イリナとゼノヴィアが帰った後にリアス・グレモリーが帰ってきた。
帰ってきて早々にイッセーとアーシア・アルジェントの心配をしていた。
何故イッセーたちを心配していたのだろうか?
イッセーたちは悪魔だからイリナたちは悪魔に関係がある何かなのは考えられるが良く分からない。
考えて疲れたから寝よ。
俺はソファに丸まって眠ることにした。
……………
…………
………
……
…
イリナとゼノヴィアが訪問してから数日
「に、日本のキッチンに立つときは、は、裸にエプロンが……日本の文化なのですか?」
なに言ってんの?
アーシア・アルジェントがイッセーママに謎の質問しだした。
「……………ええ、そうよ。アーシアちゃん」
あんたもなに言ってんの?
今すごい悩んだよね?
「わ、わかりました」
誤解ですよー、アーシア・アルジェントさーん。
…………
………
……
…
イッセーたちが帰ってくるとイッセーママがイッセーを手招きし、台所へとイッセーを誘う。
「ほらほら、アーシアちゃん」
「はわわわ!」
イッセーママがアーシア・アルジェントの背中を押す。
アーシア・アルジェントが壁の陰から飛び出すとーーーー
ーーーー「ブハッ!?」
イッセーが勢いよく鼻血を噴き出す。
アーシア・アルジェントが裸エプロンをした理由は、クラスメイトの桐生と言う女性から「日本の文化は台所では裸エプロンだ」と嘘の情報を聴かされ、その情報を確かめる為にイッセーママの確認を取ると、イッセーママの悪ノリによってアーシア・アルジェントは桐生の嘘の情報を信じてしまったようである。
イッセーは鼻血を垂れ流しながら親指を立てていた。
そんな光景を見たリアス・グレモリーは
「……なるほど、その手があったのね」
あんたもなに考えてるの?
リアス・グレモリーは「アーシアは魔性の女悪魔になれるわね」と言い残し去っていく。
「リアスさん待って!手伝うわ!」
何を手伝うの!?………まあ、大体わかるけど。
イッセーはアーシア・アルジェントの肩に手を置き「ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。…………」と何度も何度もアーシア・アルジェントにお礼を言う。
「……アーシア」
「はい?」
「心配するなよアーシア。この間の教会の連中がやって来ても俺がアーシアを守ってあげるからな」
「……ありがとうございます、イッセーさん。悪魔になったこと……私、後悔していません。信仰を忘れたことなんて一度もありません。ーーーでも、主への想いよりも大事なものができました」
「大事なもの?」
「イッセーさんに部長さん、部員の皆さん、学校のお友達、イッセーさんのお父さまとお母さま、それにアイルー。みんな、みんな、私にとって大切な方々です。ずっと、一緒にいたい。失いたくない。もう、独りは嫌なんです」
震えながらイッセーにしがみつくアーシア・アルジェント。
この子は何かの事情で孤独だったのだろう、震えるアーシア・アルジェントを抱きしめようと背中に手を伸ばしたイッセーの手が止まる。
イッセーは手をワキワキさせながらアーシア・アルジェントの尻を眺めている。
シリアスなのに自分の道を進むイッセーを見て俺は流石だなと思った。
「あらあら、孫を見る日は近いかもしれないわねぇ。キッチンも立派な戦場だものね。問題ないのよ?後始末してくれるならね?」
ニヤニヤしながら戻ってきたイッセーママはそそくさとその場から離れる。
「イッセー!着てきたわよ!」
リアス・グレモリーが戻ってので振り向くとーーーまあ、予想通りにリアス・グレモリーは裸でエプロンを着ていた。
また鼻血を噴き出すイッセー。
「さ!アーシア。このまま調理開始よ!」
「はい!」
二人の台所での姿を眺めるイッセーとイッセーパパは話しあっていた。
「父さんは幸せだ。1日の疲れが吹き飛んだよ」
「俺もだよ、父さん。」
「我が子よ。必ず二人を娶れよ。そうすれば二人とも俺の娘だ」
「努力しますよ、お父さま」
アホか?
…………
………
……
…
深夜
誰かの気配を二つ、家の外で感じる。
一般人ではない只者ではない気配を。
その気配を感じたのかイッセー、リアス・グレモリー、アーシア・アルジェントが目を覚ます。
外に出ようとする三人に着いて行こうと追いかけた。
「こらこら、お前は出ちゃっダメだ」
家の中に戻されてしまった。
解せぬ。
暫くして三人と二人の気配が遠ざかって行く。方角的にイッセーの学校の方だ。
どうすっかなぁ出れねぇしなぁー…………………………寝るか。
………
……
…
ダメだ気になる!どうする?この体じゃあ外に出られないし……………あっ!元の姿に戻ればいいのか!ドジったぜ!テヘペロ☆
ごめんなさい。
とりあえず早速。
「[元の姿]」
よし!早速行きますか。
………………
……………
…………
………
……
…
コカビエルとの戦いで満身創痍のみんな。
アーシアとゼノヴィアはコカビエルに神の不在を聴かされ酷くショックを受けている。
それはそうだ、深く信仰していた神が生きていないだなんて聴かされたらショックだろう。
「俺はこれを機に戦争を始める!俺だけでもあのときの続きを!我ら堕天使こそが最強だと見せ付けてやる!」
クソッ!戦争なんてさせてたまるか!
再び戦闘態勢に入ろうとしたとき
「戦争を始める?よろしいならば戦争だ」
俺の隣から見知らぬ主の声が聞こえる。
首を横に動かす。
「なっ!?」
そこには少し癖っ毛で首元まで黒髪を伸ばした黒い瞳の少年がいた。
見た感じは俺と同年代か?
そんなことより、いつの間に俺の隣に?
黒髪の少年について考えていると
「心配すんなやイッセー」
何故俺の名前を?
「貴様は何者だ?いつそこにいた?」
コカビエルが黒髪の少年に尋ねる。
「俺の名前は石島蓮。ただのくそ野郎だよ」
石島蓮と名乗った少年はニカっと笑う。