「首切り役人、ザンク。今、救ってやる!」
「ヒヒヒ。愉快愉快」
カタナとザンクが対峙する。その後ろで、アカメとタツミが見ている。
「お前、元帝都の軍人の、カタナだよな」
「俺のこと、知っているんだなーーッ!!」
ザンクの隙を突いて、カタナが切りつける。しかし、簡単にかわされてしまう。
「やっぱり、かわされたか」
「ヒヒヒ。その様子だと、この帝具を知っている様だな」
「まあな。その帝具、[五視万能]スペクテッドだろ?」
「せいかーい!!。褒美に干し首やろうか?」
「いらねーよ!!」
それはともかく、この帝具が相手では、奇襲なんて、役に立たない。なら・・・
「鬼呪のリミッターを解除して、一気に行く!!」
鬼呪に掛かっている、封印に意識で触れ、解除する。阿朱羅丸の刀身の緑が増し、自身の目も、黒から緑に変わる。鬼呪帝具に備わっている、[鬼呪の技]だ。これを使っている間は、自身の素早さが、飛躍的に上がるが、負担が凄い為、せいぜい10、15分位だ。更に、疲れも出るので、その後のスピードも下がる。だから・・・
「10分で決着を付ける!!」
カタナがザンクに瞬時に懐に飛び込む。
「なっ!!」
「セアアアア!!」
一気に切り上げるのを、ギリギリでザンクが受け止める。しかし、受け止め切れずに吹き飛ばされる。更に踏み込み、追撃を行い、ザンクも反撃を開始する。1秒に9発、いや、10発だろうか。いやもっと多いかもしれない。とりあえず、タツミには、目で追う事が出来なかった。暫くすると、二人共、後ろに飛び、お互いに距離を取った。更に踏み込もうとするカタナに、ザンクが質問する。
「なあ、カタナ。お前、声は聴こえねえか?」
「声?」
「そう、声だよ!。殺す量が増えてきた時から、更に多くなってな。耳を塞いでも聴こえてくるんだ。早くこっちに来い!早くこっちに来い!、と!!」
「・・・・・」
「お前も聴こえねえか?帝都の軍人で、更に今はナイトレイドやってるんだろ?」
(声。そうか、こいつは)
本当は良い奴なんだ。しかし、大臣のせいで、首切りが止めれなくなり、辻切りになった。
なら、本当に救うなら、殺すしか、無い。
「・・・聴こえない」
「なに?」
「俺には、そんな声は聴こえないな」
「そうか・・・。そいつは、残念だ!!」
ザンクの第3の目が輝く。思わず目を瞑る。次に目を開けると、そこにいたのは・・・、
「・・・カエデ?」
「・・・クスッ」
・・・かつて、自分が愛した、彼女だった。
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タツミside
「カタナ!!」
いきなりカタナの手が止まった。まるで、自分の目の前に、大切な人がいる様に。
「・・・・ッ!!カタナに何をした!」
アカメが怒声を上げる。
「ヒヒヒ。特に何もしてない。今こいつに使ったのは[幻視]。使った相手に、一番愛する者が見える」
そう言いながら、ザンクが武器を構える。
「そして、愛する者を手に掛ける等、出来るわけ無い!」
そう言いながら、カタナに向かって行く。
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再び、カタナ視点。
カタナの前には、カエデがいた。3年前に、革命を起こそうとして、そして、カタナを救って死んだ少女。
「そんな・・・なんで・・・」
カエデが、カタナに自身の武器、四鎌童子を向けて、向かって来た。
「死ねえーー!!」
ーー「カタナ、あなたは生きて!!」
あの時のカエデの言葉が、頭に鳴り響く。阿朱羅丸を構える。そして、
「ーーフッ!!」
カエデを、斬った。
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幻影が消え、目の前にザンクが再び現れた。ザンクが驚く。
「馬鹿な!!一番愛する者が見えた筈だ!!」
「あいつの声が聴こえたんだ。生きて、と、願う声が!!」
そう言って、振りかぶったザンクの剣を弾き飛ばす。強度に耐えきれず、剣にひび割れが起きた。
「ッ!?剣が!?」
「一気に行く!!」
今まで以上に早く打ち込む。ザンクもそれを受け止めるが、ひび割れが酷くなっていく。そして、とうとうザンクの剣が、折れた。
「しまった!!」
「ハアアアア!!」
ザンクの喉を切り裂く。ザンクが、ドサッと、後ろに倒れた。肩で息をしながら、カタナが近づく。
「ザンク。これでもう、声は聴こえないだろ?」
「ハハ。愉快愉快。ありがとよ。カタナ・・・」
そう言うと、ザンクは、死んだ。
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「大丈夫か、タツミ!!」
そう言いながら、カタナがタツミの方に走ってくる。
「ああ。腹を斬られたが、どうやら、軽い傷だったらしい」
「と言っても、油断できない。早く戻らなければ」
アカメが、タツミを担ぐ。
「ああ。帰るか。アア~、明日は、筋肉痛かな・・・」
そう言いながら、カタナ達は、急いでアジトに戻った。
な、長かった・・・・。
さて、これからは、キャラクターを交えながら、トークでもしようと思っていますが、第1のゲストは誰が良いでしょうか。これが良い!!、と言う人は、感想で送って来て下さい。よろしくお願いします!!
それでは、次会う日まで!!