最強のショタ   作:スズキオーレ

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第40話 凡人

 

 

 

 

 

 

「君があの管理局『最強』君?」

 

 

 

 

ある日、1人で昼食を取っていると、不意に話し掛けられた。

目の前には、にこやかスマイルをしながら話し掛けてくる男がいた。

 

 

 

 

 

「実は今度から、一緒に『バディ』を組むことになった、者なんだけど・・・」

 

 

 

 

 

そんなことを言われて、ついこの前、自分の部署の上司が、そんなことを言ってたのを思い出した。 だが、相手にするもの『面倒』と感じてたので、俺は適当に返事をして帰って貰おうとしたが・・・

 

 

 

 

「いや~よかった、君みたいな強い人が、バディになるなんて」

 

 

 

コイツは、明るく振舞い、俺の目の前の席に、勝手に着くこの『男』には少し、イラっときたが、コイツの『マイペース』さに呆れほっとく、ことにした。

 

 

 

 

 

 

そう、これが、『ティーダ・ランスター』との、ファーストコンタクトだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

『東条如斗』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『教えて下さい! あの日ニブルヘルムで何があったのかを!!』

 

 

 

 

 

後輩に当たる、ティアナ・ランスターに、その事を聞かれて早数日が経ち『女装経験をした青年』如斗は六課の屋上で1人黄昏ていた。

 

 

 

 

「『ニブルヘルム』での事件・・・かぁ」

 

 

 

 

あの後、ホテルでの護衛は、なんとか新人組とシグナム、ヴィータ達が、防衛をしてくれたお掛けで、アグスタのオークションは無事に終わることができた。

 

 

だが彼女、ティアナはどうやら、焦りと緊張でフレンドリーファイア・・・つまり『誤射』をアホッ子にやってしまったらしい。

 

 

・・・まぁ、ヴィータが、なんとか弾いたから、それは未然になったが。

 

 

 

 

そのせいか、六課に帰ってくると、ティアナは、自ら過酷な自主トレを始めている。

 

 

 

「ぐぅ! ・・・まだまだ!!」

 

 

 

 

下を見てみると、ボロボロになりながら更に、訓練をしようとしているティアナがいる。

 

 

 

「ティア! これ以上は駄目だよ!!」

 

 

 

それを阻止しようとするアホッ子。

 

 

 

「・・・」

 

 

 

そして、俺の隣で双眼鏡で彼女達を見る、ヴァイス。

 

 

 

「なぁ・・・ヴァイス・・・さん?」

 

 

話し掛けるとヴァイスは慌てる様な仕草をした。

 

 

 

「な~に言ってんすか『ヴァイス』って呼んでくださいよ! 如斗の兄貴!!」

 

 

 

正直・・・彼のこう言う、ムードメイカーな所は嫌いではない。

 

 

 

「じゃあ・・・ヴァイス」

 

 

 

だが、これだけは言っといてはおかなければ。

 

 

 

「なんすか? 兄貴」

 

 

 

少し時間を置きながら俺は、それを口に出す。

 

 

 

「お前も歳なんだから、16歳の餓鬼を『覗き』をするのはどうかと思うぞ?」

 

 

 

「ウグ!?」

 

 

 

「大体・・・ヴァイスお前はな、操縦士なら機体の安全点検やら、気候の状態の確認やら色々あるのに・・・それをスコープで少女の頑張る姿を写すとはな・・・」

 

 

 

こうして、ヴァイスは心の中で『やぶ蛇だったか・・・』と心の中で悔やみながら、説教を聞くことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、ヴァイスが如斗の説教から、開放してもらうまで、3時間は続いたらしい。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

『ティアナ・ランスター』

 

 

 

 

 

「はぁはぁはぁ・・・」

 

 

 

日は沈み、この自主トレを始めてから既に10時間は超えていた。

 

 

 

「クッこの!」

 

 

ボロボロになったクロスミラージュを構え、回りに浮く玉を順番に向けていく。

 

 

私は『凡人』だ。 スバルやチビッ子達よりも足手まといになってしまう。

 

 

 

 

だから、もっと鍛えないと。 私が『無能』ではないと証明しないと、いけないから。

 

 

 

 

 

 

「はぁ・・・」

 

 

 

 

流石にぶっ続けの自主トレで体力が限界になってしまった私は、その場に座り込み、小休止をしてた時、隣の物陰で何が動く気配を感じた。

 

 

 

ゆっくりと覗き込むと、そこには、例のソルジャーと似たような格好をした、如斗さんとシグナムさんがいた。

 

 

 

 

如斗さんは大剣を構え、シグナムさんはレヴァンティンを構えていた。

 

 

 

 

 

 

「フッ、まさかお前と『剣』で語り合える日が来るとはな・・・嬉しく思うぞ」

 

 

 

 

「そうかい? じゃあ程々にしてくれよ? 明日も忙しいんだ」

 

 

 

 

 

 

2人は冗談を言ってはいるが、・・・彼らの瞳は『真剣』そのものだった。

 

 

 

 

「行くぞ!!」

 

 

 

先行はシグナムさんが足を踏み込み、レヴァンティンによる横に一閃を放つ。

 

 

その剣筋はまるで、光を放つ様に輝き、如斗さんに迫る。

 

 

 

 

だが、彼は大剣・・・バスターソードを地面に突き刺し、迫り来る一閃を防いだ。 互いの剣がぶつかり、火花がたち2人の顔が一瞬、浮かび上がる。

 

 

 

 

笑っているのだ・・・この2人は、この戦いを楽しんでいたのだ。

 

 

 

レヴァンティンの攻撃を防いだ、如斗さんは一瞬、無防備になったシグナムさんの腹を、思いっきり蹴り飛ばした。

 

 

蹴られ、吹き飛んだシグナムさんの方向に、如斗さんは地面に突き刺さっていた、バスターソードを引き抜き、そして、自分の上に高く構えると・・・バスターソードを、一気に振り下ろした。

 

 

 

 

ただ、『振り下ろす』それだけの動きなのに、シグナムさんに向かって来るのは・・・想像絶する強力な、『衝撃波』が飛んでいく。

 

 

地面に着地した、シグナムさんは、そのままレバンティンを構える。

 

 

 

「『紫雷一閃』!!」

 

 

 

 

カートリッチによる魔力ブーストをして放つ、シグナムさんの一撃は、衝撃波とぶつかり合い、周りに被害を出した。

 

 

 

周りの、木から葉を容赦なく飛ばす強風、爆発的な威力により地面にはクレーターが出来て、凡人の私はなすすべもなく、飛ばされ・・・そして、地面に頭から突き刺さった。

 

 

 

 

 

「・・・やり過ぎたな」

 

 

「フム・・・困ったものだな」

 

 

 

 

 

 

 

・・・兄さん、私・・・やっぱり、ただの凡人だったよ。

 

 

 

 

 

 

地面に埋りながらも、私は、たった一人の家族・・・兄さんに心の中で謝りながら、意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「あっちゃ~、コイツまだ、やってたのか?」

 

 

 

地面に突き刺さる、ティアナを引き抜き、俺はため息を吐く。

呼吸はあるし・・・怪我は擦り傷程度だった。

 

 

 

「なら、早くシャマルの元に運ばないとな」

 

 

 

レヴァンティンをしまい、すまし顔で答えるシグナムを横目で見てたら、珍しくシグナムが質問をしてきた。

 

 

 

「そう言えば、お前は何故『ガンブレード』を使わない?」

 

 

 

それを聞かれて俺の背中には冷や汗が出てきた。

 

 

 

「あ、あれだよ『魔力』に頼らずに、何処まで、いけるか試したかったんだ」

 

 

 

この答えはあながち間違っては無かった。 純粋に『剣術』で何処まで対抗できるか、気になってはいたのだ。

 

 

 

「・・・そうか、すまない、余計な詮索をしたな」

 

 

 

軽く目を瞑り、謝るシグナムを適当に、なだめて俺は、ティアナを担いで、シャマルの所まで運ぶことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だって、言える訳が無いだろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『魔法』が使えないなんて・・・

 




最近忙しくて急いで投稿しましたけど・・・今回なんかスカスカな出来になってしまいました。


明日から本気出すので許してください!何でもしますからぁ!
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