辺り一面雪となっている道を、一匹の馬が駆けていった。その馬に乗っているのは、カタナ。なぜこうなったかと言うと・・・。
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昨日の晩、ナイトレイドアジトに、レオンがやってきた。
「で?レオン、どうしたんだ、こんな時間に」
「いや、ちょっと頼みたい事があってね」
はあ?、と言うカタナを無視し、レオンが用件を話す。
「チョウリと言う人物の護衛をお願い出来ないかな」
「チョウリ?誰だ?」
「チョウリ。大臣に楯突いてる元大臣だ。大臣から刺客が送られる可能性がある。だから、その護衛をお願いしたい」
「まあ、良いけどさ。お前はどうしたんだよ」
「別の任務が入ったからね・・・。頼んだよ!!」
そう言うと、レオンは帰っていった。カタナが時間を確認すると、午前0時30分。すぐに出発した方が良いだろう。
「ハア。眠いんだけど・・・。でも、やらなきゃな!!」
そう言うと、チョウリが居ると言う場所へ馬に乗って、向かった。
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そして現在、午前10時、チョウリは娘のスピアと共に、帝都に向かっていた。
「この村も酷いな。民有っての国だと言うのに・・・」
「その民を憂い、毒蛇の巣である帝都に戻る父上は、立派だと思います」
チョウリが村を見て、嘆く。
「命惜しさに隠居してる場合では無いからな。儂はあの大臣に、とことん歯向かうぞ!!」
「父上は、私が守ります!」
そんな中、馬車がいきなり止まった。チョウリとスピアが外を見ると、3人の賊らしき者達が立っていた。
「父上は此処に!!」
そう言うと、スピアが外に出て、槍を構えた。
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そんな中、カタナはいまだにチョウリと会えていなかった。
「クソッ。早くしないと!!」
向こうの方から、女性の声が聞こえた。
「クソッ!使うしかないか!!」
カタナは馬から降りると、阿朱羅丸を抜刀、鬼呪の技を発動した。
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「そ、そんな・・・」
スピアが驚愕の声を上げる。スピアの周りには、兵士達だった物が散らばっていた。笛を持つ青年が近付いてくる。
「あれ?死ななかったんだ。ま、これからの事を考えれば、死んだ方が楽だったかもね」
そう言いながら、ナイフを持って近付いてくる。
ー次の瞬間、青年が吹き飛ばされた。
青年がいた場所には、一人の少年がいた。緑の目を持ち、右手に持つ刀も、彼と同じように緑色だった。少年が振り向く。
「間に合った、様だな」
「あな、たは?」
「カタナ。ナイトレイドのカタナだ」
三人の男達ー三獣士が近付いてくる。白髪の男が聞いてくる。
「貴様か。警備隊のオーガを殺したと言う刀、鬼呪帝具の持ち主というのは」
「ああ」
「そうか。なら、死んでいただ「お前らは下がっていろ」
三獣士の後ろから、一人の男性が来る。
「ですが」
「いいから下がれ。お前らじゃ、倒せん」
「ですが・・・」
「別に、先にお前ら殺しても、良いんだぞ?」
殺気が広まる。ビクッとすると、三獣士は、下がった。男性が近付いてくる。
「よう。お前が、カタナか。その刀、阿朱羅丸だろう?」
「誰だよ、あんた・・・」
「ああ、そうだな。俺の名は、ショウヤ。エスデス隊の副隊長、つまり、こいつら三獣士の上官だ」
「で、そいつが何の用件だ?」
「まずは、[それ]、解いたらどうだ?キツいんだろう、それ」
「・・・・・・」
「今も、お前を蝕んでいる」
ブシュッと音がし、鬼の因子が流れ込む。侵食率が、上がっていく。ショウヤはそれを見つめると、
「よし、三獣士、撤退だ」
「なっ!!?」
「どうしても殺したい言うんなら、やってみろ。その前にお前らの首が飛ぶがな」
「「「クッ」」」
三獣士は、わかったのかショウヤと共に撤退した。次の瞬間、カタナが倒れそうになった。
「だ、大丈夫ですか!?」
女性が近付いてくる。そんな中、カタナは意識を失った。
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