アカメが斬る!ー革命のカタナー(連載休止)   作:刃留兎

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第32話  決着

 「お前を・・・」

 

 「あなたを・・・」

 

  

 「救う!!」

 

 「解放してあげる!!」

 

 カエデが四鎌童子の鬼呪の技を展開。鬼を再び飛ばしてくる。カタナは、阿朱羅丸を構え、切り裂く。その隙を狙って、カエデが鎌を降り下ろす。

 

 「クッ」

 

 カタナは、それを刀で上手く受け流し、後ろに下がる。

 

 「へえ。やるじゃない」

 

 カエデが四鎌童子を構える。ヴォヴォヴォヴォという音が聴こえてくる。

 

 「じゃあ、私も、本気で行くわね」

 

 鬼を4体出してくる。

 

 「なっ!?」

 

 鬼呪帝具[四鎌童子]。確かに、この帝具は、鬼を具現化する能力を持っている。しかし、具現化出来る限界が、1体だったのだ。それが、4体。

 

 「ヤバい!!」

 

 後ろから、チェルシーの悲鳴が聞こえてくる。

 

ー仕方ないね。奥の手を使う。言う通りにして。

 

 カタナは、阿朱羅丸を改めて構えると、

 

 「阿朱羅丸。奥の手!!」

 

 次の瞬間、カタナの後ろに、8つの刀が出現する。

 

 「阿朱羅観音!!」

 

 その8つの刀が、鬼に向かっていき、その鬼を相殺した。

 

ー奥の手、阿朱羅観音。無数の刀を作り出し、その刀で敵を切り裂く、阿朱羅丸の奥の手。作り出す刀の量によって、消費する精神が変わり、それこそ、最大限で解放すれば、百個の刀を作り出す事も可能だー

 

 「なっ!?」

 

 さすがに驚いたらしい。カエデの動きが鈍る。追撃しようとするが、

 

 「あはっ♪」

 

 鎌を構え、突っ込んでくる。ガギィンと、強烈な音がする。そのまま、カタナが押され、刀が飛んでいってしまう。ヤバい。そう思った時。また鎌が止まった。

 

 「な、また!?」

 

 「残念、ね。鬼を、出して、くれて、助かった、わ。お陰、で、あなたから、体を、取り返す、事が、出来た」

 

 「クッ・・・。ふざ、けるな・・・。私が、こんな、所で・・・!!」

 

 「良いから、消えなさい。鬼」

 

 カエデが目をこちらに向ける。

 

 「お久し振りね。カタナ」

 

 「カエデ、なのか・・・?」

 

 「ええ。悪かったわね。私のせいで。でも」

 

 カエデが構える。

 

 「カタナ。約束、覚えてるわね?」

 

 「ああ」

 

 「なら、決着、着けましょう?」

 

 「・・・ああ」

 

 カタナとカエデが持てる全てを展開する。そこに、殺気の様な物は、一切無かった。

 

 「は、ああああ!!」

 

 「っ。う、おおお!!」

 

 カタナが刀を突き刺す様に、前に出す。普通なら、簡単に止められる一撃。それを、カエデは・・・、

 

 グサッ。

 

 ・・・受けた。胸から、血が流れる。

 

 「カ、エデ・・・」

 

 「ふふっ。何?その顔」

 

 ゴフッと血を吐き出す。カタナに何かを渡してくる。それを受けとると・・・、

 

 「四鎌、童子?」

 

 「ええ。きっと、あなたの、助けに・・・」

 

 遺跡の奥を指す。カタナが目を向けると、その向こうには、一つのマントがあった。

 

 「帝具。[熾天憑依]セラフィム。阿朱羅丸の適合者、専用の、帝具」

 

 「セラフィム?」

 

 帝具2つの適合など、聞いた事が無い。

 

 「最後に。もう一度、あなたに会えて、良かった・・・・・」

 

 カエデはそう言うと、息絶えた。

 

ーカエデが、死んだ。

 

 泣きたいのに、泣けない。自身に絶望していると、チェルシーが近づいて来る。すると、カタナを抱き締めた。

 

 「チェ、ルシー?」

 

 「カタナ。我慢しなくても良いの。今は、気が済むまで、泣きなさい」

 

 その言葉をトリガーにする様に、カタナの目から、涙が出てきた。

 

 「う、ううう」

 

 チェルシーに抱かれながら、カタナは、嗚咽を漏らし始めた。

 

 「う、ううう、うああああ」

 

 静かな遺跡の中、カタナの嗚咽のみが、流れ続けた・・・。




 どうでしたか?皆さん。

 次回から、再び、ショウヤの話に移ります。

 それでは!!


 次回 第33話   誘拐!?
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