初任務を終えた次の日の朝、カタナは阿朱羅丸を持って、森の中に来ていた。刀を納めたまま、目を閉じて精神を統一させる。
「・・・・・・・・・・」
そんなカタナに、1匹の危険種が近付いてくる。距離残り300メートル、90メートル、10メートル・・・・。危険種が飛び掛かってくると同時に刀を抜くーー。
「ーーーフッ!!」
危険種は、飛び付けることなくドサッと倒れた。刀を納める。
「この程度だな、俺じゃ」
時間を確認すると、もうそろそろ皆が起きる時間帯だった。
「よし、じゃあ帰ろう・・・」
とした次の瞬間、アジトの方で大きな爆発が起きた。いや、爆発というより、何かビームらしき物が見えたような・・・。
「はあ。あいつらか・・・」
今日からカタナはタツミと共にマインの下に着く事になっていた。
「クソっ。面倒事は御免だぞ!!」
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結論から言おう。さっきの爆発は、どちらかと言うとタツミのせいだった。いや、タツミというよりは、ナジェンダのせいだろう。そして今、俺達は帝都にいる。アリア?あいつはアジトでご飯を作っている。暫く歩くとタツミが指名手配書を見つけ、マインに質問する。指を指した先には、イケメンが写っていた。確かに、こんな男はナイトレイドにいなかった、はずだ。
「マイン、このイケメン誰だ?」
「ああ、その男はブラートよ」
マインが答える。ああ、ブラートか・・・。ブラート?ブラートはこんなにイケテる顔じゃ無かった気がするが・・・。
「ナイトレイドに入って、イメチェンしたらしいわ」
「「変わりすぎだろ!!?」」
カタナとタツミが突っ込む。後にアリアにどんなに違っていたか聞かれると、こう答えたと言う・・・。
「史上最低のビフォー・アフターだ」
と。
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調査と言う名の買い物を終えると、カタナ達はカフェだ休息を取っていた。
カタナは、この買い物の間、
(カエデとの買い物もそうだったが、どうして女の子の買い物は、こんなに凄いんだ?)
と、思っていた。タツミがマインに踏まれているのを、ボーッと見つめる。そんな時だった。住人達がある場所へ向かっていっていた。
「なんだ。何かあったのか?」
「公開処刑でしょ」
タツミとマインが話している。その間に処刑所へ向かっていた。処刑所に着くと、カタナは息を飲んだ。目の前には、約5、いや、6人の処刑が行われていた。中には、革命軍とは何も関係無さそうな人もいた。
(皇帝、オネスト!!。どうして、お前達はこんな・・・!!)
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場所は変わり、宮殿。1人の男が皇帝の前に膝まづいていた。その男に幼き皇帝が罰を下す。
「内政官ショウイ。与の政務に口答えをし、政務を遅らせた罪として、貴様を牛裂きの刑に処す」
「なっ!?」
「これで良いのだろう?大臣」
「ほっホッホッ。陛下は賢明ですなあ」
皇帝の後ろから、太った男が出てくる。こいつが大臣。皇帝を利用して、帝都を腐らせている元凶だ。大臣はショウイに近づくと、
「生き残った妻子は、私が面倒を見てあげましょう。隅々まで、ね・・・・」
と、言う。
「あ、あああ・・・」
ショウイは、絶望を味わい、監獄へと連れていかれた。
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ショウイを監獄に連れていく途中。専用の馬車を使い、監獄に向かう中、その道に、1人の少年が立っていた。年は、17、8位か。腰に片手剣を差しており、白いマントを纏っていた。1人の兵士が、道を退けようと、馬車から降りる。
「おい、貴様。道の邪魔だ。そこを退け」
「あの、その馬車に乗っていらっしゃるのは、ショウイ内政官ですか?」
「!?貴様、なぜそれを!?」
「当たりか・・・」
兵士の首が飛ぶ。残りの兵士も驚いて、少年に襲い掛かって来る。少年は、剣を横に構えると、こう言う。
「奥の手」
そう呟くと、剣が赤く、いや、紅く輝き始めた。フュンと剣を一振りすると、残りの兵士が一斉に地面に倒れた。地面が血で真っ赤に染まる。そんなことはお構い無しに、少年は、ショウイに近づく。その帰り血を見て、ショウイは小さく悲鳴を上げた。
「ひっ!!」
「安心して。僕は貴方を助けに来た者です」
「?助けに、・・・?」
「はい」
少年はニッコリ笑うと、自己紹介をする。
「僕はレオン。革命軍とは別に帝都に抗ってる組織、[ティターン]の隊長です」
「[ティターン]?」
「はい」
レオンと名乗る少年はショウイに手を伸ばす。
「僕達のアジトに来て下さい。貴方の妻子もとっくに保護しています」
「そうなのか?」
「はい。貴方は、これからの帝都の為にも、生きて貰わなければなりませんので」
「・・・分かった。では、君のアジトにお邪魔させて貰っても良いだろうか」
「はい。では、付いてきて下さい」
そう言うと、レオンとショウイはティターンのアジトに向かっていた。
新勢力登場!!。彼らは果たして、敵か味方か・・・。
レオンとティターンについては、次回辺りに説明入れます。