最強のショタ   作:スズキオーレ

33 / 49
第33話 黄金の巨人

 

 

 

異界と成り変わった海鳴市の海にポツンと穴が空いていた。

 

海に穴がある、そんなぶっちゃけアリエナイを目の当たりにしながら、3人の拷問はまだ続いていた。

 

 

 

「如斗~これはどういうことや?」

 

 

脚が不自由で車イスが無いために闇の書から『リインフォース』へと、新たに名前を頂いた『最後の騎士』(まともに戦える意味も含め)に抱き抱えられ微笑んでいるが、その笑みはどこか『嘘』と感じられずにはいられなかった。

 

 

「ど、どういうことって?」

 

 

声が裏返り情けない声で、はやてとのお喋りに、これ程緊張するものであるだろうか? 体のありとあらゆる場所から汗が吹き出し、体温をガンガン冷やしていくのが分かる。

 

 

「如斗君? ちゃんとお話しようね?」

 

 

『ポン』と不意に肩を叩かれて体が『ビクン』と跳ねる。

大切な幼馴染み『高町なのは』が怒りと笑顔を混ぜた、名状しがたい顔していた。

 

 

「私もイロイロトキキタイナ」

 

 

 

美しい金髪を持ち素晴らしい顔立ちをしている『フェイト・テスタロッサ』だが、今の彼女の瞳には生気が感じられなかった。

 

 

そんな、3人の美少女に囲まれた、俺は待った無しであの世に直行するだろう。

 

 

あぁ先立つ息子の不幸をどうかお許しください。

 

 

「アレ?どうしたの? ユキくん泣いてるの?」

 

 

 

 

あ、親は何世紀も前に死んでたわ

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

 

暴走をしている闇の書の『元』防衛機能『ナハトヴァール』は過去に闇の書から蒐集をしてきた、生物の構造を模試それを合わせ体を作っていた。

 

 

 

その姿を一言で言うなら『異形』だ。

 

 

 

像の様な太い足、無数に伸びている訳の分からない触手そして豊満なおっぱいを盛大にオープンしてる女の形をした部分が・・・。

 

 

 

「・・・非常に悩ましい」

 

 

「「「如斗(君)?」」」

 

 

 

ファ!?Σ(゜Д゜)しまった!?

ついおっぱいに目が行ってしまった。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・しばらくお待ちください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ? 起きたかい?」

 

 

 

目が覚めるとアスベルトが膝枕をしてくれていた気色悪い。

 

 

「あれ? 美少女拷問組は?」

 

 

 

朦朧としているのか、つい先程の記憶さえ、覚えてないてか、思い出したくない。

 

 

 

「彼女達は今、ナハトヴァールと戦闘中だよ」

 

 

 

アスベルトと同じ視線を向けると確かに戦っていた。

 

 

 

応援に駆け付けてくれたユーノとアルフとクロノンを加え、なのは達が必死に戦っていた。

先手に、クロノンの『れいとうビーム』がナハトヴァールの状態をこおりにして、ユーノとアルフがバインドで足止めをし、フェイトとシグナムが触手を切り裂く。

 

 

 

 

 

「私の『魔剣大根ブレード』の錆にしてくれる!!」

 

 

 

 

うん、聞かなかったことにしよう。

 

 

 

うん? 俺? 海に放り捨てたガンブレードを捜索中さ。

 

 

だってデバイスをポイしちゃったから、バリアジャケット無いし、一体生身でどうしろって言うのでしょうかね?

 

 

 

「・・・ワン」

 

 

荒れ果てた海から勢いよく出てきたのは守護犬ザッフィーだった。

 

 

「・・・ワン」

 

 

ザッフィーが手にしてる物を差し出してくる、それは海に落ちてしまった、ガンブレードだった。

 

 

「ザッフィー・・・おまえ」

 

「ワン」

 

 

ガンブレードを渡すとザッフィーは親指を突き出しニヒルに笑うと、ナハトヴァールの元へと、跳んでいった。

 

ゴメンよ、ザッフィーお前を守護犬とか馬鹿にしてた・・・もう、お前を馬鹿にはしないよ、お前は今日から『名犬ザッフィー』だ。

 

 

預かった大切なガンブレードを展開し、バリアジャケットを纏う。

 

あぁ、なんだろとてつもなくフィットするこの安心感・・・素晴らしい。

 

 

 

「で? ユキくんはどうするつもりなのかな?」

 

 

何時もの調子で話し掛けてくる、アスベルトに笑いながら答える。

 

 

「凄いこと♪」

 

 

 

ライオンハートから元に戻ってしまった、ガンブレード『リボルバー』に意識を集中する。

 

 

 

 

 

『目』には『目』

 

 

 

 

『歯』には『歯』

 

 

 

 

 

 

『デカイ』には『デカイ』ってね?

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

『アスベルト・シュタイナー』

 

 

目の前にいる僕の半身と言うべきだろうか?

 

きっと(如斗)には謝ろうとしても、謝りきれないだろう。

 

 

・いいんですか?

・彼にはちゃんと伝えなくて

・貴方の時間は

・もう、残されていないことを・・・

 

 

 

本来は彼の中でサポートするマルチタスクの人格者達は、今は『僕』の中にいた。

どうやら彼らは僕と彼女を引き合わせる為に、体の構成をしてくれたらしい・・・

 

何故?と問いただすと・・・

 

 

(如斗)ならこう望んだはず

・あそこまでデカイことされては黙ってられない

・これは仮を返したことに過ぎない

・べっ別にアンタ為にやったんじゃ無いんだからね!

・それに頼りになる『あの方』をアイツに任せてあるしな

・って言うことでモーマンタイ

 

 

 

 

どうやらすっかり、彼らも、ユキくん色に染められたらしい。

 

 

「でもいいのかい? 僕はもう少しで・・・」

 

 

 

時間が無いんだ、本当に・・・多分この戦いが終わる時・・・僕はきっと・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()しまうだろうに・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

『東条如斗』

 

 

 

 

意識を集中させて強くイメージをする。

 

 

それは『デカイ』モノだ。

 

巨大でメカメカしいモノだ。

 

 

それの『イメージ』と『魔力』をガンブレードにドンドン流し込んでいく。

何故だろうか? マルチタスクの変態達がいないのにドンドンと出来上がっていく。

 

 

 

そして、出来上がったイメージを海に向けて、ガンブレードの引き金を引いた。

魔力による爆発と反動で持っていた、腕はぶれて上へと上がる。

 

 

そして、水しぶきを上げながら『ソレ』は現れた。

 

 

 

 

とてつもなく『巨大』で体を動かす為にあちらこちらを『スーチム』を鳴らしながら動く『金色の召喚獣』。

 

 

 

 

 

 

 

「行けぇ! 『アレキサンダー』!!」

 

 

 

 

そう、『アレキサンダー』だ、小さな主の為に、その召喚を応じ現れた召喚獣。

現れたアレキサンダーは右腕をゆっくりと引き、目標であるナハトヴァールに向けてその黄金の拳を放った。

 

 

弓と言うよりはバリスタと例えた方が、良いだろうか?

その極限まで引いた巨碗は凄まじい音と共にナハトヴァールの体に見事にヒットして、ナハトヴァールは呻き声を上げる。

 

 

 

・・・圧倒的だ。

 

 

 

呻き怯みをしているナハトヴァールを放置して、こちらの方へ体を向ける。

 

 

 

その行動に如斗は『まだ』理解は出来なかった。

 

 

 

そして、アレキサンダーは右手を如斗に向けて親指だけをピンッと上げる。

 

 

 

そして・・・如斗の頭に『ある』イメージが浮かんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ココハマカセナ(o´・ω-)b』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、如斗の顔は『歓喜』から『驚愕』の顔へと変わり叫けんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ!! 顔さんなのォォォォォ!?」

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。