全てを話し終えると、アリアはショックを受けていた。当たり前だろう。実の両親は快楽殺人鬼だった。ショックを受けるに決まっている。
「うそ・・・でしょ・・・」
アリアはか細い声で呟いた。まだ信じれないらしい。
「本当だ。どうしても信じられないなら、本人に聞いてみれば良い」
振り替えると、アリアの母親が、護衛を20人位連れて来ていた。
「そうでしょ?アリアの母さん?」
その母親にカタナが聞く。アリアは否定してほしかった。しかし、返ってきた答えは願いを裏切った答えだった。
「もう分かっていたのね。そうよ!!私達の趣味、それは離れの村から来た人間を拷問する事よ!それの何がいけないの!?」
カタナはビックリした。そこまで帝都は腐っていたのだ。
「でも知られたからには生きて返す訳にはいかないわね。あなた達にはここで死んでもらうわ。アリア、あなたもよ」
そう言うと、護衛達がこっちに近付いてくる。アカメが応戦しようとするが、カタナはそれを止めた。
「なあ、あんたに一つだけ聞きたい。この家に、タツミの友人、サヨと言う女の子と、イエヤスと言う男の子は、ここに来たのか?」
「ああ、あのガキどもね。もう女の方はくたばったわ。男も、もうそろそろくたばる頃じゃないかしら」
次の瞬間、カタナの血が沸騰する位に熱くなった。剣に手を掛け、抜く。
「なあ、護衛さん。あんたらヤるんだろ?とっとと来いよ。全員殺してやる!」
そう挑発すると、護衛達がこっちに向かって突っ込んでくる。しかし、カタナは気持ちが落ち着いていた。前方に体を倒し、一気に敵陣に突っ込む。
「ハアアアアア!」
剣を横凪ぎすると、護衛の3、4人が一気に切り裂かれた。すると、後ろの方から、鉄砲を2、3発射ってきた。しかし、それすらも軽々と避ける。
阿朱羅丸の能力の一つ、身体能力の向上だ。すると、次は、後ろから切りかかってくる。
「終わりだぁぁぁぁ!」
そう言ってくるが、それをカタナは刀を後ろにして防いだ。そして、[右肩]に刀を突き刺す。外したと思っているだろう。敵がニヤッとする。それを
見ながら、カタナは「喰らえ」と命令した。
すると、護衛が刀に吸い込まれていき、最終的には使っていた剣と着ていた服しか残らなかった。これが阿朱羅丸のもう一つの能力。突き刺し、念じる
ことで、普通の人間なら[喰らう]ことが出来る。
しばらくすると、護衛は全滅した。アリアの母親はナイトレイドによって、殺されていた。
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全てが終わると、俺達はでかい扉の前に来た。中から物凄い死と絶望の匂いが漂ってきた。
「開けるぞ」
そういって開けると、中は地獄だった。至るところに血、血、血。普通の人間なら発狂してしまうだろう。その中で、一人息がある人がいた。
「イエヤス!?」
タツミがそう言って近づく。どうやら彼がイエヤスらしい。アリアが彼に近付く。
「ごめんなさい。私の両親が、こんな事にして・・許してなんて、言えないのは分かっている。でも、ごめんなさい」
「別に、良い。あんた・・・が、や・・・たんじゃ・・・ない。悪いのは・・・あいつらだ・・・」
イエヤスの体はもう限界が来ていた。徐々に呼吸数が少なくなっている。そんな中、カタナがポケットに入れていた杖型の帝具が光り出した。
そして、アリアも輝いていた。
(まさか!)
カタナが杖型の帝具をアリアに渡す。
「これを!」
「え!?なに!?」
「いいから!、それに念じてくれ!イエヤスを治したいって!」
言われるままに、アリアは念じてみる。すると、イエヤスの体が光だし、病気が消え去った。ナイトレイドも驚きの声を上げる。
全てが解決すると、ナイトレイドにアジトに来い、と言われた。
「特にあんたは絶対来なさい!」ピンク髪が俺に指を指す。
「ええ!?なんで!?」
「あんたの帝具、ぜひボスに見てもらいたいのよ!だから来なさい!」
ナイトレイドに囲まれて、俺たちはナイトレイドのアジトに連行されることになって
しまった。
次回から、アジトに入ります!