アカメが斬る!ー革命のカタナー(連載休止)   作:刃留兎

24 / 54
第22話  別れ

 カタナの鬼呪の技発動後、最初に動いたのは、セリューだった。

 

 「トンファガン!!」

 

 腰に装着したトンファーと銃を合わせたトンファガンを抜き、カタナ達に撃ち込む。それを避けると、

 

 「コロ、捕食!!」

 

 「ガウ!!」

 

 そう言って、シェーレに向かって突っ込んでくる。

 

 「シェーレ!!」

 

 「ーーッ!!」

 

 シェーレはコロの捕食を避けて更にエクスタスで切り裂く。

 

 「すいません」

 

 シェーレがエクスタスの返り血を振り払うが、コロが起き上がる。傷は、瞬時に回復した。

そのまま、シェーレを捕食しようとする。

 

 「なっ・・・」

 

 「危ない!!」

 

 カタナがシェーレを突き飛ばし、マインがパンプキンを撃ち込む。しかし。

 

 「やっぱり、効果は無いか・・・」

 

 セリューがコロに命令する。

 

 「コロ、腕」

 

 そう言うと、腕がミニサイズからいきなりマッチョになった。

 

 「うわ、キモ・・・」

 

 確かに、キモすぎる。

 

 「粉砕!!」

 

 セリューがそう言うと、コロがパンチを物凄い勢いで繰り出してくる。カタナが前に出て、

 

 「二人は後ろに!!」

 

 そう言うと、コロのパンチを、刀の突きで相殺する。

 

 「クッ・・・」

 

 ピーと音が鳴る。セリューを見てみると、笛を持っていた。

 

 (ヤバい!!)

 

 このままでは、警備隊の本隊が来てしまう。制限時間内に倒さなければ・・・。

 

 「シェーレ!!」

 

 「はい!!」

 

 シェーレをセリューの方に向かわせる。コロが追おうとするが、

 

 「あんたの相手は、私達よ」

 

 「とっとと核を見つけて終わらせるぞ」

 

,,,,,,,,,,,,,,,

 

 それからしばらくすると、セリューの悲鳴が聞こえた。それと同時に、

 

 「クッ・・・」

 

 カタナの鬼呪の技も、制限時間が来ていた。このまま続ければ、鬼に侵食されてしまう恐れがある。しかし、鬼呪の技無しで、コロに勝てるとは思えなかった。それだけでも大変なのに、

 

 「グルルルル」ビキビキ

 

 コロが奥の手を使い始める。皮膚が赤色に変わると、巨大な咆哮を上げてきた。耳が裂けそうになる。だからこそ・・・、

 

 「阿朱羅丸、続行だ!!」

 

 ブシュッと音がし、刀を持つ腕から、鬼の細胞が入り込む。

 

 「クッ」

 

 それを見逃す筈がなく、コロが捕食しようとする。その片腕にはマインが捕まっており、苦しんでいた。もう少しで喰われると思ったその時。

 

 「ハアア!!」

 

 シェーレが現れ、コロの腕を切った。

 

 「シェーレ、終わったのか?」

 

 「ええ、まあ・・・」

 

 パァン

 

 シェーレが、射たれた。その後ろでは、セリューが悪魔のような顔で笑っていた。その口には、銃口・・・。

 

 「し、シェーレ!!」

 

 コロがその隙を逃すはずがなく、シェーレを食いちぎった。

 

 「シェーレェェェ!!!」

 

 マインが悲鳴を上げる。その様子をセリューが笑って見ていた。

 

 「セリュー、貴様ぁぁぁ!」

 

 カタナが怒りをあらわにするが、右腕に激痛が走った。見てみると、右腕が、[鬼人化]仕掛かっていた。マインを見てみると、右腕が折れていた。両方共に、利き腕が使えない。それでも追撃を開始しようとすると、帝都警備隊の本隊が到着してしまった。

 

 「クソッ」

 

 退却することさえ出来ず、どうしようか考えていると、下半身を食いちぎられたシェーレが虫の息で呟く。

 

 「エクス・・・タス」

 

 公園をエクスタスの光が包み込む。シェーレがカタナに話し掛ける。

 

 「カタナ・・マインを連れて・・・逃げて下さい・・・」

 

 「そんなこと!!」

 

 「私はもう、助かりません・・・あなた達だけでも、逃げて下さい」

 

 二人の視線が交差する。カタナは、マインを抱えると、一気にアジトへと駆けていった。

 

 「ありがとうございます。カタナ・・・」

 

 コロの口が迫ってくる。

 

 「皆さん。後は、頼みます・・・」

 

 その直後、シェーレは、コロに喰われた。

 

,,,,,,,,,,,,,,,,

 

 ナイトレイドアジト前。カタナを始め、ナイトレイドは、絶望の顔に染まっていた。呆然とする者。泣き叫ぶ者。怒り狂う者。そんな中、カタナは涙一つ流さない。ただ、ボーッとしてるだけだ。それに、タツミが怒りをぶつける。

 

 「お前は、どうして涙一つ流さないんだよ!!仲間が死んだんだぞ!!」

 

 「それについては、もうとっくに覚悟は出来ていた」

 

 カタナは皆に背を向ける。

 

 「・・・俺は、人でなしだろうな・・・」

 

 その言葉は、誰にも届くことなく、大雨の中、自室に戻った。

 

 

,,,,,,,,,,,,,,

 

 自室にて、カタナは右腕を見た。その右腕には、アザが出来ていた。まるで、何者かに縛り付けられたようなアザが。

 

 「侵食が始まった・・・。ヤバいな・・・」

 

,,,,,,,,,,,,,,,

  カタナ、鬼呪侵食率、30% 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。