特殊警察イエーガーズ。帝国最強の部隊は、新型危険種の討伐に精を出していた。
「んじゃ、今日も張り切って危険種退治といこうか、皆」
ショウヤが言う。その前には、ボルス、ウェイブ、クロメ、新たに派遣されてきたセイトと言う男、そして、セリュー。
「じゃあ、その前にセイト。皆に自己紹介してくれ」
「はいはい。僕はセイト。ショウヤとは九年前にチームを組んでいたんだ。武器は狙撃銃型の鬼呪帝具[白虎丸]だよ。皆、宜しく」
セイトがササッと自己紹介を終える。
「じゃあ、セイトはクロメ、ウェイブのチームに入ってもらう。こいつらにアドバイス、頼むよ」
「はいはーい。じゃあ行こうか」
セイトはクロメとウェイブを連れて、作戦地点に向かった。今日は二組に別れ、掃討する任務だ。
「よし。セリュー、ボルス、行こう」
そう言うと、ショウヤも作戦地点に向かった。
帝都の西にある森。その森がセイトチームの担当場所だった。セイトは目撃場所から少し離れ、狙撃体制に入っていた。
「あの、セイトさん。ここから当たるんですか?」
ウェイブが不安そうに聞いてくる。
「当たり前だよ。僕は、射撃の腕なら帝都一の実力だから」
レンズを見る。丁度問題の危険種が出てきていた。引き金に指を当て、何回か引き金を引く練習をする。ハァ、と息を吐いた。鬼呪帝具を展開する。
「・・・・・・・・・」
物凄いプレッシャーが降りかかる。
(何だ!?ここまで緊張感が伝わってくる!!)
周りに居るウェイブとクロメにも、感じる。セイトは気にせず、引き金に指を当てる。そして、
「よし。敵を撃ち抜け、[白虎丸]」
ズドン!!と銃声が鳴り響く。次の瞬間、弾が白虎へと変わり、危険種を撃ち抜いた。ウェイブが驚く。
「す、すげえ・・・・」
全弾命中。全員一撃。生き残り、無し。
「よし。こんな位かな。あ、そう言えばウェイブ君達の出番って・・・」
ウェイブ達の方を見る。因みにクロメはお菓子を食べてる。セイトが申し訳無さそうな顔で見てくる。
「いや、良いですよ。次に見てもらいますから」
・・・・・・・・男ウェイブは、クールに答えた。
「コロ、1番!!」
セリューの腕にコロが噛みつく。すると、コロの中から巨大な鉄球が出てくる。
「正義、秦広球!!」
その鉄球を危険種にぶち当てる。吹っ飛ぶ危険種を更に、
「コロ、弱った敵を補食しろ!!」
「キュイ!!」
ガブッと危険種に噛みつき、引きちぎる。三体もの危険種は、あっという間に息の根を止めた。
「よし!!」
コロとハイタッチし、喜ぶセリュー。その後ろから・・・・
「お前は誰の仲間に手を出してんだ?」
・・・・襲い掛かろうとした危険種をショウヤが刺した。
「ショウヤさん!!」
「もう生け捕りはしなくて良くなったらしいんでな。[消えろ]」
真昼ノ夜に命じると、危険種は消えて無くなった。
「ボルス、そっちはどうだ!?」
「もう終わります。ほら、消えなさい!!」
ルビカンテの炎で燃やされる危険種達。あっという間に消えて無くなった。
ーーその様子を、ある男が見ていた。
「あいつらが、噂のイエーガーズって奴等か。ナルホド強えな」
特に、あの鬼呪帝具の刀の持ち主。確かエスデスと並ぶ、最強の軍人だとか。
「まあいい」
右手に持つ帝具をポンポン、と遊びながら、その男はどこかへと去っていった。
「もうちょっと玩具で遊ばせて貰うぜ」