二人の再開はとある公園だった。
1人は目的の物を探し、ほんの僅かな休憩中に・・・
もう1人は師の魔法講座からの脱走中に・・・
偶然にも公園で出会ってしまった。
『風見悠』
ジュエルシード探しに一時的に休憩をしてたら。
東条如斗が平然と歩いていた。
最初は幻覚かと疑ったが、疑いはすぐに晴れた
「よう、犬、あの日の以来だな」
あの日、心臓を刺した張本人はこうして、平然と挨拶をしてきたのだ。
「何故? 生きている?」
俺は震えた声を出しながら言った。
「何故って? 色々あったのさ」
東条は手をヒラヒラと動かしながら答える。
「なら、また、殺すまでだ」
俺は贋作者フェイカーを起動させる。
すると、俺の体は戦う意思に反応して、頭に犬の耳、尻から尻尾が生えてくる、恥ずかしいが『戦闘モード』になったわけだ。
「おいおい、そんなに吠えると飼い主が見つからないぞ?」
東条は首からシルバーアクセサリーを取りだした。
「・・・何のつもりだ?」
と尋ねると・・・
「お前への対抗策」
アクセサリーの鎖を指で回しながら答えた。
「ふざけるな!」
俺は怒りに任せ、武器を作る。そう、前回、奴の心臓を突き刺した武器『ゲイボルグ』だ。
俺は勝利を確信していた。 また、俺が勝つと、思っていたのだから・・・
だが・・・
槍はアイツ東条の心臓が刺さる、数センチ前で弾かれた。
「だから、言ったろ? 『対抗策』って?」
アイツはそう言いながら俺の槍を切り裂いたのであった。
これがお互いの開戦の狼煙であった。
『東条如斗』
風見に心臓を刺されそうだったから、ガンブレードで槍を切ったやった・・・俺は悪くねぇ
そう、俺は悪くない、正当防衛って奴だ。
だから、槍の弁償とかもしなくて言いはず、むしろ刺した時の、慰謝料を払ってほしいぐらいだ。
だから、この戦い負けられない・・・
風見に勝ち、そんで奴に、『慰謝料』を払わせてやるぜぇ!
『風見悠』
戦いは、ジリ貧だった。 武器を作る度にアイツは、剣と銃を混ぜた武器でどんどん切り捨てる。
いくら贋作でも本物に近い物なのに・・・いったい何故?
何故、アイツの得物には、それ程の力があるのか・・・
先程、アイツの得物と同じ物を作って対抗したが3秒で壊された。
段々と連激も早くなる。それと同時に俺の死への恐怖がどんどん迫って来るのを感じてた。
『東条如斗』
俺は、かつて無いほどにキレていた。
風見が同じ、ガンブレードを出してきたのだ
ガンブレードが出てきた瞬間、俺は、怒りに任せて虎の子の『ブースト』と同時に『はやぶさぎり』を繰り出していた。
一時的に『火力・速度』を飛躍的に上げてからの、高速で斬りかかる『はやぶさぎり』のコンボは、風見のガンブレード粉々に砕くことができた。
ガンブレードさんの侮辱だけは許させねぇぇぇ!
これが東条の怒りの火種となっていたのだ。
お互いの得物をぶつけ合い火花を散らし、また全力をぶつける何度目の衝突か判らない程に・・・
だが、どんな戦いにも必ず決着はつく。
「風見ィィィ!!!」
「東条ぉぉぉ!!!」
お互いの全力が炸裂する瞬間・・・
「時空管理局だ! 戦闘をやめ・・・」
「邪魔だぁぁぁぁ!!」
「邪魔だぁぁぁぁ!!」
無関係な者が二人の全力全開を受け、戦いは幕を閉じるのであった。