「ボス!」
レオーネが眼帯の女性に駆け寄る。
「お帰り~!お土産、何かない?「それよりもレオーネ、3日前の任務、時間オーバーしたそうじゃないか」ヤベ(汗)」
直ぐ様走り出し、遠くに逃げようとする。しかし、女性の右腕が飛び出し、レオーネを捕まえた。そのまま、キリキリ音を出しながらレオーネを引っ張ってくる。
「強敵との戦いを楽しみすぎるのは良くない。その癖はなんとか直すんだ」
「わかったからそのキリキリ音止めて~~」
レオーネが、悲鳴をあげる。確かにこのキリキリ音は痛い。精神的に痛い。
「ところで、この少年達は?」
「ああ、ボス!この少年達推挙!!」
「え!?」
「な!?」
「ちょ!?勝手に!?」
カタナ達がいきなり推挙されたことにビックリする。そんなことはお構い無しに、ボスと呼ばれる女性は質問を返す。
「見込みは有るのか?」
そう聞かれると、レオーネは真剣な表情で答える。
「ありますよ」
「「・・・・・・」」
二人の間に沈黙が訪れる。しばらくすると、ボスがレオーネに指示する。
「皆を集めろ。彼らの処遇を決めると共に、前回の作戦の報告を聞く」
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場所は変わり、会議室。15分もすると皆集まった。これから俺達の処遇が決まるらしい。ボスは前にある椅子に座り、俺達を中心にナイトレイドの皆が立つ。
「状況は理解した。どうだ。タツミ、アリア、カタナ。ナイトレイドに入る気はないか」
「どうせ断ったら殺されるんだろ」
タツミの質問だ。その質問にボスが答える。
「いや、それはない。だが返す訳にもいかないからな。工房で働いてもらう。別に殺しはしない。それを踏まえてどうだ」
その質問に、まずはアリアが答える。
「私は、両親のやったことを、許せません。そして、両親にそれをやらせた人間が帝都にいるなら、私はそいつを許せない!」
答えを出す。
「私は、ナイトレイドへの入隊を希望します!」
次はタツミだ。
「俺は、故郷を救うために帝都に来たんだ。なのに、あれは何だ!!オマケにイエヤスも酷い目に合って、サヨも、殺されちまって・・・」
イエヤスは未だに目覚めていない。そして、サヨと言う少女はもうこの世にいなかった。死体はナイトレイドによって、丘の上に埋葬された。
「帝都が腐ってるから近辺の村が被害を受けてるんだよ。その根元を取っ払いたくないか!男として!」
ブラートが言う。
「でも、悪人をチマチマ殺していった所で、何もかわらないんじゃ・・・。それじゃ、俺の村のような所は救われねえよ・・・」
確かにタツミの言う通りだ。チマチマ殺していった所で、何も変わらない。
「そうか。なら余計ナイトレイドにぴったりだな」
「どうして!」
「帝都の遥か南に[革命軍]のアジトがある。始めは小さい組織だったが、3年前の革命を機に急速に大きくなっていってな。今はまだ帝都に群がるダニ退治をしているが、いつか機会が見つかったら諸悪の根元である大臣をこの手で討つ!」
良かった。俺達の血は、あいつらの死は無駄じゃ無かった。嬉しさの余り、涙が出そうになった。
「大臣を・・・。すげえ・・・。なら今やっている殺しも、いわゆる正義の殺し屋じゃねえか!!」
その言葉を聞くと、ナイトレイドの皆が笑い出した。タツミが驚く。それを見て、レオーネが答える。
「タツミ。私達がやってることは所詮殺しなんだよ。そこに正義なんてものはない」
「でも、あんたらのやってることは、人を守ることだろ!」
おれは、レオーネ達に怒鳴り付ける。
「あんたらが正義が無いっていったら、信じて付いてきている革命軍の皆はどうなるんだ!!」
「「「「「・・・・・・・」」」」
「・・・・・ゴメン、口を挟んで」
今自分が言ったことを思いだし、謝る。
「いや、お前の言うことは最もだ。こちらもすまなかった。カタナ、君はどうする?」
俺の答えは決まっていた。
「俺の目的は3年前の革命を再び起こす事だ。俺とあんたらの目的は一致している。だから、俺はナイトレイドに入る」
「?。3年前の革命?。まさか君は・・・」
突如、キリキリと音が鳴った。ラバックが報告する。
「ナジェンダさん!結界に反応が!」
「敵か!全員戦闘体制に入れ!!一人たりとも生きて返すな!!」
「「「「「了解」」」」」
全員がそういうと、すぐに戦闘体制に入っていった。ナジェンダが俺達に指示する。
「タツミとアリアはブラートに付いていけ!カタナは実力を見たい。少し離れて付いていってくれ!」
「「「分かった(おう!!)(分かりました)」」」
俺は阿修羅丸を、アリアはイシュトリルを手に戦場に向かった。