さて、今回はファーストライブの続きです。この話では、希と結柊の過去がわかりますよ。いやー、無理やりな感じありますけど・・・
それでは、物語スタートします!!
「後、1往復です!!」
海未の言葉に穂乃果とことりは息を上げながらも、返事した。僕たちは今、学校の近くの神田明神っていう神社で練習している。ちなみに、今は神田明神の参道前の階段を使って、穂乃果達は階段ダッシュをしている。あの階段の段数から考えてかなりきつそうだ。ちなみに、僕と海未はさっき、終わってる。息一つ切れてなかった海未は流石運動部だけはある。僕も切れてなかったけどね(笑)
穂乃果達が走り終わると同時に思わぬ人物がいた。
「練習、頑張ってるんやなー」
「「希副会長(先輩)!?何してるんですか!?」」
僕と海未は希副会長がここにいることにびっくりした。しかも、巫女さんの姿でいることにも。ちなみに、穂乃果達はダウン中だ。
「ウチな、ここで、神社の手伝いしとるんよ。そんなんより、キミ達、ここを使うんなら、お参りに行ったほうがええんやない?」
希副会長の言う通り、僕たちは参拝しに行った。お祈りすることは全員決まっているだろう。ちなみに、僕は今日の夜ご飯のリクエストもした。参拝し終えると、希副会長が待っていていた。
「希副会長、巫女姿似合ってますよ」
「ふふふ、あんま年上をからかったらあかんよ」
そう言いつつ、内心嬉しかった希だったが、流石の結柊も気づかない
「それじゃ、ウチは手伝いに戻るね、皆頑張ってなー、後、結柊君はちょっとウチに付き合ってくれん?」
「へっ?!僕はいいですけど・・・」と皆の方を見ると
、
「今日の練習は体力トレーニングだけですから、私だけでも穂乃果達を見れます。結柊は希先輩に付き合ってやって下さい」
「えー!まだやる「当たり前ですまだまだ体力を付けないと」・・・はい・・・」
やっと回復した穂乃果がもう一回ということにしぶっていたが、海未
の鬼の形相のような顔をされては何も言い返せなかった。
「あはは・・・」ことりは苦笑いをしていたが、泣き目だった。
「では、行きましょうか?」
「そうやね、まぁ、境内の掃除を手伝ってもらいたいんよ」
「それなら、全然構わないですよ!さぁ、やりましょう!」
「ふふっ。ありがとなー。結柊君は優しいな・・・昔から・・・」
「昔から?」
「あ、いや、な、なんでもないよ!ほな、しよか」
妙に慌てる希副会長だったが、どうしたのだろう?昔からということは、どこかで会っているのかな?そう言えば、中学の先輩に希さんという人がいた。僕にとっては、初めての『女』親友であり、部活のない日は良く一緒に帰っていた。希さんは卒業と同時に、遠くへ行ってしまった。あの時はお互いよく泣いていた・・・
そう言えば、どこか希副会長に似ている気がする・・・いや、希さんじゃないか!?目の前にいるのは、離れたはずの希さんだった。
どうしよう・・・物凄く嬉しいんだけど!?とりあえず境内の掃除を終わらせないと
「ありがとなー、結柊君、助かったわー」
「いえいえ、そんな大変じゃなかったですし、希さんの頼みですから」
「!結柊君、今ウチのこと希さんって言ったよね!?」
「ええ、むしろ、昔からこっちの呼び方でしょう?・・・「ハグっ」希さん!?」
いきなり、希さんが抱きついてきた。
「ウチのこと覚えてくれたん!?」
「し、親友のことを忘れるわけないじゃないですか、雰囲気が少し変わって、最初はわからなかったですけど・・・てか、は、離れてくださいよ!き、気持ちは嬉しいですけど」顔の紅さが異常なほどになってきた。
「ふふっ、相変わらず結柊君は恥ずかしがり屋やな。ウチは君とまたあえて嬉しかったんや」
そう言う希さんの顔はとても優しい顔をしていた。
「おーい、結柊君、そろそろ帰ろう!」穂乃果の声が聞こえ、スマホを見る。もうこんな時間か・・・希さんとまだ話していたいな・・・
「すいません、希さん、そろそろ帰ります。あ、僕の連絡先教えるので、何かあったら連絡下さい。
「・・・何かある時以外は連絡したらアカンの?」と上目遣いで言われた。・・・巫女姿に上目遣いって耐えれる男いるんですか!
「べ、べ、別にいつでも連絡してもい、いいですよ!」
「ふふっ、ありがとなー。それじゃ、また明日学校でなー」
希さんと別れ、穂乃果達の所に行った。・・・うー、からかわれたー
希side
「ふふっ、やっと結柊君の連絡先わかったわ」
今日、ウチは結柊君の連絡先を手に入れた。それだけでも嬉しいけど、一番は結柊君がウチのことを覚えてくれてたことだった。
昔と変わってなくて、抱きついただけで、顔を紅くするうぶな感じは健在やった。
「これから毎日が楽しみやー!!」
夕暮れの神社に1人の女の子の声が響いた。
ー
穂乃果達の練習が終わり、今は穂乃果の部屋に僕だけいる。穂乃果達は練習の汗を流すため、シャワーを浴びている。意外に穂乃果の部屋って女の子っぽいよね・・・てか、完全に僕男扱いされてないよね?
しばらくして、3人共集まったので、これからの話し合いをする。
「衣装はことりがするので、私達にできることはダンスですね」
「そうだね、体力作りも大事だよ」
海未と僕の発言から、毎朝神田明神で練習することになった。
曲は真姫ちゃん次第だから、まだわからないが、きっとしてくれる。
「てか、結柊君、希先輩と何してたの?」
「普通に神社の手伝いだよー、後は希さんとはなしていたよ」
「そっかー、大変だったねー」
(・・・前まで希先輩のこと、希副会長って呼んでましたよね?)
(結柊くん、また女の子と仲良くなったんだねー)
(結柊君にこれ以上女の子と仲良くさせるわけには・・・)
「どうしたの、3人とも?」
「「「なんでもないよ(です)!!!」」」
結柊の裏で新たな乙女達の決意をするのであった。
ー
翌朝、神田明神に行くと、穂乃果達が騒いでいる?
「どうしたの?23452円落ちてたの?」
「なんで、そんな具体的お金なの!?違うよ!曲だよ、私達の曲ができたんだよ!」
穂乃果の手にはµ’s宛と書かれたCDが握られていた。うん?µ’s?
「µ’sってもしかして、グループ名?」
「はい、穂乃果が全校生徒に丸投げして決めてもらい、ひとつだけ入っていたのが、この名前なんです」
穂乃果・・・丸投げ・・・
その事はおいといて、全員でCDを聞いてみる。ピアノの旋律と真姫ちゃんの声が入っており、ちゃんと曲になっていた。
「これが私達の歌・・・」
「私の詩がこんな曲になるとは・・・」
「ちゃんと歌えるかなー・・・」
これがµ’sの初めての歌、『START:DASH!!』
ー
厳しい練習を積み重ねて、ついに今日の本番を迎えた。
3人とも、朝からパート練習、振り付けの確認などをしていた。
「穂乃果!動きが大きい!海未は動きが小さい!ことりは歌詞忘れない!!」
「「「はい!!!」」」
「じゃあ、ラスト1回合わせるよ!!」
最初に比べれば、皆の運動能力は格段に向上してる。ダンスも歌もそうだ。別段上手というわけではないが、僕は彼女達のダンスに魅了されている。さっきよりも疲れているはずだが、上手くなってきている
ダンスを終えた3人に僕は言った。
「3人とも、今日までよく頑張ったね!今日が本番だから、しっかり自分達がやってきたことを発揮しよう!」
「「「うん!(はい!)」」」3人の笑顔が眩しかった。
ー
放課後、僕達は講堂でライブの準備をしていた。
穂乃果達は裏で衣装に着替えている、僕はステージ準備をクラスメートのヒデコ、フミコ、ミカ(ヒフミ)と行っている。さっきまで、チラシ配りをしていて、すぐステージ準備なので、結構忙しい。しかし、自分はµ’sのマネージャー、彼女達のためなら頑張れる!
「スポットライト・・・OK、マイク・・・OK・・・準備完了!3人ともありがとう!」
「「「どういたしまして!!」」」
3人と別れて、僕は穂乃果達の所へと向かう。
「穂乃果、入っていい?」
「な、結柊!?ちょっと待って「いいよ!!」」
穂乃果の許可を取り、中に入ると皆着替え終わってた。皆似合ってるなー
「お待たせ!結柊君、準備ありがとうね!」
「どういたしまして、ところで、なんで、海未は隠れてるの?」
「だ、だって恥ずかしいじゃないですか!脚が丸見えですし・・・」
「大丈夫だよ、海未似合っているし、可愛いよ!」
「そ、そうですか?///」
「うん!海未ちゃん、似合ってるよ!」
「私の作った衣装、海未ちゃんに似合ってて凄くうれしいー!」
「穂乃果、ことり、結柊・・・ありがとうございます」
「よし、これで準備OK♪それじゃ、かけ声みたいなのしとく?」
「いいね!それじゃ、穂乃果から、1!」
「2!」 「3!」 「4!」
「「「「µ’s、ミュージックスタート!!!!」」」」
しかし、現実はそう甘くなかった。
静まり返る講堂・・・誰もいなかったのだ。チラシ配りでちゃんと言ったはずなのに・・・
穂乃果達の方を見ると彼女達は困惑していた。
「穂乃果・・・」 「穂乃果ちゃん・・・」
「・・・そりゃ、そうだ!・・・人生そんなに甘くない!!」
彼女達の目には涙が浮かんでいた。彼女達の今までの努力は無駄だったのか?そんなことはない!彼女達の想いは伝わらなかったのか?
・・・この結果を認めたくない!!しかし、どうしたら良いんだ!?
心の葛藤と共に足音が聞こえてきた。・・・いや、まだ終わってない!
「・・・まだ、ライブは始まったばかりだ!!」
「「「・・・え?」」」
近づいてきた足音が大きくなり、足音の人物達は講堂の中へ・・・
「あれ、ライブは?」
「終わったのかにゃー?」
「「「!!!」」」
現れたのは、凛ちゃんと花陽ちゃんだったのだ。そう、来てくれた!
「穂乃果!まだ、ライブは始まったばかりだ!今までの成果を見せるんだ!」
「・・・海未ちゃん!ことりちゃん!」
「穂乃果!」 「穂乃果ちゃん!」
「「「やろう!!!」」」
彼女達のファーストライブが始まった。プロのダンスと比べると上手いとは言えないダンスや歌、しかし、僕はずっと見つめていた。
中央を見ると、花陽ちゃんは目を輝かせ、凛ちゃんも同じようにしていた。出入り口の前では、真姫ちゃんが見ていた。さらに、黒髪ツインテールの3年生が中に入ったのも確認した。・・・ちゃんと見てくれる人がいるんじゃないか!
彼女達のライブが終わるまで、ずっと目を離さないでいた。
「どうするつもり?」
ライブの終了と同時に絵里会長が言った。
「続けます!」
「なぜ?結果は見えてるじゃない?」
「やりたいからです!私もっと踊ったり、歌ったりしたいんです!だから、続けます!いつか、この講堂を満員にしてみせます!」
穂乃果の言葉に、絵里会長は驚いたような顔をしたが、何も言わず、穂乃果達に背を向けた。帰る途中に僕にこう言った。
「あなたはどうするの?」
「・・・続けますよ!僕は彼女達のマネージャーですから!」
「・・・そう、わかったわ」
絵里会長は帰っていき、他の子たちも帰っていった。
残ったのは、穂乃果達と僕だけである。ライブは成功とまでは言えないが、3人とも良くやった。後で何かおごってあげよう!
外に出ると、希さんが立っていた。どうしたんだろう?
「お疲れさん・・・敗北からのスタートやね?」
「・・・敗北ということは、勝利しかないということですよ、希さん」
「ふふっ、そうやね、ほな、ウチはこれでね」
希さんと別れ、僕は改めて決意した。穂乃果達のマネージャーである以上、彼女達を立派にさせて見せる。
新たな決意を胸に僕は穂乃果達の所へ戻るのだった。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます(´;ω;`)
いやー、まさかファーストライブだけで合計8000字超えるとは・・・
文章添削しながら、スッキリさせないとダメですね。
とりあえず、これで、区切りがつきました。
次回は1年生をメンバーに入れるのがアニメの話ですが・・・
次は少し、オリジナルです。
希と結柊の出逢いの話をしたいと思います。
彼らが出会ったのは希の落し物を結柊が拾ったことで、話が続きます。
それでは、誤字脱字、リクエストありましたら、よろしくお願い致します
また次回です