勇者神ガオガイガーG   作:風雲再起

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♪ザン!
ヒマラヤ奥地、バイオネット本部。ドカーン!♪ビーッ!ビーッ!「なにごとだ!」「ナンバー1、反逆です!」
「反逆だと?!いったい誰が!」「あたしよ。」ズドーン!ゴゴゴゴ・・「お前は・・アルエット?!」
「ナンバー1のおじさま、いままで育ててくれてありがとう。これは愛娘からの感謝の気持ち。シュウ。」
ズガガガッ!「ぐはあっ!・・血迷ったか!」「それはそっちでしょ。人を好き勝手にいじくりまわして・・
あなたたちみたいなマッドサイエンティストにこの組織はもったいないわ。あたしがもっと有効に使ったげる。
だから安心して死んでね。」「やられはせん!やられはせんぞ!獣人ども!」『キキィーッ!』ザザッ!
「悪あがきを。シュウ、ユキノ、ゲドウ、たのむね。」「よかろう。」ヒュゥゥーン・・「ジェットナックル。」
ズドーン!ボゴボゴボゴッ!『グギャアアアーッ!』ヒュルルル・・ガチャン!「くっくっくっ・・これだけの
獣人、殺しがいがあるってものよ。」スゥゥ・・「クルド流暗殺拳奥義、紅嵐!」ドオンッ!ズゴゴゴゴッ!
『アギャアアーッ!』ブシャブシャブシャッ!「イーヒッヒッヒ!この血と肉片の飛散が美しいのよ!」
「・・きたまえ。」ズズズズ・・『キィィーッ!』ドドドドッ!「・・うるさい。」カッ!ドバアアアアーン!
『・・・・』「・・私は騒々しいのが嫌いだ。静かに即死しろ。」「こ・・こやつらは?!」「紹介するわ。
あたしのお友達の四人。破壊者シュウ、一番のユキノ、静寂のゲドウ。そして・・」「・・四人?」「そうだ。」
ハッ!ぴたっ。「脳をかなり病んでいるな。どれ、診てあげよう。」キュン!メリメリッメリッ!「ぐがあっ!」
「やはりな、とんでもない腐敗状態だ。この消毒薬で消毒してあげよう。」ポン。トクトク・・ジュゥゥゥ~ッ!
「うごわあああーっ!」「過酸化水素を多めに調合しておいたので、脱色および漂白効果はてきめんだ。ほら、
脳が真っ白になった。これで少しはマシになるだろう。」ジュゥゥゥゥ・・「・・・・」ユラッ・・ドサッ。
「これでおしまい。ドクター、ごくろうさま。」「さて、引越しといこうか。」「必要なものはいただいてまとめて
おいたわよ。」「・・重力爆弾を仕掛けておいた。あと30分でここは無に帰す・・」「発つ鳥あとを濁さずだな。」

プロジェクト1「Ω - Omega -」(外伝53話改題・ちょっと加筆改訂)

ニューヨーク、国連事務総長室。「ついに「プロジェクトG」発動ですね・・」「オービットベースはZG-01の
攻撃で崩壊。軌道を外れて落下しましたが、第三部隊が爆破してくれました。」「さすがは「発破屋」ですね。
世界一の統制破壊会社をスカウトした甲斐がありました・・」ぴく。「人払いを。」「失礼します。」パシッ。
「・・刹羅ちゃんですね。」『はい。』シュタッ。「お屋形様、ヒマラヤのバイオネット本部が消滅しました。」
「消滅?壊滅ではないのですね。」「はい、頭がすげ替わりました。」「ほう・・神種の出現と合わせましたか。」
『そのとおり。』フッ。「むっ?」「立体映像?」『はじめまして、ロゼ・アプロヴァール国連事務総長さま。
あたしはバイオネットの新首領、アルエットと申します。就任の挨拶にきました。』「ならば本人が顔を見せに
来るのが礼儀ですよ。」『それはご容赦を。ついては名称も少し変更しました。「バイオネット・オメガ」と。』
「アルパでありオメガである・・良い名前です。」『どうも。今はまだバタバタしてますから行動を起こすのは
もうちょっと後になりますが、そのときはまたよろしく。』「抱負をお聞きしたいですね。あなたは今までと
だいぶ違うことをしそうですから。」『さすがです。・・あたしは陰湿な人体改造やら実験やらは大嫌い。だから
前よりハデにやらせてもらいます。まずは世界主要都市への直接攻撃。第一目標はここニューヨーク。」「ほう・・
私のお膝元ですか。それは楽しみです。」『楽しくしてあげますね。決行は三日後。それまでにいろいろよろしく。』
「わかりました。大歓迎しましょう。」『ふふっ・・』ブン・・「・・これか。マシンインセクト。」ひょい。
「さっきの秘書にくっついて入ってきたのですね。」「やりますね・・はっ?!」チッチッ・・「自爆装置!」
ピッ。シャッ!「デスクの中に!」「はい!」ポイ。パシン!・・ズズーン!グラグラッ!「デスクに爆弾処理
バンカーを付けておいて正解でした。」ピピピ・・「・・ほう、思ったより強力な爆薬だったようね。このビルを
まるごとふっ飛ばすだけのパワーがあったようです。」「バイオネット・オメガ・・恐ろしい組織になったものです。」
「さて、忙しくなるわね。市民の避難と迎撃体勢を整えないと。」「私は敵の動きを探ります。」「よろしく。それと
うちの孫娘たちに声をかけて。」「ギアナとプラハにさっそく連絡します。」「あとは・・シャッセールね。」
「たしかに機動戦力は必要ですね。お屋形さまから連絡しますか?」「お蝶は娘のようなものです。私が。」
「しかし・・」「なんですか?」「いえ、思い過ごしかも・・(アルエット・・あの娘にそっくりだ。)」

ルーブル美術館。「モナリザ」をはじめ、世界の至宝ともいえる美術品の数々を有する最も有名な美術館である。
だが、今その地下にGGGに次ぐ科学武装防衛組織、シャッセールの基地があることを知る者は少ない・・
「すぴよすぴよ・・」・・ぱっ。『リオン、起きてください。お~い、やっほ~。』「むにゃむにゃ・・」
『・・強攻策いきます。ぽちっとな。』どかあああーん!「・・ぽふぁ~。おはよ、ルリ。」『ママがお呼び。』

「おはよ、リオン。」「ぼんじゅーるっと。」「はい目覚めのティー。」「どーも。」んぐんぐ。「麦茶じゃないの!」
「ぷはーっ!やっぱあっついティーのイッキがいいね~。」「真似しちゃダメよ、ルリ。」「しませんて。」
「でと、こんな朝っぱらにたたき起こすってのはよっぽど重要な用件なんだろうね。」「もう10時でしょーが!」
「国連事務総長から重大情報がきました。バイオネットが挑戦状をたたきつけてきたそうです。」ブーッ!
「ぬわんだとお!」「ニューヨークをなにやらハデな方法で襲うそうです。それで助っ人にきてほしいと。」
「ほほう~、バイオネットにも骨のあるヤツがいたもんだね。」「どうやらバイオネット内部で大規模なリストラが
あったようなの・・この場合粛清というべきかしら。」「ヒマラヤ本部が消滅しましたが、組織は健在です。
かなりハイレベルな首脳部と入れ替わったようですね。」「しかしだ、いきなり都市攻撃とは今までの奴等の
やりくちとは根本的に違うね・・その新首脳部の情報は?」「首領とおもわれる人物の面はわれてるそうです。」
「写真は?」「なぜか送られてきてないの。確認したんだけど「まだ公開できる段階ではない」ってさ。」
「・・変ね。バイオネット関連の情報は全て提供してくれてたのに、なんでいまさら・・」「たしかに・・」
「とにかくアメリカへ飛ぶわよ。夕方に米軍のギャラクシーでオルリー空港から出発よ。」「ひかりん・やーみん・
ポルコを載せます。」「みやげは自由の女神の置き物でいい?地球儀のカレンダーと「根性」って書いてるやつ。」
「それ東京タワーです。」「私たちも同行するの!」「五番街でショッピング?」「この状況でやってないです。」

二日後、ブロードウェイ。ひゅぅぅぅ・・「・・無人のブロードウェイってのも貴重だね~。」ギュラギュラギュラ!
「・・前言撤回。戦車隊が通るか。」こく。「よせばいいのにペンタゴンが張り切っちゃってるのよ。第四艦隊と
第七艦隊までパナマ経由で来させてるんだから。」キィィーン!「お~お~、まるで第三次大戦だね。あたしらに
まかせときゃいいのに。また中古兵器の大蔵ざらえか?」「・・・・」「それ言うとDIAに抹殺される?おもしれえ、
沈黙のコックでもなんでもよこしてもらおうじゃねえか。」「ぶち倒すの?」「サインもらう。」「言うと思った。」
「・・綾香、このドタバタどう思う?」「・・ワナね。オメガの狙いは別のところにあるわ。たとえば・・」
「フォート・ノックス。合衆国金保管所。」「さすが。保管されてた金はニューアークに移送されて、一個師団が
守ってるわ。けど・・」「その程度じゃ話にならないな・・行けよ。」「うん。姉さん、たのむね。」こく。

ハドソン湾、第七艦隊。「司令、そろそろ予告時限です。」「バイオネットが。犯罪組織の分際でわが国にケンカを
売るとはな。」「これだけの戦力を見ればビビって中止するんじゃないですか?」「そうなれば世界の笑い物だ。
なにせ世界中にこの様子は中継されとる。わが国が最強だということを見せつけるいい機会だからな・・」グラッ。
ドドーン!「なんだ?!」「空母インビンシブルが!」ズズズズ・・「轟沈?!どこを見ておった!」「それが・・
レーダー・ソナーに何も感知されませんでした!」「ステルス兵器か!」ドドーン!「戦艦ニュージャージーが!」
ズズズズ・・「敵は!敵はどこだ!」「いました!深度百フィート!・・真下です!」「なにっ!」ゴバアアアーッ!
「海中から・・巨大な手が!」グワシャアアーン!ザバアアーン!「巨大ロボット?!」「攻撃開始!」

「ふふふふ・・「ヴォータン」に通常兵器は通用しないわよ。」「たとえ戦略核の直撃でも致命傷にはならん。
使う度胸があればの話だが。」「・・作戦は予定どおり。シュウには思う存分慣らし運転をしてもらおう。」
「幸い敵は陸海空ふんだんにある。つぶしがいがあるだろう。」「ユキノは行った?」「ああ。こちらも問題ない。
ただ・・」「なにか?」「少しゴタゴタする可能性があるが、それも計画どおりだ。問題はない・・たぶん。」
「ほう、「ヴォータン」があれを使うぞ。」ヒュルルル・・ズドーン!ズガガガガーン!・・ジャコン!
「トルネードフィスト・・まさにブロウクン・ファントムだな。」「海は終わったわね・・次は陸戦よ。」

ザバアアーッ!ズシーン!「マンハッタンに上げるな!戦車隊、砲撃開始!」ズドーン!キィン!「砲弾が!」
「はじかれるだと?!なんて装甲だ!」グワッ!『足が!』「総員、退避!」「間に合わな・・」グシャアアアーン!
「巨大ロボットはブロードウェイ方面に進攻中!対戦車ヘリ部隊、攻撃せよ!」パララララッ!シュドッ!
ガガーン!「ミサイルが効かん!」ブン!バキィィーン!「ヘリでもだめか!攻撃機隊、爆撃せよ!」キィィーン!
ブン・・ブオオオオーッ!ズガガガガーッ!「60mmバルカン砲か!」「至近弾でも衝撃波で破壊されてます!」
ヒュィィーン・・ドンッ!「腕が発射された?」ゴオオオーッ!「・・追尾してくる!ブレイク!」キィーン!
ゴオオオーッ!「逃げきれない!」ズガガガガーン!ゴォォォ・・ジャコン!ズーン!「攻撃機隊・・全滅!」

ブロードウェイ。ズーン!「そこまでだよ。」ピタッ。『・・何者だ。』「あたしを知らねえ?モグリか新人かい。」
ゴオッ!ズガアアアーン!ガラガラガラッ!『他愛もない。』「いいね~。問答無用って態度は好きだよ。」ハッ!
『・・きさま、サイボーグか。』「うるせえ・・速攻勝負!」ジャキッ!『そのような銃など何の役にもたたん。』
「ハジキってのはこう使うんだよ!キングギドラ!」ドォンッ!パリィィーン!『むっ!メインカメラが!』
「もういっちょう!」ドォン!『させぬ!』さっ、キィン!「ちっ、腕でかばったか。テン子、出番だ!」
「まってました!」ドバアアアーン!『天竜神?』「激光斬!」シュババババッ!『メーサーか。防御!』ピーン!
「視界をうばえ!」「ダークミサイル!」シュドドドッ!ボンボンボン!モクモク・・『煙幕・・そこか!』バッ!
ドバアアアーン!「いくぜポルコ!ハイパーシュート!」ゴオオオーッ!『ブーストフック!』ドン!「なにっ!
はええ!」ドカアアアーン!「ぐはっ!」『うわあああーっ!』ヒュルルル・・ドッシャーン!『これまでだな。』
「・・ちっ!」ググッ・・『ほう、まだ立つか・・踏みつぶしてやろう。』グワッ!「・・ハイパーモード!」
ギーン!シャバババッ!ズドーン!『・・なにっ!』ググググ・・『このヴォータンが・・持ち上げられてる!』
「・・うりゃあああああーっ!」グワッ!・・ドドドーン!『ぐうっ!・・投げられただと?!なんてやつだ!』
「あたしゃそんなガラクタに踏みつぶされるほど弱くねえよ・・はあっ!」ガクッ。『だが火事場のクソ力だった
ようだな。』ググッ、ズズーン!『あらためて・・死ね。』「hroin。」ドガアアアーン!『なにっ!』シュゥゥゥ・・
『魔法兵団長・・芹香・アプロヴァール!』こく。「あたしもいるわよ!竜破斬!」カッ!ドゴオオーン!
『なんとおっ!』ズズズーン!「九郎判官義経公の加護により、緑よ貫け!「早春」!」ボコボコッ!ドドドドッ!
『路面から木が?ぐっ!』バコオッ!『バカな!このヴォータンの装甲を貫く枝だと!』バコバコバコッ!
『退却!』ヒュゥゥゥ・・ドドドドドッ!「逃げるか!」『また会おう魔法兵団。そして獅子の女王!』ドドドド・・
「追撃する?」ふるふる。「・・・・」「了解。リオン、治療するわ。「ヒーリング」。」サァァ・・「ふう・・どうも。
楽になったよ。」タタタタ・・「リオン、けっこう苦戦したけどだいじょうぶ?」「まあな・・意外と強かったぜ。
ポルコは?」「全損扱いで廃車・・まではいかないけど、修理は手間かかりそうです。」「AIが生きてりゃいいさ。」
「でも・・リオンが苦戦するほどの相手とは。」「オメガ・・退屈しないで済みそうね。」「・・・・」こく。
「知世ちゃん、記録は?」「ばっちりですわ。あとで敵ロボットの能力を解析してシャッセールにも回しますわね。」
「助かるわ・・」「お蝶さん、なに見てるんですの?」「・・あの黒雲、どうも気になるの・・」ゴゴゴゴ・・
「雲?・・赤外線反応なし、レーダーも雲としか認識してねえぞ。」「でも・・気になるの。誰かが雲の中から
じーっとこちらを見てるような・・」「・・・・」「芹香さまもですか?」こく。「・・たしかにイヤな雲ね。」

「さすがは獅子の女王ね。予想より決着が早かったわ。」「・・いや、予定どおりだ。じゅうぶん陽動になった。
それに米軍のメンツも丸つぶれだ・・さぞや喜ぶ国も多いだろう。」「マスコミを呼んでおいたのがアダになったな。
アメリカは何より負けることを恥とする。やっきになって我らに報復攻撃を仕掛けるだろう。それも予定どおり。」
「また恥をかかせてあげましょうね。」『ヴォータン、帰還しました。』「よし。あとは・・」「ユキノの部隊だな。」
「あれ?・・」「アルエット、どうした?」「ほら、あの子。」「ああ、シャッセールのルリ・ノワールか。」
「似てるね、わたしに。」「当然だ。アルエットはあの子の・・」「・・そうなの。ふ~ん・・他には?」「いる。」

ニューアーク、253機甲師団駐屯地。「将軍、ニューヨークではハデにやってるようです。」「それにひきかえ我々は
金塊の山のお守りか。わりをくったな。」「将軍、お客さまです。」「何者か?」「それが・・」「失礼します。」
「おおっ!あなたは映画スターのユキノ・ディアノ!」「ニューアーク空港にいたのですが、こちらに金塊が
いっぱい置いてあるのを見かけまして。よろしければ見学させていただきたいと、お願いにあがった次第です。」
「それはもう!私はあなたの大ファンでして、主演映画はみんな観させていただいております!こちらへ。」
「ありがとうございます。」「付き人のお二方はここで待ってもらっててください。」「ムーン、フレイア。こちらで
待っててくださいね。」『はい、お姉さま。』「お妹さんですか?」「いえ、そう呼んでるだけですわ。」

「まあ・・ものすごい量ですね。」「合衆国の保有する金の30%があります。総額で7千億ドルと聞いております。」
「合衆国はお金持ちなのですね。私の母国のベルギーはつつましいものです。せめてこの山一つでもあれば、
福祉に余裕ができるのですが・・」「私としては一山くらいあなたにプレゼントしたいところであります。」
「まあ嬉しいですわ。お優しいのですね。でも・・」「は?」「・・どうせなら全部欲しいですね。私、けっこう
欲ばりなんです。」ドゴッ!「ぐはあっ!」ボタボタ・・「案内どーも。さてと、ポイント決定。モゲラ!」
ズズズズ・・ゴバアアアーッ!「さっさと積み込んじゃって。」バクッ。ガラガラガラ!「ユキノさま、兵隊は
みんな眠らせました。」「春夢の術は効果てきめん。楽勝ですね。」「油断するんじゃないよ。うまくいくときほど
警戒しないとね・・そこ!」ドン!『うわっと!』バゴオオーン!「ほう・・あたしの気拳をよけるとはね。」
『はじめて見たわ、クルド流暗殺拳。なかなか強そうね。』ゴゴゴゴ・・「試してみるかい?・・機動武闘團隊長、
綾香・アプロヴァール。」「あら、あたしってそんなに有名?」「国連事務総長の孫娘にして、獅王機甲拳の達人。
気に入らないわ・・あたしより有名なヤツは大嫌いよ。」「・・そっか、見た顔だと思ったら、ユキノ・ディアノ
じゃない。こないだのアカデミー主演女優賞、おみごとだったわ。あたしも映画観て泣いたクチだから。」
「ファンは大事にする主義よ。サインあげようか?」「できれば。その金塊といっしょにね。」「やだ。(きっぱり)」
「お姉ちゃんおねえちゃん、マンザイしてる場合じゃないよ。」「金塊積み込む時間かせぎになったけど、そろそろ
引き上げどきだよ。」「仕事中はお姉ちゃんって呼ぶなって言ったでしょ!」『だって~。』「とにかく!金塊は
いただいていくわ。どうせあなたの金じゃないんでしょ?」「そりゃそうだけど、やっぱいちおうは阻止とか
しないとね~。」「それもそうか・・ほんじゃ、ちょっとだけやろうか。」ギラッ!「あら、いいわよその目・・
ひさびさにみる野獣の目だわ。」ギン!「・・前言撤回。ただのお嬢様じゃないわね、あなたも。」ザッ・・
「嵐!」ゴゴゴゴッ!「そのくらい!」タン!「獅王鋼破弾!」ドンドン!「なんの!」シュルルッ、ボコボコッ!
「旋風車!」シュバババッ!「獅王十字斬!」シュババッ!ズバアアアーン!「やるわね。」「そちらも。」
『す、すごい!』「ユキノお姉ちゃんと互角・・いえ、それ以上!」「さすがは第一隊長だね~。・・だれか来る!」
「綾香さん!」ザシャッ!「困りますな、わたくしたちを忘れては。」ストッ。「葵、セバスチャン。金塊を!」
「わかりました!」「おまかせを。」ダッ!「ムーン、フレイア!インターセプト!」『わかった!』ダッ!キーン!
「ジャマしますか。」ザシャッ!「これも仕事でね。」スタッ。「若い女性とやりあうのは嫌いではありませんが。」
トッ。「おじさまシュミも悪くないけど。」タッ。『では、勝負!』ダッ!バキィィーン!「月光!」シュパパパッ!
「おっと!」タン!ボコボコン!「戦車に穴が?いい蹴りですね。」「蒼月流脚法、いかが?」「おもしろいです!」
「三日月!」シャッ!「獅王激流拳!」ドン!バシィィーン!「突きで互角?!」「もらいます!」ダーン!
「獅王百撃脚!たたたたたーっ!」ドババババッ!「なんの!満月!」シュバババッ!バシバシバシッ!
『はっ!』バシーン!・・ザシャッ!「やる!回転フットガードだけで受けきるとは!」ザッ!「さすがに強い!
受けた脚が痺れるほどの連脚とは!」ザッ!「まだいけます?」「もちろん。」『はあっ!』ダーン!バキーン!

「双花剣!」シャン!「ほう、中国剣法ですか。ならばわたくしも。」バッ!「ハリセン?」「かつてロス暗黒街を
震撼させた、超合金ハリセンでございます。」「そんなもの!はいはいはいっ!」シュパパパパッ!「ほいほいほい。」
キキキン!「失礼いたします。」スパアアーン!「あいた!」「いかがです?平和的な武器かと。」「いった~い。
どこが平和的よ!コブできたじゃない!」ひりひり。「なんなら首ごとはたいてもよろしいですが。」「う"・・」
「退却よ!」『うおおっす!煙幕!』ボン!モクモク・・「逃げる気?!」『仕事はこれまで。あなたたちとは
またいずれぶつかるでしょう・・その時まで。』「ええ・・腕を磨いておきましょう、おたがいに・・」『では・・』
ズズズズ・・「・・地底ロボットは逃げたようです。」「やられましたな。・・まあ合衆国もたまには財政危機を
味わってみることですな。」「どうせ税金上げるんでしょ。さて、あたしらも撤退するよ。」『はい。』フッ・・

「ただいま。」「お帰りなさい、ユキノ。大漁でしたね。」「まあね~・・」「・・成功したのに浮かない顔だな。」
「おおかた第一部隊あたりとやりあって、さんざんな目にあったのだろう。」はうっ!(ドキュン!)
「そっか、ユキノは自分より強い人に会って、肥大したプライドがズタズタになったのね。」あうっ!(ズガン!)
「井の中の蛙、大海を知らず・・いい経験になったな。」あぐっ(バコッ!)「ヒトを読むなあああ~っ!」
「さて、移動しよう。次は?」「日本へ。シュウがどうしても行きたいって。」「GGGか・・面白そうだ。」
「ガオガイガーG対ヴォータン・・面白いイベントになりそうね。」『立ち直り早いな~。』「うっさいわね!」
「では、大要塞「エゼキエル」発進。」ズズズズ・・「目標、日本・Gアイランド。」ゴゴゴゴゴ・・

「・・獅子王凱、待っていろ。もうすぐ俺が行く。そして・・決着をつけよう。五年前の決着を・・」ギュッ。

君たちに最新情報を公開しよう。
Gアイランドを襲うオメガの巨大ロボット!
新型勇者ロボでもかなわない重装甲とパワー!
獅子王凱に名指しで挑戦してくるその正体は?
いま東京湾バトルフィールドに鋼鉄の叫びが轟く!
ゴッドヘル・アンド・ヘヴンも通じぬ敵に、ガオガイガーG勝てるか?
勇者神ガオガイガーG外伝・特別編「オメガ戦記」、ネクスト
「鋼 - Votan -」に、ゴッドフュージョン、承認!
これが勝利のカギだ!(ブロウクン・テリオス)

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♪ザン!
マンモスオーダールーム。『カンパーイ!』ガチンガチン!「勇者諸君、新生GGG初勝利おめでとう!
見事にZG-02を撃破してくれた。」「新しい機体は前より動きやすいですね。」「そらそうじゃ。最新の低摩擦
駆動システムを使っておるからの~。それに連動スライド装甲で関節クリアランスを大幅に高めたから
その気になれば正座もできるぞい。」「ほう、やってみようか。」「ゴル、やる気ですか?」「ものは試しだ。
よいしょ。」ガキョン。ごち。「・・ん?おわたたたっ!」デデーン!「・・なんだぁ?!なんかケツで
つっかえたぞ!」「ゴル・・ハンマーの柄よ。(^^;;」「ちっ、忘れてたぜ!」『あはははは!』

♪ビーッ!「なんだ?」『「弁天」の志保です。未確認巨大飛行物体がGアイランドに接近!』「神種か!」
『機界生命体反応ありません。全長5000m、全幅2000m、全高3000m!』「なんだと!」「要塞じゃねえか!」
『通常レーダーおよび赤外線反応にひっかかりません。感知したのは気象衛星のデータからです。』「気象衛星?」
『気圧配置とどうしても一致しない積乱雲があったので、サテライトでレーザー走査をしたところ、どんぴしゃ!
あとはいろんな媒体で探って特定できました。』「「シャーロック」の見解は?」『バイオネット・オメガの要塞。』
『なにっ!』「ニューヨークで米軍を翻弄したオメガか!」『Gアイランド到達まであと30分です!』「へっ、
神種さえ倒せる俺さまたちに挑戦しようってか!」「油断は禁物ですゴルディー。最新情報によると、NYを
襲った巨大ロボットのパワーはガオガイガーGに匹敵します。」「機動部隊、迎撃準備!」『了解!』ザッ!

プロジェクト2「鋼 - Votan -」(2話直後)

JアークΣ。「へぇ~、青の星にこれだけの機動要塞があったとはね。」『どうやらバイオネット・オメガとかいう
非合法武装勢力のものらしい。北米大陸東海岸でこないだあった騒動の黒幕だろう。』「ジェイ、どうする?」
「我らには関係ないことだ。高見の見物といこう。」「ゆーと思った。ま、あの連中の実力も見ておきたいし。」

機界大城塞リンヴォ。「なんですかあれは?」「情報局の調べによれば、青の星の人間同士の内輪もめとか。
先日に観測した戦闘記録がこれです。」「なるほど・・内乱とは少しちがうようですね。」「どうやら青の星は
こういう騒動が絶えないようです。」「だから精神的進化が遅く、戦闘能力のみが突出しているのですね。」
「ンドゥーネさま、いかがいたします?」「しばらく観察しましょう。面白いものが見れそうです。」「ははっ。」

「三連高速展開母艦「大日」、発進!」ゴバアッ!ザザーン!「上部飛行甲板からステルスガイガー発進!」
シュバッ!「ウルフアタッカー、一番カタパルトより射出!」ズドーン!「積乱雲まで12分!」ゴオオーッ!
ズズズズ・・「あれか・・ボルフォッグ、いくぞ!」『了解しました。』ズボッ!ゴゴゴゴ・・「実視界では何も
見えないな。」『赤外線視界はムダでしょう。「弁天」の志保隊員、指示を。』『現在の速度で方位135へ。』
「・・ん?なにか見えたぞ。」・・ゴオオーッ!「なにっ?!巨大ロボット!」『これはいけません!回避!』
ゴオッ!「なんとか避けたか!」『雲の中では不利です!外へ!』「賛成だ!」ズボオオーン!「敵は?!」
『左です!』ズボオッ!ドドドド・・『聞こえるか、凱。』「なにっ?何者だ!」『俺の声を忘れたか?』
「・・まさか、シュウか!」『そうだ。・・地獄から戻ってきたぞ。キサマと決着をつけるために!』

メインオーダールーム。「シュウくんなの?!」ガタッ!「命くん、知ってるのか?」「はい・・高校時代に。」
「どういう関係だ?」「凱のライバルでした・・勉強、スポーツ、そして・・恋も。」「なるほど・・だがなぜ
オメガに。」「おそらくは・・凱に勝つため。目的のためには悪魔とでも手を結ぶ人でした。でも、正々堂々の
戦いを重んじ、卑劣なことは嫌う人でもありました。」「アイシー、いわゆるウォリアータイプですーネ。」

「シュウ!なぜ悪魔に魂を売った!」『売ったおぼえはない。俺はお前を倒すことだけに生きてきた。オメガは
目的を達成するための手段にすぎん。』「・・お前は昔からそうだったな。ならば!」『あとは拳で語るのみ!
さあゴッドフュージョンしろ!ガオガイガーGのお前を倒してこそ、はじめて意味がある!』「よかろう!
長官、承認を!」「よし!ゴッドフュージョン、承認!」「プログラム・ドラーイブッ!」バリィィーン!
「ゴッド!フュゥゥージョォォーン!」シュバババッ!ジャキジャキーン!「ガオ!ガイ!ガー!G!」
「ディバイディングドライバー、射出!」ズドーン!「座標軸、固定!」ピピピ・・ジャコン!
「ディバイディング・ドライバアアアーッ!」ゴオッ!ザパアアアーン!バババババン!シュバアアアーッ!
「さあリングは出来た!こい、シュウ!」『おう!この「ヴォータン」の力をみせてやる!』ズズーン!

「待ってください隊長!」ズズーン!「こいつごとき僕たちで十分!」ザシャッ!「風龍・雷龍?」
「機動部隊は出撃の指示を出しておらんぞ。」「こら風龍、雷龍!命令違反だ、戻れ!」「あ~?通信回線が
どうも調子悪いようです。だよな、兄者。」「そういうことです。」「あいつら!」グシャッ!「氷竜と炎竜!
なぜ止めなかった!」「申し訳ありません。なぜなら」「僕らも命令違反だからさ!」ズズーン!「お前らまで!」
「てこたあ、俺さまもいるってことだ!」ズズーン!「ゴルはまあわかるが・・(^^;;」「いつものことだ。」
「ほっほ~、マイクも悪い子だもんね~。」キィィーン。「困った方たちです。これでは私たちも出るしかないでは
ありませんか。」スタッ。「僕らでは止められませんからね。」「同じアホなら踊らにゃソンソンってね。」ストッ。
「諜報部まで?!」『GGG機動部隊が勢揃いか・・ウォームアップにはよかろう、まとめてかかってこい。』
「なんだとてめえ!」「雷龍、やりますよ!」『シンメトリカルドッキング!』ジャキーン!「撃龍神!」
「俺たちの勝負に手出しするな!」『凱、かまわん。このヴォータンの性能をよく見ておけ。』「シュウ・・」
「いくぜデカブツ!双頭龍!」シュババババッ!バキィィーン!「なにっ?!効かねえ!」『俺の番だな。
ブーストフック!』ゴッ!バキィィーン!「ぐはあああーっ!」ズダダダーン!「撃龍神が!」「なんと!
双頭龍もバージョンアップしているのに!」「くっ!・・まだだ!」ググッ・・『装甲は厚いようだな。』
「おおおーっ!ジャオダンジィ!」ギュルルルッ!『見切った。』スッ、スカッ!「しゃがみ避け?!」ギン!
『ブーストアッパー!』ドン!ズガアアーン!「うわあああーっ!」ヒュルルル・・ドシャアアアーン!
「オマイガー!」「撃龍神が!」「紙細工のように吹き飛ばされるとは!」「ダメージレベルA!戦闘不能!」
「恐ろしいヤツじゃ・・機体各部に埋め込まれた強力なバーニアを吹かすことで瞬間的な加速を得ておる。
重装甲による鈍重さを補う見事な発想じゃ。」「このヤロウ!」ダッ!「待ちなさい炎竜!」「フレイムラダー!」
ボン!『高熱兵器か、よかろう。』ガキィィーン!「どうだ!・・バカな?!」『核の直撃でも通りはしない。
むん!』ゴオッ!「ミラーシールド!」さっ。『あまい。』ドガアアーン!「ぬわああーっ!」ジャリジャリーッ!
「炎竜!・・なんというパワー!」「それにあの重装甲では私の技は通用しません・・すさまじい強敵です。」
「だったら俺さまがやってやる!パワーと装甲なら負けん!」「ゴル、やめるのです!」「うるせえ!」ドスドス!
「スピニングラインダー!」ギュルルルッ!「どりゃああーっ!」『だが、技の切れというものが不足だ。』
スカッ。「ちっ!」『弱点はそこだ。』ズドン!「ぐはっ!」『胸部コンソール・・むき出しはよくない。』メリッ、
ボゴオオーン!「ぐわああーっ!」ダダーン!「きゃああーっ!」「ゴルディーマーグのGSライドが!」
「えぐりとられた!」「だいじょうぶじゃ、ゴルディーマーグはハンマー部にもうひとつのGSライドがある。
それが無事なら死にはせぬが・・」「ゴルディオンハンマー、使用不能!」「なんというロボットだ!」

「氷竜、ボルフォッグ・・みんなをたのむ。」「わかりました。」「・・ご武運を。」『準備体操はじゅうぶんだ。
さて、本番といこう。』「いくぞシュウ!うおおおおーっ!」ヒュルルルッ!「ブロウクン・ファントムッ!」
ズドーン!『トルネード・ナックル!』ヒュルルルッ、ズドーン!ガキィィーン!「ヴォータンにも?!」
「パワー、まったくの互角です!」ギガガガガッ!バシィィーン!ヒュルルルッ、ガキン!「引き分けか!」
『それはちがうな。ダブルトルネード・ナックル!』ズドドン!「両腕が?!」「プロテクト・ウォール!」
ブン、バシィィーン!「一つは止めたぜ!」「もう一つはあさっての方向へハズレデース!」『そうかな?』
ギューン・・ヒュルルルッ!『なんだって!』「しまった、誘導式か!」「ガイ!うしろ!」「なにっ!」
ズガアアアーン!「うわあああーっ!」ダダーン!「ガオガイガーG、ダメージレベルB!」ヒュルルッ、ガコン!
『まだだな・・まだ戦えるはずだ。俺の知っている凱なら!』「・・そのとおりだ!」ググッ・・「ガイ!」
『そうだ!それでこそ獅子王凱!』「いくぞシュウ!うおおおおーっ!」ゴッ!バキィィーン!『むうっ!
これだ、このパワー!こうでなくては!どりゃあっ!』ズガアアーン!「ぐうっ!・・なんの!」ゴッ!
ズドン!『ごふっ!・・いいぞ凱!武器に頼らぬ格闘戦こそ醍醐味!むおっ!』ゴガアアアーン!「ぐはあっ!」
ヨロッ・・「・・まだ!」ザン!『てりゃああーっ!』「うおおおおーっ!」ガギギギッ!バギィィーン!
「ぐふっ!」『がふっ!』・・ズズズーン!「クロスカウンター!」「ガイイイーッ!」「なんという・・闘い!」

「・・次で・・決める!」ググッ・・ガキン!『よかろう・・決着だ!』ググッ・・ズズン!「まだやるのか!」
「ゴッドヘル・アンド・ヘヴン!」ビン!シュバアアアーッ!「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ・・」
ギギギッ・・ガシッ!ドォン!『むうっ!』「うおおおおーっ!」ドッ!ゴルルルルッ!ズゴゴゴゴッ!
『・・見切った!』ヒュィィーン・・ドオオーン!「なにっ?!飛んだ!」スカッ!『うけるがいい、凱!』
ゴォォォ・・ドンッ!「頭上からパワーダイブ!」『重力稲妻蹴り!』ゴオオオーッ!「ヴォータンの全体重を
かけた上、重力加速度とブースト加速まで加えた蹴りだ!」「直撃すれば戦略核級の破壊エネルギーデース!」
「ガイイイーッ!」「・・いちかばちか、ダメでもともと!うおおおーっ!」ヒュルルルルッ!『ムダだ!』
「ブロウクン・テリオスッ!」ドガアアアアーン!『ああああーっ!・・なにっ?!』『ば・・バカな?!』
ヒュルルルル・・「・・止めた!ガイが止めてる!」『ありえん!物理的に・・はっ?!』メキメキメキ・・
「・・おりゃあああああーっ!」グボボボボッ!ズボオオオオーン!『ぐわあああーっ!脚が!』ダダーン!
「はあっ、はあっ・・」「わかった!ヴォータンの面の蹴りに対して凱は点で迎撃、そして点は錐となって
ヴォータン自身のパワーをも上乗せして脚をぶち抜いたんじゃ!」「どうだ・・シュウ!」『ぐうう・・さすがだ。
今回はキサマの勝ちだ、だが!』ヒュゥゥーン・・ズドドドドッ!「逃げるか!」『次は必ず俺が勝つ!それまで
腕を磨いておけ。さらばだ!』ドドドド・・「シュウめ・・命、「千手」をよこしてくれ。もうガオガイガーも
限界だ・・」グラッ・・ズズーン!「ガイ!」「俺は大丈夫だ・・よく生き残れたぜ、まったく・・」
ズズズズ・・『積乱雲が移動します。』「サテライトで追尾できるか?」『いえ、東部気圧団の中に入られたら
見分けがつかなくなります。まだ感知できる探知方法が特定できませんので。』「そうか・・わかった。」

大要塞エゼキエル。「おかえりなさい、シュウ。」「・・ブザマなところを見せてしまった。」「いや・・あれだけ
GGGと戦えれば充分だ。ヴォータンの戦闘能力、見事だった。さすがはドクターだ。」「シュウ、今回の敗北は
紙一重の勝負の結果だ。気にすることはない。」「はっ。」「そうそう、今回のはあくまでテストだからね。これで
今後のロボット製作のいいデータになるって。ゲドウ、例の武装巨獣の合成にも使えるんでしょ?」「ああ・・
こちらは乗り手の問題がちょっとあるが。」「あの三人か~。ゲドウも大変ね、あんなワガママ連中使うのは。」
「だが、あの三人しか巨獣は使えん・・拒否反応を起こすからな。」「データが揃えば、私のほうで人工合成する
準備は整っている。」「そのときはよろしく・・しばらくはあの三人でガマンしよう。」「何とかとハサミだね。」

マンモスオーダールーム。「このバカAIどもが!敵の能力も見極めずに突っ込んでいくからだ!」『・・・・』
「いいか!今回の惨敗でわかったとおり、お前らより強いヤツはいくらでもいる!だがどんな強い相手でも
必ず勝機はあるんだ。それは敵と自分をどれだけ見切れるかにある。そういった術を知らず、ただ突っ込むバカは
単なるザコだ!おめえらザコになりたいのか!」「火麻くん、そのくらいにしておきたまえ。」「そうだな。
風龍、雷龍、炎竜、ゴル。お前らには罰としてシミュレーション訓練の延長!猿頭寺、ヴォータンのデータを
アップロードしといてくれ。」「やっときましょう、20%増しで。」ポリポリ。「参謀、わたくしたちも同罪です。」
「命令違反は全員です。我々も罰を受けます。」「マイクも反省してるもんね~。」「・・いいだろう、許可する。」
「凱・・シュウはまた来るかしら。」「来るな、いずれ・・さらに強くなって。」「シュウくんの・・バカ。」

JアークΣ。「なかなか面白いイベントだったな。」「ジェイ、いいの?」「なにがだ?」「このまんまじゃジェイは
ライバルの座を明け渡しちゃうよ、あのロボットに。」「・・くだらん。」「あらそう?・・いいけど~。」
(獅子王凱・・あんなヤツに負けるな。キサマを倒すのは・・この私だ。)「・・」じ~っ。「・・ふふっ。」

機界大城塞リンヴォ。「みせてくれましたね、なかなか。」「非常に参考になりました。次の戦略に生かせます。」
「ヲイル、あの組織と接触することはできますか?」「接触・・ですか?」「一度お話してみたいですね。」
「かしこまりました。うまくすれば・・」「利用できますね・・実に楽しい星です、青の星は・・ふふふ。」

「弁天」。「・・・・」「し~ほちゃん、どしたの?」「・・あ、アイリス。」「珍しく深刻な顔してるけど。」
「いやね、オメガの最新情報でね・・これ。」「ん?・・なんですって!」「そう・・ユキノがいるの。」
「一番のユキノ・・恐ろしいヤツがオメガに。」「こりゃ神種より厄介かもね・・あったまいた~。」

君たちに最新情報を公開しよう。
ペルシャ湾に海底火山出現!
世界崩壊を引き起こすオメガの「ドミノ作戦」が開始されたのだ!
この大破壊を止められるのは第三部隊「発破屋」のみ!
オペレーション・ファイアーウォール発動!
湾岸はいま紅蓮の炎に彩られる!
爆破作業マシン「火星人」よ、巨大火山弾を爆砕せよ!
勇者神ガオガイガーG外伝・特別編「オメガ戦記」、ネクスト
「焔 - Volcano -」
これが勝利のカギだ!(ジェリコ・ブレイカー)


オメガ戦記 プロジェクト01~06

♪ザン!

ペルシャ湾上空。「ふふ・・世界の紛争の火種である世界最大の油田、ペルシャ湾。」「本当に火を点けてやろう。」

「・・ユキノはすでに行動に入った。「ドミノ作戦」開始する。」「今回はお手並み拝見といこう・・」

 

ペルシャ湾上、アメリカ第三艦隊。「上空に妙な黒雲があるな・・いやな予感がする。」ズズズズ・・「なんだ?」

「司令!海水温が急激に上昇していきます!」「高熱源体確認!これはまさか!」ドドドドッ!ズドオオーン!

『うわあああーっ!』ズダダダッ!「核攻撃か!」「いえ!・・海底火山の・・噴火が!」ズガガガーン!

 

「クックック・・海上は大騒ぎね。」「明神礁なみの水蒸気大爆発が発生したから、湾内の船舶は全滅ですね。」

「マントル層まで穴を堀った価値はあったね。さすがはモゲラ、マグマの温度ごときでビクともしないよ。」

「発泡シールドの断熱性は大したものだわ。さて、あとはどこまで被害が広がるか・・大スペクタクルね。」

 

ニューヨーク、国連事務総長室。「・・やってくれたわね、オメガ。」「このままではアラビア半島は・・」

「わかってます。第三部隊に出動要請を。」「了解しました。」シャッ・・「・・頼みますよ、ワカマツさん。」

 

プロジェクト3「焔 - Volcano -」(第三話直後)

 

東京。♪ジリリーン!「へい、ワカマツ工業・・なにいいいーっ!」「なんなのしゃちょー、朝っぱらから

大声出して。」「いつものことざんしょ。」「おい、テレビつけろ!」「テレビ?ほいほい。」パチッ。ブゥゥーン・・

「たく、いまどきリモコンもないなんて、どっから拾ってきたんだか。」『・・のとおり、ペルシャ湾に突然に

海底火山が噴火しました。この大噴火で湾内の船舶はマンモスタンカー・第三艦隊もろともモクズとなり、

死者・行方不明者は推定・・』ブーッ!『な!なんだってえ!』「てなわけだ。全員を緊急召集!30分後に

ペルシャ湾へ飛ぶぞ!「発破屋」出動だ!」『了解!』ガチャ!ピッポッパ♪プルルルル・・

 

♪ウ~!「陸海空発破作業艦、「玉屋鍵屋」発進準備よーそろ。」「ハッチ開放。」ゴゴゴゴ・・ガコン。

「上空クリア・・でもないっス。羽田に降りる民間機がいやすね。」「知るか!カマ掘らんように上がれ!」

「りょーかい。上昇っと。」ズズズズズ!「安全高度よし。目標、ペルシャ湾。」「よっしゃ。」ドドドドド!

「さてブリーフィングといくか。ねえちゃん、準備いいか?」『すぐ行くわ。』「しゃちょ~、いきなり朝から

なんなんだよ~。」てれてれ。「こないだオービットベースを解体したばっかなのにね。」カツカツ。

「テレビで見ました。大変なことになりましたね。」スタスタ。「このままじゃ油田がメチャクチャになるわね~。」

スッスッ・・「大地が・・悲鳴をあげてる・・かわいそう・・穴を開けられたのね・・」スゥゥゥ・・

「プリム、穴を開けられたって?」「大地の意志じゃない・・邪悪な人のしわざ・・オメガ。」『オメガ!』

「ちっ、やっぱオメガがからんでやがったか!」「事務総長の推測は正しかったようですね。」カツカツ。

「おお、みんなそろったか。では出席をとるぞ。「火星人」アタッカー、ケータ。」「ほ~い。」「同セッター、

シプリー。」「はい。」「「木星人」アタッカー、ウィル。」「「タイラント」です!」「こりゃ失礼。俺としては

「木星人」のほうが好きなんだけどな。」「乗るのは僕たちです。」「まあいいや。同セッター、メイプル。」

「はーい。」「作戦参謀、リネンのねえちゃん。」「はい。」「そしてナビゲーター、プリムちゃん。」「はい・・」

「メインパイロット、りっちゃん。」「ほ~い。」「メカニックチーフ、山さん。」「はいでやんす。」

 

「それじゃ作戦会議といくぜ。ねえちゃん、現在の状況は?」「テレビの報道のとおりですが、油田だけでコトは

収まらないかもしれません。最悪の場合は世界が壊滅します。」「どういうことリネンさん?」「まずこの図を見て。

これはペルシャ湾の判明している海底油田とガス溜りの配置図。火山はちょうどこのど真ん中に出現したの。」

「それで?原油は燃えないから安心だよね。」「それは間違いよシプリー。原油は単体では燃えないけど、

ガス化することで容易に燃焼するようになるわ。」「ということは・・」「そう、ガス溜り。それにどの油田にも

上層に高圧ガスが存在するわ。もしそれにマグマの火がついたら」「どっかーん!ってわけだ。」「ちょっと待て。

そうなったらペルシャ湾の海水が流れこみ、油田火災は拡大しないんじゃないか?」「その逆です。冷たい海水が

高熱源と接触したら?」「水蒸気爆発ね~。」「メイプルさん正解。その爆発力はペルシャ湾を吹き飛ばすのに充分。

そして・・」「それは湾岸油田、そしてアラビア半島全域に連鎖爆発を誘発するということか。」「そして・・

アラビア半島は陥没する。」キラッ。「そっから先はわかるぜ。紅海・インド洋の海水が陥没部に流れこみ、それは

大津波となって世界を襲う。」「まさに聖書の大洪水の再現・・世界は壊滅するわ。」「なんてこと・・」『・・・・』

「そこで作戦です。その連鎖爆発を阻止するため湾岸油田を爆破、上層ガスを抜いてしまいます。」「いい手だ。

いわば長大な緩衝地帯を作るってわけだ。」「油田の上に穴を開け、ガスを放出・燃焼させてしまえば、残るは

非引火性の原油のみ。これ以上の緩衝地帯はないわ。質問は?」「それは湾岸諸国が難色を示すのでは?いわば

宝箱である油田をみすみす放棄することになるから、簡単にはうんと言わないだろう。」「いい質問です。

国連事務総長が説得にあたってますが、即座に了解が得られるとは思ってません。」「てことは、見切り発車?」

「湾岸諸国は作業の阻止をしてくるでしょう。でもそれは他の秘密部隊が総力で防衛してくれることになってます。

後ろを気にせず爆破作業に専念してください。」「へぇ~、他の部隊も参加するんだ。」「世界壊滅の危機です。

できればGGGにも参加してもらいたいところですが・・」「あちらさんは神種で手いっぱいだからな。それに

各国の資本が入ってるから調整が大変だろう。」「だからこそ超国家機関としての僕たちがいるのです。」

「しゃちょー、あと30分でペルシャ湾上空よ。」「わかった。プリム、祭壇についてくれ。マニトウの助言を頼む。」

「ここからでも聞こえる・・大地のマニトウが泣いてる・・はやくしないと・・地の嘆きが広がる・・」

「・・いそがねえとな。「オペレーション・ファイアーウォール」、始めるぜ!全員出動準備!」『了解!』

 

「ペルシャ湾上空到達。・・こりゃでっかい桜島だね~。」「火山島に成長してるか・・来年の世界地図は買い替え

ねえとな。」「まもなくサウジアラビア沿岸。」「よし!「火星人」降下だ!」ガコン!ヒュルルルル・・バサアッ!

「「火星人」着地成功。・・おっと、さっそくサウジアラビア空軍のお迎えみたいですよ~。」「心配ないわ。」

キィィーン!「おっ!第五部隊「ナイトウイング」の戦闘機隊だぜ!」「さすがに動きいいね~。サウジ空軍の

F-22が子供扱いよ。」「世界最強の航空部隊っちゅーのもうなずけますな。」「ブーメラン型の複葉ジェット機か。

図体のわりに異常に小回りいいぜ。」「ウルテクエンジン搭載型の「ブラックゴースト」です。UFOなみの

機動性を誇る最新鋭機よ。」「よくあんな機動かけてパイロットつぶれねえな。」「・・そうですね。」ふっ・・

「近くに飛行空母「フライング・ダッチマン」が来てるはずだよね。」「以前アラスカ上空で見たことありやすね。」

「ああ・・まるで空飛ぶ幽霊船みてえだったな。」「「さまよえるオランダ人」とはうまい名称よね~。おっと、

イラン沿岸ですよ~。」「「タイラント」降下!」ガコン!ヒュルルル・・バサアッ!「パラ展開・・やばっ!

イラン空軍が狙ってる!」「今度はSu-35スーパーフランカーかよ!」「こちらも心配なし。」キラッ。

ヒュゥゥゥ・・「・・なにあれ?!人間が空を飛んでる~!」「第二部隊「魔法兵団」の三人よ。」「あれがウワサの

魔女っ子部隊か!」「なんですかそれは・・(^^;;」ビュゥゥゥーッ!「あらら~・・戦闘機がまとめて

あっちへ流されちゃった。」「風の魔法で吹き飛ばしたのね。さて、「玉屋鍵屋」は予定どおりクウェート沿岸へ。」

「「タイラント」着地成功。作業に入りました。」「まず第一段階と・・タイヘンなのはこれからだぞ。」

 

サウジ沿岸。「シプレー、たのむぜ。ユア・ターン!」「まかせて。マイ・ターン!」ガキョン!キュィィーン!

「まずは第一発破ポイント・・ここね。」ザザーッ。「設定深度1020m・・ドリルチャージャー射出!」ドン!

ドスッ!キュゥゥゥーン・・「到達まで12分。次いくわ。ローラーダッシュ!」キュィィーン!「さっすが

シプレー。セッティングに12秒とはね。オレじゃこうはいかないな~。」「荒事になったらケイちゃんが主役よ。」

 

イラン沿岸。「第6ポイント、おっしまい。」「残るは4つか。・・ん?」ヒュルルル・・ドドーン!「砲撃?!」

「イラン軍め、戦車まで出してきやがった!」「戦う、逃げる~?」「あまり時間がないな・・逃げよう。」

「さんせー。では第7ポイントに全力ダッシュ。」ヒュィィーン!ギュラギュラギュラ!「追ってくるか!」

『まかせろ!』「えっ?」ヒュッ!パキィィーン!「戦車がまっぷたつ?」ウオォォ~ン!「オオカミ・・

そうか!第七部隊だ!」「動物さんチームね~。」「なんだそりゃ・・(^^;;」『なにが動物さんチームだ!

華麗に「ビーストフォース」と言わんか!』ゴルルル!ドガアアーン!「あらごめんなさい~、トラさん。」

『いいじゃない動物さんチームって。』ヒュッ!バキィィーン!『カワイくていいと思うんだけどな~。』

シュパパパッ、ペタッ。ボン!モクモク・・『砲口詰まったままで発砲しちゃいけないよね~。』『こいつらは

俺たちにまかせろ。はやくぶっ飛ばしてくれよ!』「ありがとうございます、みなさん!」ヒュィィーン!

 

サウジ沿岸。ドカーン!ボカーン!「うっひょおおお~っ!ロンメルでもいるのかよ~!」「もうやだ~!

ケイちゃん代わって!ユア・ターン!」「まかせろ!マイ・ターン!」ギュン!ドドーン!ヒュィィーン!

ヒュルルルッ!「ほいほいほいっと!」ドドーン!ズドーン!「どうだこのフットワーク!」ドカアアアーン!

「当たっちゃった~!」「ケイちゃんのバカ~!」ズズーン!「あいててて・・ひえっ!」ギュラギュラ!

キュゥゥーン・・「もうダメなの・・」「・・こうなったら!」ジャキッ!「なっ?!ケイちゃんそれはダメ!」

「殺してでも生き残る!ジェリコ・・」「獅王爆砕拳!」ズドドドーン!『えっ?』「汚れ役は戦いのプロに

まかせなさい。」ザシャアッ!「綾香さま!」「ホンモノの綾香さんだ~!(はぁと)」「むっ!(一_一)」

「・・はっ!い、いや、高嶺の花という意味で」「どうせ私は安値ですよ~だ!」「いやそういう意味じゃなくって!」

「なにノンキに夫婦マンザイしてんの!とっとと行きなさい!」『はっ、はい~っ!』ヒュィィーン!

「ふふっ、カタギはいいね~。」ズドーン!「はいっ!」パシッ!ザシャアッ!「綾香さん、珍しくよそ見を

してたものですね。」ぽい。・・ドガーン!「いやね葵、ひさびさに微笑ましいものが見れたから。」「そうですね。

ああいう青春もあったのをすっかり忘れてました。」「そうですな。お二人とも苛烈な青春でございましたから。」

スタッ。「でもこの生き方を後悔する気はないわ。これもひとつの青春だから。」「はい!」「ではまいりましょう。

我らの青春の日々に栄光あれ!「エクストリーム」、カモン!」パチン!ブロロロロ!「鉄火セッター!」

タン!スパッ!ギュルルッ!バシバシバシッ!ジャコッ、スパーン!「鉄火モードでございます!」ズズーン!

「セバスチャン、よろしく!」「おまかせを。はあっ!」ダーン!・・スタッ。ガシッ!「ぬううううーっ!」

グワッ!「大リーグ戦車、一号でございます。ふん!」ブン!バキィィーン!「戦車投げ、世界記録であります。」

 

「しゃちょ~、発破セットすんだわよ~。」「すべて予定どおりでやす。」「気に入らねえな・・うまくいきすぎる。」

『・・いけない!みんなあぶない!』「プリム?!」『大地が・・絶叫する!みんな逃げてえええーっ!』

ズドーン!『なにっ?!』「火山で大爆発発生!多数の火山弾が湾岸に飛んだよ!」「やはりこうくるか!

発破に影響は!」『イラク方面、だいじょうぶです。』『なんとか直撃は免れたみたいですよ~。』「サウジ方面!」

『やばいよやばい!バンバン火山弾が降ってくる!』『第十ポイントに集中してるよ!』「十番は捨てて逃げろ!」

『でも十番をあきらめたらサウジ方面はスキができちゃうよ!これじゃ作戦は失敗する!なんとか守りぬく!』

 

ドンドンドン!「ケイちゃん、逃げよう!」「バカいうなシプリー!ここを守りきらないと世界が滅ぶんだ!

命に代えてもこのポイントは守りぬく!」「ケイちゃん・・はっ!巨大な火山弾が!直径100m!」ゴオオーッ!

「・・やるしかない!シプリー、あれをやるぞ!」「・・わかった!超音波発振!」ピーン!・・コーン!

「固有振動数確認!データロード!」「確認!咆えろ!ジェリコ・ブレイカアアアアーッ!」ブン・・

ズドオオオオーン!ズゴゴゴゴゴッ!『いっけえええーっ!』ズガアアアーン!・・パラパラパラ・・

「・・やったの?」「・・みたいだね。」「・・やった!やったよケイちゃん!」「やった・・やったぞおおーっ!」

 

『・・ふぅぅぅ~。』がっくり・・「やってくれるぜ、あの二人。」「見てるこっちが疲れたよ~。」「さすがは

ソリタリーウェーブライザーの技術を応用した固有振動数共鳴破壊デバイス「ジェリコ・ブレイカー」ね・・

でもあんな状況で固有振動数を算出して発動させるとは。」「うちの社員は優秀だかんな・・さて、仕上げだ!」

「全振動爆弾、感度クリアー。」「発破準備全て完了でやす。」「プリム、問題は?」『だいじょうぶ・・だれも

死なない。』「よし。・・ぶっとばせ!」バン!「「火星人」、「タイラント」へ!点火よーそろ!」『よーそろ!』

 

「シプレー、やれ!」「一番点火!」ピッ。・・ズドドドーン!ゴオオオーッ!「うっひょー!炎の壁だ!」

「二番から六番!」ピピピピピッ。ズドドドドーン!ゴオオオーッ!「七番から十番!」ピピピピッ。

ズガガガーン!「サウジ方面、ファイアーウォール作戦、成功!」『イラク方面も成功だ!』ゴオオオーッ!

「これでいいわ。引火性ガスは発破で発生した断層をきっかけに上層の地層を圧力で吹き飛ばし噴出する。

ガスは燃焼することで他へ被害は及ばない。名づけて「ファイアーウォール」作戦、大成功よ!」

 

大要塞エゼキエル。「やったわね。さすが「発破屋」。」「爆破のプロの腕前・・これこそ芸術だ。」「なぜだ、

なぜ妨害しなかったのだ。」「シュウ、これは予定のうちだ。」「作戦の失敗が予定だというのか、ドクター。」

「いいえ・・作戦はこれで成功したの。あたしたちの目的は世界壊滅じゃない。もっと現実的なことよ。」

「たっだいま~。」「見事な手腕だったわ、ユキノ。」「こんなもんよ。・・うわ~、ヘタな映画よりすごいね。」

「ハリウッドでもこれほどのSFXは作れんだろう。」「炎に囲まれたペルシャ湾か・・そろそろ限界ね。」

 

『・・大地が叫ぶ!炎を上げて咆えるよ!』ハッ!「湾内の海底油田の連鎖爆発が始まるわ!退避を!」

「「玉屋鍵屋」、地中潜航!振動掘削開始!」ズズズズ!「「火星人」、「タイラント」へ!防御態勢を!」

「潜るぞシプリー!」「うん!振動掘削!」ズズズズ!「ついにくるか・・」「だいじょうぶだよね、ウィル・・」

ズガガガガーン!ズズズズズ・・「・・去ったみたいだな。浮上。」ズズズズ・・「・・うわ~、ペルシャ湾が

平地になっちゃってるよ・・」「海水はどこいった?」「雲になって、そのうち雨になりますね・・ほら。」

ポツポツ・・シャアアア・・「砂漠の雨か・・風流だな。」「もとの湾に戻るには数千年はかかりますね・・」

「シプリー、ほら雨だ。」「砂漠・・緑になるかな?この雨で。」「・・なるといいな。・・きっとなるさ。」

「雨・・」「この雨はアラビア半島の歴史を変えるかもしれないな・・」「そうかもね・・地には恵みを。」

『大地は鎮まった・・怒りは去った。そして・・雨が悲しみも苦しみも・・洗い流すよ。』にこっ。

 

「わからん・・今回の作戦の目的はなんだ。」「見てのとおりよ。ペルシャ湾を消し、湾岸油田は使用不能。

そしてこの雨が砂漠を潤す・・わからない?」「・・まさか。」「そのまさかだ・・中東勢力図はこれで大きく

変化する。湾内大爆発により中東地区の気候は大変動を起こし、砂漠化は停止する。しばらくは集中豪雨で

各国も身動きがとれまい。それが治まったら、あるのは65%が壊滅した油田・・もはや諸国で争いなど

している余裕はなくなる。OPECが復活し、先進諸国に協力して対抗するだろう・・」「なるほど・・」

 

「さて、中東がどうなろうと知ったこっちゃねえ。あとは政治屋の仕事だ。みんな、帰るぞ。」『はーい。』

「ねえちゃん、今回の仕事での報酬は?」「200億円ってとこかしら。もうちょっと上乗せしてもらうように

事務総長に要請してみるけど。」「それやって上がったためしはねえけどな・・ま、ダメモトでがんばってくれ。

日本へ帰ったら打ち上げ宴会やるぞ!」『おーっ!』「しゃちょー、料亭?」「居酒屋だ。」『ケチンボ~。』

 

君たちに最新情報を公開しよう。

ベオグラードを襲う三体の巨人兵!

シャッセールの二体とリオンのみでは苦戦は必至!

GGG機動部隊より新たな翼を得た竜たちが駆けつける!

だが、その裏ではユキノ特戦隊の恐るべき計画が進行していた!

急げ魔法兵団!チャイナ・シンドローム計画を阻止せよ!

「オメガ戦記」ネクスト、

「魁 - Gigantes -」(第四話直後)

これが勝利のカギだ!(イレイザーヘッド)

 

**************************

♪ザン!

『応答せよ、バイオネット・オメガ。』「・・なんですか?」「誰かが呼んでいるようだ。・・火星からだな。」

「・・機界神種か。」『こちら機界神種。周波数は合ってるはずです。会談を希望します。』「どうする?」

「そうですね・・話すだけ話してみましょう。ドクター、全権を委任します。」「・・同意する。」「あたしも

同意するわ。こういうのはドクターが得意でしょ。」「まかされよう。」ピッ。「こちらオメガ、了解した。」

『感謝します。場所と時間を。』「場所はここ、時間はここだ。」ピッピッ。『了解しました。では・・』

 

プロジェクト3.5「嶺 - Walpulgis -」(プロジェクト3直後)

 

アララト山頂。ヒュゥゥゥ・・「・・来たか。」シャッ。「お初にお目にかかります。私は機界女王ンドゥーネより

全権を委任された情報将ヲイルと申します。」「私はバイオネット・オメガ総帥アルエットの総代、ドクター。」

「では会談に入ります。我ら神種はあるものを探しております。ひいてはオメガにも協力をいただきたい。」

「あるものとは?」「機界昇華を促進するもの。」「・・巫女か。」「なっ?!・・どうして?」「簡単な推理だ。

機界昇華とは有機生命体を生機融合体に変換するもの、いわば化学反応。ならば反応を促進するものは触媒だ。

しかも機界昇華となれば単純な触媒ではあるまい。となれば必然的に依童・・すなわち巫女ということになる。」

「・・地球人にこれほどの知能を持つ者がいるとは。」「機界巫女・・たしかに興味深い。ぜひとも会ってみたい。」

「ならば協力を?」「断らせていただこう。地球と人類に仇なす者と手を結ぶ気はない。」「・・これは異なことを。

オメガは人類に仇なすものでは?」「何か勘違いをされているようだな。我らは地球も人類も愛している。」

「・・わかりません。ならばなぜ大破壊行為をするのです。」「話せば長くなるが、端的にいえば「治療」だ。」

「治療・・?」「人類は病んでいる。その病は地球をも蝕み、この星は壊死寸前だ。内憂外患はわかるか?」

「外患が我らですね。」「そうだ。その治療に当たるのがGGGだ。だがそれではまだ不足・・内憂をも治療する

必要がある。」「・・わかってきました。オメガがその内憂を治療するということですか。」「少し違うな。我らは

自ら巨大な癌となり、他の小さな、しかも無数にある病原体を駆逐する。病巣はひとつのほうが治療もしやすい。」

「・・では自ら巨悪となり全ての小悪を呑み込み・・滅ぶということですか。」「核心に近いが、完全ではない。

あくまで端的な表現だ。現実はより複雑だ。」「・・なるほど。いかなる国家や国際団体も恐れて出来なかった

荒療治をやろうということですね。」「そうだ。これは巨大犯罪組織にしかできぬことだ。」「・・わかりました。

皮相的には我らは似ているが、その目的は正反対・・ということですね。」「明察だ・・会談はこれまでだな。」

「はい・・しかし、よいのですか?あなたがたは稀代の大悪人として未来永劫に汚名を残すことになります。」

「それこそ我らの望むことだ。民族・人種・宗教・思想・・くだらぬ。人間どれも同じこと。それもわからぬ

連中には理解できまい。我らは悪人として滅びよう。それで人類が少しでも覚醒すればそれでよい・・いや、

それもかなわぬ夢かもしれぬ。だが何もしないよりはましというもの。」「・・あえて悪魔となり、神を呼ぼうと

いうのですか。」「神?悪魔?そんなものは妄想にすぎん。もしいるのなら、とうの昔に人類は最後の審判か

アルマゲドンを受けているはずだ。神も悪魔も見捨てた荒野にいるのだよ我々は。ならばあとはそこに生きる

もの次第・・神も悪魔も我々の内にあり。我らがどちらかは言うまでもあるまい・・」「・・・・」

 

大要塞エゼキエル。「お帰りなさい、ドクター。」「名演説でしたね。聞いてて感動しちゃいましたよ。」

「少し饒舌になり過ぎたかもしれんな。」「・・かまわぬ。こんなことを言えるのはエイリアン相手くらいだ。」

「こんな理屈を理解できるやつなんて人類にはほとんどいないよね。しいていえば・・」「・・事務総長か

世界十大頭脳くらいだろう。だが理解はしても賛同はすまい。」「当然よ。これは悪の組織でなきゃ無理よ。」

「さて、それでは次の作戦にかかりましょう。ゲドウ司令、準備は?」「・・ユーゲントはいつでもいい。

ギュゲス・コットス・ブリアレオスも出撃準備よし。」「では、大要塞エゼキエル発進。目標、ベオグラード。」

 

火星、機界大城塞リンヴォ。「ヲイル・・決裂でしたね。」「はい。でも・・」「あのドクター・・本当に地球人

なのでしょうか。あれほどの賢者は銀河でもそうはいないでしょう。」「彼はまぎれもない地球人です。なぜなら・・」

「・・地球と人類をあれほど愛しているから・・ですね。」「はい・・実に面白い星です。」「まさに・・」

 

君たちに最新情報を公開しよう。

ベオグラードを襲う三体の巨人兵!

シャッセールの二体とリオンのみでは苦戦は必至!

GGG機動部隊より新たな翼を得た竜たちが駆けつける!

だが、その裏ではユキノ特戦隊の恐るべき計画が進行していた!

急げ魔法兵団!チャイナ・シンドローム計画を阻止せよ!

「オメガ戦記」ネクスト、

「魁 - Gigantes -」(第四話直後)

これが勝利のカギだ!(イレイザーヘッド)

 

************************************

 

♪ザン!

シャッセール。「こんにちは。」ポリポリ。「おっ、猿頭寺のダンナ!なんでここに?」「実はドラグーンたちを

受け取りに「軍荼利」ともども。」「あら、来てたの?なんでぇ、報せてくれりゃ迎えに行ったのによ~。」

「けっこう極秘用件なので通信はひかえてました。ただでさえGGGビークルロボの情報が欲しい各国の

諜報員がうろうろしてますし。」「そりゃそーか・・で、お蝶に会いに?」「ひょほほほ。」「わーったよ。

お蝶!フケツ猿がお見えだよ!」・・パタパタ。「猿頭寺さん、おひさしぶりです。」「こんにちは。」ぺこり。

「久しいですな~。ルリくんも元気だった?」「おかげさまで。」「ZG-03のほうはカタがついたんですね。」

「・・なにぃ!ZG-03が来てたのか!」「リオンはおねぼーしててニュース見てなかったんでしたね。」

「お蝶!どうして起こさなかったんだよ!」「相手は高速飛行神種だったのよ。それじゃ私たちの出る幕は

ないでしょーが。」「だったらスカイとクラウドを借りて・・出たのか?」「ええ。あの二人のおかげで。」

「う"~、欲求不満。こないだのペルシャ湾も出れなかったしな~。」「ニューアークで目撃された地底ロボットの

せいでしょうが、ついに地上には顔を見せませんでしたから。なぜかオメガの妨害もなかったし。」

「猿頭寺さん・・オメガの動き、どう思われます?」「まだデータ不足ですのでなんとも・・でも。」「でも?」

「推測にすぎないのですが・・オメガはどうもただの犯罪組織とは何かがちがうようです。」「なにかって?」

「なんと言っていいか・・」ポリポリ。「・・なにかの信念をもって動いていると感じられます。」「信念・・」

「いま捜査課長がいろいろ調べてくれてます。その結果待ちということで。」ポリポリ。「ああ・・彼女ね。」

「お蝶、知ってんのか?」「以前にちょっと面識があるの。見た目によらず優秀な捜査官よ。」「へぇ~。」

「猿頭寺さん、ドラグーンズはこれからは?」「GGG機動部隊として参加するよ。」「これでフランスも面目が

回復できるわね。」「けっ、あたしらに任せてくれりゃ、もっと活躍できんのによ。」「墜落するのがオチですね。」

 

プロジェクト4「魁 - Gigantes -」

 

「ベオグラード上空、到達した。」「ゲドウ司令、今回はよろしく。」「・・まかせろ。」「俺はヴォータンで待機する。

GGGが出張ってきたら、出る。」「シュウ、頼むね。ユキノさんは?」「すでに特戦隊と共に出動した。」

「さすがに仕事熱心ね・・では「パンドラ」作戦、開始してください。」「・・武装巨獣、出撃させる。」

 

ヒュゥゥゥ・・「・・なんだ?」・・ゴオオオーッ!ドドオオオーン!『うわっ!』ガラガラガラッ!

ゴォォォ・・「・・隕石か?!」「すごく大きい塊が三つも!」・・ググッ、ギガギガギガッ!『なんだ?!』

「塊から・・足が!」ドスーン!ググッ、ブン!バガアアアーン!『腕が!』グググッ・・クワッ!

『き、巨人だあああーっ!』ドドーン!「巨人が三体も!」「逃げろおおおーっ!」キャアアアアーッ!

「あははははっ!あたしらを恐れてクモの子を散らすように逃げてくよ!」「踏みつぶさないでよ、サード。」

「知ったこっちゃないわよ、セカン!あたしらの仕事はこの街の破壊!死ぬのは逃げ遅れたノロマだけよ!」

「・・作戦開始します。予定どおりに散開しましょう。」「ファーストに指図されるまでもないわよ!では

好きにやらせてもらいましょうか!」ググッ、ドドドドドッ!「巨人が!」「ものすごい速さで追いかけてくる!」

ドンドンドン!『ぎゃあああーっ!』グシャアッ!「おや?何人が踏んじゃったかな?ま、いーや♪ゾウが蟻を

気にして歩くこたないもんね。きゃははははっ!」「サードは相変わらず乱暴だな~。」「・・破壊作業開始。」

 

♪ビーッ!「警報?!ルリ!」「はい。」カタカタカタ・・「ベオグラードにオメガのものと思われる巨人出現。」

「巨人?!例のロボットか!」「いえ、三体でかなり細身のものだそうです。」『そういうことです。』パッ。

「あら、第九部隊のナミちゃん。」『これが敵の映像です。』パッ。「なんだこりゃ?」「たしかに巨人ね。でも・・」

「たしかに人間型はしてますが、どうやら生体兵器のようですな。」ポリポリ。『そのとおりです。よいしょ。』

ぬっ!「おぅあっ?!なんだなんだなんだ!モニターから出てきやがった!」「リオン知らなかったの?

第九部隊「サイバーソウル」は電脳部隊。こうやって世界のどこでもモニターから出現できるのよ。」

「おいおい・・それってまんまバケモンじゃねーか・・(真っ青)」「否定はしませんけどね。」「私もだいぶ

慣れましたけど、何度見ても信じられません・・(ちょっと青い)」「私はしょっちゅうですから。」ポリポリ。

「で、これが出動要請書、これが前渡金の振込証明書です。」「いつもすまないわね。」「それは言わない約束です。

それではお待ちしてます。では。」カッ。くるっ、タン!ズボッ!「あ、ちょっと待って。」「なにか?」ぬっ。

「だからそのモニターから頭だけ出すのはブキミだから~!(ToT)」「他の部隊で出てくるのは?」

「え~と、第二部隊が一番近いからそこですね。それとGGGがフランスにいますから要請します。」『え?』

くるっ。「・・その可能性ありますな~。急いで戻りましょう。」ぽりぽり。「ひとつお願いがあるんだけど。」

「なんでしょうか?」「第八部隊にも声かけてくれない?」「なにっ?!お蝶、なんで!」「万が一の用心よ。

あの巨人の動き見たでしょ。ヘタするとビークルロボでは勝負にならないかも。」「・・そうだな。たしかに

スピード戦にもちこまれると厄介だな。ナミとかいったな。できればひばりを呼んできてくれ。」「わかりました。

それでは失礼します。」ズボッ。・・「・・あの部隊の別名、だいたいわかるぜ。」「はい、貞子さんチームです。」

 

Gアイランド、カモメ第二中学校。「であるからして、この前置詞は・・」『ひばりさん!出動ですよ~!』

ぬっ!『きゃああああーっ!』「キャナルさん!テレビ画面からいきなり出るのはコワいって前に言ったよ!」

「あらごめんなさい。そーだったわね。」ぺろっ。「・・わざとやってるね。」「はーっ、はーっ!・・まったく

心臓に悪い方ですますわ!」「いつ心臓マヒ出てもおかしくねえぞ・・」「ほんまやね~。キモ冷えたわ。」

「とゆーわけで、「Gエンジェルズ」出動を要請しますね。担任の先生、これ早退届です。」「・・・・」

「キャナルさん、今回の場所は?」「え~と、ベオグラードですね。」「どこやそれ?」「地図帳でみてみますわ。」

パラパラ・・「イタリアのお隣の国ですわね。なんか国境がゴチャゴチャでよくわからねえでございますわ。」

「どれどれ?・・ホントだ。ここがその町だね。」「場所ちゃんとおぼえてねえと、また前みたいにあさっての

方向へ行っちまうからな~。」「・・あれはすずめが悪い。ポンペイじゃなくて、ボンベイだった・・」

「では三人お願いします。あ、ひばりちゃんはリオンさんのご指名ですから。」「リオンおばさまが?」

「それではひばりさんは決定ですますわ。」「・・いつものようにジャンケンで。」「いくぜい!」「ほないくで!」

『最初はグー!ジャンケンポン!』「・・私か。」「やったで!ひっさしぶりやな~。」「ちっ、しょうがねえな。」

「まあ決まりですますから。でもおみやげは忘れないでくださいませよ。」「うん。じゃ、行ってくるね。」

「え~と、獅子王ひばりちゃん、鳳つばめちゃん、麒麟時かもめちゃんが早退および明日欠席と。」さらさら。

「龍星すずめちゃんと白虎つぐみちゃんが居残りと。で、いつものおこづかい。」パサッ。「どうも!」

「それではよろしくね。しっつれーしました!」カッ。タン!くるっ、ズボッ!「・・バク転でモニターに。」

「じゃあすずめちゃん、つぐみちゃん。授業のノートよろしくね。」「おまかせくださいませ。」「いってきな!」

「先生、いってきま~す!」「・・」ぺこ。「ほなさいなら。」タタタタ・・「・・先生、気絶してますですわ。」

 

校舎裏。タタタタ・・「・・ここでいいね。」「・・うん。」「ほな、やろか!」『エヴォリューション!』ギン!

「風よ光よ!きたれ、ガイアァァァーッ!」「超力招来・・きて、アジール。」「ゼノギァス、スゥイッチオン!

ワン、トゥー、スリー!」シィィィ・・シュバアアアアーッ!『ヘアッ!』シュバッ!キィィィーン!

 

「軍荼利」、メインオーダールーム。「長官、国連秘密部隊から通信です。」「出してくれ。」ぱっ。『第九部隊長、

素子です。総司令から出動要請がありました。』「情報は得ています。ベオグラードに出現したオメガ巨人の

迎撃任務でありますな。」『そうです・・お耳を。』ぬっ!『!・・』(大スクリーンからなのでショック少ない)

「実はGGGが出ると例の巨大ロボットも出現する公算が大ですので、少し工夫が必要かと。」「ヴォータンか。

たしかに出てくるだろうな。」「あれまで参戦するとベオグラードは焼野原となります。そこで・・」

「凱くん、ヴォータンを頼めるか?」「わかった。別の場所へ引きつけておけばいいんだな。」

「感謝します。シャッセールにも要請しておきましたので、リオンと天竜神はまもなく到着します。」

「ならばベオグラードには空竜神・雲龍神を急行させよう。ちょうどよい実戦テストになる。」「充分です。

では私は各部隊の連絡に回ります。失礼!」カッ。くるっ、タッ!ズボッ!・・「機動部隊、出撃!」

 

「それいっ!」ドガーン!ガラガラガラッ!「あーっははは!キモチいいね~!」ギュラギュラギュラ!

「ふん、やっと軍のおでましかい。」ズドーン!「ほいさ。」ひょい、ドガアアーン!「バ~カ。そんな

トロい砲弾が当たるもんですか。反撃!」ジャキッ!ドンドンドン!ドガドガドガーン!「百発百中!

あたしの銃の腕もまんざらじゃないわね。」『サード、司令から緊急情報。シャッセールが来るって。』

「おっ、待ってました!獅子の女王、どれほどのものか試してみたかったのよ。あははははっ!」

 

『リオン、敵視界距離だよ。』「あれか・・ガイコツみたいな巨人だね。」『全部で三体。北部にオレンジ、

南部に紫の、そして中心街に赤いの。』「ひかりんはオレンジ、やーみんは紫、あたしとポルコは赤!

じきにGGGの連中も来るからおもいっきりやれ!」『ウィ!リオン・レーヌ!』ゴオオオーッ、ドドーン!

 

「・・光竜と確認、戦闘開始。アサルトライフル。」ジャキッ、ドキューン!「防御!」さっ、ドガーン!

「いくよ!烈光!」シュババババッ!「回避・・」タタッ!スカッ!「まだ!スウィープ!」シュビビビ!

「・・ダック。」すっ、スカッ!「そんな?!あんなに低くしゃがめるなんて!」「エグゼクトナイフ。」

シャキン。ダッ!「は、速い!」カキィィーン!「メーサー砲塔でなんとか受けたけど!」「戦闘続行・・」

 

「これが闇竜か・・ボクがどれだけやれるか!」「いきます!ダークミサイル!」シュボボボッ!「はっ!」

ダッ!ズドドドーン!「速い!ならば先読み発射!」シュボボボッ!「おっと!」ザザーッ!ダン!

「まさか!あんな緊急制動と方向転換ができるとは!」「いくよ!マシンガン!」ズガガガガッ!「くうっ!」

ビシビシビシッ!「なんて反応速度!これはまるで生身の獣!」「やれる、やれるぞ!」ズガガガガッ!

 

「あれがリオン・レーヌか。ビッグSOCOM!」ジャキッ!ドンドン!『回避するよ!』「アホ!まっすぐだ!」

げしっ!『で、でも~!』「よけるとかえって当たるよ!」スカスカッ!ドガドガーン!「ほらな。さて!」

ジャキッ!「キングギドラ!」ドォンッ!ビシッ!「なっ?!SOCOMの銃口に!」ドガアアーン!

「きゃっ!暴発させるなんて!」「これでチャカは使えないね~。もう一発!」ドォンッ!ドゴオオーン!

「はずれ!どこ狙ってんのよ。」「ドンピシャ!」ガラガラガラッ!「・・えっ?!背後の高層ビルが!」

グワシャアアーン!「鉛弾よか効くだろ?」・・ドバアアーン!「くそうっ!まだよまだ!」「怒ったおこった。」

 

「・・セカン、サードが苦戦してるわ。掩護に行く。」『わかった。ボクもそちらに。』ドンドンドン・・

「逃げる?・・明らかに勝ってたのに。」『ひかりん、だいじょうぶ?』「ヤミねえ・・けっこー強敵だよ。」

『ともかくリオンと合流しましょう。敵もそちらに集結してるみたいだし。』「わかった。すぐに!」

 

「コテツソード!」ズラアッ!「でっけー刀だね~。ほんじゃ、Gキャリバー!」シュバッ!「でりゃあっ!」

ゴオッ!「ほい。」カキィィーン!「・・そんなバカな?!あたしの巨剣を受け止めるなんて!」「バ~カ。

ヤットウてのは体重差じゃないのさ。てりゃあっ!」パキィィーン!クルクル・・ドスッ!「・・折れた?!」

「冶金工学ちゃんと勉強しな。刃金は重い。それがこれだけのデカさだと自重を支えるだけで強度ギリギリ。

だからちょいと変な方向へ叩いてやれば、簡単にぷち折れるものさ。」「これが・・獅子の女王の実力!」

「そーゆーこった・・首もらうよ。Xカートリッジ!」チャキン!ゴオッ!「!」キィン!・・バガーン!

「ちっ、新手か。」ドンドンドン!「サード、援護に来たわ。」「よけいなお世話!こんなヤツはあたしだけで

殺れるよ!」「ブリアレオスを相手に対等以上に戦う相手だよ。無理はダメだよ。」「セカンまで?!」

『リオン~!』ドスドスドス!「ひかりん、やーみん!てめえらどうして押さえてねえんだ!」「それが・・

私たちの機動性では敵の速度についていけません。」「それもそうか。・・ん?」ぴくっ。「・・こっちも援軍だ。」

 

キィィーン!・・「あれは!」「GGG所属・超竜神および撃龍神と確認・・データにない翼が付いてるわ。」

「たしか飛行能力はなかったよね?」「・・わかったわ。フランスで空戦ユニットを追加したようね。名称は

空竜神と雲龍神。」「呼び方なんてどうでもいいわよ!とにかく敵よ敵!」チャキッ、ドンドンドン!

「あの速度と距離では的中率0.0002%。致命率はさらに」「うるさいファースト!気休めと牽制よ!」

ゴオオーッ!ドドーン!「よっ、来たね。」「お待たせしました。」「あれがオメガの生体巨人兵器だな。よし、

俺たちにまかせときな。」「・・まかせた。ひかりん、やーみん、あんたらもテンちゃんになりな。」『はい!』

「ポルコ、後退だ。」『ええっ?!戦うんじゃないの?』「とっとと下がれ!」げしっ!『・・了解。』ブロロロ・・

キキッ。『リオン、どういうこと?』「・・GGGの実力、見せてもらおうじゃないか。あのバケモンどもと

どれだけ戦えるかをな。」にやっ。『・・坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとは、こーゆーことだね。』げしげしっ!

 

「GGGが出た!ヴォータン、出る!」『待ってシュウ。ガイガーはこちらへ向かってくるわ。』「なにっ?」

『シュウ!この雲の中にいることはわかってる。出てくるんだ!』「出るぞ!」『まだダメ。いい機会だから

ちょっとだけ顔見せしておきましょう。できるだけ引きつけてからね。』「アルエット・・よかろう。」ふっ。

 

「出てこないか・・「弁天」の情報が間違っているとも思えんが。」キィィーン・・「・・ん?」オォォォ・・

「・・なにか・・いる!」ゴゴゴゴゴ・・「近い・・どこだ?」キィィーン・・「・・何も見えない。たしかに

この雲のどこかにオメガの拠点があるはずだが・・」すっ・・「・・・・!」ぴくっ!「そっちか!」クルッ、

ゴオオオーッ!「いる・・巨大な何かが!」・・ゴゴゴゴゴ!「これは?!映像フォワード!」ピッ!

 

「軍荼利」。『おおっ!』「これが・・オメガの要塞!」「す・・すごい!要塞艦なんか問題にならない!」

「まるで空中都市だぜ!」「むう・・GGGなみ、いやそれ以上の科学技術力を有しておるか。」『そのとおりだ。』

ぱっ。「むっ?何者だ!」『お初にお目にかかる・・いや、雷牙どのはご存知か。』「お・・お前は!」

「雷牙博士、知っておられるのですか?」「・・<白い>ドクター。・・もと世界十大頭脳筆頭。」『なにっ!』

「これでつじつまが合う・・オメガの黒幕がキサマなら!」びしっ!『黒幕か。正解ではないが、いいセンだ。

もうひとり紹介しておこう。』ぱっ。『・・久しいな、衝撃の。』「なっ!・・<静寂の>ゲドウ!」くわっ!

『もう10年になるか・・雷牙、俺は帰ってきたぞ。』「生きておったのか・・あの惨劇の渦中で!」ガクガク・・

『あの業火の中でお前に言ったはずだ・・必ず帰ってくると。そして・・』ふっ・・『世界を治療するとな・・』

「治?」「療?!」「ゲドウ!これがキサマの言う治療か!」『そうだ・・荒療治になるぞ。』プッ・・

「通信・・切られました。」「雷牙博士・・」ワナワナ・・「ドクター・・そしてゲドウまで!」ダン!

 

キィィーン・・「こんなものが雲の中に潜んでいたとは・・むっ?」・・ゴオオオーッ!「ヴォータン!シュウか!」

「待ちかねたぞ凱!さあ勝負だ!ブーストナックル!」シュドッ!「回避!」さっ。スカッ!「ガオガイガーなら

ともかく、ガイガーに当たるものか!」「そう思ったさ!」ゴオッ!「なにっ?体当たり!」ドガアアアーン!

「うわあああーっ!」ゴオオオオーッ!「さあどこに落ちたい!凱!」ギリギリ!「ゴメンこうむる。落ちるなら

一人で落ちろ!ガイガークロー!」ジャキッ!「獅王十字斬!」ズバァァァーン!「なにっ?!右手が!」ポロッ。

「てりゃあっ!」バキィィーン!「ぬうっ!蹴りでブレイクとは。」「さあ来いシュウ!舞台をかえるぞ!」

キィィーン!「誘う気か・・ふっ、よかろう。乗ってやろう。」ドォォーン!ゴオオオオーッ!

 

「ダブルトンファー!」ゴオッ!「回避・・」シャシャッ!「すばやい!」「ならば双頭龍!」シュババババッ!

「・・逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ!エグゼクトナイフ!」ジャキッ!「でえええーいっ!」ズバァァーン!

「なっ!双頭龍が切られるとは!」「あら、けっこーやるわねセカン。」「はあっ、はあっ・・なんとか。」

「烈光斬!」シュビビビッ!「おっと!」チャッ、ピキィィーン!ズガアアアーン!「きゃあっ!」「天竜神!」

「だいじょうぶです・・折れた剣でメーサー光線を反射するなんて!」「これは予想以上の強敵ですね・・」

「・・セカンド、サード。立体攻撃を推奨するわ。」「ファーストに賛成。サードは?」「・・ちっ、しょうがない。

ここは乗ってあげるわよ!」「同意とみなします。同調リズム、スタート。」♪ドンドドンドンドドンドドン・・

「・・ドラムのリズムだと?」「どういうつもりだ、戦闘中に!」「16ビートのリズム・・まさか?!」

「天竜神、どうしました?」「気をつけて!あれは」『阿修羅の舞!』ブワッ!「なにいっ!」「三体がひとつに!」

ズガガガガッ!ドキュドキューン!パパパパーン!『うわああああーっ!』ダダダダーン!「こ・・これは!」

「・・そうか!リズムに合わせてのシンクロ攻撃!」「やっぱり・・コイツら、団体戦闘のプロフェッショナル!」

 

『リオン!』「・・やっぱロボットじゃダメか。」『だったら早く!』「ポルコ、あたしゃ勝てないケンカはしない

主義なんだよ。それともいま突っ込んでフクロになりたいのか?」『う"・・でも!』「役者の手配はしてる。

それが着いたら仕事を再開するよ・・ポルコ、いつでも全力出せるようリキを溜めとけよ。」『・・わかった。』

 

「・・予定どおりだ。これでガオガイガーは戦力外だ。」「武装巨獣は装甲は弱いが、機動性とスピードは抜群だ。

ハイパーロボでは追いつかぬ。」「ふふ・・右往左往とはまさにこのことだね。」「ユーゲント三人による立体攻撃。

やおか機械人形ごときに敗れはせぬ・・」「さて、第二プランのほうはどうなっている?ユキナ、どうぞ。」

 

「はい、こちらベオグラード郊外・原子力発電所のユキナです。ただいまわが特戦隊は発電所を完全占拠。

これより原子炉を暴走させます。ムーン、フレイア!」「制御棒フルオープン!中性子量増大!」「二次冷却水

循環ポンプ、停止。」「クククク・・これで原子炉の熱はどこへも逃げられず、一次冷却水はすべて蒸気化し、

一次系は融けおちる。そしてむき出しになった炉心が自己融解し・・メルトダウンよ。」『それはいけねえなあ。』

キラッ。パシッ!ゴゴゴゴ・・「二次冷却水ポンプが!」「カード?・・何者!」ばっ!「名乗るほどの者じゃ。」

♪ジャンジャカジャンジャカ・・「・・黒づくめの服に赤いマフラーと白いギター?」「うわ~、ムーン姉ちゃん、

変なおじちゃんだよ~。」「目合わせるんじゃありません!」「えらい言われようだな・・(T_T)」「なにもの?」

「ただの通りすがりの私立探偵さ。」「どこの世界に原子炉制御室を通りすがるただの私立探偵がおるか!」

チチチチッ。「こまかいことを気にすると小ジワが増えるぜ。ときにあんた、「一番のユキノ」だろ?」ぴっ。

「あら、あたしってそんなに有名?」「オフコース。なんでも一番じゃねえとご機嫌斜めになる・・そうだな?」

「そうなんだよ~。フロも一番。」「テレビも一番のNOKしか見ないんだよ~。」「衛星第一も見てるわよ!」

『WOWWOW見たいのに~!』「伏せ字になってねえぜ。ときに剣は?」「フレイア、一本貸して。」「はーい。」

ぽい、パシッ。「はいはいはいはいっ!」ビュンビュンビュン!「ほう、いい動きだ。」「はいっ!」ビュン!

スパアアアーン!♪ヒュ~、「テレビが真っ二つか。やるぜ。」「どう?ブラウン管にヒビさえ入ってないわ。

世界広しといえど、これが出来るのはあたしだけ!」チチチチッ。「まあまあだ。だが、それじゃあせいぜい

世界で二番目だな。」ぶい。「あんだって?・・」ゴゴゴゴ・・「ひえぇぇ~っ!お姉ちゃんがキレた!」

「お姉ちゃんのいっちばん嫌いなコトバ、それは「二番」!」「じゃあ一番はどこの誰よ!」「オレ。」ぴっ。

「・・へぇぇぇ~。なら、やってもらおーじゃないの。」ぽい、パシッ。「いくぜ・・はいはいはいっ!」

ビュンビュンビュン!「む・・この動きは」ぴく。「それいっ!」ズパアアアーン!「・・なによ、同じじゃない。」

「テレビのスイッチ付けてみな。」パチッ。・・『ダメ!私には夫が・・』『奥さん、ボクはあなたが・・』

『ああ・・ダメ・・』『おお~。』「よかった~、このドラマ今日は留守録忘れてたのよ。」「それはそれは。」

「やたらスケベシーンが多いんで、視聴率が・・ちょっと待てぃ!昼メロ見とる場合か!」『そりゃそーだ。』

「いかがかな?」「ぶった斬ったテレビで昼メロが見れるとは・・や、やるわね。」「ほう、意外と素直だな。」

「本当に実力ある相手には敬意を払う主義なだけ・・やせガマンは美容の敵だしね。」「いい心がけだ。」

「でもね・・次は必ず勝つわよ。今度会うときは首を洗っておくことね。」「汚れの首輪落としを使っておこう。

ではまた。」「あ、名前は?」「ビッグ・王(ワン)・・とおぼえてきな。」♪ジャンジャカジャンジャカ・・

「お姉ちゃん、あの変なおじさん、また来るの?」「やだ~。ヘンタイがうつっちゃう~。(T_T)」

 

「誰がヘンタイだって?」はっ!「・・・・」すっ。「第二部隊、ただいま参上!」たっ。「いつの間に!」

「いまさっき。」スタッ。「なるほど~。総司令の読みは正しかったようですわ。」「原子炉ぶち壊すたぁ、

ふてえ連中だね・・さて、これからはおしおきタイムよ。」「ふん、魔法使いが接近戦しようってのかい。」

「ほえ?魔法使いが白兵戦しちゃいけないって決まり、ありましたっけ?」ふるふる。「魔法使いは戦闘支援

もしくは間接攻撃が主体。腕っぷしはとことん弱いってのが常識でしょうが。」「常識・・はん、くだらないわね。

どこの誰がそんな常識作ったのかしら?」「先入観もいいとこだよね。・・まあ、やってみればわかるけどね。」

「芹香たいちょはあたしがやる。ムーンはリナ、フレイアはさくらを!」『うおっす!』ダッ!シャシャッ!

 

ズガガガガーン!「くっ!速すぎて対応できないとは!」「ゾンダリアンロボより厄介だぜ!」「もうヤだ~!」

「あーはっはっは!しょせん機械じゃそこまで。そろそろとどめを」ハッ!「サード、あぶない!」ぴくっ!

ヒュルルル・・「上?!はあっ!」タン!・・ズドドドオオオーン!「・・なに?!」「三つの何かが!」

「土煙が・・晴れるわ。」ゴォォォォ・・バサアッ!「翼?・・あれは!」「翼を持った巨人・・天使?!」

「・・第八部隊「Gエンジェルズ」。巨人部隊と確認。」『第八部隊!』「あのウワサの武装天使チームか!」

「来たね。」『リオン、行く?』「いーえ。真打ちはおいしいとこだけいただくのよ。」『またそーいう姑息なこと

考えてるんだから。』「うっせい。おーい!ひばり~!」『ん?・・あっ、リオンおばさま。』ぴしっ!(青スジ)

「ポルコ、拡声器!」『はいはい、最大ボリュームでしょ。』すーっ・・【どぉわれがオバサンじゃあああ~っ!】

キィィィ~ン!『うわ~っ!おばさま、音量出すぎだよ~!』【だからそのオバサンはやめい!リオンお姉ちゃん

とかなんとか他に言いようがあるでしょーが!】『だってリオンおばさまって雷牙おじいちゃんの子でしょ。

わたしにとっては叔母にあたるから、おばさまで合ってるよね?』『うんうん、合ってる。』げしげしっ!

【ポルコは黙ってな!とにかく!リオンお姉ちゃん!わかった?!】『う~ん・・わかった、おばさま。』

【だ~か~ら~!】ダンダンダン!『ボンネットの上で地団太踏むのはやめてほしいんだけど~。(TT)』

『・・ひばりもえらい親戚もってるね。』『獅子王の一家はみんなあんなんやて。ダディがゆっとったわ。』

「Gエンジェルズの方々、マンザイしているヒマはありません。」「敵は律義に待っててくれてるけどな・・」

「とゆーより、あきれかえってるのが正確な表現かもね~。」『おっと、そうだった。おまたせ~!』

『ロボットのみなさん、ごくろうさまでした。ここからは私たちが。』『生身同士やから気兼ねはあらへん。』

「気をつけてください。敵は速いし動きも鋭いです。」『わかった・・つばめちゃん、かもめちゃん、いくよ!』

「・・なんなのよあの連中は。」「現れていきなりマンザイ始めるんだもんな・・」「・・戦闘開始します。」

 

「さて芹香隊長。そのポーカーフェイスを今日こそギッタギタにしたげるわよ!」ドン!「・・」バシィィーン!

「顔面ヒット!・・えっ?!」ピィィィ・・「眼前数センチで止まってる?・・魔法シールドをいつの間に!」

「frm。」ボッ!「掌に炎?!やばっ!」バッ!ドヒュドヒュドヒュッ!「おととととっ!」ズガガガガガーン!

「ふう・・ゲッ、床や壁に大穴が!」「・・」オォォォ・・「・・呪文詠唱抜きで魔法を発動させてる・・まさか

魔族?!」ふるふる。「・・・・」「・・え?小声で早口で詠唱してるの?・・しまった!」「thnd。」カッ!

ズバババババッ!「うわわわわっ!」ガラピシャーン!バリバリバリッ!「アンタはキングギドラかあっ!」

 

「蒼月流脚法、水月!」ビュッ!「おっと!」ひょい。「たたたたーっ!」ババババッ!「ほいほいほいっと!」

「どうしたのリナ?逃げるだけじゃ勝てないわよ!」「いま反撃してやるわよ!聖光拳!」ググッ、キン!

「なに?拳に光が!」「でりゃあああーっ!」ドン!「うわっ!」スカッ!・・バゴオオオーン!パラパラ・・

「・・な、なんなの?!壁が粉砕!」「ちっ、外したか。でも!」ググッ!ドンドンドン!「わわわっ!」

ドゴンバゴンボカァァーン!「ち、ちょっと待って!」「待たない!待つのはそっちよ!」「待つもんかぁ~っ!」

 

「双花剣!」シャン!「ほえ~、よく切れそう~。」「さくらの得物はその杖なの?いくわよ!」ダッ!

「九郎呪符!」ぴっ。「我に聖なる刃を!「鏡」!」ピキーン!「なにっ?!・・これは!」シャキーン!

「日本刀・・そうか、呪符魔術!」「かつて日本武尊が愛用せし草薙剣の破片から関の刀工が魂込めて打ちし

聖剣「鏡」。己が心臓を破った鮮血で最後の焼きを入れた魔剣でもあるわ!」チャッ!「いくら刀が良くても

使い手がシロウトではね!」ビュッ!「誰がシロウトだって?」ギン!ピキィィィーン!・・カラカラーン。

「そ・・そんな!双花剣が二本とも一撃で叩き折られるなんて!」「折る?よく見て。あたしは「斬った」のよ。」

「え?・・あ、ああっ!」キラッ。「ね?切断面が鏡のようでしょ・・だから「鏡」なの。これは何を斬っても

同じこと・・断面標本にしたげましょうか?うふふふ・・」ゴゴゴゴ・・「ちょっ、さくら、性格ちがうよ・・」

「斬りたい・・生きた肉を、人を斬りたい・・この刀が哭いてるのよ・・聞えるでしょ?」じりっ・・

「あわわわっ!マジキレ~!」「フレイアさぁぁ~ん。お願いだから切らせてぇぇ~。」ゴオッ!「ひええっ!」

ズパッ!・・ガラガラン!「・・制御コンソールが断面モデルに~!」「ダメなの・・生きた肉じゃないと。」

ユラァァァ・・「ステキですわ、さくらさん。この凶暴さがまたカメラ映えしますわ~。」ジ~。「えと、えと・・

そうだ!」ダッ!「あら?」ガシッ。「や、やい!動くと知世の命はないぞ!」「いやですわ。人質になって

しまいましたわ。」「知世・・ちゃん?」スゥ・・「あ、正気に戻りましたわ。」「ユキねえちゃん!人質とったよ!」

「ん?・・あ"あ"あ"あ"~っ!芹香さん、ちょっとごめん!」ダッ!「・・?」「さあ、いまのうちに・・えっ?」

ゴオオオーッ!「この大バカモノ~!」ばごおおおーん!「きゃあああ~っ!」どんがらがっしゃ~ん!

「あら?なにがどうしたんですの?」「ほら、行きな。」ぽん。「?・・どうも。」すたすた・・「あいたたた・・

ユキねえちゃん!いきなりなにを」ぐわしっ!びびんたびびんた!「はわわわわ~っ!」「ほえええ~、怒涛の

往復ビンタだよ~。」「人質はダメひとじちはだめひとぢちはだめえええええーっ!」「ひえええ~っ!(ToT)」

「いい?!あたしたちは世界一のプロの工作員!華麗にスマートに悪事をこなす!だから敵もそれだけのレベルの

秘密部隊を相手にしてるのよ!だからプロの誇りにかけて人質なんて外道な小悪党のマネしちゃダメ!」

「ふえええ~ん!ごめんなさ~い!」「おねえちゃん、フレイアも反省してるからそのくらいで・・(^^;;」

「そうね・・芹香さん、今回はあたしたちの負けにしておく。これで退却するわ。ムーン!」「うおおっす!」

ボーン!「煙幕?!」『ではまた会いましょう。バッハハ~イ。』もくもく・・「・・逃げられたね。」「引き際が

いいのは強敵の証拠だね・・」「これで原子炉は安全ですわ。」こく。「・・?」・・タタタタタッ!ザザーッ!

「あらユキノ、忘れもの?」「ひとつだけ。ないしょの話だけど、ここの原子炉は高速増殖炉なの。すなわち

核兵器製造施設。」『ええっ?!』「この国が核を保有しようとしているのですの?」「だからないしょの話。

で、根性入れて逃げたほうがいいわよ。じゃあね!」タタタタ・・「・・なんのこっちゃ?」「・・!」はっ!

ズズーン!「爆発?!」「原子炉のほうだよ!」「まさか時限爆弾を!」たたっ!・・「・・いけない!耐圧殻が

ふっとばされてますわ!」「それじゃ・・メルトダウン!」ビーッ!ビーッ!「この放射線量は・・そうですわ!

先ほどのユキノさんの警告の理由がわかりましたわ!」「だからなんなの?!」「・・・・」『え?・・ええっ!

プルトニウム燃料!』「ほええええ~っ!これマジでヤバいよ~!」「このままだとチャイナシンドロームと

漏れた冷却水との水蒸気爆発でバルカン半島はプルトニウムの死の灰に覆われますわ!」「どうしよう?!」

「・・・・」「・・え?ただちに避難、そしてGGGに連絡?」「・・そうか!その手がありましたわ!」

 

ズンズンズン!「ちっ、さっきのロボットとちがって動きがいいわね!」チャッ、ドンドンドン!『おっと!』

パシパシパシッ!「・・そんなバカな!銃弾を指ではさんで止めるなんて・・はっ!」ゴオオオーッ!

『獅王砕岩拳!』バコオオオーン!「きゃああああーっ!」グワラガラドッシャーン!「あいたた・・くそっ!」

ガラガラガラッ!「エグゼクトナイフ!」ジャキッ!『刃物か・・いいでしょう。』スゥ・・「死ねや!」ダッ!

『飛燕。』ぱん。すっ、「えっ?」グラッ、ドゴォンッ!「ぶはっ!」グワッシャーン!『刃を持つ手を流し、

体を転じて後頭部への肘打ちです。』「く・・頭が!」フラフラ・・『とどめます!はああああーっ!』ダン!

「・・はっ?!」『獅王猛襲爪!』シャッ!ドブオッ!ビチャッ!「ブリアレオスの頭部が!プラグ射出!」

メリッ、ボコッ!ドドドドドッ!『脱出装置・・追う必要はないね。』メリッ・・ブシャアッ!・・ドドーン!

 

「えっ?!ブリアレオスが殺られた!」『よそ見しとるヒマはないで!ストームバルカン!』ブオオオオーッ!

「うわっ!」さっ。『ビルの影に隠れてもムダや!』ターン!クルクルッ!「・・上?!」『もろたで!

全武装開放!』ジャキジャキジャキッ!「全身から無数の火器が!」『ジェノサイドクラスター!往生せいや!』

ブオオオオーッ!ドヒュドヒュドヒュッ!「・・脱出!」ズガガガガガーン!・・ドドドドドッ!『逃げたか。

まあこのくらいにしとったるわ。』ドロドロ・・『原形とどめとらんしな・・あとの掃除がタイヘンやな。』

 

「コットス死亡・・戦闘続行。」『・・いくよ、妖鎌「紅月」。』ジャキッ!「カマ状の武器・・直線攻撃に弱い。」

チャッ、ドンドン!『・・ばか。』スカスカッ!「?・・命中なし。再射撃。」ドンドンドン!スカスカッ!

「弾が・・透過する・・ホログラム映像!」『そう。』はっ!「上方!」クイッ。バサアッ!『おそいよ。』キラッ、

ズパアアアアーン!ザシャアッ!『首、いただきました。』グラッ・・ゴロン!「戦闘不能・・脱出。」ボコッ!

ドドドドドッ!・・『また会いましょう・・』チャキッ。『これでおっしまい。』『わりかしラクやったな~。』

 

『リオン、出番なくなっちゃたよ。』「あっちゃ~!意外とあっさり決着ついちゃったか。・・ま、いーや。

ひばりたちの手柄になるんならそれでもオッケイ。」『・・やっぱり優しいんだ。』「ひとこと多い!」げしっ!

 

「ギュゲスも殺られたか・・まあいい。」キラッ。「ユキノのほうは成功だ。水蒸気爆発まであと30分。」

「さて間に合うかな?空竜神はまだ動いてないね。」「もうすぐ「軍荼利」から連絡があるだろう・・急げよ。」

 

♪ピッ。「はい、こちら空竜神。」「雲龍神はここだぜ。」『ただちに郊外の原子力発電所に向かってください!

原発テロによりメルトダウン中!」『なにっ!』「おい、なんだ?」『どうやら別口で原発テロやってたみたい。』

「なにいっ?!通信聞かせろ!」ピッ。『報告によると燃料はプルトニウム。放出されたらバルカン半島は

むこう10万年は死の半島になります!』「ちょっと待て!それってプルサーマル式か高速増殖炉か?!」

『あら?混線してる。』「こら命!答えろ!」『リオンさん?・・そう、お察しのとおり核兵器製造を目的とした

高速増殖炉よ。』「・・オメガの真の狙いはそこだったか!」『雲龍神は原発周辺に風の結界を張り、死の灰の

飛散を抑えこんでください。空竜神にはイレイザーヘッドLLを渡します。』『了解!』ドオオオオーン!・・

「リオン、あたしたちは?」「こっからはGGGにまかせようぜ。なに、あいつらならなんとかしてくれるさ。」

『・・リオンってGGG好きなの、嫌いなの?』「・・そんな簡単な答えじゃねえよ。」『・・そうだね。』

 

トランシルバニア上空。「ホーミングナックル!」ドドン!「間際で避ければ追尾しきれん!」ひょいひょい。

「60mmバルカン!」ブオオオオーッ!「まだまだ!」キィィィーン!「ちっ、チョコマカと!」

♪ピピッ。『凱!すぐにベオグラードに戻って!ゴルディオンハンマーが必要なの!』「どういうことだ命?」

『かくかくしかじか。で、空と雲が先行したけど、イレイザーヘッドだけじゃ不安なの。』「わかった。シュウ!」

「なんだ凱!」「・・というわけで大事な用ができた。行かねばならん。」「・・プルトニウムを制圧するか。

だが俺にはどうでもいいこと。」「だろうな・・叩きたければ叩け。俺は行く。」ゴオッ!キィィーン!

「トルネードフィスト。」ギュルルルッ!「・・・・」ググッ・・「・・俺は背中から撃たぬ。」スッ・・

 

ゴゴゴゴゴ・・「あれか!」「やべえぜ!じきにドームが融け落ちる!」「雲龍、たのみます。」「ジャオダンジィ!」

シュゴゴゴゴッ!「風の結界、完成。」『イレイザーヘッドLL、あと20秒!』「いきます!」ゴオオオーッ!

『あと10秒・・そろそろよ!』「レーダー感知。ベクトル合わせ、よし。」・・キラッ。ゴオオオオーッ!

「座標軸合わせ・・よし!」ガシッ!「むん!」グイッ!ジャキッ!「空竜、はやく!もうじき水蒸気爆発が!」

「消去対象、中性子!発射!」ドルルルルル・・ドズウゥゥ~ン!ヒュルルル・・ズボオオオーン!キラキラ・・

「・・やったか?」「収まった・・いや!」・・ゴゴゴゴゴ!「くそっ!地下に融け落ちた炉心がまだ生きてる!」

「イレイザーヘッドLLでも足りないのですか!」『俺にまかせろ!』ゴオオーッ!「おおっ!ガオガイガーG!」

「ゴルディーマーグ!」「うっしゃあああーっ!」・・ゴオオオーッ!「ハンマアアアーッ、コネクトッ!」

ガキィィーン!ググッ、ガシィッ!ギーン!「ゴルディオン・ハンマアアアーッ!」ドン!「プルトニウム!

ひ・か・り・に・なれええええーっ!」ズドオオオオーン!ゴオオオオーッ!・・キラキラ・・

 

「放射能、プルトニウム共にすべて光還元されまシータ!」「残留放射能なし。大成功です!」『いよっしゃあ!』

「・・雷牙博士、あまり嬉しそうでないですな。」「ああ・・あの二人がオメガの中枢だと知ってはな・・」

「それほどの・・人物ですか。」「長官の想像以上じゃろう・・歴代世界十大頭脳でもトップランクの二人じゃ。」

「国連秘密部隊、第十部隊「サウザンドアームズ」到着。救助作業に入りました。」「命くん、隊長のBJを。」

パッ。『なにかね<衝撃の>。これから忙しいのだが。』「すぐ済む。・・オメガにドクターがおるぞ。」ぴくっ。

『・・そうか。最近消息を聞かないと思ったが・・』「それだけではない。<静寂の>までもが噛んでおる。」

『ゲドウか・・オメガは本気だな。』「うむ・・これより他の連中にも報せる。」『そうだな・・これは神種よりも

はるかに手強い敵になるぞ。』「じゃがGGGの戦力は思うようには出せん。そこがの・・」『いや、その点は

心配ない。事務総長と総司令が強化策を練っている最中だ。』「そうか・・となると」『そうだ。まずは・・』

『隊長!ティセたちが待ってるのよ!さっさと来て瓦礫浮かせてください!』『おっ、すまんジャンヌ。

すぐに行く。・・じゃあな。』プツッ・・シャァァァァ・・「雨か・・雨師、美鈴が仕事を始めたな・・」

 

「みなさんご苦労さまでした。」「ちっくしょー!次こそぜったいやっつけてやるわよ!」「ユーゲントの諸君、

君たちにはいま少し格闘訓練が必要だな。ユキノ、トレーニングしてもらえんか?」「いーわよ。一週間で

もうちょっとマシなケンカができるようにしたげるわよ。」「一週間で?」「ただし!・・血ィ吐くけどね。」

「少々のケガは私が即座に治してあげよう。」「・・特訓、受けます。」「同じく・・」「やりゃいいんでしょ。」

「シュウ、今回は割りを食わせたな。」「いや・・それなりに楽しめた。」「・・ならば問題ないな。」

「ひとつ質問がある。今回の目的は何だったのか?」「世界の火薬庫、バルカン半島に核は置けぬということだ。」

「あの国は昔から紛争の火種になってるわ。ギリシャやブルガリアはそれなりに理性的なのに、いっつも問題を

起こすのはあの国だけ。そんな国に核なんか持たせるのはキOOイに刃物よ。」「今回の騒動で原子力査察委員会が

介入する。それにNATO・USA・ロシアも恫喝をかけるだろう・・あの動乱以来、目の敵にされていたから、

これを契機に徹底的に叩かれる・・民族主義もしばらくは息をひそめる。」「民族・・くだらぬ観念だ。」

 

「さて、「千の腕」も来たし、あとはプロにまかせようや。」「おばさま~!」テテテテ。「おひさしぶりです。」

すこん!「あいた!」「お姉さん。・・でしょ?」「は~い・・」「こんにちは。」ぺこっ。「もーかりまっか?」

「よっ、つばめにかもめ。もう46分1秒過ぎちゃったのか。明日まで変身できないんだね。」「それで~、

モノは相談なんだけど、シャッセールに泊めてもらえません?」「う~ん・・こっからフランスは遠いからね。」

すっ・・「えっ?・・芹香さま?」「・・・・」「・・え?プラハで泊めてもらえるんですか?」こく。

「はにゃあああ~ん。ひばりさんたちなら大歓迎ですよ。」「そうですわ。にぎやかでよろしいですわ。」

「今夜はみんなでぱーっと盛り上がろうよ!」『さんせー!』「とゆーことで。ひばり、またな。」「またね~!」

ブロロロロ・・「・・ひばりのヤツ、なんも知らんと。」『リオンは経験済みだったね。』「まあね~♪」

 

その夜、プラハ・錬金術士街。「・・」『カンパーイ!』『かんぱ~い・・』ヒュゥゥゥ・・「あ、あの~。」

「なに?」「・・なんか私たちの他にいっぱいいるようなんですけど。」「・・姿は見えへんけど。」「ああ・・

気にしないで。うちの部隊の幽霊部員よ。」「だいじょーぶ。みんな気のいい人たちだったから。」『だった・・?』

オォォォ・・「・・・・」「・・え?不安なら実体化するって?!」『そ、その必要ないです!』ぶんぶん!

「ではみんなで記念写真を撮りましょう。」『え"・・』「隊長はこちらへ。リナさん、もーちょっと右。」

「詰められないわよ。」「あら、いらっしゃるんですね。ではそこで。」ザワザワ・・「ね、ねえつばめちゃん。

なんでここ詰められないのかな~?(ひきつってる)」「・・聞かないで。」「な・・なんか後ろにいっぱい

おるよーな・・(-_-;」「ではいきますわ。」ピッピッ。「知世ちゃん、はやく!」シャァァァ・・パシャッ。

 

二日後、カモメ第二中学校。「で、おみやげはなんでございますの?」「プラハ名物・アルラウネの鉢植えだよ。」

「キレイな花だね~。」「・・抜くと死ぬけど。」「あとはタロットカードセットやな。プロ御用達の逸品や。」

「まあ、さすが本場でございますですわ。」「で、これが記念写真。」「見せて。」「いいけど・・」「なんですの?」

「・・後悔しないでね。」「見るのは勝手やが・・」『・・?』ぱらっ。『・・ぎょえええええ~っ!(ですの!)』

 

君たちに最新情報を公開しよう。

北京を襲うオメガの恐竜戦車!軍の防衛線も紙同然!

崩れ落ちる天安門、瓦礫と化す人民大会堂!

秘蔵の機動兵も楯にはならぬ!中国最大の危機!

そしていま、謎の「機神兵團」が立ち上がる!

愛する祖国を守るため、走れ気震号!

「オメガ戦記」、ネクスト

「軌 - railroad -」

これが勝利のカギだ!(超獣戦隊)

 

********************************

 

北京郊外、国営重工廠。「ニイハオ。」「これは?!ヤン博士!」「ひさしぶりだ工場長。たまたま近くを

通りかかったもので、量産型ビークルロボを見たくてね。」「・・そうですか。わかりました。」すっ。

「?・・なにか問題が?」「はい・・いずれわかることです。ご案内します・・」「・・ああ。」

カツカツ・・「最初に・・博士には謝らなければなりません。」「・・どういうことか?」「博士の設計図を

渡された直後、上層部から仕様変更の命令がきたのです。」「そうか・・まあ多少の変更はやむをえないと

思っていた。試作機ほどの性能では費用がかかりすぎるからな。それを見込んで幅のある設計にしたから、

それほどは性能は劣化しないだろう。」「ちがうんです・・まあ実際に見てください。」ガラガラガラ・・

 

「な・・なんだこれは?!」「量産型機動兵「革命壱号」です。」「ちがう・・私の設計と全然ちがう!」

「ええ・・ヤン博士の設計はたしかに素晴らしいものでした。しかし、上層部の指示したものはそれを

全て無視したものでした。素材・性能・武装・・すべてランクの低いものに。」「だが主席からは充分に

予算を・・まさか!」「そうです。製造予算の4割はどこかに消えてしまいました。どこにいったかは

申さずともわかるでしょう。」「計画長か・・あのバカ者が!」「博士に連絡できなかったのは・・」

「わかるさ・・責めはせん。君たちにも家族がある。」「残念ながら下請けである我々にはどうすることも・・

もうしわけありません。」「いや・・人まかせにした私にも責任はある。だがこの出来では神種どころか

ゾンダーロボにさえ勝てん。そのくらいはヤツでもわかるはずだ。」「それが・・計画長は機界生命体の

脅威がてんでわかっていません。これも張り子のトラくらいにしか思ってないんでしょう。それに・・」

「・・治安維持用にも転用できるか。あいつの考えそうなことだ。天安門事件にも一枚かんでいたしな。」

「こうなっては・・不謹慎ですが、ここで神種でもオメガでも来てくれたら・・」「気持ちはわかる・・

だが、本当に来たら祖国は無防備に等しい。通常兵器は通じぬし、このガラクタも・・こうなったら

私自身でバックアッププランを準備するしかないな。」「必要な人員・機材はうちから提供します。名目は

なんとでもして上層部はごまかします・・せめてもの罪滅ぼしです。」「ありがとう・・感謝する。」

 

その様子を見守る一つの影があった・・「・・心中お察し申し上げますってとこね。安心して、ヤン博士。

私たちがきっちり始末をつけてあげるわよ・・北京市街でね。クックックックッ・・」キラッ。

 

プロジェクト5「軌 - Railroad -」(ミッション5直後)

 

国連秘密衛星「アバドン」。オービットベースと並行して建造されたハイテク衛星基地である。地球上のあらゆる

事象をサテライトネットワークで監視し、また火星方面をも監視している。GGG諜報部とも密接なリンケージが

なされており、まさに人類の「宇宙の目」である。そして、ここにこそ国連秘密部隊の本部がある。

「モスクワに降下したZG-05はGGG機動部隊によって殲滅されました。」「月面で神種活動中。JアークΣが

張り付いてます。」「そちらはまかせよう。まだ我々には宇宙の橋頭堡が無いからな。」「はい、総司令。」

「大要塞エゼキエルの所在は?」「それらしき積乱雲が崑崙山脈から中国方面へ移動してます。」「相変わらず

精確な位置はつかめんか・・「ナイトウィング」を。」「はい。・・どうぞ。」ぱっ。『こちら「キャプテン」。』

「キャプテン、エゼキエル探知方法は特定できたか?」『いや、いかなる方法でも探知できん。雲自体があらゆる

電磁波を吸収拡散してしまうようだ。それゆえにいまだ天気図から読み取るしかない現状だ。』「そうか・・

さすがオメガだな。」『現在「フライング・ダッチマン」は問題の積乱雲を追尾中だ。動きがあれば連絡する。』

「たのむ。くれぐれも慎重に。」『心得ている・・それでは。』プツッ。「総司令、積乱雲はまもなく中国国境を

越えます。」「この動きだと目標は・・北京か。第四部隊を。」ぱっ。『刹羅です。』「中国、正確には北京あたりに

オメガが興味をもつようなものは?」『あります。最新情報ではビークルロボ技術を応用したロボット兵器が

量産され、配備されたとのことです。おそらくオメガの狙いはそれの奪取にあるのでは。』「あれか・・しかし

あれは役に立たんな。俺も見物したが、ガラクタもいいとこだ。せいぜい治安維持用だな・・まてよ?

もしかするとオメガは・・」『・・奪取ではなく破壊を・・しかも徹底的に。』「そのセンだな。ひきつづき

忍者部隊は情報を集めてくれ。」『ラジャー、ビッグ・ワン。』プツッ。「素子、いま一番近くにいるのは?」

「「ビーストフォース」が上海に。」「ナミ、行ってくれ。出動要請だ。」「わかりました。」タン!ズボッ。

「キャナル、情況をみて天使たちにも声をかけてくれ。俺も出る。」すっ。「おまかせください、総司令。」

 

「上海も都会になっちゃったね~。」「でもこの中国語の喧騒は昔からのままね。」「それにうまいものも

いっぱいある。休暇はここに限るな。」「オヤジは味わかんのか?何食ってもうめえんじゃねえのか。」

「バーンこそ女性にばかり目がいってるぞ。そんなんじゃウェンディにきらわれちまうぞ。」「なんだと!」

「やるか!」「おっ、バーンと玄真のデスマッチ!」「やめなさいってば!ソニアねえもあおらないでよ~。」

「いいじゃないの。この二人はケンカがシュミなんだし~♪」「そう・・だったら今夜のディナーはおあずけ。」

『え~っ?!』「そりゃねえぜ!」「わかった!わかったから海鮮フルコースだけは!」「ウェンディちゃ~ん。

そう怒らないでよ~♪」「もう・・部隊の会計はわたしなんですからね。以後気をつけるように。」『は~い。』

『みなさん出動ですよ~!』『えっ?!』きょろきょろ。「あっ!電気屋のテレビ画面!」「ナミちゃん?」

『よいしょっと。』ズルッ、ごちん!「あいた!・・ショーウインド忘れてた~。」「気をつけないとね~。」

「で、せっかくの休暇中すみませんが出動です。」「オメガか。場所は?」「北京です。これ中国縦断特急の

切符です。それと特別手当。」『お~。』「・・今夜のディナーは本場の北京料理になりそうね。」

 

近くのビルの屋上・・「・・北京か。僕も行かなければ。翼龍。」バサアッ!ゴオオオーッ・・

 

北京市街。ゴゴゴゴ・・「・・なんだ?」ドドドドッ!ズドオオオーン!『アイヤァァ~ッ!』ゴアアアーッ!

「て、天から怪物が降ってきた!」「恐竜?・・いや、戦車に乗ってる恐竜だ!」ギュラララッ!ゴゴゴゴゴ!

『うわああああーっ!』ゴアアアアーッ!「あーはっはっは!どう?ユキノ特戦隊が巨獣メカその2、恐竜戦車!

さあペロペロ、街を破壊するのよ!」ゴアアアーッ!「超信地旋回しっぽアタックよ!」ギュラララッ!ブン!

ドガアアアーン!ガラガラガラ!「戦車の機動性と恐竜の破壊力の合成はステキでしょ?ペロペロ前進!」

ギュラギュラギュラ!「第三戦車隊は二番街通りで迎撃します!」ゴゴゴゴゴ!「お~、戦車がいっぱい。」

「ていっ!」ズドドドーン!ズガガガーン!「効かねえきかねえまったく効かねえな~。そんな紙鉄砲、

一億発撃とうがムダムダ!ペロペロ、いっちゃえ!」ゴアアアアーッ!ギュラギュラギュラ!『アイヤ~!』

グシャグシャッ!「よし、目標は天安門前広場よ。政府中枢、ぶち壊してあげましょう!」ゴゴゴゴゴッ!

 

人民大会堂。「主席、ロボット怪獣はこちらへ向かってきます。」「機動兵計画主任を呼びなさい。」

「主席、お呼びで?」「機動兵を投入し、敵ロボット怪獣を阻止しなさい。」「はっ?!しかしあれは・・」

「こういうときのためにヤン博士が設計してくだされたのでしょう?いまこそ真価を見せてもらいましょう。」

「は、はあ・・(しまった・・まさか本当にこのような事態になるとは)・・出撃させます。」「よろしい。」

 

ギュラララッ!「あれが天安門前広場ね。二連200mm砲、ていっ!」ズドドーン!・・ドガアアアーン!

「さて、出てくるかしら?」・・ゴゴゴゴゴ!「へぇ~、広場の地下が格納庫だったのね。どうりで仕切って

あるはずだわ。」ガチャンガチャン!ズドドドドッ!「あら、7mmマシンガンが何になると思ってるのかしら。

バカにするのもたいがいになさい。ペロペロ、つぶせ!」ゴオオオーッ!ギュラララッ!グシャグシャッ!

「旧日本軍の戦車と同じね~。もろいこと。もっとも、最新鋭戦車でも同じことだけど。あはははははっ!」

 

「・・なんですかあれは?」「う・・」「ヤン博士の見せてくれた試作機とだいぶちがうようですね・・」

「実は・・ヤン博士が資金を着服していた事実が発覚しまして。」「ほう・・汚職ですか。」「そのとおりです。」

ガシッ!「ひいっ!」「責任転嫁の嘘でも度が過ぎます・・衛兵!」『ははっ!』「こやつを国家反逆者として

紙刑に処せ!」「し、紙刑!」「君にもっともふさわしい刑です・・連行せよ。」ブン!バシィィーン!

「ぐはあっ!」「楽には死ねませんよ・・紙刑は。」ガシッ!「お、お許しをぉぉぉぉーっ!」ズルズル・・

「さて・・」カチャ。ピッポッパ。「・・ヤン博士、例のものを。かねての打ちあわせどおり。」

 

「わ、私を助けてくれたら、充分に礼をする!だから!」「・・いくら?」「10万!」「十万元じゃね~。」

「ではUSドルで!」「そっち固定して。」ガチャン!「30万ドル!」「足固定よし。」「50万ドル!」

ガチャン!「首固定よし。」「100万ドル!」「紙と水は?」「ここに。」チャポン。「全部だ全部!私の貯めた

横領金をぜんぶ!」「いくら?」「2000万ドル!」「最初っからそう言えばいーの。で、どうやって?」

「カードで引き出せる・・スイス銀行だ。」「カードってこれ?」ぴっ。「い、いつの間に?!・・きさまら

衛兵じゃないな!」「あら、気づかないほうがいいことに。」ぎくっ!「ムーンお姉ちゃん、ここはやはり。」

「そう、口封じ。」ジャバッ。ペシャッ。「!・・」「三枚、四枚・・何枚で死ぬかな?」「賭ける?フレイア。」

ぴくっ、ぴくっ・・ぱたっ。「あら、12枚か~。意外とあっけなかったわね。」「窒息よりもショック死だね。」

「さて、お目当ての軍事機密書類は写させてもらったし、ヘソクリもできたね。」「今夜は満漢全席だね♪」

 

「さてと、そろそろムーンとフレイアが仕事を終えたころね。ペロペロ、人民大会堂をぶっこわせ!」

ゴアアアアーッ!ギュラギュラッ、ドカアアアーン!ガラガラガラ!「今年の全人代は野外ね!あはははは!」

『ユキねえちゃん!』シュタッ。「首尾は?」「ばっちり。中国の核ミサイルサイロ、ここにすべて。」

「これで目的のふたつは達成と。あとひとつ・・」「待つの?」「その間、暴れてましょうかね~♪」

 

北京上空、大要塞エゼキエル。「今回は順調ね。GGGはモスクワだし。」「それ以前に中国政府が出動を要請

しなかったようだ。」「やはりな・・まだ持ち札があるようだ。」「風龍・雷龍を造ったヤン博士の新作ロボ。

ぜひお出ましねがいましょうね。」「Gストーン兵器の軍事利用はGALTで禁止されているはずだったな。」

「ビークルロボ技術も含まれている。中国もそうだがシャッセールも明らかに条約違反だな・・もっとも

あちらは国家機関ではないが。」「条約の盲点をみごとについたものね。重宝されてるわけだわ。」

 

「ほう、オメガの巨獣メカか。」「こいつは歯ごたえがありそうだ。」「晩メシ前の運動にちょうどいいかもね。」

「先にいくわよ。ビーストモルフィン!」バサアッ!ゴオッ!「ソニアにおくれるな!」『おお!』

「ん?!」ぴくっ。「ムーン、フレイア!敵よ!」「あれは隼のソニア!」「第七部隊、ビーストフォースね!」

バサアッ!「まずは目でもえぐらせてもらいますか。」「そうはさせない!」ゴオッ!「はっ?!・・回避!」

スカッ!「この子を傷つけはさせないわよ。」「一番のユキノ・・相手にとって不足なし!」バサバサッ!

「羽根刃!」シュパパパッ!「おそい。」ひょい、スカカカカッ!「スキあり!猛襲爪!」ゴオッ!

「ふん。」すっ、スカッ!「見切られた?」ドゴッ!「ぐふっ!」「カウンターね。」「ちいっ!」バサッ!

「獣の闘い方は攻撃パターンが単純ね。本能だけじゃ知的生物には勝てないよ。」「うるさい!」ゴッ!すかっ。

「ははっ、なかなかいい蹴りだ。だがそれではわたしには当たらんよ。」「これならどうかしら!」ゴオッ・・

ゴオオオオーッ!「天空襲撃!」「・・ふっ。」フッ。「消えた?!」「ここよ!」はっ!「・・上!」ギン!

「クルド暗殺拳奥義!鳳翼天翔!」ズドオオオーン!「きゃあああーっ!」バシィィーン!「く・・」

ふみっ。「これで国連秘密部隊?笑っちゃうわね。綾香や芹香のツメのアカでももらうことね・・?!」

ゴルルルル!「ソニア!だいじょうぶか!」ゴオッ!「タイガーマン・玄真ね!」ひょい、スカッ!

「ソニア・・てめえ!」ゴルルルル!「今度はちょっと骨がありそうね。そろそろ本気出すか・・」キラッ。

 

「いくぜムーン!」オォォーン!ダッ!「餓狼のバーンね。スピード注意!」ぐっ。「俺は女でも手加減しねえ。

喉笛をかっ切らせてもらうぜ!」ヒュン!「そう?なら勝つのはカンタン。はっ!」バキィィーン!「ぐはっ!」

ダダーン!「くっ・・肘打ち防御だと?!」「わざわざ攻撃線を教えてくれるなんてね。あんた甘いよ。」

「うるせえ!」ダッ!ゴオッ!「ほら攻撃が一直線。はいっ!」ゴスッ!「がふっ!」「とどめ!断頭台!」

バキーン!「ぐわあああーっ!」ダダーン!「どう?蒼月流脚術が必殺技。ヒザとヒジで頚部を砕く!」

「ま・・まだだ!」ヨロ・・「あら、丈夫な頚骨ね~。もうちょっと楽しめそうかな?」スゥ・・

 

「わたしの相手はスパイダーのウェンディね。」「そういうことよフレイア。ストリング!」シュパパパッ!

「双花剣!」シャン!「はいはいはいっ!」ヒュンヒュン!パラパラ・・「へぇ~、やるやる。なみの剣士なら

剣ごとからめとられてるはずよ。」「そこらのナマクラ剣士といっしょにしないでほしいわね。これでも数百人の

達人の血を吸ってきたのよ。」「実戦派ね。それじゃこっちも本気いくよ!ウェブ!」シャアアアーッ!

「網状か・・ならば!弧月斬!」シュバッ!パラッ・・「そんな?!円形にくり抜くなんて!」「そこ!」

シャッ!ドスッ!「心臓一突き・・はっ?!この手応えは!」『そのとおり!』ブワッ!「バカな?!」

ピタピタピタッ!「秘術・糸人形。あなたが突いたのは糸のカタマリよ。」すっ。「しまった・・」ギシッ。

「さてと、あたしはこーゆーの好きじゃないんだけど、体液を吸わせてもらいましょうか・・」ジュルッ。

「・・やっぱ蜘蛛ね。」「処女の体液が特に美味しいのよ・・」グワッ!ガブッ!ジュルジュル・・「ふふっ・・」

「・・ごふっ!」バッ!ゲエゲエ!「どしたの?そんなにマズかった?」「これは・・毒?!」「そうよ。

私のもうひとつの能力、それは体液を目的に応じて自在に化学変化させること。いまみたいにね。そして!」

シュゥゥゥ~ッ!ポロポロ・・「・・糸が分解?!」「汗を消化酵素にしてタンパク質を分解したのよ。ふっ!」

ビュゥゥゥーッ!バシャッ!ジュゥゥゥーッ!「きゃあああっ!体が焼ける!」「唾を強酸にしたのよ!

わたしのもう一つの呼び名を教えたげる。「錬金術のフレイア」!」「ユキノ特戦隊・・これほどとは!」

 

「さあ強酸で焼きつくしてあげる!」『水龍!』ザパアアアアーッ!「なに?!・・水が!」「これは・・

まさか!」「ウェンディ、これで酸は薄まるよ。」タッ。「うわ~・・美少年~。」「ビーストフォース隊員、

龍のエミリオ。」「エミリオ・・」「・・いかんいかん、見とれてる場合じゃない。ニトロ合成!」ビューッ!

「風龍!」ビュオオオーッ!「いきなり強風が?!しまった!」バシャッ!ズガガガガーン!「きゃああっ!」

「いわば自爆だね。」「これは・・実力勝負!双花剣!」シャン!ダッ!「はいっ!」ビュッ!キィィーン!

「えっ?!」カラカラ・・「・・剣が折れた?!」「僕の身体には剣も銃弾も通りません。」バサッ!

「これは?!」キラキラ・・「黄金のウロコが全身に!」「これが僕です・・いかがします?」「・・退却!」

バッ!「・・賢明な判断だ。なかなかやるね・・だいじょうぶ?ウェンディ。」「わたしはだいじょうぶ。

でもバーンたちは苦戦してるわ。」「心配ない。そちらには総司令がむかった。」「・・ビッグワンが?!」

 

「くっ・・クルド流、これほどのものとは!」「ソニアよりはマシだけど、それでもわたしには勝てないね。」

「ユキ姉ちゃん、こっちももうちょっとだよ。」「このアマ・・異常につええ!」「ちがうね。あなたたちが

弱いだけよ。」「ムーン、そろそろお遊びはおしまいにしましょう。」「殺りますか。」『くっ!』ザッ!

♪ジャンジャカジャンジャカ・・「ギターの音?・・まさか!」「あそこ!革命記念塔の上に!」

「はっはっはっはっ。諸君、ひさしぶり。」「ビッグ・王!またあんたか!」「奇遇だな。たまたま通りかかったら

なにやら取り込み中だったようなので、あいさつをしに来た。」(・・玄真、だいじょうぶか?)(ああ・・

あれはまさかビッグ・・)(しーっ・・ここは知らんぷりしとくのがよさそうだ。)(・・そうだな。)

「とおっ!」ターン・・ストッ。「これが恐竜戦車というものか。なかなか可愛いものだな。名前は?」

「ペロペロよ。」「いい名だ。だが、ペットの不始末は飼い主がしないとな・・今日は何にする?」

「ピッチングはどう?」ぽい、ぱしっ。「いいとも。お先にどうぞ。」「では。」ザシャアッ!「はっ!」

ビュッ!ギュルルルッ!バゴオオオーン!「す・・すげえ!」「野球ボールがコンクリ壁を爆砕しゃがった!」

ひゅ~。「見事なもんだ。」「どう?これほどの球威を持つのは世界でもわたしだけよ。」チチチチッ。

「いーや、そのくらいじゃあ世界で二番目だ。」ぶい。「また・・ほんじゃ一番は?」「オレ。・・見てな。」

ザシャアッ!「はっ!」ビュッ!ギュルルルルッ、ボスッ!「えっ?!壁を貫通した!」「まだだ。」カーン!

ビュウウウーッ!パシッ。「向こうの壁で反射し、同じ弾道を戻ってくる。星飛雄馬もビックリだ。」

「や・・やるわね。(―_―;;」「・・おっと、ようやっと主役がやってきたようだ。じゃあな。」

♪ジャンジャカジャンジャカ・・「・・あれ?ユキねえちゃん!ビーストフォースがいない!」「えっ?!」

きょろきょろ。「・・いない。いつの間に?」「ねえちゃんたち~!」シャッ。「フレイア、そっちは?」

「こっちもいきなり応援が乱入しちゃって。」「そう・・ん?」ポオオオ~ッ・・「・・機関車?」

 

ガッシュガッシュ!「そんな?!道路を蒸気機関車が走ってくる!」「あれが・・ヤン博士の新型なの?!」

ポオオオオーッ!「ぶつかってくるよ!」「ペロペロ、キャッチ!」ゴアアアーッ!ガシィィーン!

キュアアアアアーッ!「な、なんてパワーなの!ペロペロが押されるなんて!」「人民大会堂に突っ込むよ!」

ドガアアアーン!ガラガラガラ!『きゃあああーっ!』パラパラ・・「あいたたた・・生きてる?」『なんとか~。』

「たく、なんて機関車よ・・ん?」ガコン。ゴオン!「機関車が・・変型?!」ズズーン!『これは?!』

 

コクピット。「これが最初で最後だ・・「気神号」。思う存分動け!」「「機神兵團」ただ一体のロボット・・

我らの夢はここで花開き・・閉じる。」「工場長、協力を感謝します。しかしあなたまで乗ることは・・」

「ふふ・・男として生まれて、このような巨大ロボットを操縦するという夢を持たぬ者などおりましょうか。

それに、このロボットには私も技術屋としての思い入れがあります。これと運命を共にするに悔いなし。

家族にはすでに別れを告げてきました。」「工場長・・」「もうその名はやめよう。」「そうだな・・中条。」

 

「機関車が巨大ロボットに!」「これが・・気神号。」ズーン!「・・ペロペロ、戦闘開始!」ゴアアアーッ!

ブン!ドガアアーン!「蒸気ピストンパンチ!」シューッ!ドン!ドカアアアーン!「おおっと!」

「がんばれペロペロ!超信地旋回しっぽアタック!」ギュラララッ!ブン!バシィィィーン!「なんの!」

「Gストーン出力アップ!蒸気機関全開!」ガッシュガッシュ!「大戦輪、回転開始!」ギュルルルッ!

「大戦輪、射出!」ドン!「なに?!でっかい車輪がころがってくる!」「ペロペロ、迎撃!」ゴアアアーッ!

ブン!ビシィッ!「しっぽが弾かれた?!」ドカアアアアーン!『きゃあああーっ!』ズダダダーン!

「いてて・・列車に轢かれたみたい。」「まだまだ!200mm砲、発射!」ドンドン!ズガガガーン!『おわっ!』

「いまよ!今度はこっちが轢き殺す!ペロペロ突撃!」ギュラギュラギュラ!「気神号、アタックモード!」

シューッ!ググッ、ガチャン!「突撃!」ポオオオオーッ!ガッシュガッシュガッシュ!『いざ勝負!』

ドガアアアアーン!『きゃああああーっ!』『むおおおおーっ!』ズダダダダーン!ゴゴゴゴ・・

 

「・・これまでね。ユキノたちとペロペロを回収して。」「うむ、トラクタービーム照射。」「相討ちか・・

ヤンも国に執着しなければ世界十大頭脳にも選ばれたものを。」「世界十大頭脳は国家を超えた集団。それは

国を捨てて世界のために生きること・・だから愛国心の強い者はな、だが・・」「それもまたひとつの生き方。」

「でも・・ひさびさに何か心動かされるものを感じたわ。」「それは・・夢。素朴だが大きな夢だ。」

「あのような生き方もまたよし・・ヤンはあれでいいのだろう。」「夢を追いつづける・・うらやましい方だ。」

 

ズズズズ・・「敵は退却したか。」「こちらもスクラップだが向こうも相当なダメージだ。しばらくは養生に

専念するだろう。」「気神号・・いい機械だったな。」「己の本分をまっとうしたのだ・・倉庫で錆びていくのに

比べれば、本望だったかもな。」「幸せなヤツだ・・」シュボッ。「いかがです?」「いただこう。」シュボッ。・・

 

大要塞エゼキエル、恐竜戦車格納庫。ク~ン。「よしよし、よくがんばったねペロペロ。」「・・ユキねえちゃん、

どしたの?なんかずっと考えこんでるけど・・」「いやね・・ちょっと感動しちゃったのよ。あのロボットに。」

「気神号?」「うん・・なんていうか、男のロマン・・てやつね。」『・・う~ん。』「たしかに。あたしも何かこう

戦ってて胸に熱いものがあったね。」「うんうん、わかるわかる。ビークルロボなんかと比較にならないくらい

ダッサいロボットだったけど、郷愁をさそうとこあったよね~。ロボットはこうでなくちゃいかん!てゆー。」

「そう・・考えてみればヴォータンも武骨ロボットだよね。ドクターがなぜあんなに造ったのか、ようやく

わかってきたような気がする・・」「そういやさ、ヴォータンの動力源ってなんだっけ?」「え~と・・

なんだっけ?あれほどのパワーを出せるエネルギーって原子力かな?」「知らないの二人とも?Ωオニキスよ。」

『Ωオニキス?』「なにそれ?Gストーンみたいなもの?」「あたしもよく知らないけど、そんなとこかな・・」

カツカツ・・「ん?・・シュウ?」「ちょっと見物に来た。・・なかなか見せてくれるものだ。」「そーだ!シュウ、

Ωオニキスについて詳しい?」「ドクターほどではないが、だいたいは。」「いったいどういうものですか?」

「簡単に言うのは難しいな・・Gストーンに似て非なるもの。操縦者の精神に感応するという話もあるな。」

「実際にヴォータンを操縦しててどう?」「自分自身がヴォータンになっているという感覚だな。操縦している

という自覚はあまりない。」「へぇ・・そこまでシンクロできてるんだ。」「いわば、服を着ている感覚だな。」

 

政府仮施設・主席室。「北京はボロボロになりましたね・・」「主席、申し訳ございません。」「ヤン博士は

何も悪くありません。むしろ敵を撃退してくれたことに感謝してます・・しかし、政府には誰かをこの責任の

槍玉に上げる動きがあります。」「・・当然、私でしょう。」「そうなります・・ヤン博士、亡命してください。」

「はっ?」「このままでは君はいけにえになり、処刑されます。またそうならなくても、政府からは危険分子と

みなされ、これ以上の未来はありません・・私は君の才能をこの国に封じこめてしまいたくないのです。」

「しかし・・」「国を愛する心はそれでいいのです。しかし・・世界に貢献することが同時に国の名誉になると

いう考え方もまた真実です。」「・・主席。」「入ってください。」「失礼いたします。」ガチャ。「あなたは!・・」

「ご存知でしょう、「混沌の」イヤベスは。」「・・世界十大頭脳筆頭。」「主席に呼ばれ、君を迎えにきた。」

「・・どこへ?」「アルプス山麓の「アルビオン」へ。」「・・国連秘密研究所。」「そうだ・・最高の舞台だ。」

 

君たちに最新情報を公開しよう。

英国艦隊を襲う謎の戦艦!その正体は?

そして霧のロンドンで志保とアイリスが出会った人物!

闇の掟が霧を裂き、ドーバー海峡に砲声がとどろく!

海の巨獣メカ「アイアンロックス」を撃沈せよ!

オメガ戦記、ネクスト「霧 - Battle of Britain - 」

これが勝利のカギだ!(ナイトウィング)




♪ザン!
「弁天」。「というわけで、志保隊員とアイリス隊員にはロンドンへ行っていただきます。」「新型ビークルロボか。
ボスと同じタイプなのね。」「ジェームス・ポンド・・なんかフザケてない?」「それがイギリス人式のウイット
とか聞きおよびましたが。」「ベタベタもいいとこよ。まあ志保ちゃんが路頭に迷わないよう、しっかり
エスコートさせていただきます。」「アイリスが変なおじさんについてかないよう、ガードしまっす!」
ぎろっ!バチバチバチ!「やれやれ・・まあこれで仕事上は互いの短所を補う最高のコンビなのですが。」

成田発ロンドン行き英国航空機内・・「11時間か~。ゆっくりしましょう。」「GGG諜報部ってシケてるわね。
なんでファーストクラスじゃないの?」「あまいあまい。アイリス旅なれてないわね~。あたしゃちゃーんと
予約状況みて、この便は後部がガラ空きだって見きわめてるんだから。」「たしかに・・あたしと志保ちゃんの
二人しかこの辺いないわね。」「だからこういうこともできるの。」パタパタン。「どっこいしょ。」ごろん。
「あ、肘掛け上げて横になれるか・・」「ファーストクラスよかラクチンよ~。アイリスもやってみれ。」
パタパタン。「どっこいしょ。」ごろん。「こりゃいいわ~。」「これが旅の達人ってもんよ。飲む?」ひょい。
「バーボン・・いつの間に?」「免税店で買っといたのよ。コップと氷は・・」さっ。・・カツカツ。
「May I help you?」「One Ice & Water、and One Ice & Coke, Please.」「I see.」「へぇ~・・志保、
いい発音してるね。正統ブリティッシュだわ。」「英国や米国の方言もひととおり使えるわよ。あとは
欧州ぜんぶとロシアと広東・北京・台湾・インド・・あとなんだっけ?」「・・さすが諜報部。ところで
なんでコールボタン使わずに手上げたの?」「あたし流のマナーね。手が空いてるスチュワーデスさんに
間合いよく合図するほうが向こうも気持ちいいって。」「ふ~ん・・」「別にマネする必要ないから。あくまで
あたし流だから。」「・・志保、そうとう旅なれてるね。」「諜報部員はたいていそんなもんよ。」

そのころ、アゾレス諸島沖・・「第二航空隊、着艦終了。」「よし、針路048に戻せ。」「よーそろ。048。」
「艦長、これで本日の訓練は終了ですのでお休みください。」「しかし今夜は霧が濃いな・・」♪ビーッ!
「ソナー感。未確認物体接近中。」「なんだ?識別急げ。」「全長100m、全幅50m。速度50ノット。」
「なに?!長さはともかくそんなバカでかい潜水艦があるか!」「これは・・潜水艦というより、まるで
プラットフォームです。」「小型空母でも潜水しとるのか・・」ザバーッ!「左舷5000mに浮上!」ダダッ!
ガガガガ・・「ば、バカな・・」「・・戦艦?!」ウイィィーン・・ズドオオオーン!『なにいっ!』

プロジェクト6「霧 - Battle of Britain -」(ミッション6前後)

ロンドン。「♪ゆかいなロンドン すてきなロンドン ロンドンロンドンロンドン!」「あんたいくつやねん!」
「あら、これがお約束よ。」「たく~・・こっちは時差ボケで頭痛いってのに。」「ほれ。」「なに?」「せーろ丸。」
つ~ん!「うわっ!きっつ~!」「乗り物酔いから時差ボケまで何でも効くわよ。」「ニオイだけで効いたわよ!」
「さってと、ラジオでビートルズでもやってないかな~?」カチッ。【本日未明、アゾレス諸島沖で英国海軍
空母インビンシブルが所属不明の戦艦の攻撃を受けて撃沈されました。】『ええっ?!』【情報によれば、
その問題の戦艦は海中から浮上してきて砲撃を始めたという目撃証言が確認されています。しかし、どの国でも
潜水戦艦なるものは実用化されておらず、謎が謎を呼んでいる状態です・・】「潜水戦艦・・そんなもの世界の
どの国も保有しちゃいないわよ。」「いえ、「軍荼利」がそうよ。でもまさかGGGに嫌疑がかかるわけもない。
現に「軍荼利」はGアイランドから動いていない・・まてよ、もうひとつあるね。GGGレベルかそれ以上の
科学技術力を持っていて、それを即座に実戦に投入できる組織・・」「・・オメガ。」「まちがいなく。」

ブロロロ・・キキッ。「研究所には明日出ればいいから、今日はひとまずチェックインね。」「やれやれ。やっと
マトモなベッドで寝れる~・・ん?!」ガバッ!「なに?」「・・あれはユキノ!」「ええっ?!」ばっ!
「ユキノさま、こちらでございます。」「ありがとう。」しずしず。「・・あいつ!ここで会ったが百年め!」
ダッ!「おっと!」ガシッ!「落ち着きなさいアイリス!」「はなして!ここで逃がしたらいつまた会えるか!」
「冷静になりなさいって。どうやらユキノはこのホテルに泊まるらしいわ。こちらから変なちょっかい
出すより、泳がして動きをみるほうがいいわ。」「そんな悠長な!」「じゃ聞くけど、万が一ユキノを捕まえて、
アイリスもとに戻れる保証あるの?」「う・・」「これまでの情報を総合すると、アイリスをそうした薬を
造ったのはドクターよ。そしてドクターはエゼキエルにいる・・それをひっぱり出すのは難しいわ。たとえ
ユキノをダシにしても、うまくいく確率はゼロに近い・・そのへんは話し合ったよね。」「・・うん。」
「それによ・・英国軍艦撃沈事件と、ユキノがイギリスにいるのは、偶然にしては出来すぎだわ。」
「・・ユキノの動きが全てのカギね。さっさとチェックインして、端末を開きましょう。」「賛成。」

部屋。カタカタ・・「・・あった。ユキノは明日は政府主催のパーティーに出る予定ね。」「出席者は?」
「え~と・・ありゃ、これは軍のお偉方がせいぞろい。」「インビンシブル撃沈事件でそれどころじゃ
ないでしょうに。」「・・おかしい。」「なにが?」「この軍の出席者・・みんなアングロサクソンだわ。」
「偶然のセンは?」「ありえないわ。いまどきの英国軍は上級幕僚でも半分ちかくがスコッティーか
アイリッシュの血が混じってるわ。それなのにどうしてこうウェールズばかり・・まさか?!」カタカタ・・
「・・やっぱり!あいつら!」バン!「アイルランド占領作戦?この密談のためか!」「あの連中!またあの
美しい島を血で染めようというの!内部分裂を煽り、共倒れを狙ったり。そんなにあの島が欲しいの!」
「アイリス・・」「あんなやつら・・そうか、それでオメガは!」「海軍力を削ぎ、そして・・テロか。」
「・・どうする。」「・・あたしの意見、言ってもいい?」「?・・どうぞ。」「ほっとけ。・・以上。」
「志保?!」「アイリスも心情的には同意見でしょ。」「う・・」「ヒューマニズムなんて甘いことほざいたら
張り倒すよ。ユキノがやってくれるなら、あたしらは高みの見物させてもらおうじゃない。」「あなた・・
同じ志保なの?」「これもあたしよ。冷酷非情の伊賀のくノ一「闇姫」・・暗黒街ではそう呼ばれてる。」
「闇姫・・ああっ!まさか旧バイオネット・イギリス支部を一人で壊滅させた伝説のニンジャ!」
「ああ、そんなこともあったわね~。」「獣人が一匹残らず砲弾の直撃を受けたように肉片になってたのって、
志保の七節棍のせいだったのね・・」「国連秘密部隊の第四部隊で研修してた時分の話。そーいやそのころ
アイリスに会ったんだったね。」「ユキノのこと、知ってる?」「うんざりするくらい。旧バイオネットでも
武闘派の最先鋒で、内部でも煙たがられてたみたいね。ぶつかったのも二度や三度じゃないわ。もっとも、
仕事以外ではよく話したけどね。」「ともだち?」「同業者ね。けっこうウマ合ったし。諜報の世界じゃ
敵組織の幹部とでも平気で飲めるくらいじゃないと、生き残れないよ・・おっ、それいってみよう。」

最上階・ロイヤルスイート。♪プルルル。カチャ。「Hello.」『ゆきのん?志保ちゃんどえ~っす!』
「ゲッ、シホリン!なんでここがわかったのよ!」『ふっふっふ・・実をいうとロビーで見かけたのよ。
あとは電話線割り込みね。』「さすがね。で、何の用?」『ひさびさに飲まない?お仕事は明日でしょ。』
ぴくぅっ!「・・あっという間にそこまで。今回はかち合う?」『ノン。お好きにどうぞ。』ホッ。
「よかった。あんたからむとムチャクチャになるからね~。」『ほんじゃいつもの店で。』「おっけい。」
チン。「ちっ、まさか志保がきてたとは。・・まあいっか。GGGの情報でも聞きだそうかしら。」すっ。

夜、ベーカー街のサロン「マダム・ハドソン」。ガヤガヤ・・「え~と・・いた。」カツカツ・・
(ユキノ・・)(アイリス、言ったとおり紳士的に。牙むいても砕かれるだけだよ。)(わかってる。)
「よっ、時間どおりね。」「こんにちは。」「この子は?」「仕事仲間よ。諜報部捜査課のアイリス。」
「アイリス・チェリーブロッサムです。はじめまして。」がーん!「かっ!・・かわいい。」ぎゅっ。
「あとでおねえちゃんとブティック行きましょ。いろんな服を着せてみた~い。見てみた~い。」
「・・(青スジ)」「こらこら。アイリスはリカちゃん人形じゃないのよ。」「そういう志保も同じこと
やろうとしてたよね・・(一_一)」「あらそーだっけ♪」「しっかし、GGGは年齢不問とは聞いてたけど、
まさかこんな小さい子まで。」「これでもEQ400の超天才捜査官よ。」「へえ・・よろしくね。」ガタッ。
「注文はしといたわ。いつものブラディー・マリー。」「この店はこれがおいしいのよね・・で、なんで
今回はロンドンに?」「新型ビークルロボの受入れ前チェック。」「志保!」「ユキノだって知ってるわよ。」
「ああ、ジェームス・ポンドとかいうヤツね。シャッセールではリオンにそうとうこき使われたみたいね。」
「・・そこまで知ってるんですか。」「諜報業界じゃ三面記事よ。特にGGGとシャッセールがらみは話題に
なりやすいからね。」「とゆーわけ。ゆきのんはやっぱりあれ?」「まあね・・止める?」「いんや。どうぞ
やってくださいってとこね。猿頭寺さんには事後報告。」「安心した。シホリンとやりあうのは極力避けたいわ。」
「インビンシブルを沈めた潜水戦艦、名前だけでいいから教えて。」「正確には巨獣ロボ、アイアンロックス。
AIで全自動管制された戦艦ロボットよ。」「へぇ~、ロボットなんだ。」「実はね・・明日の正午にポーツマスと
サウザンプトンの軍港に対して攻撃を開始するわ。」ブッ!『なんですってぇ?!』「しーっ。・・この情報、
大サービスだからね。英国政府にリークしてくれると助かるんだけどな。」「・・なに考えてるの?全戦力で
迎撃されるわよ。」「そうだろうね・・ふふっ。」グイッ。「・・まさか勝算があるの?」「さあね~♪」
「・・わかった。今夜中にあたしのルートで連絡しとく。」「ありがとね。」「・・恐ろしい方ですね。」
「へい、おまち。ローストビーフだよ。」ドン!「おっ、きたきた♪ロンドン来たらこれ食わないとね。」
「シホリン、例のモノは?」「じゃん。伊賀特製忍び醤油、ちゃんとね。」さっ。「それかけると、どんな
ゲロまず料理もおいしくなるんだから便利よね~。」「忍者の知恵ってやつね。」「・・やっぱ旅の達人だわ。」

カチャカチャ・・「あのさ、ちょっと小耳にはさんだんだけど、成長を遡行させるクスリってあるの?」
「!」カチャッ。「あるわよ。ドクターが造ったやつ。若返りのクスリとでもいうのかしら。」ぱくっ。
「解毒剤あるの?」「・・」「ドクターのことだから同時に造ってると思うけど・・でも使い道ないから
造ってないかもね。」「使ったことないの?」「あるけど・・あれ毒っていうのかな?あたしにいわせりゃ
あれは奇跡のクスリ。以前の記憶はそのままだから、いわばセーブしてリセットかけるようなものね。」
「!・・」グッ!ガシッ!「?!」ふるふる・・「・・」すっ。「なるほど。そういう解釈もあるわね~。」
「あたしね、人生いきづまったらそのクスリ飲もうかなって思うときある・・」「人生が二度あれば・・か。
たしかに人間の願望のひとつね。」「けど一度しかない人生だからこそ、後悔しないように生きるというのが
人間のあり方だと思います。」「アイリス?」「人生はゲームじゃない。一度きりの真剣勝負。だからこそ
みんながんばって生きてるんじゃないですか?志保も、ユキノさんも。」「・・そうだね。アイリスちゃんの
いうことは正しいわ。人生のリセットなんて卑怯だよね・・自分で選んだ道だからね。」ふっ・・「・・?」

『ありがとございました~。』カラーン。「うわ~・・すごい濃い霧。」「季節外れの霧のロンドンか・・」
「ユキノ、どうするの?」「部屋帰って寝るわ。明日は忙しくなるから。」「あたしとアイリスは寄るとこが
あるから、ここで。」「じゃ、また会おうね。」カツカツ・・ピタッ、クルッ。「アイリス・・だったっけ?」
「はい?」「あのときはごめんね。・・解毒剤は捜しておくから。」「あ・・」スゥゥゥ・・「ユキノ・・さん。」
「・・さすがに気づいてたか。」「あの人・・ホントにオメガの幹部?」「ユキノは根はすごく優しいの・・
だからこそ今の立場、そうとう無理してる。不器用なんだね・・」「・・」スゥゥゥ・・

英国情報部。「わかった。貴重な情報を感謝する。」『うちとそちらの仲じゃない。でもオメガは強い。
生半可なことでは大変なことになるってのを忘れないで、M。』「USの二の舞はせぬ。それでは。」チン。
「海軍および空軍に緊急連絡!例の潜水戦艦が襲ってくるぞ。全軍をあげて迎撃態勢を整える!」

「ホントにわかってんのかしら?」「よくて苦戦、悪けりゃ全滅でしょうね。いままでのオメガの戦歴から
みるとね。」「オメガのことだから予想もつかない科学兵器とか使ってくるでしょうね・・よし。」
ピッポッパ。『はい、立花モータースです。』「仮面ライダーひとつ。」『ただちに。』プツッ。「なにいまの?」
「暗号よ。テレビみてみ。」「えっ?」ズズズズ・・ズボッ!「呼びました?」「きゃあああーっ!貞子さん!」
「あら、髪が・・」ばさっ。「・・インドの貞子さん?」「第九部隊「サイバーソウル」のナミちゃんよ。」
「ロンドンからお呼びがかかるのは珍しいですね。」「かくかくしかじか、とゆーわけで、出動要請を。」
「わかりました。第五部隊を出動させましょう。」「「ナイトウイング」か・・くれぐれも注意してね。」
「キャプテンに伝えておきます。それでは。」タン!ズボッ!・・「便利とゆーかブキミとゆーか・・」

次の日、ウェストミンスターホテル・会議場。ガヤガヤ・・『ただいまユキノ・ディアノさまが到着。』
オオッ!しずしず・・「これはミス・ユキノ。」「お呼びいただいて光栄ですわ、海軍司令。」すっ。
「どうぞパーティーを楽しんでいってください。」「はい。・・最近おたくの軍艦が何者かに襲われていると
聞きおよびましたが?」「いえ、たいしたことではありません。軍艦はまた作ればよいのですから。」
「まあ、それもそうですわね。(ケッ、乗り組みの兵士のことは考えねーのかよ。やっぱコロす。)」
「すでに主要な艦はサウスエンド港へ移動させておりますから、敵は空っぽの港で空爆で倒します。」
「いい作戦ですわ。これで安心できますわね。(ふっ、バカだね~。思惑どおりに動きやがった。)」
「おっと、そろそろ会議ですのでこれで失礼いたします。」「いいえ、では。」すっ・・ストッ。
(これでよし。さて・・)キュッ。ピッ♪(カツカツ・・バタン。『ではみなさん席についてください。』
ガタガタ・・『では懸案のアイルランド占領作戦についての会議を始めます。まずは・・』 )すっ。
「失礼。わたくし、これよりユナイテッドのほうで映画の打ち合わせがありますので。」「お忙しいことで。」
ブルルル・・キキッ。ガチャ。「シティ・ホテルへ。」ブルルル・・(『IRAのバカどもは資金源が我らだとは
気づいておりません。せいぜい暴れてもらいましょう。』 )(バカはそっちよ。そろそろ箱から漏れたガスが
天井に溜まったころね。)ピッ。(シュパパパッ!『な、なんだ?!』『司令のポケットから花火が?!』
パパパパン!ドグオオオオーン!『ぎゃああ』ザザーッ!)ピッ。(点火成功。)・・ドグオオオーン!
「あら?なにかしら。」「さあ?どこかでガス爆発でも起きたのでは。」「あらこわい・・」ブルルルル・・

英国技術センター。『臨時ニュースです。さきほどウェストミンスターホテルでガス爆発事故が起き、現場に
居合わせた英国軍幹部が全員死亡しました。』「やったね・・」「みごとな手際だわ・・さすがユキノ。」
「となると次は・・」「英国艦隊壊滅作戦ね・・見物に行く?」「そうね・・ジェームスの運用テストにも
なるしね。Q、借りていいですか?」「あんましムチャさせんでくれよ。」「わかってますって。・・あとは」

シャッセール。「リオン、GGGの志保さんからお電話。」「志保だって?」ガチャ。『はお、リオン。』
「わざわざ国際電話をかけてくるってのはどういうこった?」『いまイギリスなの。実はオメガが・・』
「・・そうか。海戦になるんだな?」『そゆこと。別に来なくてもいいけどね。』「いーや、行く。」ガチャン。
「お蝶、ルリ、かくかくしかじかというわけだ。」「わかったわ。でも海戦となればひかりんもやーみんも
使えないわね。ポルコだけでいく?」「じゅうぶんだ。ルリ、装備アドバイス。」「戦艦相手にケンカ売るんなら、
これがいいでしょう。」カタカタ・・ぱっ。「酸素魚雷?どっからそんな中古品。」「海軍倉庫でモスボールしてたの
タダ同然でもらってきました。整備はしてますから充分使えます。」「ビスマルク沈めるわけじゃねえけど、
ないよりマシか。」「とゆーより、これしか効きません。情報によればアイアンロックスがインビンシブルを
撃沈したとき、その寸前に雷のような音がして空母の全機器が使用不能になったとの非公式証言があります。」
「カミナリ?」「これは推理ですが、おそらく電磁パルス兵器が使われたかと。」『電磁パルス?!』
「普通は大規模な落雷や核爆発でみられる現象です。これを食らえば電子機器はどっかんぱー。(ぼーよみ)」
「オメガはそれを核爆発抜きで自在に発生させる技術を持ってる・・ありえるわね。」「とゆーわけで、なぜ
魚雷くらいしか効かないのかの理由の説明になったとおもいますが。」「なるほど・・魚雷はそんなややこしい
電子回路なんざ持ってねえ。しかも水中では電磁パルスは極端に弱くなるってことか。」「ぴんぽーん。ポルコは
内部ミラーコーティングおよびミラーシートで防護できてます。あとはリオン自身ですが、手足にアルミホイル
巻いてってください。」ぺらっ。「ミラーコーティング処理くらいしてくれよ~。」「あとではがすの大変ですから。」

ドーバー海峡。「きたきた。」「読みバッチリだったね、ムーンおねえちゃん。」「こうかたまってくれてると
仕事がラクね。それにこの海峡だと逃げ場がないからね~。」「んじゃ、はじめますか。」「アイアンロックス浮上!」
ゴバアアアーッ!「前方に潜水戦艦出現!」「なんだあれは?!艦橋と砲台だけの戦艦だと!」ズドーン!
ヒュルルル・・ポーン!バリバリバリッ!「なんだ?!」ヒュゥゥーン・・「航行機器が?!」「停電か?!」
「機関停止!射撃レーダーも管制コンピュータも沈黙しました!」「・・そうか!EMP(電磁パルス)か!」
「これでは戦闘はおろか回避もできません!」「しまった・・ヘタに電子化したのがアダになるとは!」
「ふふっ、現代の兵器はほとんどが電子化されてるからね~。電磁パルス浴びせれば石のタヌキよ。フレイア!」
「徹甲弾装填よし!46cm主砲、ていっ!」ズドーン!ヒュルルル・・ドドドーン!「3隻轟沈よ!」
♪ビーッ。「おっと、航空機部隊のおでましね。」「戦艦は飛行機に弱い・・それが間違いだって教えてあげる。
対空EMPミサイル、発射!」ガコン、シュバーッ!・・カッ!バリバリバリ!「あはははは、全機撃墜!」
「電子回路のカタマリだもんね。スピットファイアでも持ってきたほうがよかったね~、きゃはははは!」

ブロロロ!・・キキィィーッ!「おーおーやってるやってる。」「やっぱりドーバー海峡で待ち伏せてたわね。」
「あれがアイアンロックスか・・戦艦の艦橋と砲台だけ切り取ったような巨獣メカね。」『面白いですな。』
「ジェームス、戦う気ある?」『リトルネリーくらいしかないから、返り討ちにあうのがオチだ。』
ドドーン・・バリバリバリ!「あれは・・雷?」「ジェームス、わかる?」『どうやらEMP兵器だな。』
「電磁パルス?なるほど。」「どうりで艦隊が沈黙してるはずね~。すっかり射的のマトよ。さすがオメガ。」
「まだ第五部隊は来ないの?このまんまじゃ英国艦隊は全滅よ。」「空軍もね。ポロポロ落ちてるよ。」

上空一万m。ゴゴゴゴゴ・・『あれか。ブラックゴースト、出撃。』ズズズズ・・シュババババッ!

ヒィィィ・・「なに?この音。」ヒュオオオーッ!「あれは?!」『ブーメランを二枚重ねたような大型機・・
ブラックゴーストだ。』「航空部隊「ナイトウィング」、やっと登場か。」「アイアンロックスに勝てるかな?」
「EMP対策をちゃんとしてるかどうかがカギね。」ハッ!「ユキノ!」「いつの間に?!」「いまよ。さて、
ここは見物といきましょうかね。」「ただ見物だけじゃ面白くないね・・いっちょやる?」「いいわね。」
「志保?!」「アイリスは下がってて。これはあたしとユキノの勝負。」「そういうこと。やっぱり一度は
戦っておかないと、志保も寝覚めが悪いだろうからね。」「まあね・・はっ!」ジャラララッ、カシーン!
「お得意の七節棍ね。それじゃわたしも得物を使わせてもらいましょうか。はっ!」ギュルルルッ、ピキーン!
「剣が?!」「ひさびさね、ご愛用のガリアン・ソード。」「めったに使わないけどね。」ヒュゥゥ・・
「ふふ・・志保、あなたがGGGに移ってホッとしたわ。秘密部隊では一番やっかいな相手だったからね。」
「光栄ね。でも・・」ギン!「手加減しないからね。」「それそれ、その冷酷非情の野獣の目・・熱くなるわ。」
「はっ!」ビュッ!カカカカン!「おっと!」タン!スカッ!「お返し!」ギュルルルッ!「なんの!」
キィン!「そこ!」ピキーン!ゴオッ!「まだまだ!」カシーン!ビュッ!ガキィィーン!ギリギリ・・
「な・・なんて戦い!」『変幻自在の剣と棍・・まるで二匹の龍がからみ合っているようだ。』「うん・・」

「ムーンおねえちゃん!変な戦闘機がくるよ!」「ん?・・あれはブラックゴースト!」ヒィィーン!
「対空EMP弾幕!」ズドドドッ!バリバリバリッ!「効かない?!」「まさか内部ミラーコーティング処理!」
シュバッ!「対艦ミサイルよ!」「CIWS起動!」ブオオオオーッ!ガガガーン!「インターセプト成功!」
オォォォ・・ドシュッ!ズガガガーン!『うわっ!』グラグラッ!「粒子ビーム砲?!なんて戦闘機なのよ!」
「対空ミサイル!」シュゴオオオーッ!ヒィィーン・・「逃げられやしないわよ!」ひょい、すかっ。
『ええっ?!』「そんな!あんな急旋回ができるわけない!」「どういうパイロットよ・・」・・はっ!
「フレイア・・コクピット、見える?」「・・見えない。どこにもカウルがないよ・・まさか無人戦闘機?」
「いえ、無人ならあんな反応速度で回避できないはず・・」「まさか・・ブラックゴーストって・・」
♪ビーッ!「今度はなに?」「別の敵機・・あっ!あそこ!」「海面ギリギリを・・あれは、なに?」

ゴオオオーッ!「ヤツが黒コウモリに気をとられてるスキに!ポルコ!」『酸素魚雷、投下!』サパーン!
「リオン・レーヌ!獅子の女王よ!」「いっちばんヤバいのが!」ドドーン!『うわっ!』グラグラッ!
「な、なに?」「水面下で巨大爆発・・魚雷だ!」「いまどき魚雷なんかあったの?きゃっ!」ドドォォーン!
「よっしゃあ!ポルコ、つっこめ!」『フルパワー!』ゴオオオーッ!「Gキャリバー!」ズラアッ!
「来させるな!左舷全機銃および全砲門、水平撃ち!」ドドーン!ズガガガガガッ!「ほいほいほいっ!」
キキキーン!ゴオッ!「でりゃあっ!」ズパアアアーン!・・ドガーン!『砲弾を真っ二つに!』
「なんてヤツなの!」「獅子の女王・・秘密部隊以上のバケモノよ!」「Xカートリッジ!」ヂャギッ!
「必殺!ハイパーシュート!」ギーン!「おおおおおーっ!」ズドオオオーン!・・ボコオオオーン!
「やられた!」「これまでね。脱出するわよ!」ドンドンドンドン!・・ズドドドドーン!「往生しな!」
シュドッ!ゴオオオーッ・・『リオン、脱出カプセルが。』「ほっとけ。無抵抗のヤツは落とせねえよ・・」

キィン!ガキィーン!『はあっ!』バシィィーン!・・スタッ。「さすがに強い!」「ユキノもね!」ザッ。
「アイアンロックスも撃沈されたみたいね・・どうする?」「そろそろ引きどきね。またね!」ターン!
「あっ!」ダダッ!「・・いない?」ビュゥゥゥ・・ザザーン・・「・・さすがユキノ、引き際もあざやか。」
「志保~!」タタタタ・・「アイリス・・逃げられたよ。」「ドーバーの断崖から一瞬で消えるなんて・・」
「ヤツも世界で三指に入るプロフェッショナル。これくらいのことはやるさ。」「・・強敵ね。」ザザーン・・

その夜・・「諜報部へのレポート、発送よし。」「情報によると、あれはガス事故として処理されるそうよ。
どうやらかなり上のほうでいろいろ動いたみたいね。」「クサいものにはフタってやつね。軍内でもいろんな
派閥があるんでしょうよ。」「バッキンガム筋の情報では女王陛下からも因果が出たようね・・王室内の右翼が
かなり更迭されたって。」「軍のバックアップが消えちまったんで、丸ハダカになったな。こうなるともう
どうしようもないね~。」「これで少しは英国も落ち着くわね・・オメガはこれが狙いだったのかな?」
「さあね。今度会ったら聞いとくわ・・さ、明日は帰国だ。とっとと寝よ。今日は疲れた・・」ぱたっ。
「・・ねえ志保。」「・・なに?」「私ね・・」「・・人生前向きが一番よ。」「・・そうだね。」ふっ。

大要塞エゼキエル。カタカタ・・「み~やびん。」「なに?ゆきのん。」「次のシナリオ見せて。」「はいこれ。」
ドサッ。「ゲッ!こんなにあるの?!」「もう10話くらい「読んでる」から、お好きなのからどうぞ。」
「よくこんなに「読める」わね~。」「それが私の仕事だもの。ノストラダムスといっしょにしないでね。」
「アカシックリーダーか・・でも順不同で選んでいいの?」「いいの。どれを選ぶかもそれはすでに
アカシックレコードに「書かれている」ことだから・・誰が関わって、どう動くかもね。」カタカタ・・
「「語り部」の家系、土御門家か・・さすがに神代から帝直属だけのことはあるわ。」「だからこそ皇家は
二千年以上も滅びずにいるの。」「でも和紙と筆じゃなくて、ワープロで打ってるのはなぜ?」「ふふっ・・
私は一族でも変わりもので、書道よりパソコンが好きだったの。両親も跡目継ぎじゃないから許してくれたわ。
それに・・力も隠してたし。」「歴代最高のアカシックリーディング力・・データファイルならいくらでも
隠蔽できるものね。オメガに加わったのもそのへんの事情?」「ええ、この組織の発生も「記録」されてたし、
なによりドクターから誘いがあったから。」「・・それも「書かれてた」のね。」「・・」カタカタ・・
「ミヤビ・・このシナリオ、わざと記述してない部分があるでしょ。」カタッ。「やっぱわかった?」
「わたしもいちおうは女優よ。スト―リーの流れくらいちゃんと見てる。これじゃ肝心なところはアドリブ
やってくれといわんばかり・・なぜ?」「・・私のささやかな抵抗よ、アカシック・レコードに対する。」
「・・抵抗?」「私は書かれていることを読むだけ・・それだけにすぎない。だからこそ、見返してやりたい。
そのレコードを創った「何か」を・・」「・・わかった。せいぜい好きに演技させてもらうわね。」カツカツ・・
「・・でもね。」・・カタカタ。「いまのところは「正解」なのよ、すべて・・妨害も不可抗力もね。」タン!

君たちに最新情報を公開しよう。
怒りに燃えるUSがオメガに挑戦状!
ワシントン上空で大要塞エゼキエルに襲いかかる戦略空軍!
全世界が注視する中、空の武装巨獣「バハムート」が舞う!
炎上するペンタゴンでは第六部隊とユキノ特戦隊が激突!
特戦隊最凶の「死羽姫」とは?オリヴィエ大ピンチ!
オメガ戦記、ネクスト「翼 - Wybarn - 」
これが勝利のカギだ!(ガイアー&リオン合体奥義)
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