魔法少女リリカルなのはA`s?あれ、なんか原作と違うんですけど!! 作:ユーリ・ローウェル
さて、ヴァーリが家にやって来てから一日たった日。ヴァーリとオーフィス以外の全員はやての家にいる。
「ここいらで本格的にユウスケの鍛錬をしたいものです」
「そうだな、早く我々と全力で戦えるようになってもらいたいからな」
剣士二人はもう毎日こう言う話をしている。これでも少しは…身についてきているのだが、如何せん剣が重たくてしょうがない。
「なぁシグナム、こないだの無人世界になんか建物あったよな?」
「ああ、確かにあったな」
そういえば、そんなのあったような気がするな。戦闘で集中しすぎてあまり気にしていなかったが。
「なら今すぐ行ってみよーぜ、なぁリインフォース?」
「私は祐介が行けば行くぞ」
「ダンジョンですか…いいでしょ。行きましょうシグナム」
「そうだな」
「よし、今度は私も付いて行くよ」
「はやて参戦確定だー」
…俺の意見無視で話が進んでるジャマイカ。て言うかはやても来るのかよ。
「じゃあ、私は家で留守番してるわ。何かあったら連絡してね」
「俺も家にいる」
アニキ、今日は休日だもんな。
二人を除いた俺たちは庭にある転送ゲートを使い無人世界に向かう。
「ほ~ここが違う世界か~」
「そうですハヤテ。そしてあそこが例の建物です」
セイバーが指差す先にあるのは如何にも古代遺跡ですって言うものだった。
~古代遺跡~
「「うぉーすげー」」
「落ち着きなさい二人共」
古代遺跡、それはよく映画とかで見る物に近い如何にも古くからあるって感じの建築物。
建物内に入るとすぐに俺とチヴィ子は走り出してしまった。いかん、テンション上がってきた。
「むっ、なんだこれは」
「リインフォース、お前も感じたか」
「ああ。シグナムも感じたか。だがこの力は…」
「警戒していきましょう」
「そうだな」
「まずは三人を落ち着かせて…」
なんか三人が話し合ってるがそんなの関係ねぇ、まっすぐ突っ走ってやんよ!
なんて思いながら走っていたら突如、足元から嫌な音がし、次の瞬間床かが崩れだした。
「「「へっ?」」」
「「「あ…」」」
その上に乗っていた俺とはやてとヴィータはそのまま下へ落下していった。
「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁ」」」
「「「……」」」
「うぐっ」
「あう」
「ぺぐっ」
おもいっきし地面に叩きつけられる俺ははやてとチヴィ子の下敷きになった。
「いたた、一体なんやったんや?」
「落とし穴かったくユースケ!!」
「俺のせいじゃないからな。にしてもここは…」
周りを見回る、さっきいたところよりも周囲が薄暗い、どうやら結構下に落ちてきてしまった様だ。
「チヴィ子、飛んで上に戻れるか?」
「戻れることは戻れるが、お前たち二人抱えて飛ぶのは無理だぞ」
「じゃあ、兄ちゃんを置いて私を…イタイイタイ兄ちゃん、ほっぺが伸びる」
まいったな、俺も風王結果の風を使用すれば飛べなくもないけど、いかんせん風がじゃじゃ馬過ぎてまだうまく操れない。
「この際だ、このダンジョンを攻略するか。進んでいくうちに三人に会えるだろう」
「…だな。だが何があるか分からないから注意しろよ」
注意してたらこんなところに落ちてないでござるよ。
さて、探索を始めて見たものの、遺跡っぽいところなので建物自体古いのだが…
「あぶねぇ」
下と左右から槍が飛んできたり。
「二度も引っかかるかよ」
再び落とし穴があったり。
ゴト!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!
「「「うわぁぁぁぁぁぁ」」」
巨大な岩の塊に追われたり。
「はぁはぁ」
「な、なんだよここはよ」
「ヴィータ、それ私も思った」
とりあえず、何もなさそうな所に来たので一息を入れる為に腰を下ろして休んでいる。
「あかん、マジでリアルインディーになるとは思わんかった」
「俺もだ。あんなの映画しかねーよとか思ってたのにリアルで体験する羽目いなるとはよ」
「インディーはマジで面白いよな」
「俳優さんも渋くてカッコイイしな」
洋画は本当に面白いよな。特に24時間戦い続ける男の話。あれ?映画じゃないか。映画だったら上映時間が24時間になっちゃうか。
「あれ、あそこなんか窪んでんな」
俺は壁にある小さな窪みを見つけて散々な目に合っておきながら窪を押す。
「ちょ、ユースケ!!」
何が来るかと構えていたら壁が崩れて奥に進める道が出来た。
「行ってみるか」
「そうだな、進むしかないしな」
「奥に宝があったりして」
慎重に進む俺たち。しかし意外にも仕掛けという仕掛けはなく広間に入る。そこは家五件は入るくらい広い広間だ。
装飾とかはこれといって何も無いが端にある二本の剣が地面に刺さっている、その他は中央に置いてある石台がある。
そしてその上に何か置いてある事に気づいたはやてのチヴィ子は石台に近づいていった。
「なんやこれ、本?」
「ちぇーなんだ。がっかり」
どうやら何かの本のようで中は何処かの言語で書かれてあったが間違いなく地球にはない言語だろ、何となくそう思った。
「どうする、これ以上何も無さそうだし引き返すか?」
「そやな…その前に」
はやては広間の左端に刺さってる双剣の下へ行こうとした時だった。
「!!!はやてあぶねー」
突如、部屋の壁から大きな腕が現れた。
「な、なんだ?」
「敵だ、ユースケ。構えろ!!」
大きな腕の持ち主であろう物は壊れた壁からゆっくり現れた。現れたのは石の巨人、俗に言うとゴーレムだ。
「はやて、下がってろ!!」
「わ、わかった」
はやてを下がらせると俺とチヴィ子は武器を構え、相手の出方を伺う。
「ワレ、ココノバンニン。ココアラスモノ、ハイジョスル」
「言ってろ!!」
チヴィ子はハンマー型のデバイスという武器を手に取り、俺も背中から剣を両手で抜きゴーレムに向けて構える。
「今はあたししかいねぇ、自分の身はなるたけ自分で守ってくれ。あたしははやてを守る」
「ああ、やってやるぜ。そっちこそ無理するなよ」
「へっ、上等」
こうして始めての実戦を経験することになる俺だった。
後半に続きます。