勇者神ガオガイガーG   作:風雲再起

25 / 25
オメガ戦記 プロジェクト48-49

♪ザン!

『こちら防空センター。ザウバーフレーテ接近中。接触まで60分。』「いよいよ来たね。」「腕が鳴るなる!」

「・・ムーン、フレイア。」『なに?』ドンドンッ!『なっ!・・ユキねえちゃん・・なにを・・』くた・・

「ドクター、お願い。」「すぐにかかろう。」バサアッ!フッ・・「これでいいわ・・これで心おきなく。」

「ユキノ・・」「ユキノ殿・・」「ミヤビ、彩。あとはよろしく。」「・・わかった。」「承知でござる。」

 

ズズ・・「・・これが最後のティータイムかも。」「本来は水盃なんだろうね。」「・・そうね。」カタン。

「でもサードがお茶を入れてくれるなんて初めてだね。」「・・いい葉を使ってるわ。」「ミスティカ葉よ・・」

「?・・サード、どうかしたの?」「決戦を前に緊張してるのかしら・・」「・・ファースト、セカン。

あなたたちは生きのびて。」『えっ?』「ファーストはもはやあなただけの命じゃないし、セカンはファーストと

生まれてくる子を守らなきゃ。決着をつけるのはあたしだけでいいわ。」「なにをいうのサー・・?!」グラッ。

「ファースト?・・うっ?!」ガクッ。「サード・・」「悪いけど一服もらせてもらったわ・・ごめんね。」

「いけない!サード・・」ばたっ。・・シュッ。「フォルスト様、お願いします。」「おまかせください。」

 

ラウンジ。「SSSもやっぱりリストラするのね。」「ええ・・そのほうがいいわ。」「サードも逃げていいのよ。

つきあうことはないわ。」「いえ、最低一人は責任をとる者はやはり必要・・そう、あたしだけでいい。

ユキノさんもそのつもりでしょ。」「いちおう責任者だしね。」「ユキノ・・くどいようだけど」「くどいよ。

女優としてのわたしは飛行機事故で死んだことになってる。いまさらもう一回死んだところで問題ないわ。

それにサードのいうとおり責任を負う者は必要よ・・その適任はわたししかいない。」「死んだフリというのは

できぬでござるか?」「彩・・わたしたちが何人殺したかおぼえてる?」「・・」「その責任から逃げることは

できないわ。これはオメガ創設から決まっていたこと・・罪人として処刑されることで計画は達成される。」

「・・空虚な論を唱えず、行動をもって人々に悟らしめる、でござるか・・」「声高に主張するだけじゃ誰も

耳を貸さない、それが現実よ。行動することで身をもって知らしめる・・発想はテロリズムと同じかもね。」

「・・」「ところでサード・・そろそろバラしなさいよ。」「えっ?!」ぎくっ!「ここしばらくどうも態度が

おかしいと思ったけど、なんか大事なこと隠してるでしょ。」「え・・あ・・その・・」「やっぱりね・・さ、

どうせ最後なんだから吐き出してスッキリしちゃいなさい。」「・・何もないわよ。」「ほう・・どうやらかなり

衝撃的な事実らしいわね。たとえばわたしも『造られし者』だとか。」どきいっ!「なっ?!・・なんで!」

「ユキノ、どういうこと?」「つまりさ、わたしもSSSやアルエットと同じ人造人間というわけ。」『なっ!』

「ありえないわ!だってユキノのアカシックレコードにはちゃんと過去も前世も記録が!」「ああ・・そりゃ

元になった誰かさんの遺伝子情報でしょうね。コピーされたとすれば矛盾しないわ。」「そんな!・・」

「それはありえないでござる。現にユキノどのの戸籍などの記録が」「ないの。」『・・え?』「女優として

デビューするときに手続上で母国に戸籍を照会したらね・・ディアノ家って存在しなかったの。」『!・・』

「ずっと前からわかってたの?・・なぜ話してくれなかったの!」「話しても何の解決にもならないから。

ちなみにムーンとフレイアは知らないわ。そのほうがいい・・」「・・そうね。」「で、サード。詳しい事情を

知ってるんでしょ・・教えて、みんな。」「・・わかりました。全てを話しましょう。はじめは・・」・・・・

「なるほど・・神に最も近い人間ねぇ・・」「狂気の沙汰ね・・でもユキノならそれでもいいかも。」「なんで。」

「ユキノ殿の能力はいうにおよばず、その高潔な思想と柔軟な思考にその顕現が見えるということでござる。」

「くだらね~。それにわたしゃエヴォリューションできないって。」「・・ひょっとしたらできるかもね。」

「やめてよみやびん。もしできるとしても、試すつもりないわ。」「あら残念。おもしろそうなのに・・」

 

プロジェクト48「鬼 - Predator -」

 

エゼキエル指令室。「オペは完了した。」「ムーンもフレイアも普通の人間に戻ったのね。」「・・これでいい。」

パッ。『では出発します。』『ユキノ・・さよならは言わない。またいつか、どこかで・・』『貴殿らとの

出会い、決して忘れぬでござる。』「さっさと行って。長引くとつらくなるから・・最後に。」『わかってる。』

パッ。「・・ムーン、フレイア。いい男みつけなさい。」「セカン・・ファーストとその子をよろしく。」

「闇どのも長い間ご苦労だった。感謝に堪えん。」『いい夢を見させていただきました。いえ・・夢ではなく

この若者たちと生まれくる命は現実です。ならばこそ参加した甲斐はあったというものです。』「・・そうだ。」

『ジェットモゲラ発進。』ゴオオオーッ!・・「さって!最後の花火を上げましょうかサード!」「もっちろん!」

「その前に腹ごしらえをしておけ。」シュッ。『西郷シェフ?』「まだ残っていたのか。」「これを作るのに

手間どっていた。」カラカラ。「・・バースデイケーキ?」「今日は誕生日だ・・新たな時代の。」『・・うん。』

「ではいただきましょうか。」カチャカチャ。「これで俺の役目も済んだ。・・脱出ポッドで失礼しよう。」

「シェフ、今までうまい料理を感謝する。」「・・最高のシェフだ。」「万能鉄人と呼びたいね。」もぐもぐ。

「店を開いたら連中にも報せてあげて。みんな常連さんになるから。」「そうしよう・・では世話になった。」

 

ドドドド!「エゼキエルまで3分!」「敵機襲来!ザカートの大編隊です!」ゴォォォ・・「総力戦ね。」

『ナハトムジーク、発進。』シュバババッ!ヒィィーン!「ひかりん・やーみんは上甲板に。」『おっけい!』

「自己誘導対空ミサイル担当の銀麗です。敵機ロックオン!」シュドドドッ!「鉄牛、対空三式弾いくぜ!」

「がってんだアニキ!」キュィィン・・ズドオオオーン!「こちら近接防空支援担当の中条。弾幕を張る。」

ブオオオオーッ!「なんて数だよ!メーサー掃射!」ピィィィーッ!「敵も決死ということですね。ダークネス

ミサイル!」シュボボボボッ!ズガガガーン!ヒュンヒュンヒュン!ドドドーン!『うわっ!』「特攻機、直撃!」

「第11ブロックで火災発生!」『こちらサウザンドアームズ、ナースロボ消防団を向かわせました!』

『・・美鈴を防空支援に出させる。』「八雲美鈴さん、上甲板に。」さっ。「乱気流の3.6x10の14乗ジュール!」

ビュオオオーッ!ガクガクッ、メキイッ、ズガガーン!「敵編隊、空中分解!」『前進だ!』ドドドドド!

 

大要塞エゼキエル。『ザカート防衛線、突破されました。接触まで3分。』「砲撃が来るな。」「バキュラ放出。」

キュパパパパッ!『敵主砲発射を確認。』「弾道予測おっけい。・・いま。」・・パシイイイーン!「防御成功。」

『つづいて敵艦・・目視距離。』・・ドドドドド!「防空気象兵器『ゼピュロス』作動。」ビュオオオオーッ!

「あの図体に効くと思うの?」「・・ほんの気休めだな。」「まあ、ないよりマシってとこだろうね。」

「・・サード、出撃よろしいか?」『おっけい!あたしだけでザウバーフレーテを墜としてやるわよ!』

 

「エゼキエル、風の結界を張りました!」『この巨艦にはそよ風にもならん。かまわず突入する。』ビーッ!

「こちら上甲板のひかりん!直上から魔神獣ザンボラー!」・・ゴオオオオーッ!「急降下強襲、いただき!」

「させません!」『シンメトリカルドッキング!』ガキーン!「天竜神!」「カルネアデス、いけっ!」

キュババババッ!「メーサー迎撃!」ピイイイーッ!ブチブチッ!「ちっ、ならば!」ジャキン!「ダモクレス!」

ゴオッ!「なっ?!せいっ!」ガキイイーン!「なんでザンボラーがダモクレスを?!」「それだけじゃないわ。

ロンギヌス!」シャッ!ドスッ!「うわっ!」「接近戦にもちこんでしまえばメーサーもミサイルも役立たずね。」

「そんなことない!メーサートンファー!」ブン!「あまい。」すっ、パシッ!「ポッドトンファー!」ブン!

「そのくらい読めてるわよ。」すっ、バシッ!「足で?!」「ぶん殴るってのはこうやるのよ。ダモクレス!」

ブオン!ドカアアアーン!「きゃあああーっ!」ズダダダーン!「とどめはロンギヌスで串刺しといきましょ。」

すっ・・ブン!『待った!』わしいっ!「?!・・ガイアー!」『相手を間違えてるよ。』ギリギリ・・

『天ちゃんは後退してくださいまし。』ズーン。「・・たのむね。」「出たわね・・Gエンジェルズ。」

『・・ファーストとセカンドは?』「さっきの迎撃戦で戦死したわ。」『なにっ?だっておめえ・・』ぽん。

『そやな、そゆことにしとこか。』「わかってもらえてうれしいわ。あなたたちの相手はあたしだけで充分!」

『・・わかった。みんな、遠慮なしに!』『おお!』「ここはせまいわね・・エゼキエル、結界解除。」

ヒュォォォ・・「エゼキエル上で市街戦といきましょう。はっ!」ダーン!・・『いくよ!』バサバサアッ!

 

「ザンボラーとGエンジェルズ、離れました。」「天竜神はダメージB。お蝶さんが応急修理にかかります。」

『よし。いまのうちに突入・・』グラッ、ズズズーン!『きゃあっ!』『なんだ!』「下方から砲撃です!」

「あれは・・アイアンロックス!」ガガガガガ!キュィィーン・・ドオンッ!「回避します!」グイッ!スカッ!

「回避成功!・・なっ?!」ズドーン!『きゃっ!』『今度はエゼキエルから?!』「・・恐竜戦車です!」

キシャアアアーッ!ドンドンドン!「十字砲火です!回避不能!」『追い込まれたか・・やるなオメガ。』

 

ズズーン・・「おいおいだいじょうぶかよ。」「エゼキエル突入前に船ごと撃沈なんてシャレにならないわよ。」

「まあちょっとやそっとで沈む艦ではないがな。・・GAGA、いい手はないか?」ひょこっ。【アイアンロックス

攻撃にリオンを、恐竜戦車には第二部隊を。】「おっけい、行ってくら。」「・・・・」こく。すっ。

 

ゴオオオオーッ!「ポルコ、海面ギリギリまで降下だ!」『おっけいリオン!』ヒュゥゥゥ・・ドパアアアーン!

ザザザザザ!『アイアンロックスが気づいた!電磁パルス弾がくるよ!』「ミラーシート!」バサアッ!

チカッ。・・バジバジバジ!『絶縁成功!』「おっし!そのまま突っ込め!」キュドドドドッ!『防空弾幕!』

カンカンカン!「こんなこともあろうかとポルコのボディはルナ・チタニウムに換装しといたんだ。この程度の

弾頭で抜けるわきゃあねえ!」『ホシミユーキ合金でしょ。』「似たようなもんだろ。ルーフ開けろ!」シャッ。

ダン!ゴオオオオーッ!「狙いは艦橋だ。Gザンパー!」シャリン!「でやああああーっ!」シュパアアアーン!

ピキ・・ズルズルッ、グワラガラガラーン!『やった!艦橋が倒れたよ!』「これで砲撃はできねえ・・なにっ!」

ブオオオオーッ!『回避!』ゴオオオーッ!チュンチュンチュン!「バカな!なんでまだ動いて・・」・・はっ!

「自動制御・・無人か!」ガガガガガ!『だとしたら電脳中枢は艦橋じゃなくて艦体の最深部だよ!』「厄介な!」

 

キシャアアアーッ!ドンドンドン!ヒュンヒュン!「うへ~、バカスカ撃ってくるわね。」「当たらなきゃ

だいじょうぶですよぉ。」ひょいひょい。「ペロペロさんをおとなしくさせる方法を考えないといけませんわ。」

「・・・・」「え?・・わかりましたわ隊長さま。」「知世、まさか?」「ほえええ~っ!やっぱ呼ぶの?」

「人手不足ですから。では・・」すっ・・キィィィ・・「汝が巫女、尊皇知世が願う。汝わだつみの彼方より

天地を焦がして来たりて我が力となれ。北方の守護・異龍子、東方の守護・餓羅蛇布、西方の守護・邪威我、

そして南方の守護・牙命霊!」・・ズズズズズ。ドパアアアーン!シャルルルーン!「今日は早かったね。」

キシャアッ!シャルルル・・ドドーン!ニュッ。・・キュアアア~ッ!「牙命霊Vs恐竜戦車だよ!」

シーン・・「・・?」「双方、動かないね?」「ただいまお話し中のようですわ。実力行使の前に説得かと。」

「お話できるの?」キシャアッ!くるっ、ギュラララ・・「あっ、ペロペロが!」グラッ、ヒュルルル・・

ザッパーン!・・『落ちた?!』「まさか・・自決?」「そこまで説得できたとは思えませんけど・・」

ザパアッ!ザザザザ・・「ペロペロが?!」「去っていく・・いったいどこへ?」キシャアアアーッ!・・

ズーン・・キュアアアア~ッ!「牙命霊、なんかさびしそう・・」「いったい何があったの・・?」

 

リオン対アイアンロックス。ザザザザーッ!「キングギドラ!」ドオンッ!ドカアアアーン!『ダメだよ~!

装甲が厚くて中まで抜けないよ!』「ち・・ポルコ、第一副砲の上を駆け抜けろ。」『なにする気?』

「いーから行け!」げしっ!『わかったよ~!』ゴオオオオーッ!ドルルルルッ!パシパシパシッ!

ゴオッ!・・「そこだ!三斉射!」ドドドオンッ!ボボボッ!・・ザザザーッ!「ポルコ、全速離脱!」

ゴオオオオーッ!・・カッ!ドドドドーン!『アイアンロックスが大爆発!なんで?!』「思ったとおりだったな。

主砲と副砲の間ってのは戦艦の泣き所でな、重装甲板がわずかに薄いんだ。そして直下には主砲弾薬庫がある。」

『なるほど~。そこにキングギドラを撃ち込めば引火して大爆発か。』「大和もこれで撃沈されたのさ・・」

ゴォォォ・・『アイアンロックスが沈む・・』「レトロなやつだったけど、けっこう好きだったよ・・おやすみ。」

 

エゼキエル・上部市街地。ドドーン!『サード、5対1で勝てると思ってるの?』「ひばりのセリフとも

思えないわね・・やってみればわかるわ。」『せからしか!』ジャキッ!『メガストーム、ファイア!』

シュドドドドッ!ブオオオオーッ!「ふっ。」ドガガガガーン!ゴォォォ・・『どや!・・なんやて?!』

ピキピキ・・『イバラのシールド?』「ロンギヌス!」・・ズボボボオッ!ドドドドスッ!『シット!』

『ゼノギアス!』「これで四対一ね。」すっ。「・・あれ?アジールがいない?」『・・ここだよ。』フッ。

『ルナリィス・アンブラ・・』ヒュルッ!「なんてね♪」すっ、カキイイイーン!『・・ダモクレス?!』

「手の内は読めてるってわけ。どれだけのつきあいだと思ってるの?」くるっ、ブン!ドバアアアーン!

『ぐっ!』ドガシャアアアーン!『アジール!ならばオレが相手だ!』ダッ!『ドラゴンファング!』ジャキッ!

ダギュルルルッ!「ダイナストか・・でもね!」キュババババッ!ビシビシビシッ!『なにっ?!アームが!』

「龍もイバラに巻かれちゃ見動きできないわね。そして!」キュルルルッ!ギリギリッ!『ぐわあああーっ!』

『いま助けますですわ!金砂地・銀砂地!』シャリーン!ダッ!「そうはさせないわ!焼夷針!」ジャキッ!

キュドドドドッ!『マント防御!』バサアッ!・・パラパラ。『なんてことないですます・・えっ?』ググ・・

「忘れてたけど、フォルスト様謹製の影縫針もあるから。」『しまった・・影が・・動けませんです・・』

『サード・・いつの間にこんなに強く。』「ひばりにはわかるでしょ・・失うものが何も無い者の強さは。」

はっ!『・・まさか!』「さあいらっしゃい、ひばり・・いえ、ガイアー。」ザッ。『・・わかった。』ジリ・・

 

ドドドド・・「もうすぐカリブ海でござる。」「四人とも目を覚ましたようです。」「ん・・ここは?」むくっ。

「・・シャトル?なんで?」「・・あっ!サード!」「どうなってるんです?!」「みんな、説明するわ・・」

『・・そんな!』「おねがいミヤビねえ!すぐにエゼキエルに戻して!」「こんなのだめだよ!」「そうです。

私たちだけ生きのびても・・」「戻ってみんなで!」「・・一番戻りたいのは私よ。みんな、わかって・・」

『・・・・』「それにムーンもフレイアも復元手術でもう特殊能力は失ってるわ。」『えっ?!・・あっ!』

「・・液化できない!」「体内プラントが・・ない?!」「それもユキノの意思よ。・・二人には普通に生きて

ほしいって。その心をムダにしないで・・」「ユキねえちゃん・・」「一人で逝っちゃうなんてずるいよ・・」

「ファーストもセカンドも、これからは死ぬより大変よ。でもやらなきゃいけない。」『・・はい。』

 

『・・はっ!』ダン!「カルネアデス!」キュババババッ!『なんの!』タタタン!ドカドカドカッ!

「さすがに避けるわね。ロンギヌス!」シュドドドドッ!『真剣白刃取り!』パシィーン!ググッ!・・

「それで両手がふさがったわね。ダモクレス!」ゴオッ!『でやあああーっ!』ダン!ガキイイイーン!

「蹴り上げガード?!」『スキあり!』ダン!バターン!「しまった!ロンギヌスを踏みつけるなんて!」

『獅王旋風脚!』ビュオッ!バキイイイーン!「きゃあっ!」ドガガガーッ!「あいた~・・さすがガイアー。

ならば見せてあげるわ、魔神獣ザンボラーの真の姿を!」ピキピキ・・バンバンバン!『なに?外部装甲が!』

メキメキメキ!「はああああーっ!」シュゥゥゥ・・ズーン!『まさか・・これって!』ウオオオオーッ!

「あはははは!これぞ真・魔神鬼プレデターよ!」『お・・鬼!』『これは?!・・いけませんわサード!』

『ティーガー?』『あなた・・魔神獣と同化しましたのね!』『同化?!』「そのとおり!魔神獣はあたしたちの

細胞から生み出されるいわば肉体の一部。あのファーストもだからこそ初期は魔神獣を媒体にエヴォリューション

できたわけ。そしてあたしは三つの魔導器の魔力を合わせることで融合できた!」『いけ・・ない・・』ググッ。

『アジール?』『そんなことをしたら・・もう元に戻れなくなる。』『えっ!』「・・そんなことわかってる。」

『サード・・おめえハナから死ぬ気で!』『あかん!そこまでしてなんで戦うんや!』「簡単なことよ。・・

あたしって不器用だから、これ以外の生き方を思いつけなかっただけ。」『そんなことない!そんなことないよ!』

「いずれにせよ・・もう元には戻れない、いえ、戻らない・・」ググッ・・『・・様子がおかしい。』

「ふふ・・どうやら融合することで・・理性が失われてきたようね・・もうすぐあたしは消え・・凶暴な魔神鬼

そのものになる・・これでいいのよ・・」『いけない!そんなのだめだよ!』「最後のお願い・・滅ぼし・・」

グオオオオーッ!『サードおおおおおーっ!』ブン!バキイイーン!『うわああああーっ!』ドガッシャーン!

『ガイアー!』ズーン!ズーン!グオオオオーッ!『・・なんでこんなことに。こんなひどいことに!・・』

『ガイアー、しっかりするのですます!』『・・こうなったらもう手は一つだけ。』『ああ・・あれしかねえな。』

『きっちりケリつけたるんが慈悲というもんやろな。』『・・もうこんな戦いはイヤだ。だからこそ!』ギン!

『召喚!アルヴァタール!』シィィィ・・シュバアアアアーッ!『シュワッ!』ゴッ!・・ドドオオオーン!

『むん!・・サード、いま楽にしてあげるから。』ウオオオオーッ!ボボボボオッ!『焼夷針ですますわ!』

『アストラルシールド!』ボオッ!ドカカカカッ!パラパラ・・『・・衝撃刃、ブレインウェイン。』シュバッ!

ズパアッ!ウオオオーッ!ズブズブ・・『あっという間に再生してしまいますわ。』『ゾンダー以上だな。』

『となると、やっぱアレかいな?』『試してみる。・・スルーアイ。』ピィィィ・・『・・あった!魔神鬼の

心臓が!』ザッ!ウオオオオーッ!『・・獅王明鏡止水!』ギーン!ウオッ?!『ゲム・ギル・ガン・ゴー・

グフォ・・ウィータ!』グググッ・・ドオンッ!ビリビリビリ!『ヘル・アンド・ヘブン!うおおおおおーっ!』

ダッ!ゴオオオオーッ!ドボアッ!ウオオオオーッ!『・・さよならサード。おおおおおーっ!』メリメリメリッ!

ブシャアアアアーッ!【さよなら・・】グラッ・・ドドーン!・・ブジュブジュ・・シュゥゥゥゥ・・

ドクンドクン・・『まだ動いてますわ・・』『・・こんなもの!』ブン!バシャアッ!ピクピク・・シーン・・

『いったいこの戦いに何の意味があったの・・』『戦いに意味なんかあらへん。だからアホらしいんや・・』

『・・それだね。そのことを教えるためにサードは・・』『・・戻ろうぜ。もうここに用はねえ。』『・・うん。』

 

エゼキエル指令室。「サード・・」『ザウバーフレーテ接近します。』「次はわたしの番ね。・・迎えに行くわ。」

「・・私も待機しよう。」すっ。「私とアルエットは本陣を動かぬ。」「みんな、最後までよろしく。」こく。

 

「最新戦況がわかったでござる。・・サード、戦死。」『えっ!』「サード・・」ヘナヘナ・・「なんで一人で

逝っちゃったんだよ・・」ガクッ。「うっうっうっ・・」「・・今は泣いてあげて。そしてその死をムダにしない

ためにも。」「・・わかりました。」「生まれてくる子の名前、サードにしようよ・・」「そう・・それがいい。」

「ミヤビさん、これからの予定は?」「ドミニカにうちの別荘があります。とりあえずそこに落ち着きます。」

ぼーっ・・「ユキねえちゃん・・」「はやく戻っておいでよ・・」「ムーンとフレイアはショック状態ですね。」

「無理もないです・・少しづつ癒してあげないと。」ピピッ♪「むっ?・・何かが後方から追ってくるでござる。」

「なに?」ひょい。「・・ペロペロ?!」はっ!『ペロペロ?』ダダッ!「・・ホントだ、ペロペロだ~!」

「彩にい、スピード落として!」「承知でござる。降下。」ヒュィィィ・・ザザザザーッ!キシャアアアーッ!

『ペロペロ~!』「なんでわかったのかしら?」「よくわかりませんが、これは隠すのが大変な同行者ですね。」

『ええ~!』「ミヤビねえ、おねがい!」「ペロペロも!」「ん~・・ま、なんとかしましょう。別荘の近くに

ジャングルもあるから。」『やったー!おーいペロペロ~!』ぶんぶん。キシャアアアーッ!ザザザザーッ!

 

「Gエンジェルズ、帰艦しました。」「エゼキエル、沈黙してます。」『強行着陸だ。ぶつけるつもりでいけ。』

「よーそろ!」グイッ!ゴオオオオオッ!ドガガガガガーッ!「秘密部隊、上陸開始!」「リオンも合流しました。」

 

ドカドカッ!『・・これは?!』シーン・・【ようこそ秘密部隊の諸君、お待ちしていた。見てのとおりザコは

排しておいた。思うぞんぶん進んでくれたまえ。ただしステージボスはとてつもなく強力なのでがんばってくれ。】

「どういうつもりなの?」「我々にザコは不要というのでしょう。」「となると、ステージボスはアイツか・・

たしかに油断はできねえな。」「我ら無名が先行します。第一・第二・第六はついてきてください。」『おお。』

「うちは予定どおりあちこち発破を仕掛けるぜ。」「第九はいつもどおり電脳空間から侵攻する手はずだぜ。」

「負傷者が出たらすぐに後退させろ。こちらで治療する。」「こちらで戦況はモニターしてますからー。」

「リオン、今回はつきあうわ。」「お蝶?・・ああ、ゲドウか。」「そんなとこ。・・ケリをつけないとね。」

 

 

「これからのあらすじだよ。」「ムーンとフレイアはもういないので、私とアルエットが代理を務める。」

「戦いはついにエゼキエル本土決戦に。迎え撃つはユキノ・ゲドウ・そしてあたしだよ。」「私は出番なしか。」

「ううん、ドクターもちゃんとお仕事あるから。」「この期に及んでは肉体労働も厭いはしないが。」

「まあユキノ戦が中心になるけどね。でもすっごく強いよ~。秘密部隊みんな返り討ちにしちゃいそう。」

「それはそれで困るな。やはり加減というものを心得てほしい。」「そんなの言うだけムダっぽいけどね。」

『次回、オメガ戦記最終章「終 - Ω - 」。』「これでホントに最期だね・・」「うむ、感慨深いものがある。」

 

***********************************

 

♪ザン!

シャシャシャ・・「本当に無人ですね。」「ああ・・まるで巨大な廃墟だ。」・・ぴくっ。ザザーッ!『度器?』

ガコン!「通路が?!」ヒュゥゥゥ・・ドドーン・・「空中回廊か・・あちらも閉鎖されておるな。」「こちらに

別の通路があるぞ。」「そちらに行きま・・」ガコン!「なにっ?!こちらも!」・・ひょい。「こちらしか

ないということですか・・どうやら一本道で行かざるをえないようですね。」「誘いか・・」「だろうな。」

 

「・・・・」ぴくっ。「来た・・」ユラッ・・パラパラ・・『なんと?』シュタッ。「僕の糸をかわしましたか。」

「こちらも進歩してるからね。」「ならば存分にいくぞユキノ。忍法・火輪弾!」ヒュヒュッ!カカカカッ。

ボオオオーン!メラメラメラ!「どうだ。・・なにっ?!いない!」「じっとしてるわけないでしょ。」

「紅影、上だ!」ゴオッ!「飛び蹴り?!うわっ!」ドカーン!ザシャアッ!「・・そこ!」ビュッ!ドコン!

『なっ!・・代わり身を一瞬に見破るとは・・』パラ・・どさあっ!「手ごたえくらいわかる・・気配もね。」

「紅影!」シャッ!「次は神居さんね。」「変移抜刀霞斬り・・」ユラユラ・・シャッ!「ほい。」ピシッ!

「なにっ?!・・指ではさんで止めた!」「その程度の動きで惑わされるわたしじゃないわ。」くい、ポキン!

「ならば!」ガシッ!「飯綱落とし!」「女の子に抱きつくのは失礼よ!」ダーン!「なにっ?!俺より早く

跳んだ!」「昇天返し!」ゴオッ!ドガアッ!「ぐはっ!」「天井に叩きつけるほうが早いにきまってるし。」

「神居!」ザシャッ!・・どさあっ!カカカカン!「よっと。」ぱしっ!ガラガラッ!「次は度器さんね。でも

いきなり七節棍をつかまれたけど、どうする?」「・・・・」すっ、ピピピン!「霞の礫か。ほいほいほい。」

パシパシパシッ!「!・・」「いーもんありがと♪お返し。」ピピピピッ!「!」さっ、ボコボコボコン!

「その回避でスキあり!」グン!ガラガラッ!よろっ。「突き!」ダッ!ドンッ!「!・・」ズル・・どさっ。

 

「なんと・・三人までもがあっという間に。」「残るは刹羅だけよ。」「いいでしょう・・本気でいきます。

妖斬糸百裂陣。」キュキュキュッ!「無数の斬糸・・でもね。」ススゥ・・ザキザキザキイッ!「かわした?!」

シュッ、がしいっ!「くっ!」「つかまえた♪」「なんという動き・・まさに超人。」「人じゃないからね。」

「?!・・どういう意味です。」「気にしないで。さて・・戦利品にキスのひとつでもいただきましょうか。」

「それは光栄ですね。」「・・ついでに言っておくけど、これファーストキスだからね。」「・・えっ?」

すっ・・カカカカン!「おおっと!」くいっ、ヒュバッ!「あっぶね~・・いいとこジャマすんなよ、志保。」

ザッ。「あらごめんなさい♪ たく、ちょっと目を離すと手を出すんだから兄さんは。」「今回は僕じゃないけど。」

「それはともかく、おひさだったわね。」「本業が忙しくてね。やっとヒマできたので遊びに来たわ。」

「ご苦労さまでした。大歓迎しましょうね・・っ!」ダッ!「迎撃!」カカカカン!「よっとっと!」タタッ。

スカッ!「残念でした。」「それは甘いわ。双龍撃!」ビュッ!カカカン!「もう片っぽで?!おおっと!」

ザザザーッ!「スライディング?!」「下をとった!昇竜脚!」バン!ゴッ!「まだよ!」ガキイイイーン!

「?!・・棍を束ねて防壁に!」ババババッ、すたっ。「・・腕を上げたね、志保。」「経験値は高いからね。」

ドカドカ・・「ち、団体さんのお着きか。次のステージで待ってるわ。」ちゅっ♪シュッ!・・ドカドカッ!

『これは!』「遅かったわね、みんな。」「ナイチンゲールへ。負傷者四名、ナースロボ救急班をよこして。」

「無名がこうも簡単にやられるとはね。」「・・・・」「面目次第もありません。」「刹羅さんの糸さえでも

勝てなかったのは驚きです。」「さすがは特戦隊というべきか。」「いえ・・敵はユキノひとりよ。」『なに?』

「それじゃムーンやフレイアやミヤビや彩は?」「・・戦死したんじゃない?」「・・綾香、本気で言ってるのか?」

「さっきの魔神獣やドクターの言を考え合わせると、十分ありえることだな。なんなら全てが終わったあとで

落武者狩りでもやるかい?」「ムダよ。死んだ者は狩れないわ。」「・・」こく。「・・しゃーねえな、たく。」

「僕は仲間と共に下がりますが・・」「なに?」「・・ユキノさん、すでに覚悟を決めています。気をつけて。」

 

ファイナルプロジェクト「終 - Ω - 」

 

ドミニカ・土御門家別荘。ザザーン・・「すごい・・」「まるでお城だね~。」「さすがは名門土御門家です。」

「モゲラとペロペロはジャングルに隠したでござる。」「ご苦労さま、彩。砂浜のキャタピラ跡は自然に消えるわ。

まあカクテルでも飲んで一息いれて。」「・・エゼキエル、どうなったかな。」「ユキノさんまだ戦ってるかな・・」

ピッ♪ぱっ。『こちらCNN、エゼキエルに所属不明の巨大戦艦が強行着陸したあと、めだった動きはありません。

どうやら戦局は要塞内部に移ったものと思われます。』『おおっ!』「ザウバーフレーテが取り付きましたか。」

 

ドカドカ。「道が分かれてるわね。」「あたしらと第二はこっち、綾香たちと第六はあっちで手分けしようぜ。」

「んじゃ俺はリオンたちについていこう。」「志保さんはどうします?」「・・綾香のほうに同行するわ。」

 

エゼキエル指令室。「アルエット、第九が来たぞ。」「やっと出番だね。じゃ、ちょっと行ってくるね。」

「うむ、私もじきに行く。」「・・次に会うのは賽の河原かな。」「石を積んで待っててくれたまえ。」「・・うん。」

 

タタタタ・・ザッ。「・・なんだここは?」「大きな部屋ね・・」『・・ようこそ諸君。』はっ!ツカツカ・・

「・・沈黙のゲドウ!」「ほう、アンシー・・いや、パピヨンもいっしょか。」「ひさしぶりね・・お父様。」

ぴく。「・・父と認めてくれるか。」「最後くらいは親孝行しようかなって。」「・・それでじゅうぶんだ。

ではかかってきたまえ。言っておくが、私は強いぞ・・」「そうかい。キングギドラ!」チャッ!ドドドオン!

ゴォォォ・・ポトポトッ。「やっぱ効かねえか。」「サイコシールド・・」「そういうことだ・・?!」ばっ!

「ならば直接攻撃よ!魔光拳!」ボオッ!「鬼剣『鏡』!」シュバッ!「目くらましから両面攻撃・・いい作戦だ。

だが。」フッ・・スカカッ!『消えた?!』「後ろに下がりましたわ!」はっ!「・・サイコバースト。」カアッ!

ドオオオーンッ!『ぶはああああーっ!』ズザザザザーッ!・・「リナ!さくら!」「さくらちゃん!」「が・・」

ピクピク・・「く・・」「戦闘不能だが命に別状はない・・」「ゴッドハンド!こっちに救急班をよこせ!」

「・・」すっ。「芹香さま?」つかつか・・ドオンッ!ビリビリビリ!「・・効かない?」「魔法シールドを

まとったな。」「shn。」ピカッ!「くっ!閃光の魔法とは!」くるっ、こく。「お蝶!」「サイコバースト!」

カッ!「しまっ!・・」ドドオオオーン!「ぐっ!」ブワアッ!バシイイイーン!「ぐはっ!」「勝った!」

 

「・・見事だ。」ユラ・・どさっ!「決着はついたわ。戦いは終わり・・すぐに医療班が来るから。」

「そうは・・いかん。」ごそごそ・・ピッ♪ ゴオン!「なんだ?」ズズズズ・・「天井が降りてくるぞ!」

「吊り天井?!」「はやく・・部屋を出ろ・・」「リナは俺が、芹香と知世はさくらを運べ!」「わかりましたわ!」

「リオンはゲドウを!」「おっしゃ!」「・・サイコバースト。」カッ!ドオンッ!「きゃっ!」「なにいっ!」

ザザザザーッ!「来るな・・私はいい。」「なにぬかしてやがる!戦いは終わったんだ!」「もういいのよ!

もう戦わなくてもいいのよ、お父様!」「・・すまん。」カッ!ドオンッ!『うわっ!』ズザザザザーッ!

ゴロゴロゴロッ!ザシャッ!「・・ゲドウ!」「もう間に合わん!」『・・さらばだ。』ドオオオン!・・

「お父様ああああーっ!」がくっ!「ゲドウのバカが・・死ぬ間際まで頑固オヤジだったじゃねえかよ・・」

「・・ゲドウはあのときからこの日を待ってたのかもしれねえな。」「・・」こく。「うああああ!・・」

 

電脳空間。「もうすぐエゼキエルのサイバー領域です。」「あたしたちの任務は原子時計の暴走指令プログラムの

破壊にあるわ。それ相応の抵抗は覚悟しましょう。」「・・そんなものがあるとは思えないんですけど。」

「ナミ、それは言ってはいけない約束よ。」「・・はい。」「あるという前提じゃないと、やってられませんね。」

「うん・・えっ?」「素子さん?・・あっ!」「なに・・これ?!エゼキエルのサイバー領域が!」ズズズズ・・

「縮んでる?・・」『自己崩壊してるんだよ。』はっ!スゥ・・「待ってたよ、お姉さんたち。」『アルエット!』

「見てのとおりオメガのサイバーワールドも後片付け。全てのデータは末梢される。そう・・完全にね。」

「ひとつだけ聞かせて。原子時計の暴走プログラムは?」「とてもくだらない質問だね。答える気がしないよ。」

「・・実力行使というわけね。」ザザッ。「そういうこと・・手加減なしでやらせてもらうからね。」すっ。

「メリッサリング。」シュピィン!「させるか!コレクトアッパー!」ゴッ!パキイイーン!「ナミ、いけっ!」

「ニムダショット!」シュパパパパッ!「ファイアウォール。」キン!「ムダです!」ボコボコボコッ!

「えっ?!・・ファイアウォールが食われる!」「ウォール自体を侵食する新型ウイルスです。キャナルさん!」

「シフターウォール!」ザザザーッ!「なんだ、これなら前に破ったね。ヒヤデス斬撃。」キュイン。「かかった!」

ピキィーン!「なっ?!位相反転!」パキィッ!「くうっ!・・しまった、フリーズしちゃった!」「いまよ!」

「プログラム・スタート!」キィィィ・・「クリックカウント・ランニング!」ピピピピピ・・「エレクトロ・

アクセレート!」キュィィィィーン!・・カッ!『エレクトロスフィア!シュートッ!』ズドオオオオーン!

ふっ。「・・ありがと。」『・・えっ?』ズドン!バリバリバリ!【さよnar・・】シュゥゥゥゥ・・シーン・・

『・・・・』「勝った・・けど。」「なんで・・勝ってこんなに哀しいんです・・」「ちっとも嬉しくないよ・・」

「そうだね・・ん?」ズズズズ・・「オメガのサイバー領域が・・消える。」「ここももう終わりね・・」

 

タタタタ・・ザッ。「ここは?」「体育館みたいなところですね。」『ここは武闘場、ボスステージよ。』はっ!

ザッ。「・・ユキノ。」「来たわね、綾香・・志保もいっしょなら文句なし。」「ボクたちもいるんですが。」

「ああ、第六は眼中に入ってないから。」「なんですって!」「これはなめられたものだ。」「先へ行きたければ

行けば?わたしが用があるのは綾香と志保だけだから。そっちが出口。」『この!』「待って!・・レニたちは

先に行って。」「綾香?」「任務の最終目的を忘れたの?ここでユキノに全員でかまってるヒマはないわ。

うちと志保にまかせて。」「だが!」「いえ。・・ここは綾香さんが正しいです。みなさん、行きましょう。」

タタッ。『レニ!』「ジャマはしないから。」すっ。タタタ・・「では失礼します。」「元気でね、レニ。」

「ユキノ・・」「オリヴィー、来年こそアカデミーを。・・わたしの分まで。」ググッ・・「・・必ず取るわ。」

「ユキノどの・・」「三人ともレニとオリヴィーをしっかり守ってね・・男なんだから。」『・・うむ!』

タタタタ・・「・・さて、始めましょうか。」「私からいきます!」ザッ!「葵か。稽古をつけてあげるわ。」

「よろしくお願いします!」ダッ!『はあっ!』バシイイーン!「たたたたああーっ!」ドドドドドッ!

「切れが良くなったわね!」パパパパパン!「獅王砲撃拳!」ドンッ!ドカアアアアーン!ザザザザーッ!

シュゥゥゥ・・「・・完璧に防御された?!」「おーいて。わたしじゃなければ一発でやられてたわね。」

「さすがユキノさん・・」「そろそろ反撃させてもらおっかな・・っ!」・・ドン!「なっ?疾い!」

「虎襲肘!」ドコオオオオーン!「がはあっ!・・」ボタボタッ!「レッスン1、手数よりも渾身の一撃を。」

「ありがとう・・ござい・・」がくっ。「セバスチャン、よろしく。」「かしこまりました。」「後方の医療班に

渡してきてね。」「ははっ。・・」「ありがとねユキノ、いい修行させてもらったわ。」「ほんの手向けよ。」

 

「じゃあメインイベントといきましょうか。」コキコキッ。「綾香、手ぇ抜くんじゃないよ。」くるっ、パァーン!

「志保、誰に向かって言ってるつもり・・怒るよ。」「あいた~・・あいっかわらず口より先に手が出るわね。」

「なんなら志保とタッグでもいいけど。」「お楽しみをわかち合うほど気前はよくないわよ・・」ジリッ・・

「獅王烈風拳!」ドンッ!ズゴゴゴゴーッ!「ジャブにしてはどハデね。干渉!」バシイイイーン!ダン!

ギュルッ!「鉄槌踵!」ゴオッ!「前転!」タン!くるっ、スカッ!「獅王摩蠍踵!」ブン!「うおっとお!」

バキイイーン!・・くるくるっ、ザザーッ!「ふう・・さすが綾香。前転カカト蹴りとは意表を突かれたわ。」

「とっさにガードして、自ら吹っ飛ぶことで緩衝したユキノの反射神経のほうこそ賞賛に値するわ。」

「これだけハイレベルな技を見せられたら、もっとがんばらなくちゃね・・せいっ!」ヒュゴオッ!ズゴゴゴゴ!

「大回転?」「ユキノ暗殺拳奥義・真空千刃波!」シュババババッ!「無数のカマイタチが!回避できない!」

ズババババッ!「くっ!致命傷だけは避けなきゃ!」ズバババババーッ!・・ザシャッ!「よく耐えたわ。」

「けっこうきつかったけどね・・」ポタポタ・・「綾香の流血がひどい・・ここからはあたしが。」グッ。

「志保!ちょっとでも手を出したらぶっ殺すよ!」ギンッ!「でも綾香!」「楽しい・・こんなに楽しい闘いは

初めてよ。だから誰にもジャマさせない!」グッ!ビシビシイッ!「気力で傷を瞬時に癒着させる・・お見事。」

「ユキノ、あなたにだけ見せてあげる・・あたしの真の姿を!はああああーっ!」ギーン!「綾香が黄金に?!

あれはまさか!」「明鏡止水のスーパーモードね・・受けて立つわ!はああああーっ!」ギーン!「ユキノも!」

ドドドドド!「獅王機甲拳禁技!」カアッ!「ユキノ暗殺拳秘奥義!」ギン!「瞬刻殺!」ピカアッ!

ズドオオオオーン!「なに?!・・あっ!」ゴォォォォ・・「・・やったわね、綾香。」「獅王光弾撃・・」

「綾香の右が・・ユキノの胸を!」「・・くっ!」ピシッ・・ブシャブシャアアアアッ!「綾香の腕が?!」

「はぁはぁ・・肉体の限界を超えた光速の貫手・・だから使えば腕の腱が全て弾ける・・それを承知での

乾坤一擲・一撃必殺の禁じ手なの・・」「すばらしい・・いい土産ができたわ・・」ガハッ!ボタボタァッ!

 

「救護班を呼ぶわ。」「ムダよ志保・・致命傷だから。」「そういうこと・・綾香、最後の相手があなたでよかった・・」

「・・最後まで看取るから。」「いえ・・それはダメ・・」グッ。よろよろっ。「ユキノ?!」「はぁはぁ・・

ブザマな死に顔だけは誰にも見せたくない・・だから。」カチッ。ゴゴゴゴゴ!・・「壁が開く?」ビュオオオーッ!

「まさか・・ユキノ!」「来ないで!」さっ。「・・あれは量子グレネード!」ぐっ、ピィン!「やめて!」

「さようなら綾香、志保・・!」ターン!・・『ユキノおおおおーっ!』ダダダッ!ヒュゥゥゥ・・ピカッ!

「ああ!・・」スゥゥゥゥ・・「なんてことを・・あれじゃ骨も残らない!」バン!「・・あれは、雪?」

ヒラヒラ・・「・・量子爆発の副産物よ。」「哀しいほど白いわ・・」「ええ・・ユキノの無垢の魂のように・・」

 

『なにっ!』「ユキノが・・死んだって?!」『は、はい、綾香さんと志保さんからの最新報告ですー!』ぽろぽろ。

「あのバカが・・死んじまった。」ヘタッ・・「リオン・・」「・・少しだけでいい。一休みさせてくれ。」

「・・」こく・・「心中、お察ししますわ・・」「敵とはいえ、いい人だったよね・・」「そうね・・なんであんな

いいヤツが死ななきゃならないんだろ・・世の中間違ってるわ。」「リナ、それは逆だ・・いいヤツほど早死にする。

ここはそういう世界なのさ。ユキノはそれを承知していた。だからこそ行き急いでいた・・」「・・」こく・・

「バカやろー・・あんたみたいなバカこそ長生きしなきゃいけねえんだろうが・・急ぎやがって・・」キラッ・・

 

「・・だそうです。」「ユキノ・・もっと早く知ってたら、こんなことにはならなかったかもしれないのに・・」

「オリヴィー、それは結果論だ。自分を責めることはない。」「しかし惜しい人物を亡くしたものですな・・」

「一般には非業の死をとげた伝説の女優として語り継がれるだろう。だが我々は知っている、その真の偉業を。

むろんそれが知られることは無いだろうが・・」「それは後世の歴史に委ねましょう。今はまだ早すぎます・・

それを受け入れられるだけ人類は進化していませんから。」「そうね・・今はまだ私たちの胸の中だけで。」

「さあ行きましょう。あのビルが指令室のはずです。」「ええ・・早く終わらせましょう。この愚かな戦いを。」

 

医療船ナイチンゲール。『・・・・』「・・まるで敗残兵のMASHだな。」「無理もないですよゴッドハンド。

勝敗も善悪もない、こんな悲惨な戦いじゃ・・」「実際の野戦病院はもっと悲惨だ。国の都合で敵だらけの所に

放り込まれ、生きるために殺しまくるのだ・・これを地獄といわずして何という。」「その敵がよく知った相手

なんですから、精神ダメージはさらに上ですね・・」カラカラカラ!「おっと、新客だ。」「綾香さん?」

『全身に軽度の創傷、右腕全腱裂断です。止血処置と輸血、モルヒネを応急処方。』「了解だ。オペにかかる。」

 

タタタタ・・ザッ!「ここですね、指令室。」「一番乗りはサイキックアーミィの皆さんか。」スゥ・・『ドクター!』

「そうだ、ここがゴールだ。そして・・」ズズズズ・・「これが暴走指令システムだ。残り時間はあと30分。」

「止めてください。もはやオメガは終わりです。」「違うな、まだ私がいる。我が屍を越えることだ。」バサッ!

「ならば、御免!」シャリン!ダッ!「輝彩滑刀!」シュバアッ!・・「いい腕だ。だがそれでは私は切れぬ。」

キラッ。「なにっ?・・刀をどうやって?!」「くれたのは君だ。返そう。」ちょい、ビュバッ!ドスドスッ!

「ぐはあっ!」『カーツ!』「重傷だが致命傷ではない。運ぶときに刀は抜くな。栓になって出血を抑えてる。」

「よくもカーツを!黒炎縄!」シュバババッ!ギリギリッ!「ほう、ナパームが染み込んだ縄か。面白い。」

「くらってくたばれ怪炎王!」ボン!ボオオオッ!「導火線か。」ふっ、ボシュッ・・「なんと?吹き消した!」

「私も同じような技がある。見ていただこう。」キュイン、ズパパパッ!パラパラ・・「銀光?」キュイイイッ!

ギュルルルッ!「なにっ!・・これは針金!うおおおおーっ!」「エシディ!」ギリリリリ!・・ピィン!

「エシディが・・針金の像に!」「作品名『鋼の騎士』としよう。」『!・・』「支障はない。動けぬだけだ。」

「次は私がお相手しましょう。」すっ。ゴォォォ・・「神嵐!」ズゴゴゴゴーッ!「見事な大気制御能力だ。」

バサアッ!シュゴゴゴーッ!「ぬうっ!風がマントの中に吸い込まれる!」「だが美鈴くんには及ばんな。

どうせならこれくらいは使いたまえ。」バサアッ!ドオンッ!「ダウンバースト?!ぬおおおーっ!」ゴオッ!

バシイイイーン!「がはっ!」「ワム!」ユラ・・ドドオン!「打ち身と骨折が数箇所、全治一ヶ月だ。」

「この!・・」キン!はっ!「オリヴィ!人間に対する水分子震動励起は禁止です!」「でもレニ!」

「これは隊長命令です!」「・・了解。」「もっとも私にかけても通じるわけもないが。」「でしょうね・・」

 

「ならあたしがやってやらあ!」ドドドオンッ!ボスボスッ!「ほう、来たか。」ゴォォォ・・『リオン!』

「ドクター、ひとつだけ聞かせろ。ユキノはなぜ死ななきゃならなかったんだ!」「その答えはそれぞれの胸に

去来するものだ。それが正解だ。」「わかんねえよ。わかりたくもねえ!」「いや、もうわかっているはずだ。」

「うるせえ!」ドドオン!ボスボスッ!「よせリオン。ドクターには何も通じねえ。」ぽん。「わかってるよ・・

ドクター、あんたは何なんだ!悪魔か神か!」「難しい質問だが、あえて答えるなら私は怨霊だ。」「怨霊?」

「そうだ。人類の歴史は戦争と殺戮の歴史だ。これまでに何人、いや何十億人が戦火に虚しく散ったと思う。

その無数の人々の怨念が私を動かしたのかもしれん。この愚かな歴史に一石を投ぜんがために・・正直なところ、

この程度で歴史が動くなどとは思い上がってはおらん。人類はこれからも飽きずに愚行を続けるだろう。だが

オメガはいずれ再びよみがえる。そう、人々の無念が晴れるまで。」カチッ。スゥ・・「タイマーは止めた。」

ズズズズ・・『なにっ?』「同時にエゼキエル自己崩壊システムが作動した。余裕は30分だ。急いで逃げたまえ。」

ガラガラガラ!「天井が!」「しまった、ドクターが!」『では諸君、喜劇は終わった。幕を引こう・・』

「脱出だ!」「でもドクターが!」「覚悟の上だ、好きなようにさせてやれ。逃げるぞ!」ガラガラガラ!

 

カツカツ・・ギィィ。「アルエット・・」すっ・・「魂は抜けても肉体は生きている・・もの言わぬ肉塊だが。」

ぎゅっ。「わが娘よ、すぐに父も逝くぞ。」ガラガラガラ!『冥府をも占領するも一興かもしれんな・・』

 

ドミニカ。『動きがありました!超巨大戦艦が離脱していきます!』「みんな、ザウバーフレーテが動いたよ!」

『なにっ!』ドカドカッ!「離脱していく・・終わったの?」「・・あっ!あれ!」『・・ああ!エゼキエルが

崩壊していきます!タイムリミットまで10分、世界は守られました!』「エゼキエルが・・崩れていく!」

「ということは・・」「終わったのよ・・すべて。」「オメガの最期でござる・・」『・・・・』ヘタヘタッ。

『・・うわああああーん!』「ううっ!・・」「うあああーっ!」「・・さすがに私もこれはつらいです。」

「私も・・泣きわめきたい。」ググッ・・「・・雅どの、今はそうすべき時でござる。」「彩・・ううっ!」

ボロッ!「ユキノおおおおーっ!うわああああーん!」ぽんぽん。「しっかり泣いて供養するのでござる・・」

 

ガラガラガラ!ドドドド!・・「崩れる・・エゼキエルが。」ゴォォォ・・「下は数千mの深海だ。何も痕跡は

残らねえだろう・・」「やっと終わったな。」「・・冗談じゃないわよ!」ダン!ダンダン!「綾香さん・・」

「なぜ?なぜオメガは滅びなきゃならなかったの!あんないいやつらが巨悪として死ぬ・・おかしいよ!この世は

狂ってるわ!」「綾香の言うとおりよ・・今回ばかりは私も人間の愚かさがつくづく身にしみたわ。そしてあえて

悪として滅ぶしかなかったオメガに激しく共感してる・・できれば私がオメガの後を継ぎたい気分よ。」

「オリヴィー、それはユキノたちに対する侮辱だぜ。」「リオン?」「オメガは悪として滅びることで完結する。

前から連中はそう言ってた・・そういう連中だったのさ。」「けど!・・リオン?」ぷるぷる・・「・・泣いてるの。」

「せめて・・あたしたちだけでもオメガの真実を知ってればそれでいい。真実は海に消えてしまってもな・・」

「そうだな・・年に一度はここに来て、花を供えてやろうや。」「父さん・・うわああああーん!」「綾香・・」

ぐす・・「・・」「芹香もご苦労だった・・キャプテン。」『うむ・・作戦終了。帰還する。』ドドドド!・・

 

数日後、東京某所。「これが『オメガ戦記』最終章の記録ですわ。」・・「もったいないお言葉ですわ、ロイヤル。

私は『ポーン』としての役目を果たしたに過ぎませんわ。」・・「はい、『私はアルパでありオメガである』・・

物語はこれで終わりではありません。そう・・人類が変わらぬ限り、戦記に終わりはありません。」ニヤッ。

「ジェネラルとナイトの行動は成功しました。またサイバーポーンによるバックアップも成功してます。

アルパの起動はもう間もなくです。また新たな戦記をお見せすることができますわ。」・・「感謝の極み。」

 

二週間後、シャンゼリゼ通りのカフェ。「たり~・・なんもする気しね~・・」「あたしも~・・オメガが

なくなってからヒマでヒマで・・」「・・・・」ぼ~っ・・「志保もまた宇宙の彼方に戻っちゃったしな・・

ゴタゴタもオメガのおかげでな~んも起きね。」「うちの葵は修行がシュミだから退屈してないけどね・・

姉さんのほうも隊員が遊んでるのよね?」こく・・「平和がいいとはいっても、あたしらは開店休業だね。」

「こんなに不況じゃ倒産しちゃうわよ・・」「GGGに地球をまかされたから、解散ともいかねえしな~。

これじゃ敵が出てくるころには腐って使いモンにならねえぞ・・」「うん・・なんでもいいから出てほしいわ。」

 

ドカーン!『なにっ?!』ガラガラガラ!「凱旋門が!」「地下からなんか出てくる!」ズゴゴゴゴッ!

「あれは!・・ジェットモゲラ?!」『そのとーりっ!』シュタッ。「・・ムーンとフレイア?生きてたのか!」

「オメガの遺志を継ぎ、「α(アルパ)」ここに見参!あたしが総帥のムーン!」「同じく副総帥フレイア!」

『アルパ?』「たく・・なにやってんだよお前ら。」「火遊びはやめときなさい。あなたたちじゃ役不足よ。」

こくこく。「うるさーい!勝負よ、三大怪獣!」「いざまいる!いけ、ジェットモゲラ!」ズゴゴゴッ!

「キングギドラ。(なげやり)」「獅王破砕拳。(てきとー)」「hrwin。(てかげん)」ズドドドーン!

『はれえええ~っ!』「だから言ったでしょ。さ、見逃してあげるから消えなさい。」『・・うわあああ~ん!』

「おいおい、いきなり泣き出すこたねーだろ。」「お願いだから殺してよ~!」「あたしたちもうまともには

生きられないよ~!」「せめて戦って死んで、ユキ姉ちゃんのとこにいかせてよ~!」「おまえら・・」

「・・そんなことユキノが許すとおもう?あなたたちはまだ若いんだから、いくらでもやり直しがきくわよ。」

「オメガはエゼキエルと共に消えた・・ユキノはあんたたちの罪も背負っていってくれたんだ。だからその命、

ムダにしたら、あたしがユキノに代わって怒ってやるよ。」『でも・・芹香さま?』すっ・・なでなで。

 

『リオンのいうとおりよ。』「・・なにっ?!」「今の声は・・まさか!」「・・?」「そ・・そんな!」「まさか!」

「どこみてんの、ここよ。」はっ!バーン!『ユキ姉ちゃん!』「ムーン、フレイア。留守番ごくろう!」

「ちょ、ちょっと待て!なんで生きてんだオマエわ!」「エゼキエルから墜落して爆死したはずじゃ?!」

「ふふふ・・時代がわたしに生きろと命じたのよ!」「・・のわりには包帯だらけだな。」「いや~、今まで

絶対安静だったからね~。」「そういうことだ。」バサアッ!「・・時代はまだ我らを必要としているようだ。」

「ちょっと入院期間長かったけどね。」ザザッ。『ああっ!』「ドクター、ゲドウ、アルエット!お前らまで!」

「ミヤビ、いきさつを説明してあげて。」「いろいろあってみんな生きてた、というわけ。」『説明になっとらん!』

「くわしい真相は外伝のほうで書く予定だから、そっちを参照してね♪」「カメラ目線で読者にゆーな、ユキノ。」

「というわけで、またお世話になることになる。」「・・これからもよろしくな。」ふっ。「サード、よろしく。」

グワアアーッ!「あの手は・・ザンボラーまで!」「では行こう、我らの新たな拠点『巨城サンダルフォン』へ。」

ゴゴゴゴ・・ドドドドドド!『あれは?!』「空飛ぶ城?!」「大きい・・エゼキエルよりも!」ゴオオオオ!

「・・「闇」どのとSSS、それにオリファーくんがすでに入っている。」「いこうか、ムーン総帥とフレイア副総帥?」

ふっ。『うおおっす!』ボーン!「また煙幕?!」「毎度まいど律義に!」もくもく・・「・・」ふるふる。

『では諸君、また現場でお会いしよう。』ゴゴゴゴゴ!「雲に消えていく・・」ゴォォォ・・「・・・・」

「相変わらず逃げ足はええな・・」「・・リオン、笑ってる?」「・・んなわけあるか・・くはははははっ!」

「・・うふふっ、あはははっ!」「・・」にこ。「さて、忙しくなるぞ!綾香、芹香さま、急いで全部隊に連絡だ!」

 

♪ジャンジャカジャンジャカ・・「憎まれっ子世にはばかる・・だな。こうでなくちゃ面白くねえってことさ。」

 

『かくて秘密部隊とアルパの闘いの日々が再び始まる。しかし、これはまた別の話といたしましょう・・

オメガ戦記、これまでといたします。』カタカタ・・タン。「ふう・・終わった。長かったわ~。」とんとん。

「アラクネ、お疲れさま。ほれお茶だ。」ことん。「ありがと一郎さん。・・ん~、トルコ葉の香りだわ・・」

「そろそろフェイ編集長が原稿を取りに来るころだな。」「メールで送るってのに『紙でもらわんと安心でけん!』

だものね~。」トントン。「お客さまでございます。」「わかったイエティ。じゃ、俺は店に戻るから。」

「わたしもひさびさに手伝おうかな。」「そいつは助かる。俺とイエティだけじゃてんてこまいだからな。」

「リヴィとエリスちゃんが結婚してノレン分けしてから人手不足だものね。」トントン。「いらっしゃいませ。」

「ちぃーす。」「こんちゃ。」「・・」ぺこ。「あら、リオンと綾香と芹香さんじゃないの。」「パリではここの

ティーが一番おいしいからね。」「いつものヤツね。」「・・」こく。「おっけい。いつもの指定席か?」

「ええ。シャンゼリゼ通りに面したテーブルね。」「あ、そうそう。ユキノたちも来るからイス五つ追加ね。」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。