最強のショタ   作:スズキオーレ

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第10話 難しいのは認めること

『東条如斗』

 

 

 

 

 

風見が言った『とんでもない』話に俺の思考は停止していた。

 

 

 

 

この世界は、『アニメ』の世界で俺はそこに転生した人間・・・

 

 

 

頭がまったく働かない、思考を放棄している。

 

言い方はいくらでもあるが、この場合『何て言えばいいか』自分には分からなかった。

 

 

 

「で? お前はどうするんだ?」

 

 

 

俺に事実を話した男、風見悠は尋ねる。

 

 

「俺は・・・」

 

 

声を出して言えたのはここまでだった・・・

これ以上は何を言えばいいか、何をすればいいか、それすら見失ってしまった。

 

 

 

「そうか・・・本当に何も知らなかったんだな」

 

 

風見悠は俺の表情を見て小さく呟くのであった。

 

 

 

 

 

しばらくすると、リンディさんとクロノ・・・そして、なのはと見知らぬ男の子が部屋に入ってくるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

『高町なのは』

 

 

 

黒衣のバリアジャケットを纏った、私と同じ魔法少女

名前は『フェイトちゃん』

 

 

今回もジュエルシード回収をするために、私達は衝突した。

 

 

そして今回、私達の衝突を防いだのは満身創痍の、時空管理局の執務官クロノ君だった。

 

何故か、頭に蝶々結びの包帯をして右腕にはギブスをしてたが難なく私達の間に割って入った。

 

 

フェイトちゃんはジュエルシードを回収しようとしたが、クロノ君に邪魔されて狼?と一緒に逃げていった。

 

 

私とユーノ君はクロノ君に時空管理局の船アースラに、案内されて簡単な事情聴取をした。

 

 

でも一番驚きなのは、ユーノ君はフェレットじゃなくて男の子だったことなの!

 

ユーノ君は『君と会ったときは人の姿を見せてなかった?』などお互い勘違いがあったが・・・

とりあえずユーノ君は男の子と知ることができた。

 

 

 

「ここだ」

 

 

クロノ君は部屋のドアを開けると、数多くある盆栽とししおどしと茶釜がある『和』を強調した部屋だった。

 

そこには二人の男の子がいた。

 

 

一人はその辺でストレッチをしている青い髪をした男の子『風見悠』君

 

もう一人は椅子に座って、何か悩んでる様な仕草をしている黒髪の男の子『東条如斗』君だった。

 

 

「ふぇぇぇ!? ふ、二人ともどうしたの!?」

 

 

私は声を上げた。

『ココ』に呼ばれたのは、私だけだと思ってたのに・・・何で二人が居るのか理解出来なかった。

 

 

 

まずは椅子に座っている如斗君に話を掛けた。

 

 

 

「ゆ、如斗君? どうしたの?」

 

 

「・・・・・・」

 

 

 

 

返事がないただの廃人の様だった。

 

 

私は仕方がなくもう一人、『悠』君に話しかけることにした。

 

 

「ね、ねぇ? 悠君? どうかしたの?」

 

 

「あ、あぁ、ちょっとな・・・」

 

 

彼も歯切れ悪そうに答えた。

 

 

「すいません、リンディさん、席を外します」

 

 

と言うと如斗君は部屋を出ていった。

 

 

 

 

 

『東条如斗』

 

 

 

部屋出て俺は適当にその辺をブラブラしていた。

 

 

『この世界はアニメの世界だ』

 

 

戦うこと以外でアイツが初めて、俺に言った言葉を思い出す・・・

 

 

 

「そんなこと・・・何となく分かってたさ」

 

 

そう、何となくそれは理解してた。

 

『ジュエルシード』『魔法使い』『喋るフェレット』『ガンブレード』

 

空想な物がいっぱいある『この世界』に違和感は最初からあったさ・・・

 

けど、それを認めるのはやっぱり難しい・・・

 

 

「さてと・・・」

 

 

ためいきを吐き、俺は止まって辺りを見回す。

 

 

「ココ・・・どこ?」

 

 

東条如斗、考え事でアースラ内部で迷子になるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

『風見悠』

 

 

 

なのはとユーノにもリンディさんは俺達と同じように説明をした。

 

なのはの答えは原作通り『ジュエルシード』の回収を手伝うと言った。

 

 

ここまでは『原作』と同じだったが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故か『時空震』が起ったのだ。

 

 

 

 

 

 

何故だ? プレシアが時空震を始めるのはまだ先、なのに・・・いったいどうして?

 

 

「なのは、ちょっと聞きたいのだが?」

 

 

時空震にビックリしてる、なのは訊ねた。

 

 

「え? 何かな?」

 

「ジュエルシードはいくつ回収した?」

 

 

そう問題はジュエルシードだ。

原作はフェイトが9つ回収するはずだが、今回は・・・

 

 

 

「え、え~と全部で8こだよ」

 

 

 

8個!? 俺がこないだ回収して5個、フェイトは8個回収してるのか。

 

 

だが、速すぎないか? プレシアの寿命が限界なのか?

 

そう、思考張り巡らせるが、時間は関係なく進むのであった。

 

 

 

タイムリミットまでアト僅か・・・

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