最強のショタ   作:スズキオーレ

34 / 49
今回は短いです。


第34話

 

 

 

 

 

 

時空管理局・巡航L級8番艦。次元空間航行艦船『アースラ』その内部の食堂で、最後の戦いを終えた俺達は食事を取っていた。

 

 

 

「いやぁ、ナハトヴァールは強敵でしたね?」

 

 

 

 

この暗い雰囲気を誤魔化そうと風見悠はネタを突っ込んで行くが部屋の空気を下げるぐらいにしかならなかった。

 

 

「如斗君? 大丈夫?」

 

 

決戦で相当の魔力を使ってクタクタの筈なのになのは、気遣って話し掛けてきた。

 

 

「・・・あぁ」

 

 

かすれて何を言ってるか分からないほどの、返事が俺の口から出てくきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話は、数時間前に戻る。

 

 

 

 

高速で再生していく、ナハトヴァールに消耗戦へと強いられ、こちらがじり貧となってた時『アレキサンダー』もとい、『顔さん』が一言を言ったのだ。

 

 

その一言とは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『タッシャデイキロヨ( ー̀ωー́ )』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言った顔さんは、ナハトヴァールに抱き付き、アレキサンダー内部に残っていた魔力全てを解き放ち。

 

 

 

・・・ナハトヴァールごと自爆した。

 

 

 

 

 

 

 

膨大な魔力を爆発して、ナハトヴァールを瀕死までに追い込み・・・その後は、なのは、フェイト、はやて、による『トリプルブレイカー』で追撃、露出したコアをアースラの目の前に転送し、アースラの『アルカンシェル』によって、ナハトヴァールは完全消滅した。

 

 

 

 

 

 

俺達の勝利だが・・・あれから、何度声を掛けてるが、顔さんからの返事はなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、かけがえのない、大切なモノを失ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

闇の書・・・いや、夜天の書を完全に破壊することなった。

 

 

 

どうやらナハトヴァールを切り離しても、夜天の書が再生させてしまうらしく。

『夜天の書の意思』・・・リインフォースが自らの破壊を頼んだらしい。

 

 

 

 

そして、俺達はアースラから、海鳴市を一望できる丘に戻ってきた。

 

 

 

異界化は無くなり元に戻った海鳴市は、暖かな光に道溢れていた。

 

 

「ユキくん悲しいことがあったんだね?」

 

 

 

唐突に声を掛けてきたのはアスベルトだった。

 

 

「なぁ? 俺達は何の為に戦っていたんだ?」

 

 

「はやてを・・・みんなを救うために必死に戦ってきて結果、はやては助かったがリインフォースは・・・顔さんは・・・何の為に・・・」

 

 

 

この戦いは本当に正しいかったのだろうか? そんな考えがグルグルと俺の中に渦巻いていた。

 

 

 

「ユキくん・・・今回の戦いに犠牲者を0にすることは出来なかったんだよ」

 

 

 

アスベルトはゆっくりと語りだした。

 

 

 

「例え、顔さんが生き残っても、『他の人』が死んでいたかもしれない・・・もしかしたら、君が死んでたかもしれなかった」

 

 

アスベルトの言ってることは正しい、この『犠牲』は無駄ではない・・・彼はそう言いたいのだろう。

 

 

 

「顔さんは、ユキくんを死なせたくはなかった、それは彼の本意だよ」

 

 

 

「だけど! 顔さんが死んだら意味が無いじゃないか!!」

 

 

 

叫んだ。 ただの八つ当たりなのに、俺はアスベルトに全てをぶつけた。

 

 

罵倒し、殴り、喚き、泣き、最後には全てを吐き出して、雪が積もる中、涙を流して踞っていた。

 

 

 

 

「ユキくん、僕は・・・『僕達』はそろそろ、行かなくてはならない・・・もう、言うことは無いかい?」

 

 

 

顔を上げずに無言で頷く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当はもっと居て欲しい。

 

 

もっと話したかった。 こんなサヨナラは嫌だった。

 

 

だが、心が行動をすることを許さなかった。

 

 

 

喋ることを許さなかった。

 

 

 

 

 

許された行動は、ただ、頷くだけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、どれだけ時間がたったかは、分からなかった。

 

 

 

 

ようやく落ち着いて、ゆっくりと体を起こす。

 

 

 

アスベルトはそこには居なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し歩くと、みんながいた。

 

 

 

ただ1人、はやてだけが、転んだのだろうか? 雪の中に倒れて泣いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、はやて起き上がらせると。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はやてを抱き締め。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再び泣いた。

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。