暗い夜道の中、とある男が女性の首を、締め上げていた。その男には、第3の目が付いていた。
「お願い!!殺さないで!!。何でもするから!」
「何でも?。俺、お喋りだからさ、話し相手になってくれる?」
「なる!。なるから!!」
女性が必死に命乞いをする。それを見ながら、男は、
「じゃあ、首と胴体が離れる瞬間って、どんな感じ?」
「え?」と言う言葉と共に、女性の首が飛んだ。男が笑いながら、
「ああ~、愉快愉快」
と言う。
暗い夜道の中、男の笑い声が、何時までも響いていた。
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それから数日。カタナ達ナイトレイドは、ナジェンダに集められた。
「次の標的は、最近噂になっている辻斬りだ。夜になると、首を斬りに表れるらしい。もう何人か犠牲になった」
「その何人かが、警備隊の奴なんだろう?強いな・・・」
タツミが言う。そう、この犠牲者、3割は警備隊なのだ。流石に、帝具使いだと、カタナは思った。ラバックも同じ事を思ったらしい。
「間違いなく、あの、首切りザンクって奴だな」
と言う。
首切りザンク。元帝都の首切り役人で、大臣のせいで処刑する人の量が多くなってしまい、切っていく内に止められなくなり、辻斬りになったらしい。
タツミが、
「危ない奴だ!。退治しようぜ!!」
と、言い出すが、ブラートに、
「タツミ。奴は、逃げ出す際、[帝具]を持ち去ったらしい。二人一組になって行動しないと、危ないぜ」
と、タツミの顎をクイッと挙げながら言う。
そういえば、と、タツミが質問してくる。
「帝具って何なんだ?」
「ああ、そうか。そういえばまだ話していなかったな。カタナ。出来るか」
「ハア。わかった。タツミ、帝具って言うのは・・・
ー1000年前、始皇帝は悩んでいた。
ーどうか、この国を永遠に守っていきたいが、与とて不死身では無い。
ーそこで、始皇帝は、世界中の科学者達をかき集め、レアメタルや超級危険種の素材を使って、最強の武器を作り上げた。それが、帝具。
「あれ、でも、カタナのは、帝具とは違うんだろ?」
「ああ。これは鬼呪帝具。ついでに説明するな」
ーそれから600年が経った、今から400年前。皇帝は己の傲慢さから、帝具に勝る武器を作り上げようとした。それは結局、帝具に勝ること無く、人々は、それを[臣具]と呼んだ。
ーそれから、100年後。新たな皇帝は、何を考えたのか、臣具を利用し、新たな武器を作り上げようとした。帝具にたどり着く為、皇帝は、強靭な力を持つ危険種、[鬼]に目を付けた。
ーその計画は成功し、何とか作り上げる事に成功した。しかし、帝具以上に適合できる者も限られてしまい、それ以外の人間が触れると、[鬼]となる事態が発生してしまった。人々はそれを、鬼の呪いとして捉え、それらの武器の事を、[鬼呪帝具]と呼ぶ様になった。
「って言うのが、帝具と鬼呪帝具の説明だ」
「へえ。ってカタナ!そんな危ない物を使っていたのか?」
「俺は適合しているから、問題は無いよ」
「よし。説明は以上だな。天が裁けぬ悪を、狩れ!!」
「「「「「「「「了解(応)(わかった)!!」」」」」」」」