最強のショタ   作:スズキオーレ

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第9話 誤解と犬の心情

前回までのあらすじ

 

 

二人の全力を『違う人』にぶつけて喧嘩鎮火。

犠牲になった男の子(犠牲男子に略)の話しを聞き。

犠牲男子のお偉いさんとO☆H☆A☆N☆A☆S☆Iへ←今ココ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時空管理局・巡航L級8番艦『アースラ』内部

 

 

 

先程の喧嘩で犠牲になった犠牲男子に案内された場所は・・・

 

 

盆栽、茶釜、コケ脅し(ししおどし)など『和』を強調された部屋だった。

 

 

「よくお越しいただけました。私、時空管理局・巡航L級8番艦。次元空間航行艦船『アースラ』の艦長『リンディ・ハラオウン』です」

 

 

その部屋で1人、座布団に座っていた女性が挨拶をしてきた。

 

 

 

「あ、どうも東条如斗です」

 

「風見・・・悠です」

 

 

 

最低限の挨拶をこなし座布団の上に座ると、ようかんと緑茶を出された。

 

 

 

「さて・・・いきなりだけど、君達はどうして、こんなことになったのかな? 理由を教えて欲しいの」

 

 

お茶に砂糖を入れながら、リンディは質問してきた。

どうやら先程の喧嘩の話だ。

 

 

 

「いや、よくあることですよ、マダム」

 

「そうそう、じゃれあいですよ! 『じゃれあい』」

 

 

 

こんな時だからだろうか、仲のいいフリは完璧なものだった。

 

 

 

 

「そう、なら、ウチの執務官はどうして、あそこまでの怪我をしたのかしらね・・・」

 

 

 

 

リンディは隣の犠牲男子もとい『クロノ・ハラオウン』を見た。

 

彼には頭に蝶々結びされた包帯をして右腕にはギブスをしていた・・・

 

実に痛そうだった・・・

 

 

 

リンディは『また』砂糖を1つお茶に入れる。

 

 

「え? 弱いからじゃね?」

 

 

ここで空気読まずの風見が言う。

 

またしても砂糖を追加

 

 

「ば、馬鹿! ここはPTAの『おばちゃん』を想定して態様をだな・・・」

 

 

さらに砂糖を2個追加

 

 

「だが、正しいことははっきり言わないと・・・」

 

「時に優しい嘘でも人だって救えるんだぞ!」

 

 

 

ここでも砂糖が3つも追加された・・・

 

 

「まぁ、いいでしょ」

 

 

計、砂糖8個入りの緑茶をゴクゴクと飲む、リンディ艦長。 

ええい! 時空管理局の艦長は化物か!?

 

 

 

「私達、時空管理局は今回『ロストロギア』次元干渉する危険物を回収をしてます」

 

 

「ロストロギア?」

 

 

リンディさんは『えぇ』と頷き、話しを続けた。

 

 

「ロストロギアとは・・・」

 

「分かりやすく言うと、異世界で高度に発達した魔法技術の遺産、つまり『オーパーツ』見たいなもんだ」

 

 

風見悠が割り込んで言った、確かに分かりやすいがリンディさんの額には青筋が・・・

 

 

「成る程、 で? 今回アンタらは何の目的でココに来たんだ?」

 

 

「それは・・・」

 

「ジュエルシードの回収さ」

 

 

風見悠がさらにいいとこ取りをする。

 

 

「ジュエルシードを危険視したから、ココに来たのさ」

 

 

リンディの青筋がさらに増える。

 

 

「そうなのか? だったら、なのはに会えば? アイツ、ジュエルシード集めてたし・・・」

 

 

如斗が思い出した、しぐさをして提案をした。

 

 

「お、お前まだ、なのは達に近づいてたのか!?」

 

 

悠が怒鳴りながら如斗の襟首を掴む。

 

 

「いや、だって、ご近所付き合いだし、放置すると士郎さんが怖いんだよ」

 

 

襟首を掴まれながら、如斗は言い訳する。

 

 

「てか、犬、なんで俺の襟首掴むんだよ? 殺るのか?」

 

「おぉ、殺ってやろうか? 今すぐにさ!!」

 

 

互い睨み付け、何時でも戦える構えをする。

 

 

「おい! 喧嘩なら別の場所で・・・」

 

 

リンディさんの隣で座ってた、影の薄い犠牲男子クロノが声を上げるが・・・。

 

 

「雑魚はすっこんでろ!!」

 

「雑魚に用はねぇ!!」

 

 

 

 

「クッ!?」

 

 

 

二人の怒りが籠った殺気は犠牲男子を黙らせた。

 

 

「そろそろ続きを・・・」

 

 

リンディさんが話を続けようとすると艦内にサイレンが鳴り響いた。

 

 

「・・・申し訳ないですが、ここで少し待っててください・・・クロノ」

 

 

リンディさんはクロノと呼ばれた犠牲男子と一緒に去っていった。

 

 

 

 

 

そして二人っきりになった部屋に沈黙が続く、音が鳴るししおどし、そして心臓の鼓動

 

 

「なぁ、聞いてもいいか?」

 

 

沈黙を破ったのは風見悠だった。

 

 

「お前はコレから、どうするつもりなんだ?」

 

 

その質問は彼の表情から察するに余程重要な物だと、東条如斗は思った。

 

 

「どうって何が?」

 

 

だがその内容に理解出来ず、東条如斗は頭に?マークを浮かべ答えた。

 

 

「だから、お前はこれから起こる、事件をどう解決するつもりなんだよ!」

 

 

悠は少し苛立ちながら聞く。

 

 

「『フェイト』と『アリシア』と『プリシア』をお前は救うのか? それとも・・・」

 

 

悠の目は本気マジだ。それぐらいは如斗も理解ができた。

 

 

「その人達は何なんだ?」

 

 

だが如斗は今、悠から言われた『人物?』の名前には聞き覚えがなかった。

 

 

「だ~か~ら~、お前は『魔法少女リリカルなのは』の世界に何のために、来たんだって行ってるんだ!」

 

 

悠が声を上げた。

 

 

「ま、魔法少女リリカルなのは?」

 

 

それは東条如斗にとって聞き覚えがないタイトル名だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『風見悠』

 

 

俺は驚いた・・・今まで『敵』だと思ってた、アイツはこの『世界』のことをまったくもって知らなかったのだ。

 

 

俺の中ではアイツ東条如斗この世界を適当に遊んで滅ぼすと思ってたが・・・

 

 

 

 

アイツの考えてることは『平和な日常』を望んでいた。

 

 

 

 

 

我ながら、この勘違いは凄まじく恥ずかしい物でもう黒歴史行きであった。

 

 

『同じ転生者だから敵』ではなく、別にほっといても何にも起こらない奴を、俺は『こちら側』に巻き込んでしまった。

 

 

恥ずかしい・・・穴があるなら頭から埋まりたいほどだ。

 

 

だが、これでアイツは敵じゃないことはわかった。 後はアイツが俺の計画に、賛成してくれるかどうかだ・・・

 

 

 

こう・・・事情を知ってしまうと、余り殺しは控えたいな・・・

 

 

それが風見悠の心情であった。

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