魔法少女リリカルなのはA`s?あれ、なんか原作と違うんですけど!! 作:ユーリ・ローウェル
啖呵を切ったのはいいけど、実際はヤバイな。何時もはセイバーやシグナム姉さん達が居たし、広い外での戦闘だった。それに対して今はチヴィ子と二人プラス狭い室内と来た。
しかもはやてを庇いながらという条件付きという厳しい状況。
「ユースケ、ごちゃごちゃ考えるな」
「あ、ああ」
チヴィ子はそのままゴーレムに攻撃を仕掛ける。俺も攻撃をしようと近づくがゴーレムが振るう大きな石の腕を避けるのが精一杯でとても攻撃どころではない。
「ちっ、デカイのに素早い」
「こんな奴すぐにブッ飛ばせるのに」
そしてもう一つ、ここが室内というのが非常に問題がある。それはここが古代遺跡と言う所。チヴィ子が言うように正直、ヴォルケンズの初期メンバーやセイバーなら大技であっという間に倒せるだろう。
しかし、こんな古い建物に狭い室内。大技を放ってしまったら室内が崩れるおそれがあるし。最悪、遺跡自体が大変なことになる恐れがある。
「無茶言うな。大技なんか使ったらこんな遺跡あっという間に崩れるぞ」
「わかってる、あいつの隙を見つけて最小限で倒す」
ゴーレムの素早い攻撃を何とか交わしながら斬撃を打ち込むが、俺レベルでは到底傷を付けることは叶わない。武器が如何に良くても使い手がそれに似合わない物を持つとやはりこうなってしまう。
だが、チヴィ子の攻撃も派手でなく純粋の打撃攻撃だがこれは少しずつ効いてきている。ゴーレムの体が少しずつ削れているのが目に見えてわかる。
俺も少しでもダメージを与えられるように数少ない経験と訓練を思い出しながら攻撃を繰り出してく。
「グォォォォォ!!」
「効いているのか…?」
「よし、それなら…」
怯んだゴーレムに追い討ちをかけようとした瞬間、ゴーレムは突然素早く動き出し俺は突然の事に反応は出来ずに大きな石の腕が俺を捉え、大きく吹き飛ばされる。
「ぐぅ…」
「ユースケ!!」
俺は何とかゴーレムを視界から外さないようにしていたその瞬間、ゴーレムは後方にいるはやてに気付き攻撃を仕掛けようとしていた。
「チヴィ子、はやてが!!」
「ちっ!!」
チヴィ子がはやての所に走るがそれより先にゴーレムの石の腕がはやて目掛けて振るわれていく。
「はやて!!」
「いけーそこやヴィータ。何やっとるん兄ちゃん、しっかり攻撃せい!!」
私は兄ちゃんとヴィータが戦っているのを後ろで見ていた。皆から戦いの様子は話で聞いていたけど、リアルの戦いを見るのは初めてでびっくり。
あっ、ヴィータの攻撃が通ってる。おっ、兄ちゃんの攻撃もちょっとやけど通ってる。
「それにしてもこの剣なんやろう?」
私の横にある二本の剣、ちょっと気になってみたので剣に触ろうとした瞬間。
「はやて!!」
兄ちゃんが私を呼ぶ声が聞こえたから振り向くと、さっきまで二人が戦っていたゴーレムが私の目の前に、しかも攻撃五秒前!!
「あっ、私死んだ」
『剣を握れ、そしてそのまま振り上げろ』
どこからともなく声が聞こえ…てきたよな。そうでもないような気がしたんやけど、何となく声の指示どうりに目を紡いたまましてみる。すると確実に痛い以上の激痛が来ると思ってたんやけど全然痛くも痒くもないので恐る恐る目を開けるとなんと。
「なんと、腕が斬れてる!!」
『まずは後ろに下がれ』
「う、うん」
謎の声さんの指示通りに後ろに下がる私。
『次は…ふむ。永き時を過ごしてきたので成功するかはわからんが』
なんか少し不安になるような単語が聞こえてきような気がするが気にしないことにしよう。
『………』
「…………あの?」
『ちっ、やはり正確に契約してないと実体化が出来んか。なら仕方あるまい。少女よ、今から私の技術と魔術回路を貸す』
「ま、魔術回路ってなんや?」
『今は説明をしている時間はない』
うわっと、実際現在進行中でゴーレムから逃げている最中なう。
『私と同じ言葉を言うんだ』
「お、おう」
『同調開始
「と、同調開始
うわっ、何か体の中に入ってきた!!何かこう…ああもう。何て言えばいいんか解らないような感じや。次第に何か弓やら剣やら槍やらと色んな武器のイメージが頭の中に入ってきた。
『魔力回路を貸すことには成功したか…ふっ、昔ならこんな事出来筈がなかったが今はこのような形になってしまった恩恵か…さて。ここからから反撃…』
「こんのー次は私からの攻撃や!!」
頭の中に入って来た武器の内、適当な弓を思い浮かべるとあっという間に手に現れる。
「おぉ、これなら隠し芸大会に出られるかもしれへん」
『そんなものに私の魔術を使用しないでくれたまえ…ふぅ、ここらは私がサポートしよう。少女よ、少し体を借りるぞ』
「え、あ、うん」
次の瞬間、私の中に”何か”が入ってくるのが感じる。何かこう…白髪で長身で肌黒の男のような?
「な、何が起こってるんだ?」
俺ははやてがゴーレムの攻撃を直撃したと思った瞬間、ゴーレムの腕が綺麗に斬られていたのに驚いた。そしてはやてが床に刺さっている剣を握っていると分かるとはやては後ろに後退し、なにやら危ない人よろしくに独り言をブツブツ言っていると急にはやての手に弓が現れたのだ。
「わ、わかんねーよ」
すると、こんどははやてが弓を引き、矢をチヴィ子が砕いて欠けている所に正確無比に差し込む。
「今だそこの二人!」
突然、はやてが俺たちに叫ぶ。何時もとは違う様子だったがすぐにゴーレムの方を向いているあいだにチヴィ子がハンマーで矢が刺さっているところに打撃を打ち込む。
グォォォォという雄叫びを上げるゴーレムに俺は全身の体重と力の限りを込めた一撃雄叫びを上げているゴーレムに振るう。
「なぁはやて。お前一体どうしたんだ?」
今までの戦闘での息を整えながら様子がおかしいはやてに問う。
「…そうだな。今この私が起きている現象を説明しよう」
やべ…はやての声なのに違う人がしゃべっているように聞こえるんですけど。
「な、なぁアンタ。一体誰なんだ?」
「ふむ、そうだな…敢えて言うなら”アーチャー”と名乗っておこう」
「じゃあアーチャー。あんたは何者なんだ?」
「私は人ではない。いや、かつては人であったがある日を境に私は人を超えた存在”英霊”と言うものになった」
英霊、何かその単語結構最近聞いたことあるんだけどな。なんだっけ?
「英霊になってからは私は数え切れぬほど戦い、戦い抜き、答えを見つけてからも戦い抜いた」
はやての顔なのにどこか遠い表情、はやてがしたこともない表情でアーチャーと呼ぶ者は続けて話した。
「戦い、戦い、何時しかは自身の肉体の限界まで戦い抜き…体は消滅してしまった。だが、私の魂がどんな理由かは分からぬが剣に憑依してしまい、見知らぬ世界に流されていた。そこからは動かぬ体で何れ位時を過ごしたかも忘れてしまった」
このアーチャーって人、スゲェ人生送ってるな。なんっかセイバーに似たような感じの話を聞いたことがあるような。
「おい、はやては無事なんだろうな?」
「問題ない。今は私がこの少女の体を借りているに過ぎん。今体を返そう」
そう言うと、はやての表情が一瞬で何時ものようなのほほんとしたものになる。
「ふーなんか凄い体験してもうたわ。それに今の話もぜーぶん聞いてたで。そんでアーチャー…いるんやろ?」
『そうだ』
「「うわぁ!!」」
はやての手に握られていた双剣から声が出てき、俺とチヴィ子は驚いた。びっくりするわ!!
「なぁアーチャー、私と契約せーへん?」
『なんだと?』
「いやな~兄ちゃんもついこないだ契約っていうのをしたんや。ぶっちゃけ羨ましいんや、だから契約や」
『いやあ、だがこれは簡単には…』
「よしはやて、俺が教えてやる」
『まてお前たち、契約とはどう言うものか…』
剣がうるさいのでぱっぱと契約させました。契約って簡単にできるもんなのかって?出来るんだな~これがな。
「さてと、メンドイ事が片付いたことだし、中央の台座にある本でも…」
本を知らべようとした瞬間。本が急に光だし、余りの発光に俺たちは手で目を被せる。光がやんで手をどけるとなんと遺跡の外に出ていたのだ。
原因はおそらくあの本だろう。それにしてもあの本は結局何だったんだ、全然読めなかったしゴーレムに襲われるし。
「あ、兄ちゃん。シグナム達や」
どうやらシグナム姉さん達も遺跡から脱出していたらしい。するとはやてが握っている剣が急に声を出した。
『せ、セイバー…だと』
「っ!私を知っているのですか!?」
『そうだな…かつて私は聖杯戦争に参加し、遠坂凛のサーヴァントだった…ここまで言えばわかるだろう』
「ま、まさかあなたは…アーチャーなのですか?」
これは意外な展開、みんなポカーン状態で俺も同状態。まさかこの二人が知り合いだったとは思わなかったぜ。
はい、セイバーに続きアーチャーの登場です。これではやても加入でヴォルケンズ完成に…
次回の予定はアーチャーの話と放置されたヴァーリの話になると思います。