何かを得るには何か『代償』を支払わなければいけない。
これは『代償』を支払うことを拒んだ、俺の罪かもしれない。
『はぁ』と息を吐く、息は12月の寒さによって目視できる程白いモヤが出て冬の夜風に連れていかれる。
そんな、寒さを気にせず相棒である『ガンブレード』を握り、そこにあるのを確かめる。
目の前には、黒い『蛇』の様モノを、腕に絡ませて、涙を流す赤い瞳は対等に並ぶ『俺』を写していた。
赤い瞳を持ち銀色の髪した『女』によって、海鳴市全体は、結界を張られ暗雲が立ち込める『異形』の場と化していた。
後ろには、忘れてはいけなかった『大切な』人達、なのはと風見が気絶をしていた。
みんなには『すまない』と謝りたかったが、そんな余裕は許してはくれなかった。
女がこちらに飛び出し、握り拳をこちらに向けて、突きだしていた。
風を切る一撃必殺のストレートをガンブレードで受け流し、
1撃目に足を狙い崩し、2撃目に横に斬り払い、3撃目には回転斬りをして、4撃目は剣を引き抜くように斬り最後に5撃目はガンブレードから魔力弾による連続攻撃で相手を吹き飛ばした。
これはスコールの技の1つである『ソリッドバレル』と言うモノであった。
吹き飛ばした女を追うために、足に魔力を込め一気に踏み込む、その瞬間、体は人間離れしたキック力を得て、コンクリートを抉りながら跡を残し、空を駆けた。
『女』の近くまで跳び、ガンブレードに爆発を起こさせて加速力と体を捻りスピンを加える。
そして、そのまま『女』にかかと落としを決める。
その名も『ヒールクラッシュ』
加速と遠心力が加わった一撃は、女を何メートルもある地面に叩きつけバウンドをした地面に倒れ込む。
「やったか?」
地面に着地し『女』を確認する。
土煙が立ち上ぼり、辺りを隠す様に巻き上がり視界を奪う。
その土煙の中に蠢く無数の影・・・異形の生き物が如斗の周りを囲み一斉に襲い掛かってきた。
「ッ!?『フェイテッドサークル』」
周りを1回転をしてガンブレードから放った、爆発により異形の生き物は無惨に千切れ飛び散った。
フェイテッドサークルの爆風のおかげで、土煙煙が晴れそして、女がこちらに向けて再び拳を突きだしていた。
その速さに、態様仕切れずに胸に拳がめり込み、圧倒的な威力に体は吹き飛ばされてしまった。
吹き飛ばされて、ビルを貫きなお、その速度は止まらず空中にまで飛ばされた。
「ぐぅ・・・『リジェネ』」
空中でようやく止まり、殴られた胸を押さえながら魔法を唱える。
緑色の小さな光が如斗を包み込み、少しずつ、その体を癒していく。
「ッ!? しまった!」
回復中の如斗の不意を付き、体には魔法で作られた鎖の様なモノ『チェーンバインド』が巻きついた。
女は吹き飛ばすのと同時に、如斗に向けてチェーンバインドを放ったたのだろう。
ゆっくりと上昇して来る『女』を瞳に焼き付け悪態を付く。
「アンタは何故こんなことをする? フェイトは何処だ?」
チェーンバインドをどうにか解除しようと会話をしながら時間を稼ぎ、マルチタスクの中の変態達を総動員で解析を開始する・・・あくまで相手に気付かれぬ様に。
「我が主の願いの為だ」
女は冷たく、『これは使命』だとも付け足す。
「
そう、例え『姿』が変わっても、如斗は女を『はやて』と言った。
「我が主もあの子も、覚めること無い眠りの内に、終わりなき夢を見る。生と死の狭間の夢、それは永遠にだ」
女・・・『闇の書』の意思は何処からか闇の書を取り出しページをめくる。
如斗の周りには無数の、血の様な色した赤いダガーが囲む。
「お前も・・・眠むるがいい、『刃もて、血に染めよ。
血の様な色をしたダガー『ブラッディダガー』が如斗に一斉に突撃してきた。
「ふざける・・・な!!」
ギリギリの所でチェーンバインドを解き魔法『スロウガ』を『ブラッディダガー』に掛けてギリギリで回避する。
「『貫け、雷光の真槍』」
避けることを見越した、闇の書は手を空に上げると、無数の雷を纏った光の玉が、如斗の周りで現れては爆発を起こす。
「『イオナズン』!!」
如斗も同様に爆発魔法を発動し、闇の書の魔法と相殺する。
お互いの間には、高密度のエネルギーの爆発が何十回も相殺を繰り返し・・・しばらく続いた。
「『ラフディバイド』!!」
だが、いきなり爆風の中を掻い潜り、ガンブレードに魔力を圧縮して現れた、如斗は渾身の一撃を闇の書に向けて放った。
「ッ!?」
流石の闇の書も不意を突かれた、一撃に一瞬怯みはしたが、冷静に魔法障壁を目の前で展開をして防ぐ。
『バチバチ』っと閃光を放ち、僅かにだが障壁を切り裂いている、如斗のガンブレード。
闇の書の意思の顔には苦虫を噛み潰した様な顔して対策を練る。
如斗は考えていた。 どうすれば闇の書からはやてとフェイトを助け出すことが出来るのかを・・・。
・闇の書にハッキング出来ればなぁ・・・
・闇の書に金髪ツインロリが取り込まれてるんじゃ迂闊に手を出せないよね
・打つ手なしかな?
・せめて、おっぱいは揉むぐらいは頑張ろうぜ?
・そうだな、目の前に乳があるんだもん仕方無いよね?
・よし、おっきした
・その綺麗なお顔を汚してやるぜぇぇ!!
・くっころのさんの様にしてやる!!
『あっこれ相談するやつ間違えたな』と冷や汗を流しながら、新たに思考を始めることにした。
『風見悠』
自分はなんて、愚かだろうか?
自分の力に酔い、慢心に突き進み、回りを不快にする。
これほど、愚かな道化はいないだろう。
『フッ』と自然に笑いが込み上げてくる。
格好つけ、恥かいて人に責任転嫁して何て、俺の人生なんて、『カラッポ』なのだろうか?
女神に転生されて、嬉しくて嬉しくてこれからの人生楽しみだったのに・・・
蓋を開けてみりゃ、無理ゲー過ぎる世界。
ジュエルシードに魅了されて、闇の書にも負けてこの様。
なのはは俺をかばって怪我を負った、フェイトは闇の書に吸収された。
これ以上何をすればいいのさ? もういいだろ?
もう・・・アイツが要るから、俺は必要無いだろ?
アイツなら全て上手くいくだろ?
なぁ・・・・・・東条?