IS 一夏の彼女は副担任   作:陸のトリントン

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陸のトリントンです。

作者の妄想が爆発し、誕生した作品です。

Rー18にならない様に、ちまちまと執筆します。


第1話

俺の名前は織斑一夏。

 

俺は藍越学園を受験しに行ったが迷子になった挙句、ISを起動させて世界を騒がせてしまった。世界でISを動かせる男ということで、いろんな機関や研究所が詰め寄ってきたけど、千冬姉がIS学園に入学させるということで事なきを得たんだけど・・・

 

 

 

(これは・・・想像以上に・・・キツイ・・・)

 

 

 

周りには女しかいないし、視線が俺に集中している。

 

しかも、六年ぶりに再会した幼馴染には、そっぽを向かれる始末。仕方がない、六年も経てば人は変わるからな。俺も、いろいろと変わったし。

 

 

 

中学一年の時にドイツで誘拐され、千冬姉に救われた。

 

あの時の俺は自分の無力さを呪った。

 

その後、千冬姉がドイツで一年間居なければならなくなった時なんか、そんなことはお構いなしと修行をしてた。

 

だけど、千冬姉の知り合いの女性に預けられてから、俺は大きく変わった。

 

押しに弱くて、やや天然で、ドジな所があるけど、どんな時も俺を優しく介抱してくれた彼女に、俺は恋をした。

 

千冬姉と一緒にいる時とは違う気持ち。一緒にいたい、もっと二人だけで一緒にいたい、そんな気持ちが俺の胸をいっぱいにさせたんだ。

 

俺は、クリスマスの日に告白をした。彼女も俺の事が好きだって言った時は、最高のクリスマスプレゼントを貰った気分だった。そこから、彼女との恋人生活が始まったんだ。

 

中学三年になってからはお互い忙しかったけど、二人でデートに行ったり、二人で夜を一緒に過ごしたり、二人で、まあ・・・・・・アレやったり。後、千冬姉に報告しに行って、十寸釘を打たれたりと、様々な事があった。

 

そして、俺の彼女は今・・・

 

 

 

「織斑君・・・織斑一夏君!」

 

「は、はい!」

 

「大声出しちゃってごめんなさい。でも、『あ』から始まって今、『お』なんだよね。自己紹介、だめかな?」

 

笑顔で俺に近寄って来たのは、山田真耶。俺のクラスの副担任で・・・

 

 

 

「大丈夫です。ま・・・山田先生」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の彼女である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイコンタクトで真耶は、俺に何か言いたがってる

 

(趣味とか特技をいれれば、大丈夫よ)

 

(そうか!)

 

後で、料理を振るわないとな

 

「織斑一夏です。特技は家事全般で趣味は読書です。至らぬところがありますが、一年間よろしくお願いします」

 

どうだ・・・

 

ぱちぱちぱち

 

拍手が鳴っているということは、何とかなったのか。

 

「自己紹介はちゃんとできたか」

 

聞き慣れた声がする方を向くと

 

「ち・・・織斑先生」

 

黒のスーツにタイトスカートを纏った千冬姉だった。後、一瞬動きかけてたから、冷や汗が少し止まらない。

 

「諸君。このクラスの担任の織斑千冬だ。この場にいるヒヨッコどもを一年で使い物にするのが私の仕事だ。私の言うことはよく聴き、よく理解しろ。出来ない者には出来るまで指導してやる。私の仕事は弱冠十五才を十六才までに鍛え抜くことだ。逆らってもいいが、私の言うことは聞け。いいな。」

 

クラスが騒いでる。千冬姉の人気ってすげえな。でも、俺は真耶がいれば・・・

 

「織斑、お前も一年で使い物にするのが私の仕事だ。男だからと言って、特別扱いするつもりはない。いいな?」

 

千冬姉・・・目が怖い。

 

 

 

一時限目が終わり、俺は次の授業の準備をしていた。真耶の授業だから、いつも以上に気合が入る。

 

 

 

一時限しか受けてないというツッコミは無しだからな。

 

 

 

「ちょっといいか?」

 

この声は・・・

 

「箒?」

 

俺に声をかけたのは、ファースト幼馴染の篠ノ之箒だった。

 

「ここで話をするのもなんだし・・・屋上でいいか?」

 

「ああ・・・いいけど」

 

本当は真耶のために、準備がしたかったけど、まあいいか。

 

 

 

屋上に着いた時、箒はなぜか俺の方を見ずに何かを言いたそうにしていた。

 

「・・・久しぶりだな、一夏」

 

「ああ、六年ぶりだな。お前、あまり変わってなかったから、すぐに箒だって分かったぞ」

 

「そ、そうか・・・」

 

照れてるのか、顔を赤くしてポニーテールを少し揺らしていた。

 

 

 

 

実の事を言うと、俺は箒が苦手だ。

 

小さいころから一緒に剣道やっていた仲だったけど、事あるごとに竹刀を持って襲ってくる毎日を俺は過ごしていた。前に言動について箒を注意したら、竹刀で突かれて死にかけたこともあった。

 

こういうのが毎日続いたせいで、俺は真耶に会うまで、女性に対して暴力的な印象しかなかった。

 

そう考えると、真耶はすごいな。いつも優しくて、怒る時は怒るけど、それも可愛くて。心も体も包容力があって・・・セクハラじゃないから、今の発言。

 

 

 

「おい、一夏!聞いてるのか!」

 

「あ、ああ、ごめん。六年ぶりだから、一体何を話そうかなって悩んでたんだ」

 

「そ、そうか。悪かった・・・」

 

本当は真耶のことしか考えてなかった。後、早く教室に戻りたい。

 

キ―ン コ―ン カ―ン コ―ン

 

二時限目開始のチャイムだ。

 

俺はチャイムに感謝しつつ、急いで教室に戻った。

 

「先に教室に戻ってるから、遅れるなよ!」

 

俺は教室に向かって、走って行った。箒は何か言いたそうな顔をしていたが、気にせず教室へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

二時限目が終わり、俺は直ぐに授業の復習に取り掛かった。授業に関しては、事前に真耶から教わっていたお陰で、難なく授業に集中できた。

 

それにしても、真耶が授業を進めてる姿は可愛かったなあ。笑顔で授業を進めてる姿は、いつもの真耶と違う印象を受けて、新鮮だった。

 

あと、俺の顔をチラチラ見て、目が合うたびに笑顔で返してくれて、最高だ。このまま、一年間無事に学園生活を・・・

 

「ちょっと、よろしくて?」

 

「ん?」

 

 

 

 

 

 

迎えることは、早々出来そうにない。




簪とラウラも可愛いけど、真耶も可愛いです。

あと、山田真耶のSSが増えて欲しい。

不定期更新なので、生暖かい目でこの作品を見守って下さい。

ご意見、ご感想、お待ちしております。
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