場所は宮殿。氷の帝具使いことエスデスは、その部下の三獣士と共に、皇帝と謁見していた。
「エスデス将軍。北の制圧、見事であった。褒美として、黄金1万を用意してあるぞ」
「ありがとうございます」
そんな中、エスデス隊の副隊長であるショウヤが大きなアクビをした。
「ファぁぁ。なあ、エスデス。もう終わったか?」
「ショウヤ、皇帝の前だぞ。しっかり・・・」
「皇帝への謁見って、面倒なんだよ。もう行って良いか?」
「おい。お前だけ褒美無しになるが?」
「良いよ。褒美とか、興味無いし」
ショウヤが出ていこうとするが、エスデスが止める。ハァ、と息を突くと、再び、膝を突いた。
「申し訳ございません。全然言うことを聞かないじゃじゃ馬なもので・・・」
「別によい。しかし、苦労を掛けるな、エスデス将軍」
「まったくだ・・・ァイタ!!」
エスデスがショウヤを叩く。
「私達がお戻りになったからには、陛下の安眠の妨げとなるナイトレイドを、必ずや殲滅致します」
「うむ。将軍には、黄金だけでなく、別の褒美も与えたいな。何か望む物は?」
「そうですね・・・敢えて言うなら・・・恋をしたい、と思っています」
「「なっ!!」」
エスデスの答えに、皇帝と大臣が驚く。仕舞いには、ショウヤが、
「エスデスが、恋?お前、本物だよな?」
「殺すぞ?」
「アハッ。出来ないよ」
皇帝がハッとし、
「そ、そうか。なら、この大臣はどうだ?」
「申し訳ございませんが、この大臣は、高血圧で明日をも知れぬ命」
「失礼な!!これで健康です!!」
「アハハハハ!!」
「そこ!!笑わない!!」
大臣が話を元に戻す。
「では、どういうのが好みなのですか?」
「その件に付きましては、後に正式な文章を作成し、お届け致します」
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謁見からしばらく経った日、エスデスは三獣士を呼んだ。
「お前達三獣士に、新しい命令をやろう。標的は、大臣に敵対するチョウリと言う人物。ついでにその取り巻きも、皆殺しにしろ」
「「「了解しました」」」
三獣士を下がらせると、ショウヤが影から出てきた。
「エスデス。今回の三獣士の任務、俺も行かせて貰うぞ」
「ショウヤ。何故だ?」
「さあね。どうも、[同類]と会える気がするんでね」
「同類・・・。お前と同じ、鬼呪帝具使いか?」
エスデスがショウヤに聞く。
「エスデス。この前起こった、帝都警備隊のオーガの殺害現場、見たっけ」
「いや」
「オーガの死体は、何処にも無かった。そこには、血まみれの服と、剣しか無かったんだ」
そう言うと、エスデスに、
「エスデス。今回の任務、俺が指揮を取るからな」
「分かった。好きにしろ」
「リョーカイ」
ショウヤが刀を腰に付け、三獣士の下へ向かう。
「さーて、来るか?カタナ」
左手で、自身の鬼呪帝具の鞘に触れる。
「楽しみだな。なあ、[真昼の夜]」
真昼の夜、登場!
しかし、能力は、まだ暫く使いません。
感想とアンケートの方も、待っています!。何の事だ?と思う人は、16話の後書きをご覧ください!
それでは、また会う日まで!!