本編とは関係ない編です
『如斗の寝床 その一』
「そう言えば、如斗さんって、今は何処に住んでいるのですか?」
それは、今日の訓練が終わり、ふとエリオが呟いたのが始まりだった。
「あ~そういえば」
「今、住んでる場所教えてもらってないね~」
「え? エリオ君も知らないの?」
4年間『行方不明』になっていた『彼』が帰って来たのが、つい先日。
彼の前に住んでいた家は、知り合いに譲り渡し。今はミッドチルダのとあるマンションに引っ越していた。
だが、彼は4年間の行方不明となり、家賃滞納して、マンションからは追い出されていた。
そんな、『宿無し如斗』は一体どこに住んでるのだろうか?
「これは・・・」
「難問ね・・・」
『管理局最強』と言われた人物が、何処に住んでいるのか流石にスバル&ティアナには想像が着かなかった。
「で、でも今は、部屋を探して見つけているかも知れませんよ?」
絶対に『アレ』ではないと、キャロは必死に主張をする。
「いや~兄貴のことだから『女の家』に上がり込んで居るんじゃあ~ないですか?」
なんと無く会話の中に入り、問題発言をする『ロングアーチ』部隊のヴァイスが言うと、隣にいる隊長組のオーラが一層濃くなる。
「ねぇ・・・はやてちゃんの家に如斗君住んでいるの?」
「ねぇ、はやて・・・答えてよ」
瞳の奥の光が消えた、ライトニング&スターズ隊長、なのはとフェイトが階級上の上司を問い詰める。
「わ、私じゃあないで? 確かに昔は同居してたけど・・・今は違うねん!!」
管理局のお偉い方から『子狸』の称号を影で言われてる、あのはやてすら、この状態の2人には敵わないと察し必死に否定をする。
「し、シグナムはどうなんや!」
自分を守る為に自分の騎士へと話を振ると2人は、はやてからシグナムにゆっくりと、まるでゾンビの様にゆらりゆらりと近付く。
「どうなのかな?・・・かな?」
「シグナム・・・答えてよ・・・ねぇ」
「あっ主はやて!? 私に濡れ衣をするのは止めてください!!」
冷静沈着のあの、シグナムも流石に2人のオーラにビビったのか慌ててる。
そんな中、『小さい影』が現れ悩んでる皆に言葉を放った。
「アイツのことだから、『ホームレス』でもしてんじゃね?」
それは『鉄槌の騎士』『ロリギャング』などの、呼び名を持つヴィータだった。
「ヴィータ! それは言い過ぎやで!!」
みんなも、その事だけは控えていたが、だがヴィータの『空気読まず』が炸裂する。
「だってさ、はやて『
「た、確かに・・・」
彼ならあり得ると、はやても想定はしてた・・・だが!
「如斗はあれでも『執務官』やで? エリートだから給料もかなり持ってるから、そんなことはしない筈や・・・多分」
そう、常にそこら辺をプラプラして、書類を手付かずで何処かに出掛けてしまう如斗だが・・・そんな、彼でも『執務官』なのだ、彼なりのプライドはある筈だと主張する。
「でもアイツ「『執務官』なんてメンドクセー、誰かに押し付けて隠居でもしようかな?」とか呟いてた時期もあったぜ?」
「ウグ!?」
そんな、やり取りをしてる中、キャロとエリオは・・・
「如斗さんが・・・ホームレス」
「ダンボールハウスがマイホーム・・・」
「エリオ! キャロ! ちょっとしっかりしなさいよ!!」
保護者でもある如斗がダンボールハウスに住んでるのを想像して放心状態になり、さらに隊長組も・・・
「す、住む家がないなら仕方がないな~ 私の家に・・・」
「そうだね、なのは『私の』部屋に住まわせて・・・」
「ねぇ・・・・・・・・・フェイトちゃん今、何て言ったのかな?」
「・・・なのはこそ、誰の家に住ませるって言ったの?」
メンチ切り合戦が始まり、とても収集が着かない状態に瀕していた。
で、そんな大変なことが起こってる中、話の中の『本人』はと言うと。
「如斗さん!! ちゃんと仕事してください! リィンはもうプンプンなのですよ!」
「だって、リィンをいじるのが楽しんだもん」
そんなことは全く知らずに、何時も通りに仕事をサボっていたのであった。
To be continued?