アカメが斬る!ー革命のカタナー(連載休止)   作:刃留兎

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第47話  元凶と願い

 ーー山頂

 

 「アブねえアブねえ。まさかエスデスと鉢合わせるたあ。こりゃ今回のお遊びも終了、だな」

 

 大臣の息子である男-シュラが言う。右手には、帝具[次元方陣]シャンバラ。つい先程、その能力でエスデスともう一人を遥か南の無人島に飛ばした所だ。

 

 「まあでも、倒すにも暫く時間、掛かるだろ。さーて、次は何をして・・・・!」

 

 「う、オオオオ!!!」

 

 上から黒い刀を持った少年が斬りかかる。シュラはその不意討ちを辛うじて避けた。

 

 「ったく、今度は鬼呪帝具の使い手か。どうなってんだ?今の帝都は」

 

 「お前、あの二人を何処に飛ばした!!」

 

 少年-カタナがシュラに問い掛ける。それを笑いながら、

 

 「さあな。巨大な人型危険種のいる場所に飛ばした、と言えばいいか?」

 

 「なっ!!」

 

 「まあエスデスが居るんだから、問題無いだろ。俺も遊び足りないんでな。おいとまさせてもらうぜ」

 

 「待て!!」

 

 「じゃーな」

 

 「クソ!!」

 

 カタナが左腰に装着された拳銃を抜く。ニ、三回発砲するが、シュラはシャンバラを展開する。次の瞬間、シュラは光に飲み込まれ、消えた。

 

 「消えた・・・・だと・・・・」

 

 自分が知る限りでは、消える帝具など、聞いた事もない。暫くすると、チェルシーが登ってくる。

 

 「カタナ!!」

 

 「チェルシーか。今の時間って、何時だ?」

 

 「午前の2時ね」

 

 午前の2時。タツミは奴の話では、巨大な人型危険種のいる場所に飛ばした、と言った。だが、ここら辺には、巨大な人型危険種はいない。かなり遠い場所だろう。

 

 「ラバを呼ぼう。タツミは行方不明。明日から捜査を開始した方がいいと思う」

 

 「タツミが、行方不明!?」

 

 チェルシーの声が鳴り響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、あまり心配するような案件じゃ無かったらしい。翌日の夕方、タツミは帰ってきた。まあ、それなりに楽しかったらしい。そして、エスデスはもう説得出来ない所にまで来ている、とも言ってた。それからタツミ生還お祝いパーティー(第2回)を開き、ドンチャン騒いで、俺は自室へと戻って、眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 ーーここは・・・・

 

 目の前には、赤髪の少女-チェルシー。その上に、何者かが乗っており、チェルシーの首を絞め、武器を首に定めていた。

 

 ーーやめろ・・・・

 

 武器を大きく振りかぶる。

 

 ーーヤメ、ろ・・・・

 

 チェルシーの瞳から、雫が溢れ出す。そして、

 

 ーーヤメろおおおオオオ!!!!!」

 

 そこでカタナは、眠りから覚めた。

 

 「ハア、ハア、ハア・・・」

 

 時間を見る。午前の3時。まだ夜中だ。もう一度、眠りにつこうとしたが、

 

 「・・・・・・・・」

 

 どうにも、眠れない。あの夢のせいだ。チェルシーが殺される夢。

 

 「チェル、シー・・・」

 

 チェルシーに無性に会いたくなった。この気持ちは、カエデとのそれに、よく似てる。

 

 カタナは自室を出ると、チェルシーが居ると思う場所へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 アジトの前にくる。チェルシーが星を見上げていた。

 

 「あれ、カタナ?」

 

 チェルシーがこっちに気づいた。

 

 「チェルシー、やっぱりここに居た」

 

 「やっぱりって?」

 

 「いや、ここに来ればチェルシーに会える気がして」

 

 「そう」

 

 沈黙が訪れる。暫くすると、チェルシーが

 

 「何か、悪い夢でも見たの?」

 

 と聞いてくる。何もない、と返すが、

 

 「ウソ」

 

 と言われてしまう。

 

 「・・・・・・チェルシーが、死ぬ夢を見たんだ。もう、二度と大切な仲間を失いたくない。だから、怖いんだ」

 

 「ふーん。ねえカタナ、知ってる?夢で誰かが死ぬと、その人は長生きするらしいよ」

 

 チェルシーがこっちを見てくる。

 

 「だから、大丈夫。私は死にはしないわ。だから、カタナも死なないで。一緒に革命の日をを、生きて迎えましょう?」

 

 と言う。

 

 「ああ。そう、だな・・・」

 

 上を見る。すると、一瞬、流れ星が見えた。

 

 (流れ星って、確か願いを叶えるっていう伝説があるんだよな・・・)

 

 手を組み、お願いをする。願い事は、決まっている。

 

 ーーこの革命を、皆で生きて達成出来ます様に・・・・。

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