sideチェルシー
「ウッヴォオオオオオ!!」
突然、カタナが叫びだした。カタナの周りを黒い影が覆い始める。助けに行こうとしたが、カエデに邪魔をされてしまう。
「クッ!!」
鎌が降り下ろされるその時。チェルシーとカエデの間に、一人の男が現れた。後ろから、ナジェンダが来て、その男に指示する。
「スサノオ!カタナが儀式を成功させるまで、奴の相手をしろ!」
「了解だ。マスター」
スサノオと言う男が、戦闘を開始する。あれは・・・
「帝具・・・?」
「そう。電光石火スサノオ。私の、新しい帝具だ」
そう言いながら、カタナを見る。カタナを見ながら、ボソッと呟く。
「・・・無事に帰って来いよ。カタナ」
「何が起こってるんですか、カタナに!?」
何か知ってそうなナジェンダに、チェルシーが何が起こってるか問う。すると、
「あいつは、大切な人を救う為に、阿朱羅丸の真の力を覚醒させようとしている」
「真の力?」
「そうだ。成功すれば人を越えた力を持つが、失敗すればあの様な[鬼人]となる」
鬼人。カエデとスサノオの戦闘を見てみると、スサノオが明らかに押されていた。
「カタナ・・・」
カタナを心配し、チェルシーはボソッと呟いた。
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sideカタナ
目を覚ますと、真っ白な空間にいた。その向こうに、一人の少女がいる。その少女が振り向き、カタナに話し掛けた。
「やあ。大変な目に会ってるね」
「お前、誰だ?」
「僕?僕は・・・」
少女が名前を言う。
「阿修羅。あの刀の元々の適合者だよ」
「阿修羅・・・」
阿修羅が話しを進める。
「力を手に入れに来たんだよね?」
「ああ」
「その為に、人間を辞めても構わない、と?」
「ああ」
「それで、悲しむ人がいるとしても?」
「・・・ああ」
「そうか・・・」
阿修羅が、何処からか球体を取り出した。それを、カタナの右目に埋め込む。
ー次の瞬間、激痛が始まる。
「グッアアアアア!!」
カタナの頭に鬼の声が、鳴り響く。殺せ。殺せ。全ての人間を、破壊せよ、と。
(や、ばい。鬼の欲望が、こんなに、やばい、ものだなんて!)
そのまま、鬼に意識が埋め尽くされていく。
ーそんなとき、カタナの中で、あの、赤髪の少女の声が鳴り響く。
「何やってるのよ!カタナ!!」
「っ、鬼が・・・。ごちゃごちゃ、うるせえ!!」
すると、激痛が止んだ。阿修羅が近づき、
「おめでとう。これで[真化の儀]は終わった。これで、阿朱羅丸は、完全に、君の物だ」
「そうか・・・」
変わった気は、しないのだが。そう言おうとすると、真っ白な空間が消えていく。阿修羅が言い残す。
「・・・カタナ、気を付けな。鬼呪帝具は、君達が思ってる程、甘い物じゃない」
「?どういうことだ?」
「じゃあね。バイバイ」
その言葉を最後に、白い空間は、完全に消滅した。
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再び目を覚ますと、遺跡に戻ってきていた。カエデと謎の男が戦ってる。ナジェンダが気づく。
「目を覚ましたか!」
「ああ。心配掛けた。チェルシーも、ありがとう」
「え?」
「なんでもない」
そのまま、カエデの元へ進む。カエデが気付き、鬼を出して攻撃してくるが・・・
「ハッ!!」
刀を抜刀し、切り裂く。すると、鬼が裂けて、消え去った。右腕を見る。もう、鬼呪のアザは、無くなっていた。
チェルシーは、カタナの顔を見て、驚いた。カタナの右目が、緑色に変わっていた。
カタナは阿朱羅丸を構え、カエデと対峙する。
「ふふっ。カタナも、鬼人化したんだ。何で?」
「お前を、救う為に、だ」
「そう・・・」
カエデは、四鎌童子を構える。
「カエデ・・・」
「カタナ・・・」
グッと武器に力を入れる。
「お前を・・・」
「あなたを・・・」
「救う!!」
「解放してあげる!」
おかしいな・・・。
「何が?」
おわ!な、何だよ急に・・・。
カタナ「そんなに、驚くなよ・・・」
ごめんごめん。
カタナ「ところで、作者・・・」
何?
カタナ「今回特に、文才酷かったな・・・」
グッ!!今それ言う!?
次回 第32話 決着