3時間後・・・
「おう。帝都に着いたぞ~」
運転手さんに起こされて、目を覚ますと、もう目と鼻の先に、帝都があった。
「ありがとう!おっさん!代金は・・・」
お金を払おうとすると、運転手さんに止められた。
「代金は要らんよ。だが約束だ。絶対に死ぬなよ。大袈裟かもしれんが、それほどに危険なんだ。今の帝都は。」
今までで一番真剣に、言ってきた。かつての仲間を思い出し、涙が出てきそうになったので、背を向ける。
「わかっています。絶対に死にません。約束します。」
「ああ。じゃあな!」
そう言うと、運転手さんは馬車に乗って、再び離れの方に向かっていった。
(さてと・・・)
帝都を、細かく言うと宮殿の方を睨み付け、呟く。
「久しぶりだな。帝都・・・そして、オネスト・・・」
呟くと、カタナは帝都へと入っていった。
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さて、帝都に入って30分が経ったのだが、今、自分は無一文の少年と一緒にいる。
名前はタツミ。細かく言うと元々は無一文ではなかったらしい。しかし、タツミ曰く巨乳の姉ちゃんに、金を騙し取られたらしい。
しかし・・・
「どんだけチョロいんだよ。お前・・・」
俺が呆れた声を上げると、タツミが睨み付けてきた。
「しょ、しょうがないだろ?!いきなりお金を騙し取られるなんて、考えもしなかったし・・・。それに!それぐらいに必死だったんだよ!!」
「ああ~分かった分かった。それより、無一文って、お前どうするのよ、寝床」
実は人の事は言えない状況だった。自分も無一文なのである。勘違いをしないよう予め言っておく。俺は奪われたわけじゃない。元々持っていなかっただけだ。
必需品を集めるあまりに、お金を使い果たしただけだ。
とりあえず、自分も無一文なのである。
「お前もじゃねえか!」
気づいたらしく、タツミが突っ込んでくる。
「いや。俺は奪われたわけじゃない。必需品を集めるあまりに、お金を使い果たしただけだ。「それ、ヘタすりゃ俺より馬鹿じゃん!」
反論するも、簡単に論破された。それより・・・
「「本当に、どうしよ・・・」」
思わず声が重なった。お互いにボーッとしてると、一人の少女が話し掛けてきた。
タツミがこれまでの経緯を話すと、
「じゃあ、私の家に来ない?」
と、言ってきた。その代わりの条件として、護衛を引き受ける事になった。
タツミはすぐに承諾したが、俺は怪しいと思った。護衛を依頼するということは、誰かに命を狙われている、ということ。
そして、それはおそらく、ナイトレイドだろう。
ヘタすりゃ、彼女と戦う事になるだろう。
「おおーい!早くしろよ。カタナ!」
「分かった!今行く!」
まあ、早く会えるなら、こっちの道に行けば良いだろう。運が良かったら、帝都の現状をもっと知ることが出来るかもしれない。
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ナイトレイドアジト。
眼帯を着けた女性が、ナイトレイドに今回の任務について話していた。
「よし!説明は以上だ。この悪逆非道な一家を皆殺しにしろ。護衛も知っているため、同罪だ!!」
ナイトレイドのボスが任務開始の指示を出すなか、赤い目を持つ少女が呟いた。
「あれから3年か・・・。確か、帝都にいると聞いたな。大丈夫だろうか」
「おおーい。アカメ、早くしろ!置いていくぞ!」
純白の鎧がアカメを呼ぶ。ーーー任務の時間だ。
「ああ。ーーー会えるかな。カタナ」
そう言うと、アカメは仲間と共に暗闇へと身を投げた。