセーこいつがおまえの先生だ。」

 

「え、え、え、えええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇっ!この巨大なドラゴンが!?」

 

ルフトがドラゴンになったときよりは小さいけどそれでも……!

 

「ドラゴンとの修業は昔から実戦方式だ。目一杯鍛えてもらえ。」

 

このドラゴンを相手しろっていうのか!?無茶苦茶だ!

 

「安心しろ、死なない程度に手加減はしてくれるさ。」

 

「死なない程度って何!?死なない程度って!」

 

そうこうしているうちに首元を捕まえられる。逃げられれない!

 

「リアス嬢、あそこに見える山を貸してもらえるか?こいつをそこへ連れていく」

 

「えぇ。鍛えてあげてちょうだい。」

 

「部長ぉぉぉぉぉぉっ!勝手に話を進めないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」

 

「エロス一世覇気はなるべく使えよ。そうすれば覇気の特訓にもなる。」

 

「そんなアドバイスするより助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」

 

そんな願いもむなしく、俺は引っ掴まれた空を飛んでいった。ああ……俺生き残れるのかな……?

 

~あほうならエロス一世sideout~

 

縁起でもねえことを言うな!!!つかあほうならってなんだ!?すっげーむかつく!!!!!!!!!

 

~ルフトside~

 

「ここか……指定された場所は……。」

 

エロス一世が連れていかれたあと、おれは指定された修業場に到着した。場所はおれが欲しいと思った領地だ。ここはいずれクジラの養殖場にするためにでっかいくぼみを作ろうと思っていたからな。激しい戦いになるならここがちょうどいい。

 

「まあどんな相手かは知らねえが、おれの相手になるのなら相当な猛者がこねえとな。」

 

「ほう?言うようになったな小童が。」

 

「!!!!!」

 

後ろから聞こえてきたこの声……!間違いない!

 

「まさかまだ1月も立ってないのにあなたと会えるとは……ディハハハハ……興奮して胸が高鳴りますよ!ゼファー先生!!!」

 

「おれもこんな短期間で貴様と再会するとは思ってなかったな。」

 

ゼファー先生……この人がここに来るとは……忙しくてそう長いことは会えないと思っていたが、アザゼルが何かしてくれたな。感謝するぜアザゼル!!!

 

「再びあなたから稽古を付けてもらえるとは……。こんなうれしいことはそうそうない!お願いします!ゼファー先生!」

 

「どれほど成長したか見てやる!来いストゥル・ルフト!」

 

新しい世界において、おれとゼファー先生の稽古が始まった。見て下さいゼファー先生!おれの成長を!!!

 

~ルフトsideout~

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