「…あれ?」
何だろう、この白い世界。まるで精○と時の部屋、そんな雰囲気を放ちまくっている。
というか俺は家でPCいじってたはずだ。東方の原作でチルノに苦戦してイライラしてたはず。
考察は色々出てきたが、そんなことが全て脳内から吹き飛んだ。何故なら、この○神と時の部屋もどきの奥から髭が恐ろしいほどに伸びたおっさんが登場したからだ。空中で回転しながら。
そのおっさんが、俺に話しかけてきた。
「やあ、君は宮島亮介君だよね?」
「スゲェ若々しい喋り方だなおっさん。つーかなんで俺の名前を!?」
「面倒だし、細かい説明はしないよ。忙しいし。ただ、これだけは言っておくとするかな」
思いっきり言葉を無視して、おっさんは一言。爆弾を落とした。
「私は神。そして、君は私のミスで死んだ不幸な人間だ」
「……は」
はぁあああああああああ!?
死んだの?俺さん死んだの!?嘘だッ!ウソダドンドコドーン!!
……いやいや、冷静になれ。もしかしたらこれはチャンスかもしれないじゃないか。
俺は知ってるぞ。『神様転生』って言葉を知ってるぞ。よしきたこれ俺マジ天才だわよっしゃ早速訊いてみようそれがいい。
ということで、俺は『神様転生』について自称神とか言ってる奴に尋ねてみようと試みた。どうせ神とか言ってるけどそんなの絶対嘘だろうし。
「……なるほど、君は私がミスをした代わり。つまり見返り的なものが欲しいと言いたいんだね?」
「その通りでございます神様このわたくし宮島亮介に今一度チャンスというものをくれさい」
結果、尋ねる前に心を読まれました。
ということで遜ってみた。無論、転生の為に。
「……ま、いいだろう。君がここにいるのは私のせいだしな。よし、願いを一つだけ叶えてやろう。これでどうだ?」
なんだ一個だけかケチなクソジジイだな。
「別に叶えてあげなくてもいいんだけど?」
「なんと願いを叶えて下さるとなんと慈悲深い神かああなんてことでしょう!」
「いいから早く願いを言って。私は忙しいんだ」
「はい言わせていただきます! 東方projectの世界に転生させてくれ!!」
「とうほうぷろじぇくと? ……ああ、これか。いいよ」
よっしゃぁあああああああきたこれェエええええええええええええ!!!!
と、ここで神様からまさかのサービスがきた。この世界で生きるため、最低限の力をくれると言うのだ。確かにあの世界は妖怪だのがいるからね。死んで生き返って死んでじゃお笑いだ。
なんとか思ってたら大きなおみくじの箱(あのカラカラ音を鳴らして棒を出すアレ。名前知らない)を神様は取り出して俺に渡してきた。
「この箱の中の棒には、様々な能力名が書かれているんだ。君には今から一本だけ棒を出してもらう。出てきた能力を君にあげよう」
「お、おぉー……あの、まさかハズレなんて入ってないよな?」
「入ってるよ。十万本に一本。ちょっとした悪戯さ」
「入ってんのですか!? というか片手で掴めるものにどうやって十万!?
「四次元空間をいじっただけさ」
何そのドラえもん。
「......ま、そんな確率なら大丈夫だろ」
というわけで、亮介はおみくじを引きました。
結果
汚い字で『ハズレ』書かれた木の棒が
出てきました。
「......あの」
「......」
最悪の沈黙が数秒続いた。そして、その沈黙を破ったのは神の方だった。
して、その言葉とは.......!
「亮介君、ガンバ」
「ーーーこのクソ神ィイいいいいいいいい!!!」
神への悪口と一緒に、俺は落ちて行った。
幻想の、世界へ。
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