ーーーここは、どこだ。
ーーー滝?
ーーーまさか、ここは。
目の前にはかつて所属していた部隊[ファントム]の隊長であり、カタナの恋人だった少女と帝都の大将軍がいた。
ーーーやめろ。
俺はこの先に起こることを知っている。
ーーーやめてくれ。
大将軍が剣を振り上げる。助けにいこうとするが、体が動かない。少女が口パクで俺に何かを伝える。
ーカタナ、あなたは生きてー
ーーーやめろオオオオオオオオ!!!!!
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「はっ!!」
とある部屋でカタナは目をさました。
「そうか、確か昨日は・・・」
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帝都からナイトレイドアジトに移動した後の事。本当ならボスと会わせるはずが、そのボスが帰ってこないらしい。
「とりあえず、空いてる部屋を使ってくれ」
何故か巨乳の姉ちゃんーーーレオーネにそう言われ、ここで泊まることになってしまった。
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「凄い汗だな」
カタナは服を脱ぎ、体をふきはじめる。あの夢は3年前の、失敗した革命の出来事だ。最近は見なくなっていたが。
「久しぶりに人を切ったからか?それとも」
ーーー忘れるなって事か。
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部屋から出ると、レオーネが丁度俺を探してる所だった。タツミとアリアも一緒にいる。
「おお、カタナ起きたか。ちょうど探してる所だったんだ」
「レオーネ、どうかしたのか?」
「いや。今のうちに仲間を紹介しておこうと思ってな」
「ああ、わかった。俺は行けるよ」
「よし! じゃあ、行こうか!」
張り切るレオーネを横目にタツミに話し掛けた。
「タツミ。大丈夫か?」
「カタナ」
「過去は変えることは出来ない。だから、これからのことを考えるんだ」
「ハハ。簡単に行けば苦労はしないさ」
「ああ、分かっている」
「それより、早く行こう。もうあんなところまで行ってる」
タツミが早く行こうと急かす。無理してるのはバレバレだが、まあ大丈夫なようだ。
「ああ、行こう」
二人ともレオーネに向かって走っていく。それを見て、全然出番が無かったアリアが一言。
「私、忘れられてない?」
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まずは、会議室みたいな所に連れてこられた。メガネを掛けた女性が、本を読んでいる。
「あれ?どうしたんですか、レオーネ?」
「いや、こいつら、まだ仲間になろうか迷っているらしくてさ。とりあえず、アドバイスしてやってくれ」
「う~ん。そうですね・・・」
(((ゴクリ)))
息を飲む。そして、返ってきた答えは・・・
「アジトを知られたからには、仲間にならなきゃ殺されちゃいますよ?」
((ゾクッ))
「怖えーよ!!」
予想外の答えに、タツミとアリアが震え上がり、カタナが突っ込む。その時、たまたま本の題名がみえる。その本の題名・・・
[天然ボケを治す100の方法]
・・・・・・・・・・・・・
その時思ったことは、3人とも同じだった。
(((天然ボケって、治るのかな?)))
「ああ!!なんでそいつらここに入れてんのよ!」
会議室(?)に怒声が響き渡る。後ろを振り向くと、ピンクの髪をツインテールに束ねた少女がいた。
「ええー。いいじゃん。仲間だし」
「まだ違うでしょ!」
そう言うと、こっちに向かって近付いてくる。こっちを凝視しながら一言。
「ダメね。とてもプロフェッショナルな私達とは合いそうにないわ。そこの二人はともかく、あんたは顔からして」
そういってタツミを見た。
・・・・・
「よし!次行こう!」
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「ここはストレス発散場もとい、修練場だ」
廊下を歩きながらレオーネが場所を紹介する。すると、向こうの方で木の槍を振っている男性が見えた。こちらに気づくと一旦修練を止める。
「おお。この間の奴らか」
言い方からして、あの時いたらしいが、俺達は知らなかった。頭の上にハテナマークを浮かべる俺達に男性が説明する。
「ああ、そういえば直接は会ってなかったな。俺はあの鎧の奴だよ。ブラートだ。よろしく!」
そう言って、手を出してきたので、こちらも手を出して握手をする。その時、レオーネが爆弾発言をする。
「そいつ、ゲイだぞ」
バッとおもいっきり手を放す。それを見て、ブラートが爽やかな笑みを浮かべ、こう言った。
「おいおい、勘違いしちゃうだろ、なあ?」
((否定しろよ!!))
それを見ていたアリアは後にこう語ったと言う。
「この時ほど、自分が女で良かったと思った事は無いわ」
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更に場所は変わり、水浴び場。緑の髪の青年がコッソリと水浴び場に近付いていた。
「今日こそは、あの巨乳を拝んでやるぜ!あの巨乳の為なら、俺はどんな危険もかえりみない!「じゃあ、指2本貰おうか」・・・え?」
緑の髪の青年をレオーネが仕留め、指を2本折るという所業を目の前でしていた。だが、青年は諦めなかった。
「まだだ!まだ行ける!「じゃあ次、腕行こうか」・・・ギャアアアア!!」
「じゃ、そういうわけで、このバカはラバックな!」
(((どういうわけだよ(なのよ)・・・・・)))
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最後に、川に連れてこられた。タツミがギブアップを上げる。
「もう、お腹いっぱいなんだけど・・・」
「俺もだ」
「同じく」
そう。ぶっちゃけると、もう紹介は勘弁してほしかった。メンタル的にキツイ。殺し屋の名は伊達じゃないと思った。
「安心しろ。最後は美少女だぞ!」
「ハァ。」
しばらくすると、少女が危険種[エビルバード]を食っていた。アカメだ。知り合いだからはっきり言おう。凄く怖いぞ。
「レオーネ。それに、カタナ達か。どうした?」
「いや、ちょっと仲間の紹介にね」
「そうか」
再び食い始めた。この性格は昔からである。
「ところで今日は奮発じゃないか。どうしたんだ?」
「ボスが来ている」
指を指す方向を見てみると、眼帯を付け、右腕が義手の女性がいた。
長いので、残りは次回に延ばします。