第16話 帰郷
『ガキン!』と金属がぶつかる音が耳に響く。
見覚えがある、高層ビルは爆発や火災など同時に起こりまさに大災害状態。
これ程の騒音を出していると誰か一般人などが見に来ても可笑しくはない筈だが、誰もいなかった まるで人払いの結界を張ったようにだ。
その空間の中にいるのは、噴水の傍で気絶している、幼馴染みの『高町なのは』そして俺の隣で一緒に戦っている『フェイト・テスタロッサ』それに、なのはの傍で何かをやっている赤いゴスロリ服を着てる女の子と、凛とした瞳をしている桃色の髪をした女性がこちらに剣を向けていた。
「フェイト! なのはを!!」
気絶してる、なのはの様子が変だったのでフェイトになのはの傍に行くように指示する。
「させん!」
フェイトがなのはの所へ行くのを阻止しようとしたが俺が女性の前に立ちはばかった。
俺の相棒である銃剣『ガンブレード』を構え魔法を発動させる。
「いきなり襲い掛かってきやがって・・・『ブリザド』」
手を前に出し、空気中の水分を氷に変え、威嚇する様に、女性に向けていくつかの氷の塊が飛んでいくが足止めにもならず無惨に剣で切り刻まれていく。
「悪いが相手にしてる暇はない・・・一撃で決める」
剣から何かから薬莢見たいのが飛び出ると、女性の剣が燃え始めた・・・あれはマズイ!と本能が警戒信号を出してる。
「紫電・・・一閃!!」
そのかけ声と共に炎を纏った剣は俺を切り裂いた・・・
それが俺の『東条如斗』が半年ぶりに帰ってきた海鳴市への出来事であった。
・・・・・・・・・・・・・・・
・いや~なかなかの強敵おっぱいでしたね
・見てるこっちがボインボインするものですよ
・どっちかと言うとあのロリ娘もなかなか・・・
・あのスカート中きっとカボチャパンツだな・・・
・(´・ω・`)
・おや? 顔さんあの人達を知っているんですか?
・(。'-')(。,_,)ウンウン
・・・・・・・・・・・・・・・
『東条如斗』
次に俺が目を覚ますと妙に近未来的な病室に寝ていた。
体にはあっちこっち包帯を巻かれ斬られた部分はまだ痛み続けていた。
「目が覚めたか?」
俺が寝ていたベット隣には知り合いのクロのんが立っていた。
そして気づく、ここはアースラの医務室だと
「おはようクロのん今何時?」
「その変な呼び方は止めてくれないか?」
「俺とエイミーさんが長い時間かけて作った、あだ名が嫌だと?」
「エイミー・・・」
クロのんがため息を吐き目を摘まむ苦労してるんだな・・・
「で? クロのん、なのはとフェイトは?」
俺は一番気になる二人のことを訪ねた。
「隣の部屋で寝てるよ、二人とも魔力がかなり減ってしてるが傷の方は問題がないよ」
「そう・・・かぁ」
二人の無事なことを確認し俺は安堵した。
「一番大怪我してるのは如斗、君なんだぞ?」
クロのんは俺の肩の方を指を指した。
「肩から斜めに斬られて、切り口には重度の火傷をしているのに何とも無い様な顔してる・・・本当に人間か?」
「クロのん随分とひでぇこと言うね」
「普通の人はまだ寝込んでるはずなんだがな・・・」
おぉ クロのんからの疑いの眼差しがするじゃん
「まぁそんなことは置いといて、 今回の襲撃してきた奴らの情報は掴めてるの?」
「少量だがな」
流石クロのん!こんな時だけ一番役立つ男!
「相手は『ベルカ式』と言う古い魔法を使う奴等で・・・」
「へ? ベルカ式って何さ?」
クロのんは『まずはそこからか』と呟き『教えて!クロのん先生のナゼナゼ?ベルカ式!?コーナー』が始まった
『フェイト・テスタロッサ』
謎の敵達に敗れたフェイトは傍で、眠るなのはの手を握っていた。
フェイト達が合流するまでなのははゴスロリ服を着た少女と一人で戦っていた。
「・・・(もっと私が早くもっと強ければ)」
フェイトにあるのはなのはと如斗への罪悪感だった。
もっと早ければ、なのはを守れたかもしれない。
もっと強ければ、如斗をあんな怪我を負わせる必要がなかった。
そんな考えがフェイトの心をかき乱していた。
「う・・・ん」
隣のベットで寝ている、なのはが目を覚ます。
「あれ・・・フェイトちゃん?」
こうして、フェイトは半年前に初めてできた友達と言葉を交わすことになった。