『風見悠』
「はっ! この程度で俺と同じ最強? 笑わせんなっての」
俺は気に食わない、もう一人の転生者『東条如斗』の心臓を確実に突き刺し勝利美酒に酔いしれていた。
俺が手にしてるのは一本の槍、伝説の英雄『クーフーリン』が持っていたと言われている武器『ゲイボルグ』だ、これを投げると確実に相手に当たると言う伝説の武器。
この槍は女神から貰った能力『贋作者フェイカー』で作り上げた、本物に近い贋作。
だからだろうか、効果は本物より衰えていた。
完全には息の根を止めることはできなかった。
「ヒュー・・・ヒュー・・・」
先ほどまで俺に減らず口を叩いてた男は、肩で息をしながら貫かれた胸を押さえて、俺を見ていた。
「そのなりでは口も聞けないな・・・」
東条を見下しながら俺はさらに呟く。
「もし、お前が生きてまた、平穏な生活をしたかったなら、もう二度となのは達に近づくな」
そう言うと俺は、ジュエルシードを回収作業をしている、なのはの所へ向かった。
『東条如斗』
おー痛ってぇ、あの野郎、心臓一突きしやがって・・・
お陰で喋れねぇしよ、あの歳で犯罪に手を染めるとは、俺も思ってなかったけどよ。
アイツ『俺と同じ』って言ってたよな?
同じって何だ? どこが同じ何だ? 皮肉屋って所か?
わからん。
奴が去った後、自分の体の状態を確認する。
なんと言うことでしょう・・・肩は貫通されて風通しが良くされてるではありませんか。
口を開ければ溢れるほどの血、まるでマーライオンだ
おかげで呼吸の方は正直、かなりしずらい。
・心臓と肩を再生開始
・問題発生、血液が急激に減少
・皮膚再生を優先にしつつ止血を開始
・皮膚再生に成功
・安全性を上げるために心臓の再生を優先を推奨
・肩の筋肉再生を後回しに
・痛みを押さえるためにアドレナリンを分泌
流石、やるときはやるマルチ頭脳、痛みが感じないわ
・神経の麻痺を確認
・続いて意識をカット
あれ? 意識って・・・・・・
・心臓再生まで後●●●分
・内部に擬似ポンプを魔力で製作し代理心臓にとする
・近くに人間の反応アリ
・接近中、敵意は・・・・・・ナシ
『少女』
私は『ある目的』ために、ここに来た。
母さんのお願いのためにここに来た。
母さんの為に成し遂げないといけない。
なら、今、私がしてることは何だろう?
ある道路で血まみれで倒れている男の子を担いで運んでいる・・・
本来なら、あの動物病院にあった、ジュエルシードを回収する筈だったのに・・・
これじゃあ、母さんに叱られちゃうなぁ・・・
『東条如斗』
ふと目が覚めた・・・
視界に入るのは・・・
「知らない天井だ・・・」
・シンジ君キタコレ!
とりあえず起き上がる・・・
どうやらベットの上で寝てたらしい・・・
服を見てみると肩と胸に穴が空いて血の跡があるが、体は元に戻っていた。
・メディカルチェック中・・・
・所々に損傷アリ
・全回復まで後3日
・栄養接種を要求
目を擦りながらベットを出て近くにある扉を開けることにした。
ガチャリと音を鳴らし俺は寝室を出た。
寝室を出るとそこは、かなりの上階マンションの中だった。
リビングから見る景色は全てを見下せるほどの高さを俺に教えてくれる。
「ってか、ここどこだよ!」
目覚の第二声は上階マンションからのツッコミだった。
「おや? 起きたのかい?」
声がする方に顔を向けると、ピンク髪で格好がエロティックなおねえさんがいた。
「え~と、どちら様で?」
俺が尋ねるとおねえさんは手に持っていたドックフードを食べながら答えた。
「ムシャムシャ・・・お前さんを助けた者の関係者ってことさね」
ドックフードを美味しそうに食べながら答えた
・綺麗なおねえさんに監禁されているんだが、どう思う?
・凄く・・・羨ましいです
・はっ!? このあとおねえさんが優しく童て・・・
・動くな! 警察だ!!
・すまないがペド以外は帰ってくれないか?
マルチ脳ども荒れるなよ、そろそろ頭が痛くなってくるぜ。
「そう言えばアンタ名前は?」
ドックフードを食べてたおねえさんが指をペロペロ舐めながら聞いてきた。
「東条・・・如斗です」
それを素直に答える。
・次は俺のこれをペロペロしてく・・・
・まさか・・・バターけ・・・
・(っ・ω・ )▄︻┻┳══━一
・OK、わかった素直に従おう
・お前はいつも正しい、だから銃は止めて
顔文字のヤツよくやった
「如斗ね・・・わかった、アタシはアルフって言うんだ」
アルフさんねぇ・・・
「そろそろ、フェイトも帰ってくると思うんだけど・・・」
「いや、俺、そろそろ帰らないと、アハハ・・・」
これ以上迷惑はかけてられない、早々に家を出よう
俺が家を出ようとした瞬間、体は床に倒れていた。
「え?」
正直、何が起こったのか理解が出来なかった。
「ありゃ~無理もないよ、アンタ、1週間ぐらい寝てたんだもん」
いっ1週間!? 1日とかじゃなくて?
・正確には1週間と1日目
や、やべぇ・・・
学校連絡もしてないし・・・超やべぇ!!
このままだと、なのはが、『あの人』呼んでしまう・・・
『高町士郎』さんが家に来る!!!