ハイスクールD3~悪魔の実の能力者は転生する~ 作:NCドラゴン
~ルフトside~
ルフトだ。下種オドラが来てから数日たったある日、エスオから気になる話をされた。
「駄目白が下種オドラに気をつけろだって?」
「ああ、てか駄目白って……。」
エスオのライバル的存在である、駄目白が下種オドラに気をつけろと忠告してきたらしい。ちなみ駄目白ってのはヴァーリだ。戦士として駄目だから駄目白だ。本当はゴミ虫だが、今回の件でちょっとランクアップだ。
「そう、ヴァーリが……。」
話を聞いていたリアスも考える。やはりあの下種オドラには不信感があるか……。アガレスと下種オドラの試合……下種オドラはゲーム途中で異常なほどパワーアップを果たし、そのままアガレスの眷族を一人で倒してしまった。実力を隠していたとも考えられなくもないが、明らかに可笑しすぎるパワーアップだったな。アザゼルとリアスもディオドラはあそこまで強い悪魔じゃなかったと疑問に思っていた。ドーピングでもしたのか?
「いちおう、今回の件をお兄さまとアザゼルに報告するわ。アザゼルは心あたりがあるみたいだし……。」
心当たりか……もしそれ次第じゃゲーム中止ってこともありえるな……。
「ああ、それはそうと話忘れていたけど。」
「なんだ?」
話忘れていたこと……?一体なんだ?
「取材が入ったわ。冥界のテレビ番組に私たちがでるの。若手悪魔特集で出演よ。」
「「……は?」」
おれとエスオはしばらく口が閉じなかった……。
~ルフトsideout~
~イッセーside~
そしてテレビ収録の日。俺たちグレモリー眷族は魔方陣で冥界へジャンプした。ちなみにグレモリー眷族以外のオカルト研究部は部室で留守番だ。まあやっぱり最後まで黒歌さんがだだこねていたけど……。ちなみにリリスちゃんやレイナーレたちはおとなしく待つとのことだ。リリスちゃんもだだこねるかと思ったけど、しなかった。……大人だな。そして俺たちが到着したのは、ある大きなビルの地下。到着するなり、待機していたスタッフに連れられて移動しはじめる。ある程度廊下を進んでいくと、先の方から見知った人物が十人ぐらい引き連れて歩いてくる。あの人は……!
「サイラオーグ。あなたも来ていたのね。」
そう部長の従兄妹で数少ない
「リアスか。そっちもインタビュー収録か?」
「ええ。サイラオーグはもう終わったの?」
「これからだ。おそらくリアスたちとは別のスタジオだろう。……試合、見たぞ。」
サイラオーグの一言に部長は顔を多少しかめた。まああんな結果じゃな……。
「お互い、新人丸出し、素人臭さが抜けないものだな。」
苦笑いするサイラオーグ。確かにお互い前に出過ぎたものだな。
「どんなにパワーが強大でもカタにハマれば負ける。相手は一瞬の隙を狙って全力でくるわけだからな。とりわけ
そう行ってサイラオーグは俺の肩をたたく。
「お前とは理屈抜きでパワー勝負をしたいものだな。」
……なんかうれしいな。そしてそのままルフトの方を見つめるサイラオーグ。
「もちろんできればあなたとも。」
「できればおれもしたいがな……。」
そう言って顔をしかめるルフト。あれなんでだ?
「忘れたかエスオ?こいつの将軍を?」
「……あ!」
そうだ……恐らく最強クラスの悪魔であるニューゲートさん……あれ?
「そう言えばニューゲートさんは?一緒じゃないんですか?」
留守番か?
「ああ……親父にはこの廊下は狭いから、直接転移していったよ。」
「……でかすぎでしょ。」
「ははははは!まあそうだな!」
そう笑いながらサイラオーグは去っていった。その後、スタジオらしき場所に案内された。
インタビュアーの女性が部長に挨拶して、打ち合わせを始める。
「眷族の皆さんにもいくつかインタビューがいくと思いますが、あまり緊張せずに。」
スタッフの方が声をかけてくれるが、俺は緊張でバックンバックンだ。ルフトは普通に自然体だが。
「えーと、木場祐斗さんと姫島朱乃さんはいらっしゃいますか?」
「あ、僕です。僕が木場祐斗です。」
「私が姫島朱乃ですわ。」
「お二方に質問がそこそこいくと思います。お二方とも、人気上昇中ですから。」
「マジっスか!」
思わず驚きの声をあげる俺。
「ええ、木場さんは女性ファンが、姫島さんには男性ファンが増えてきているのですよ。」
くっそ……やっぱイケメンはもてるのか!?
「あ、それと兵藤一誠さんと竜成ルフトさんは?」
「あ、俺です。」
「おれだ。」
返事をする俺たちだが、スタッフは首をかしげた。あれ?なんでだ……?
「あの俺が
「おれが将軍の竜成ルフトだ。証拠はこれでいいか?」
俺がおそるおそる言い、ルフトが右腕をドラゴンに変化させるとスタッフもようやく理解した。鎧姿やドラゴン化した姿が印象的で、素の姿がわからなかったようだ。ルフトなんかかなり変わるからな……。
「兵藤さんと竜成さんには別スタジオで収録もあります。何せ、兵藤さんは乳龍帝、竜成さんはジャスティスドラゴンとして有名になってますから。」
「乳龍帝ぇぇぇぇぇっ!?」
「ジャスティスドラゴンね……。まだましか。」
思わず驚愕の声を上げる俺。乳龍帝ってなんだよ!?ルフトみたいにジャスティスドラゴンとかそんな感じの名前じゃないの!?
「子供にすごく人気になっているんですよ。子供たちからはおっぱいドラゴンと呼ばれているそうですよ。シトリー戦最後でっておっぱいの声聞きたかったぜ呟いていたでしょう?あれが冥界の全お茶の間に流れまして。それを見た子供たちに大ヒットしているんです。竜成さんは背中の正義の2文字がかっこよくて若い人たちに大人気なんですよ。」
そんなあだ名がついてるなんて……。
「……お前は本当にエロくてスケベで大馬鹿野郎だな。」
「うっせ!」
わざわざフルでいうんじゃねえ!
〈うっ、うおおおおおおおんっ!!〉
すると突然俺のなかのドライグがマジ泣きし始めた。ど、どうした!?
〈二天龍と称された俺が……赤龍帝と呼ばれ、多くの者に畏怖さるたこの俺が……。〉
すいません……よっぽどショックだったようで号泣している……すいませんねエロくて!
「落ち着け……泣いたって始まらないぞ?おれでよければ愚痴に付き合うからな……。(というよりサカズキさんと同じ声で泣くのはやめて。情けなさとやるせなさが半端じゃないから。)」
〈うう、すまん。〉
ルフトに励まされてようやく泣き止んだドライグ……。そしてそのまま俺とルフトはそれぞれ別のスタジオに移動した。
そしてそのまま収録は終わった。
番組は終始部長の質問だった。シトリー戦はどうだったか?これからどうするのか?注目している若手はいるのか?その手の質問ばかりだったが、部長は笑顔で淡々と答え、高貴に振る舞っていた。その後、木場に質問がいくと、会場からは黄色歓声があがった。ただ彼女がいるのか?という質問に対していますと答えたものだから会場の女性が絶望に包まれてた。ルフトのときは女性だけじゃなく、男性からも子供からも歓声が上がっていた。え?俺?俺の時も歓声が上がっていたよ。ちちりゅーてーとかおっぱいドラゴンとかの子供たちの歓声が。
そしてちなみに俺とルフトが収録したものをみんな聞かれたが、本放送まで内緒にしてほしいと頼まれたので
内緒にしました。フフフ……放送が楽しみだ!
しかしルフトはあのレイヴェル・フェニックスから差し入れをもらったと聞いて驚いた……やっぱりルフトの収録内容は俺と同じなのかな?
~エスオsideout~
せめて今回ぐらいはイッセーで終わらせて!