「君があの管理局『最強』君?」
ある日、1人で昼食を取っていると、不意に話し掛けられた。
目の前には、にこやかスマイルをしながら話し掛けてくる男がいた。
「実は今度から、一緒に『バディ』を組むことになった、者なんだけど・・・」
そんなことを言われて、ついこの前、自分の部署の上司が、そんなことを言ってたのを思い出した。 だが、相手にするもの『面倒』と感じてたので、俺は適当に返事をして帰って貰おうとしたが・・・
「いや~よかった、君みたいな強い人が、バディになるなんて」
コイツは、明るく振舞い、俺の目の前の席に、勝手に着くこの『男』には少し、イラっときたが、コイツの『マイペース』さに呆れほっとく、ことにした。
そう、これが、『ティーダ・ランスター』との、ファーストコンタクトだった。
・・・・・・・・・・・・・・・
『東条如斗』
『教えて下さい! あの日ニブルヘルムで何があったのかを!!』
後輩に当たる、ティアナ・ランスターに、その事を聞かれて早数日が経ち『女装経験をした青年』如斗は六課の屋上で1人黄昏ていた。
「『ニブルヘルム』での事件・・・かぁ」
あの後、ホテルでの護衛は、なんとか新人組とシグナム、ヴィータ達が、防衛をしてくれたお掛けで、アグスタのオークションは無事に終わることができた。
だが彼女、ティアナはどうやら、焦りと緊張でフレンドリーファイア・・・つまり『誤射』をアホッ子にやってしまったらしい。
・・・まぁ、ヴィータが、なんとか弾いたから、それは未然になったが。
そのせいか、六課に帰ってくると、ティアナは、自ら過酷な自主トレを始めている。
「ぐぅ! ・・・まだまだ!!」
下を見てみると、ボロボロになりながら更に、訓練をしようとしているティアナがいる。
「ティア! これ以上は駄目だよ!!」
それを阻止しようとするアホッ子。
「・・・」
そして、俺の隣で双眼鏡で彼女達を見る、ヴァイス。
「なぁ・・・ヴァイス・・・さん?」
話し掛けるとヴァイスは慌てる様な仕草をした。
「な~に言ってんすか『ヴァイス』って呼んでくださいよ! 如斗の兄貴!!」
正直・・・彼のこう言う、ムードメイカーな所は嫌いではない。
「じゃあ・・・ヴァイス」
だが、これだけは言っといてはおかなければ。
「なんすか? 兄貴」
少し時間を置きながら俺は、それを口に出す。
「お前も歳なんだから、16歳の餓鬼を『覗き』をするのはどうかと思うぞ?」
「ウグ!?」
「大体・・・ヴァイスお前はな、操縦士なら機体の安全点検やら、気候の状態の確認やら色々あるのに・・・それをスコープで少女の頑張る姿を写すとはな・・・」
こうして、ヴァイスは心の中で『やぶ蛇だったか・・・』と心の中で悔やみながら、説教を聞くことになった。
ちなみに、ヴァイスが如斗の説教から、開放してもらうまで、3時間は続いたらしい。
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『ティアナ・ランスター』
「はぁはぁはぁ・・・」
日は沈み、この自主トレを始めてから既に10時間は超えていた。
「クッこの!」
ボロボロになったクロスミラージュを構え、回りに浮く玉を順番に向けていく。
私は『凡人』だ。 スバルやチビッ子達よりも足手まといになってしまう。
だから、もっと鍛えないと。 私が『無能』ではないと証明しないと、いけないから。
「はぁ・・・」
流石にぶっ続けの自主トレで体力が限界になってしまった私は、その場に座り込み、小休止をしてた時、隣の物陰で何が動く気配を感じた。
ゆっくりと覗き込むと、そこには、例のソルジャーと似たような格好をした、如斗さんとシグナムさんがいた。
如斗さんは大剣を構え、シグナムさんはレヴァンティンを構えていた。
「フッ、まさかお前と『剣』で語り合える日が来るとはな・・・嬉しく思うぞ」
「そうかい? じゃあ程々にしてくれよ? 明日も忙しいんだ」
2人は冗談を言ってはいるが、・・・彼らの瞳は『真剣』そのものだった。
「行くぞ!!」
先行はシグナムさんが足を踏み込み、レヴァンティンによる横に一閃を放つ。
その剣筋はまるで、光を放つ様に輝き、如斗さんに迫る。
だが、彼は大剣・・・バスターソードを地面に突き刺し、迫り来る一閃を防いだ。 互いの剣がぶつかり、火花がたち2人の顔が一瞬、浮かび上がる。
笑っているのだ・・・この2人は、この戦いを楽しんでいたのだ。
レヴァンティンの攻撃を防いだ、如斗さんは一瞬、無防備になったシグナムさんの腹を、思いっきり蹴り飛ばした。
蹴られ、吹き飛んだシグナムさんの方向に、如斗さんは地面に突き刺さっていた、バスターソードを引き抜き、そして、自分の上に高く構えると・・・バスターソードを、一気に振り下ろした。
ただ、『振り下ろす』それだけの動きなのに、シグナムさんに向かって来るのは・・・想像絶する強力な、『衝撃波』が飛んでいく。
地面に着地した、シグナムさんは、そのままレバンティンを構える。
「『紫雷一閃』!!」
カートリッチによる魔力ブーストをして放つ、シグナムさんの一撃は、衝撃波とぶつかり合い、周りに被害を出した。
周りの、木から葉を容赦なく飛ばす強風、爆発的な威力により地面にはクレーターが出来て、凡人の私はなすすべもなく、飛ばされ・・・そして、地面に頭から突き刺さった。
「・・・やり過ぎたな」
「フム・・・困ったものだな」
・・・兄さん、私・・・やっぱり、ただの凡人だったよ。
地面に埋りながらも、私は、たった一人の家族・・・兄さんに心の中で謝りながら、意識を手放した。
・・・・・・・・・・・・・・・
「あっちゃ~、コイツまだ、やってたのか?」
地面に突き刺さる、ティアナを引き抜き、俺はため息を吐く。
呼吸はあるし・・・怪我は擦り傷程度だった。
「なら、早くシャマルの元に運ばないとな」
レヴァンティンをしまい、すまし顔で答えるシグナムを横目で見てたら、珍しくシグナムが質問をしてきた。
「そう言えば、お前は何故『ガンブレード』を使わない?」
それを聞かれて俺の背中には冷や汗が出てきた。
「あ、あれだよ『魔力』に頼らずに、何処まで、いけるか試したかったんだ」
この答えはあながち間違っては無かった。 純粋に『剣術』で何処まで対抗できるか、気になってはいたのだ。
「・・・そうか、すまない、余計な詮索をしたな」
軽く目を瞑り、謝るシグナムを適当に、なだめて俺は、ティアナを担いで、シャマルの所まで運ぶことにした。
だって、言える訳が無いだろ?
『魔法』が使えないなんて・・・
最近忙しくて急いで投稿しましたけど・・・今回なんかスカスカな出来になってしまいました。
明日から本気出すので許してください!何でもしますからぁ!