超弩級整備艦「阿弥陀」。「主任~。」「なんや、あやめはん?」「これどうぞ。」「へ?・・映画のチケットかいな。」
「師匠と行くはずだったんですけど、急に用事ができちゃって。よかったらどうぞ。」「そらええけどな・・ウチも
二枚もろてもしょーがないで。」「部長と一緒にどうですか?」「う~ん・・ウッシーはんとウチが休んでもうたら
ちょっと問題やしな~。」「そんなことないですって。一日くらいなら私たちだけでも何とかなりますから。」
「そか?・・ダメモトで誘ってみよか。」「何がだい?」「あ、部長。ちょうどいいところに。ほら、主任。」
「え?えと・・」「もう!こーゆーとこはオクテなんだから。かくかくしかじか・・」「映画か・・そういえば
有休もたまってるから、ここらで使うのもいいな・・よし、行こうか智子くん。」「ええんでっか?!」「君も有休
がたまってるんだろ?上司が率先して使わないと、部下は使いにくいよ。」「それもそうでんな。」「・・ぶきっちょ。」
記録外ミッション1「整備の鉄人」
「ンドゥーネさま、耳寄りな情報が入りました。」「整備部長と主任がデート?・・これのどこが耳寄りなんです?」
「ご存知のとおり、GGGの戦力は整備部によって維持されています。その責任者である部長と主任をもし・・」
「主旨はわかりました。けど・・こういう陰湿な作戦は好きじゃありませんね。」「一般市民に対するテロは私も
好きではありませんが、彼らも防衛組織の一員です。そのくらいの覚悟はできてると見ていいかと。」「う~ん・・
やってみましょうか。」「はい。では情報局のゴルドとシルバを任につかせます。」「あの双子か・・」
「今日は牛山くんは?」「有休です。有休届は長官が受領しましたよね?」「あ、そうか。・・では主任は?」
「ミス智子も有休デース。こちらは牛山さんが受領してマース。」「なんだ、整備部の重鎮が二人ともか。」
「幸ちゃん、いいじゃねえか。整備部はただでさえ年中無休に近いんだからよ、たまのデートくらい。」
『デート?!』「あ、いけね・・」「そうかそうか。猿頭寺くん、リンヴォに動きはないな?」「おとといの今日
ですから大丈夫でしょう。」「ボルフォッグを。」『お呼びですか?』「牛山整備部長および保科智子整備主任の
24時間警備を命令する。」『了解しました。』「両名は今日は同一行動をすると推測される。動向を逐一報告して
くれないか?」『は?・・それはひらたくいえばデートのデバガメといいませんか?』「いや、尾行演習だ。いかに
両名に感知されずにどれだけ詳細な報告ができるかのな。さすがに一般人を対象に出来ないからな。」
『・・いまひとつ納得がいきませんが、了解しました。監視に入ります。』プツッ。
「う~む・・妙な命令ですね。」「よーするにウッシーたちをサカナに遊ぼうってわけじゃん、ボス。」
「個人的に牛山整備部長のデート行動には興味がありますね、自分も。」スパ~。「凱隊長と命隊員はしょっちゅう
やりましたね・・まあいいでしょう。ただちに作戦開始。ガンパンサー、シティー監視システムで両名の
現在位置の特定を。」「了解しました。外見データインプット。」チカチカ。「現在位置確認。目標Aはシティー
中央広場に静止、目標Bは三丁目を移動中。」「では出動します。くれぐれも気取られないように。」
「そろそろ時間か・・」「お待た!」「時間通りだな、さすが。」「整備屋は時間厳守やさかい。ほな行こか。」
「映画まではまだ時間があるな。智子くんも朝食まだなんだろ?」「ええ定食屋知ってまっせ。こっちや。」
「ボルフォッグ、状況は?」『目標確認。合流後、「太平食堂」へ入りました。』「いきなり最初は定食屋かぁ?
どういうカップルだか・・」「あそこはGアイランド魚市場と提携してますから、魚が新鮮でおいしいデース。」
「自分としては妥当な選択だと評価します。」「デートに行こうというカップルがいの一番に入る店ではないが・・」
『0950。店を出ました。』「ちょうどいい時間だ。映画館へ行こうか。」「ところで何の映画やったっけ?」
「そういえばチケットには書いてないな~。ともかく行ってみよう。」『映画館方面へ移動開始。追尾します。』
ザワザワ・・「なるほど、この映画館はマルチシアターか。」「それで上映タイトルが書いてなかったんやね。
どれ見よか?」「智子くんの見たいやつでいいよ。」「ほな・・おっ、「子連れ狼」のリバイバルやっとる!
これにしよ!」「おっ、いいな。僕も見たかったんだ。」『1000。映画館へ入りました。』「デートに見る映画じゃ
ねーぞ、あれは。」「チャンバラシーンがものすごい映画だしな・・」「たしか首ポーンポン、血ドーバドバで
テレビ放映できないヤツですヨネ。」「なぜスワンくんが知ってる?」「日本のチャンバラ映画大好きデース。」
『1130。映画終了。目標、出てきました。』「いや~、ひさびさに堪能したわ。やっぱビデオで見るんと映画の
大画面で見るのは大違いやな。」「なかなかに迫力あったな。最近のチャンバラ物は上品なのが多くていけない。
やはり斬られて痛そうなものじゃないとな。」「そや。やから刃物犯罪っちゅーのが無くならんのや。痛みを知らん
連中が多すぎるで。」「昔はどんなワルでもやっちゃいけない限界ってのは心得ていたんだがな、最近はな・・」
「さて、お昼にしよか。ええとこ知ってはる?」「そうだな・・「伊太利亜屋」はどうかな?」「それええな。
あそこの大盛りミートスパはうまいで。」『1200。昼食に入りました。』「こちらもランチタイムだ。命くん、
食堂に出前注文を。」「じゃあまとめてオーダーします。長官は?」「GGGランチセット、ワイン付きを。」
「俺はウニイクラ丼。」「私はサバ定食。」「チャーハン、プリーズ。」かきかき。「で私が牛丼六杯と。」『え"?』
『1300。レストランを出ました。』「さて、どこへ行こうか?」「腹ごなしにゲーセンやね。」「そうしようか。」
『ゲームセンターへ入りました。』「まあ順当なセンだな、ゲーセンってのは。」「中の様子が見たいデース。」
『幸いに店内監視カメラにアクセスできます。』パッ。「このこのこのっ!」「コマンドは確実に入れなきゃ。」
「あーっ!こなくそ!格闘モンはあかんわ。とるとるキャッチャーやろか。」「どれにするかな?」「う~ん・・
おっ、勇者ロボのぬいぐるみがあるやんけ。これにしよ。」カチャン。ウィーン・・「クレーンの扱いやったら
プロやで・・」ガシッ!「おっしゃ!」ウィーン・・ポトン。「ほう、うまいじゃないか。」「ダテに特殊免許は
持ってまへん。ふっふっふ・・このボックス、カラにしたる!」ウィーン・・ガシッ!「ビンゴ!」
「あらら~・・あっという間に全部取っちゃった。」「すげえな智子は・・」「シルヴィーのもらいたいデース。」
「いや~、大漁たいりょー!」どっちゃり!「整備部のみんなのええミヤゲになったわ。」「やっぱプロだな~。」
『1500。移動開始しました。』「とったはええが、ちょいと荷物やな~。」「コインロッカーに・・入らないか。」
「ええ手がありまっせ。」ピッ。『メインオーダールームへ。保科や。二丁目近辺に諜報部おらんか?』ぎくっ!
「ちょ、長官、どう答えます?」「う~む・・ここは素直にいこう。」「はい・・すぐ近くにボルフォッグがいます。」
『すまんけどちょっと呼んでくれへんか?預けたいもんがあるんや。』『こちらボルフォッグ。発信位置を確認。
20秒で合流します。』ブロロロ・・キキッ。「お呼びですか?」「任務中まことにすまんけど、これ預かって
もらえんか?」「いいですよ。リアに載せてください。」チャッ。「すんまへん。」ドサッ。「それではパトロールに
戻ります。荷物は整備部に届けておきます。」「よろしゅうに。」ブロロロ・・「ふぅ・・ヒヤヒヤしました。」
『1700。カラオケに入りました。』「ウッシーや智子はどんな曲を歌うのかな?」「わかりますよ。通信カラオケ
ですから、入ったボックスのリクエストデータで。」カタカタ。「ボックス502ですな。マイク音声呼び出し。」
『♪あまぎぃぃ~ごぉぉえぇぇ~っ!』ずどどどどっ!「あいたたた・・ど演歌だったのね~。」「牛山くんは?」
『♪チュピチュピシャララン 歌いま~しょ。』どてててっ!「な・・なんでプOティーサOーなの・・」
「やめい!あの声でキャピルンソングわ!」「すごいモノを聞いてしまったデース。」「今度はデュエットですよ。」
『♪男の根性見せてやる! 女の激しさ見せてやる!』どっかあああーん!「マOネロボ ガ・O―ンとは!」
「よくそんなマイナーなの知ってマース。」「デュエットその2です。」『♪謎めいた哀しみを燃え尽くせ十文字に~!』
ちゅどーん!「今度はダOガイオーか!」「カラオケあったの?!」「よく見つける・・」
『1900。ディナーのようです・・って聞いてます?』「ボルフォッグ、もういいぜ。みんな帰っちまった。
いるのは夜直の俺だけだ。」『では監視任務を終了します。』ブロロロ・・「おんや?今のエンジン音は・・」
「ボルフォッグに似てたな・・さてディナーのあとはどうする?」「そやな・・お約束ならホテルやな。」
「その前にバーで一杯やっていくか。」「賛成や。」カツカツ・・『GGG整備部長、牛山一男、および同主任、
保科智子・・だな?』スッ。「むっ!」「誰や!」『お命、頂戴いたします。』キラッ。「・・ゾンダリアンか!」
ピッ。『無駄です。この露地にはジャミング結界を張りました。助けは来ません。私はゴルド。』『私はシルバ。
いざお覚悟を。』「しゃーない・・やろか。」スッ。「そうだな。」グッ。『愚かな・・人間の身で我らに勝てる
とでも?』「そんなことは」「やってみんとわからんで。」『バカめ!』ダッ!ビュッ!「はいっ!」パン!
「菩薩落とし!」ガッ!ズドーン!『ぐほっ!』『ゴルド?!』「よそ見はあかんで!」パシッ!「覇!」ドン!
『どおっ!』バシィィーン!「GGG憲章第二条補足第一項!GGGスタッフは己の身を守るため、ひとつでも
武術の免許皆伝を持つべし!」「なめたらあかんぜよ!」『そうは簡単にはいかぬか・・』『ひさびさに活きのいい
ターゲットだ。ならば!』グニュ、ビシッ!「合体した?」『我らは二人で一人。いくぞ!』ゴオッ!「なんの!」
ビュッ!スパッ!「二つに分かれた?!」ズバッ!「くうっ!」「ウッシーはん!」パシッ。『これぞ双身一体。
いまだ敗れることなし!』「くっ・・ふん!」ビシィッ!『ほう・・筋肉の緊張で傷を閉じるか。だが無駄だ!』
バッ!『これで決める!』「智子くん、やるぞ!呼吸は僕に合わせて!」「はいな!」バッ!『分離!』パッ!
『そりゃっ!』バキィィーン!『なにいっ!』ダダダーン!「いくで!整備部直伝!」「必殺!」
『シンメトリカル・クラッシュ!』ダーン!『まったく同じ動きとは!』『どおりゃああああーっ!』ゴオオーッ!
ズガガガガガーン!『ぐおおおーっ!』「とどめだ!」ピン!クルクルッ、ピシッ!『ピックアップニードル!』
ドキュッ!『ずおおおりゃあああーっ!』ズボオオオーン!「ゾンダリアン核、摘出完了!」「往生せいや!」
♪ピピピピ。「はい、こちらボルフォッグ。」『このアホンダラ!どこで道草くっとんのや!』「しゅ、主任?」
『あんたがどっか行っとるスキにゾンダリアンの刺客が襲ってきたで。ウッシーはんとどうにか退治したけど、
明日の整備は覚悟しいや!』プツッ。「・・最初からバレてたのですか・・」タラ~ッ。
次の日。バタバタ!「・・ここも整備中か!」「どうなってんだい!」『整備部より連絡します。水道管の点検で
「軍荼利」の全トイレは使用不可能。以上。』「なにい!」「他のエリアまで行く余裕はねえぜ!」「牛山くん!
どうなっとるのか!」『すみません。今日いっぱいは無理です。』「そんな!」「どうすりゃいいんだ!」
『メインオーダールームの後ろのガーデンがあるやろが。そこなら肥料にもなりまっせ。』「し、しかし!」
『見られて困るほどのモンついてへんやろが!ええ大人がガキンチョみたいに恥ずかしがるんやない!』
「あの~、智子さん?」「レディーはどないしまショ?」『野グソもええもんやで~。ほなさいなら。』プツッ。
「これでちっとは懲りるやろ。」「まあペナルティだな。あとは・・」「しゅ、主任!なんとかしてほしいでござる!」
「今日一日はハットリ君口調でいてもらうで。」「そ、それは困るでござる、ニンニン・・ああっ!」『あははは!』
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♪ザン!
「ンドゥーネさま、支度が整いました。」「それでは四軍神のみなさん、留守をよろしくお願いします。」
『ははっ。』「ヲイル、よろしく頼むぞ。ンドゥーネ様をお守りしてくれ。」「心得ております。では。」
シュッ・・「・・行ったか?」「行った。」「よーし!マージャン始めるぞ!」『おーっ!』「おい待て!
ワイルダーは封印中だからメンツが一人足らぬ!」「不覚!いつもはヲイルと指してたのだった!」
「問題はない。神種から誰か呼べばいいこと。」「なら・・ロンメルか?」「あいつはダメだ。光速で
牌をすりかえやがる。」「う~む・・フリューゲルはどうか?」「やつならば。素直で実直だからな。」
非公式ミッション・2「女王の休日」
ドルルル・・「なんて効率の悪い原始的な乗り物なんでしょう・・ヲイル、もっとマシなものはないの
ですか?」「これが青の星で有名なロータス・スーパー7というタイプです。もう大人気なんですから。」
「それは知りませんが、髪がこうバサバサしては・・」バサバサバサ!「あ、幌閉めるの忘れてました。
私はショートですが、ンドゥーネ様はロングでしたよね。」「そろそろ橋を渡りきりますからいいです。」
「直接Gアイランドに降りることも考えましたが、それはGGGに感知される危険が多いので、陸路を
選択したのです。」「納得しましたが・・この潮の香りは何か懐かしいですね。」「・・そうですね。」
「ふ~ん、これが敵の要塞島か・・」きょろきょろ。「Gアイランド上部は市街地になっており、そこは
人口の70%がGGG隊員とその家族です。」「残り30%は?」「宇宙開発公団職員・・もっともこれはかなりの
数がGGGとダブってますが・・、シティ商店街のお店屋さん、その他ですね。」「商店街とは何ですか?」
「物を売る店です。」「資料で見ましたが、お金というものがたしかいるんでしたね。それはどうやって
調達しました?」「カンタンですよ。ちょっとお見せしましょう。ちょうどあそこに「むOんくん」が
ありますね。」「どうするんですか?」「・・誰もいませんね。では・・」ズズ・・「プログラム確認・・
アクセス・・よし。」パカッ。「はいおしまい。500万ほどいただきました。」「あとでバレませんか?」
「出入記録には何も残ってません。ただ500万がどこかへ消えただけです。それに・・」チラッ。
「監視カメラに映っているのは他の台の映像。ここは写されてはいません。」「さすがは情報将・・」
「これで軍資金ができました。さ、まずはアジトへ行きましょう。」「地上支部のことですね。」
ガチャ。「ここですか・・」「公団住宅とかいうものらしいです。うまく空いてたのを取得できました。」
「せまいですけど、まあよいでしょう。」スタスタ・・「これはなんですか?」「これはソファという
腰掛けるものです。」「こうですか?」ぽふっ。「座りごこちは悪くないですね・・これは?」
「テレビのリモコンです。」「テレビ?」「一般向け映像情報端末です。」ピッ。『♪三時のあなた~。』
「なるほど・・」「こちらが寝室。夜に休むところです。」「・・何もありませんけど?」「おフトンは
ここです。」ガラッ。「いちいち敷くのですか?私の知っているものとは違いますね。」「それは洋式の
ベッドですね。ここは和式で、こうやって・・」バサバサ。「ここで休むのです。」「へえ・・」
「こっちが浴室、こっちがトイレ。」「・・わかりません。」「浴室は身体を清めるところです。」
「・・ああ、洗浄室ですか。」「そんなもんです。そしてトイレは・・使わないからいいでしょう。」
「こちらがキッチン。料理をするところです。」「料理?たしかこの間聞きましたね。」「今はまだ材料を
調達していないので作れませんが。」「では買いに行きましょう。」「その前に料理をどう作るのかを研究
する必要があります。」「一理あります。どうします?」「料理をするお店があります。そこへ。」
ガヤガヤ・・「ここが商店街か~。」「ここで生活に必要なものは揃います。え~と・・」ぱらぱら。
「なんですかそれ?」「ガイドブックです。いろんな情報が載ってます・・レストランガイドは・・」
「あっ!」「な、なんですか?」「あれ!かわいい~!」「・・ああ、服ですか。」「ね、ね、これほしい。
どうすればいいのですか?」「たしかに服も必要ですね。お店に入りましょう。」「いらっしゃいませ。」
「うわ~、どれもかわい~。」「お嬢さまならこれがよろしいかと。」「む~、ヲイル、どう?」
「シーッ!・・そのヲイルってのは名前っぽくないですから、地球人らしい名前にしましょう。」
「どういうのですか?」「アジトを購入するときにもう考えてあります。ンドゥーネさまはすみれ、私は
かすみとお呼びください。」「す・み・れ、か・す・み・・おぼえやすいですね。ではかすみ、どう?」
「ん~・・もうちょっとシックなほうがすみれにはいいかと。」「ではこちらなど。」「これもいい~。」
「試着してみますか?」「そうですね・・お願いします。」「こちらへどうぞ。」・・「かすみ~、これ
どうやって着るんですか~。」「・・あ、そか。服の着方教えてなかった・・はいはい。いまいきます。」
「ありがとうございました。」「やれやれ・・あとで下着も買わないとね。」「変形じゃダメですか?」
「ダメです。女性たるもの、身だしなみはちゃんとしないと。」「は~い。でもいざというとき困るな。」
「神種は同化なんてしなくていいんです。もうすでに必要な能力は充分持ってますから。かえって妙なもの
融合したりしたら、能力が劣化します。」「それもそうですね。今のままでも充分強いし。」
「本屋で料理の本も買ったし、そろそろレストランへ行きましょうか。」「これ見るといっぱい載ってます
けど、どこへ行くんですか?」「そうですね・・この星四つの店がいいかと。」「キッチンHANAですか。」
「ちょっと外れのほうですけど、安くておいしいって評判のようです。」「そこにしましょう。」
ザザーン・・「海が目の前か・・いいお店ですね。」「ンドゥーネ・・おっと、すみれは何にする?」
「ん~・・よくわかりません。」「ではこちらで適当に。」「おまかせします。」「いらっしゃい。
何にします?」「シーフードプラッターをひとつ、クラブガンボを二つ、あとは・・マグロ胡椒焼きを。」
「お二人でつまむ形ですね。お皿二枚で?」「お願いします。それとアイスティーを二つ。」「あいよ。」
ザザーン・・キュウキュウ・・「今日は食事後に食材を買ってアジトへ戻ります。明日はラティオとアルマ
の通う学校への入校手続きです。」「わかりました。私の経歴は?」「これがシナリオです。」パサ。
「・・記憶しました。御堂音すみれ・・これが私の名前ですね。」「はい。そして私も経営コンサルタント
という表向きの職業を始めます。これならさまざまな情報を収集しやすいですから。」「どんな職です?」
「いわば相談屋ですね。トラブルやなにかを解決して回る・・私の能力にピッタリの仕事です。」
「お待たせ。」ドン。「今日はイキのいいカツオが入ったんで、タタキを盛り込んでみましたよ。」
「タタキ?これですか。」パク。「ん!おいしーい!」「んでこっちがイワシの団子揚げ。」「どれ・・」
ぱく。「・・これはおいしい!」「だろ?キッチンHANAは和洋中華にこだわらず、素材が最もおいしく
なるような調理法をするのさ。このシーフードプラッターはいわばおまかせ料理。その日のうまい魚を
おいしく料理する当店のカンバンメニュー。これを選ぶとはいい目をしてるね~。さ、ガンボスープも。」
「どれ・・」ズズ~。「うあっ!すっごいおいしい~!」「ダシにいろんな海産物を混ぜて使って、
エキスを抽出してるからね。他の店ではちょっと食えないよ、これは。」「いい店をおぼえましたわ。」
「気にいったらまた来てくださいな。」♪カラーン。「おっとお客さんだ。いらっしゃーい!」
「おばちゃん、5人や。」「なんだ整備部のみんなかい。これから夜勤かい?」「そや。「千手」に一番
近いんはここやしな。」「そういやウチの真下だよね。で、またシーフードカレー?」「大盛りや。」
ピクッ。(・・いま「千手」って聞こえましたね?)(どうやらこの店はGGGの人員が出入りするようです。
情報も集めやすいかも・・)「しかし、今回の狙撃神種にはまいりましたね。」「そやな。まさか地下まで
狙撃できるとは思わなんだ。」「考えてみればウチの地底戦力ってドリルガオーだけですね。」「普通は
ディバイディングドライバーで大穴開けるけん、必要性をあんまし考えなんだな。」「もし地底を自在に
移動する神種が出てきたら苦戦は必至でしょうね・・」「む~ん・・地底戦力か・・難儀なこっちゃな。」
(・・GGGは地底からの攻撃に弱い・・か。)(有力な情報です。記憶しておきましょう。)
カコーン。ザザーッ。「ふう、これがお風呂というものですか。初めてですが、気持ちいいものですね。」
「いままでは超音波洗浄だけでしたからね。でも・・」「・・なにか懐かしいですね。」「はい・・はるか
昔に経験したような気がします・・ンドゥーネさまも?」「ええ・・かすかに記憶があるような・・」
「・・まあいいでしょう。さ、髪を洗いましょう。人間はこうやってほぼ毎日、身体を洗浄するのが習慣と
聞きました。」「悪くない習慣ではありますね。」シャカシャカ・・「ん~、気持ちいい・・」ザパーッ。
「で、湯上がりにはこーやって・・」グーッ!「腰に手をあてて一気に。」「こうですか?」グーッ!
「ぷはあ。・・これはすばらしい作法です。」「でしょ。前調査で公衆浴場なるところで発見しました。」
「見事な成果です。さすがは情報将。」「おほめにあずかり光栄です。」
『これで今日の放送を終了します。』ザー・・「・・終わりのようですね。」「ではもう寝ましょう。」
「こうですか?」バサッ。「おフトンは上に・・そうです。」バサッ。「電気を消して・・」パチッ。
「・・変な気分ですね。いままでにない安らかな・・スー、スー・・」「・・おやすみなさい・・」
そして次の朝。チュンチュン・・「・・ん・・ふあああ~。」「おはようございます。」「ん~・・もう
恒星が昇りましたか・・こんな気分ははじめてです・・ぐ~。」「・・もうちょっと寝かせとこうかな。」
************
♪ザン!
「長官、少し休暇を取ろうと思うんですが。」「む?凱くんと命くんそろってか?」「はい。息抜きに北海道でも
行こうかと思いたちまして。」「予定は・・二泊三日か。猿頭寺くん、リンヴォのほうは?」「昨日の今日ですから。
これまでのパターンでは敵は中六日周期で攻めてくるようですから大丈夫でしょう。」「ならば三泊四日にしたまえ。
私は承認する。」「よろしいんですか?」「凱くんは最前線でいつも苦労しているからな。命くんとゆっくりする
時間も必要だろう。」『ありがとうございます。』「ただし、GGGピッチは持っていってくれよ。」『了解。』
「ときに交通手段は?必要なら諜報部の車両を使用許可するが。」「いえ、飛行機で札幌まで飛び、そこからは
レンタカーで行きますので。」「そんなもったいない。ボルフォッグなりジェームスなりと使ってよいのに。」
「だってそれじゃ夫婦水入らずとはいえませんよ。」「それもそうか・・旅行の無事を祈る。」
「ンドゥーネさま、またまた耳寄りな情報が。」「獅子王夫妻が旅行・・旅行とはなんですか?」「知らない土地を
訪ね、ゆっくり過ごすことです。」「・・つまり我々がこのGアイランドに来ているようなものですか。」
「ちょっと違いますが、まあそんなものでしょう。これが移動予定ポイントの資料です。」「・・「るるぶ北海道」?」
ぱらぱら・・「ふむ・・北海鍋にカニに鮭、三平汁にサッポロラーメン・・」「どこ見てんですか・・(^^;;」
「ヲイル、出立の支度を。」「・・はい?」「追跡し監視します。獅子王凱はガオガイガーGの搭乗者。なにか
有力な情報がつかめるやもしれません。スキあらば襲撃するもよし。」「わかりました。旅支度はできております。」
「あら。・・ヲイルもその気じゃないの。」「どれだけ付き合ってると思ってるんです?」『・・ふふふふっ。』
記録外ミッション3「湯けむりの彼方」
ブロロロ・・「まずは札幌で一泊ね。」「命、どこへ行ってみるか?」「そうね~、やっぱラーメン横丁かな。」
「よし。ホテルの近くだからチェックインしてから行こう。」ブロロロ・・「どうやら宿泊先へ直行するようです。」
「我々はどうします?」「目標の隣りの部屋をとってあります。私たちも荷物を置いて追跡しましょう。」
ラーメン横丁。「さて、どの店にする?」「えとね、ガイドブックによると・・この店がおいしいみたいね。」
「店に入ったようです。」「続きましょう。」ガラガラ。「いらっしゃーい。」(混んでますね。)(・・いました。)
「相席よろしいですか?」「あ、どうぞ。」ガタガタ。「・・あれ?ひょっとして獅子王凱さん?」「ん?どなた?」
「私、ファンなんです。ガオガイガーGの活躍はいつもニュースで見てました。」「なんだ、凱って有名人なのね。」
「こんな可愛いファンがいてくれるなら本望だな。」「ねえねえ私は知ってる?」「はい知ってます。凱さんの
奥様の命さん。」「まっ、奥様だって!」「私、命さんがうらやましい。こんなステキな方の奥様だなんて。」
「うんうん。そりゃー私も凱を射止めるには苦労したもんね~。」「ときにそちらは?」「あ、私のお姉さんです。」
「こんにちは。」(ンドゥーネさま!どういうつもりですか?)(だってこうしたほうが接近遭遇したときに
ごまかしやすいでしょ?)(・・それもそうですね。わかりました、調子を合わせましょう。)「札幌へは任務で?」
「いえ、息抜きの旅行です。」「そうですか。私たちも旅行なんです。また観光地のどこかでお会いするかも
しれませんね。」「それも面白いわね。会えるのを楽しみにしてますね。」「へい、ミソラーメンお待ち!」
札幌時計台。「これが有名な時計台ね。」「なんか思ってたより小さいな・・」「現実はこんなもんでしょ?」
大通り公園。「へぇ~、これがゴジラに倒されたタワーか~。」「妙なおぼえかたしてるんだな・・(^^;;」
タヌキ小路。「ここがガメラが降り立った場所ね。」「だからおぼえかたが濃いっちゅーに!」
そんな調子で市内観光は続き、夜。「夕食はやっぱ北海の味を堪能しなきゃ!」「ならば鍋だな。・・おや?」
「あら、またお会いしましたね。」「そーだ!四人ならビッグな鍋でいけるんじゃない、凱?」「グッドだ命。
もし夕食がまだならば、ご一緒しませんか?」「それは願ってもないことです。」「よろしくお願いします。」
グツグツ・・「チュルチュル。あ~、カニがおいしい。」「モグモグ・・このシャケがまたうまい!」「ズズズ~。
おいしいお汁~。」「ハフハフ・・ホタテもいい味ですわ。」「ングング・・本場のサッポロビールもうまい!」
「最後のおじやの冷や飯持ってきました。」『ジュルジュルジュル~!・・ぷはああ~。ごちそーさま!』
「ありがとうございました~。」ガラガラ。「やはり旅の醍醐味はこれだな。」「来てよかったわね~。」
「こんなおいしいものが食べれるなんて。来てよかったですね。」「ええ。・・あれ?なんか忘れてるよーな・・」
「さて、腹ごなしにスケートでもやるか。」「いいわね。お二人もどう?」「かまいませんけど。(ヲイル、スケート
ってなんですか?)」(氷の上をすべるスポーツです。)(・・まあ行ってみましょう。)(だいじょうぶかな・・?)
シャァァァーッ!「命もなかなかうまいな。」「こういうのは性にあってるの。それっ!」ザシャッ!グルルルッ、
ザシャアッ!「ほう、トリプルアクセルか。やるやる~。じゃ俺も!」ザシャッ!クルルルルッ、ジャッ!
クルルルッ、ザシャアッ!「やった!クワドラブルからトリプルアクセルのダブル!」「おっしゃあっ!」
「う~・・きゃん!」コテーン!「そうじゃなくって、すり足の要領ですよ・・っとっと!」ズデーン!
「ヲイルだってへたっぴ~。」「情報将の私とあろうものがこの程度おっ!」ステーン!「あらあらだいじょうぶ?」
「あいたたた・・」「スケートははじめてなんで。」「じゃ、俺につかまれ。教えてやるよ。命はお姉さんのほうを。」
「オッケ。さ、どうぞ。」『すみませ~ん。』シャッシャッ。「そう、体全体で前進するように・・うまいぞ。」
「そうそう。カーブは重心と足がシンクロするように。」シャーッ。「こうするのですか・・要領がわかりました。」
(・・ヲイル、なんですかこの暖かな気持ちは?)(・・こんなのはじめて・・いえ、いつかどこかで・・)
ズズズ~。「運動した後の塩バターラーメンは最高!」「腹をこなしすぎて、またおなかへっちゃたもんね。」
「お二人ともスケードがお上手なんですね~。」「あの動きはテレビで見たプロ選手にも匹敵しますわ。」
「俺たちも見よう見まねさ。」「はじめてよ今日が。」『ええっ?!』「そ、それであんなにうまく?!」
「普段の仕事が仕事だから、はじめてでもサルマネ程度はなんとかなるのさ。プロに比べりゃ月とスッポン。」
「それに私たちは武道をやってるから、体さばきなんかに共通のコツがあるしね。」「武道・・流派は何ですか?」
チラッ、「・・やるか、命。」スッ。「ええ、凱。」スッ。『な、なに?(^^;;』ガシーン!バリバリバリッ!
「獅子の瞳が輝いて!」ビシッ!「鋼を砕く正義のこぶし!」バン!『銀河に轟け王者の雄叫び!』バキィーン!
『その名は獅王機甲拳!』バリバリバリッ!「・・ということだ。」「やっぱ日に一度はこの名乗りをやんないとね。」
『あ・・はははは。(^^;;』ぴくぴく。(へ・・変な人たち。)(とんでもないのに関わっちゃった気が・・)
「さて、もうだいぶ遅くなったからホテルに戻って休むか。」「ね、明日はお二人はどちらへ?」「え~と・・
カムイコタンから層雲峡です。」「あら、同じルートなんだ。だったら一緒に行こうよ。」『ええっ?!』
「レンタカーを返して、俺たちの車に同乗するといい。」「で、でも、せっかくのお二人水入らずが・・」
「いいのいいの。旅は道連れ世は情け。二人だけより四人いたほうが楽しいって。」「ファンへのお礼でもあるし。」
「・・どうします?」「・・せっかくのご好意ですから。」「それじゃ、明日からよろしくおねがいします。」
ホテルにて。シャァァ・・キュッ。「ふう・・ヲイル、なにしてるんですか?」「ちょっと盗聴を。何か情報が
得られるのかもしれないので。」「いつの間に盗聴器を?」「さっき凱さんの襟裏に。ミクロンサイズですから
見つかる心配はありません・・なにか入りました。」「スピーカー出力。」ピッ。『ああ・・凱・・』『命・・』
「・・なんですか?」「さあ?」『んんっ・・はあっ・・』『くっ・・いいぜ・・』「・・ま、まさか?」「??」
パチッ。「なんで切るんですか!」「・・・・(真っ赤)」「ヲイル、説明しなさい。」「・・あれは交配行動です。」
「・・それってひらたくいうと・・セむぐっ!」ガバッ!「この小説は健全路線なのでそれ以上はダメです!」
「わかりました・・でも、もーちょっと聞きたい気が・・」「お気持ちはわかりますが、これ以降は検閲カット。」
「ではイヤホンモードでは?」「・・まあやってみましょう。」ごそごそ。パチッ。「・・うわ~、すっごい・・」
「こういう音がするんですか・・」「・・うわっ!あんなこと言うの?」「・・うらやましい・・」
次の朝。「あ、おはよ。」「やあ。」『おはよ~ございま~す。』どよ~ん。「・・どうしたの?」「ちょっと夜ふかし・・」
「お二人ともお元気ですね・・」「そりゃもう!充電バッチリ!」「それをいうなら充填でしょ・・(ぼそっ)」
『ん?』『いえいえ、なんでもない!』ぶんぶん。「さて、それじゃ出発!」ブロロロ・・
サラサラサラ・・チュンチュン。「いきなりだが着いたぞ。カムイコタンだ。」「は、はやい・・(^^;;」
「ん~。自然がいっぱい・・」「オゾン含有量が都市部とケタちがいですね。」「妙な表現するんですね・・」
「さて、コタンのほうへ行ってみようか。」「おみやげタイムね。」(ヲイル、ここってどのような所ですか?)
(アイヌという先住民族の集落があります。(注:これはフィクションです。実際には集落はありません。))
ザワザワ・・「え~っと、たしか・・あっ、いた!」「いらっしゃいませ・・あっ!みこっちゃん、凱くん!」
「ひっさしぶり~!元気だった?」「高校以来だな。」「こんな所まで訪ねてきてくれるなんて嬉しいな。」
「お知り合いですか?」「高校時代のクラスメートだ。」「卒業してから故郷へ戻ったんです。」「やっぱ都会より
故郷がいいよね~。こんなぜいたくなほどの自然にかこまれてるんだもの。」「はじめはここから出たくて都会の
高校へ行ったんですけど、だんだんここの良さがわかってきたんです。」「ふるさとは遠くにありて想うもの・・
そんなものよ。」「この大自然と共に生きる幸せを、あえて離れることで理解できたことが最大の収穫でした。
そして・・すばらしいおともだちができたことも。」「あの頃がなつかしいな・・」「いい青春だったよな・・」
「・・・・」「どうしました、ンドゥーネさま?」「・・この自然、この澄みわたった空気・・なぜ?」ポロポロ・・
「涙・・?」「・・私は何をしようとしてるの?・・私は・・だれ?」「ンドゥーネさま!」ハッ。「・・ヲイル?」
「どうしたんですか?」「・・えっ?・・私は何をしてたんですか?」「山のほうを見つめて・・泣いてました。」
「・・そうですか。」「・・どうも変です。私もなにか懐かしさに満ちた気分が・・」「何でしょうね・・これは・・」
「あっ、いたいた。」「迷子になったのかと思ったぞ。」「さ、おみやげ買っていきましょうよ。」『はーい。』
ガヤガヤ・・「これどう?」「よく似合うな。」「・・これは何ですか?」「それはムックリ。楽器です。」「これが?」
「こう使うんです。」ビョンビョン・・「へぇ~、単純だけどいい音しますね~。これください。」「え~と・・
長官には木彫りのクマかな?スワンさんにはキタキツネのキーホルダー、牛山さんには民族服の3L。
猿頭寺さんは木彫りのシステム手帳がいいかな?」「雷牙おじさんには木のコーヒーカップ。父さんと母さんには
アイヌ織のタペストリーだな。」「ヲイル、これどうです?」「まっ、かわい~。お似合いですよ、そのスカーフ。」
そして層雲峡・夕刻。「やっとついた~。」「おみやげはトランクに入れておけばいいぜ。」「はい。部屋で一休み
しましょう。」「そうしましょう。さすがにロングドライブは疲れましたね。」「じゃ、チェックインといこうか。」
ばたっ。「ふぅぅぅ~。ヲイルも横になったら?」「・・お隣りは温泉へ行ったみたいですね。いまのうちに・・」
ズズッ・・「・・よしと。超小型カメラをセットしました。」「仕事熱心ですね・・カメラでどうするつもりですか?」
「このテレビにつないで・・」カチャカチャ。「これでよし。今夜はビジュアルで見れます。」「なるほど・・」
「さて、私たちも温泉とやらへ行きましょう。」「温泉・・おフロですか?」「似たようなものですが、地熱で
暖められた地下水が湧き出しているものです。身体によいとか。」「では行ってみましょう。」
カコーン・・ザザァ・・ガラガラ。「うわ~、広いおフロ。」「あっ、こっちこっち!」「あ、命さんだ・・ええっ?!」
「おお、きたきた。」「な、なんで凱さんまで!」「知らないの?ここ混浴よ。」「ちょ、ちょっと待っててください!」
パシーン!「どうしたんです?」「はぁはぁ・・」きょろきょろ。「・・あった。」バサッ。「これを巻いてください。」
「なんで?」「それが混浴のマナーです。こういうふうに・・」キュキュッ。「よしと。行きますよ。」「??」
ガラガラ。「お待たせしました。」「やっぱそうよね~。スッポンポンじゃ入りにくいわよね。」「まあそうだな。」
ザザァ・・「ふぅ~。気持ちいい・・」「ここの温泉は疲労回復・滋養強壮にいいのよ。」「・・あの~。凱さん、
タオルは・・」「ん?俺は見られて困るタチじゃないから。」「そ、そうですか・・(目のやり場に困ってる)」
「命、先に流してるぞ。」ザザーッ。『・・・・(モロ)』(あれ・・なんですか?)(・・聞かないでください。)
その夜。「・・あ~。」ポリポリ。「・・すっごい・・」ズズズ~。「あれって・・ああいうふうに使うんですか。」
「・・まあ勉強です。」「・・ええっ?!巨大化した!人間って巨大化能力ないんじゃ?」「あれは別です。」
「・・あっ!あんなのを・・」「・・うわ~。」「痛くないんですか?」「慣れ・・でしょう、たぶん。」トクトク。
「これがウワサに聞いた人間の・・」「あら?お酒切れちゃった・・」カチャ。『はい、ルームサービス。』
「熱燗あと三本と、おつまみに柿ピーを。」『かしこまりました。』チン。「・・まるで覗き部屋ね、こりゃ。」
次の朝。どよ~ん。「また寝つけなかったの?」「はい・・」「私は二日酔いです・・」「朝の冷たい空気を吸えば、
少しはマシになるだろう。さあ屈斜路湖へ出発だ。」『は~い。』「梅仁丹なら売店で売ってたわよ。」
とゆーわけで、屈斜路湖から摩周湖へ。「きれい~。これが摩周湖か~。」「今日は霧はかかってないようだな。」
「おしいな~。霧の摩周湖ってのが見たかったんだけど。」(・・ヲイル、仕掛けます。)(わかりました。連絡を。)
カツカツ・・チャリン。ピッポッパ。・・プルルルル。・・プルルルル。・・「・・なにやってんのかしら。」
同時刻、火星・機界大城塞リンヴォ。「ほれ国士無双!」「ちょっと待て!俺の切る番だぞ!」「チョンボ!」
♪プルルル。「はい、もしもし。・・ヲイルさまですか。はい、雀荘のオヤジ役のバールです。・・いえいえ
もったいないおことば。・・四軍神ですか?いまはちょっと・・」「やるかきさま!」「やるぞ!」「まてまて!」
「あの~、ヲイル情報将からお電話です。」『なに?』ピタッ。「出動か!ならばワシの陸軍を!」「いやまて!
うちの海軍を!」「いやいや我が空軍を!」「ということですが、どうします?・・はい、わかりました。」チン。
「ゾンダリアンのフォグを派遣しろとのことです。」「なんだ、情報局のフォグか。派遣してやれ。」
サァァァ・・「おっ、霧が流れこんできたぞ。」「さすがに山の気候は変わりやすいわね~。」ピカッ!
「なにっ?!ゾンダリアン反応!」「ええっ?!・・どこ?」キョロキョロ。「・・それらしいのはいないわね。」
「だがこの反応は・・まさか?!」ゴウッ!「霧が?!」「・・凝集する!巨大ゾンダリアンロボ!」ゴゴゴゴ・・
ズズーン!『獅子王凱および獅子王命!覚悟せよ!』「ここじゃギャレオンが来るまで時間がかかりすぎるわ!」
「しかたがない・・二人だけで倒すぞ!」「ええ!あなたたちは逃げてて!」「は、はい!」「こちらです!」
『もらった!』ゴオッ!ドスーン!『つぶれたか・・なにっ?!』ギギギギ・・「おおおおーっ!」『バカな!
数十トンの踏みつけを!』「うりゃあああーっ!」ブン!『なあにぃぃーっ!』ダダーン!「連続攻撃!」
「いくわよ!」ダーン!「獅王閃光弾!」ドン!バキィィーン!『ぶおおおーっ!』ジャリジャリジャリーッ!
「な・・なんなんですかあれは?!」「信じられない・・素手で30mもある巨大ゾンダリアンを殴り倒すなんて!」
『なんという奴らだ・・拡散!』ボオッ!「霧になった?!」『窒息させてやる!』ゴオッ!「命、あれをやる!」
「ええ!」ガシッ!『はぁぁぁーっ!獅王大旋風!』ザッ!ギュルルルルッ!ズゴゴゴゴゴッ!「な・・なに?!」
「竜巻を形成しました!」『なんとおっ!上昇気流が!』「霧が筒状になった!」「いまだ!」『獅王紅蓮蹴!』
ボン!「脚に炎が!」『デス・スパイラル!』ギュルルルルッ!ゴオオオオーッ!『ぐわああああーっ!霧が!』
「あの高熱でフォグの霧が蒸発していきます!」「あの二人・・人間なの?!」『集結!』ゴォォォ・・ビシッ!
「やっと固体に戻ったわね。」「さて、とどめるか!」「いくよ!」ダーン!『やらせはせぬ!』ブン!バァーン!
「やった?」「・・いえ!」・・ボコォォーン!『ぐわあああーっ!手が!』「機界108秘孔のうち、爆孔よ!」
「そしてこれが獅王機甲拳秘奥義!」ドン!『獅王比翼連撃!どりゃああああーっ!』ズドドドドドッ!
「二人でフォグの全身に攻撃!」「・・108撃です!」ザシャアッ!「・・これでおしまい。」「あと3・2・1。」
『・・ごおおおおーっ!』ボコボコボコッ!『ひでぶっ!』ボコォォォーン!「ゾンダリアン核、捕獲!」パシッ。
「な・・なんてやつらなの!」「これほどの強さとは・・見込みが甘すぎました。」「作戦失敗か・・」
千歳空港。ゴォォォ・・「私たちは次の便ですから。」「じゃ、ここでお別れね。」「楽しかったぜ。縁があったら
また会おうな。」『さよなら~。』カツカツ・・「・・あれ?そういえばさ、あの二人の名前って聞いた?」「いや。
命もか?」「ええ。・・ま、いっか。」「ゾンダリアンを除けば、まあまあ楽しめた旅だったな。」「そうね。」
『・・・・ふう。』「疲れました・・」「さすがに私も・・アジトに帰ったらゆっくり寝ましょうね。」「その前に、
最後のなごりにウニイクラ丼食べていきましょう。」「大賛成です。サッポロビールも。」カツカツ・・
♪ザン!
♪キンコーン。「はい、今日の授業はおしまい。」『イェーイ!』「明日は開校記念日ですのでお休みです。みなさんあさって会いましょう。」『せんせーさよーなら!』ガヤガヤ・・「ねえ護くん、明日何か予定ある?」「ううん、ヒマだけど。」「じゃ、ネオGアイランドパークへ行かない?あやめちゃんが整備部で余ったチケットをくれたの。」
「うわっは~。そりゃいいや。」「実はあと2枚あるんだけど、どうしようかな?」「オレと数納は明日は野球だ。」「狐森ちゃんは?」「あたしもチアガール頼まれてるからいいわ。」「となると・・戒道、すみれちゃん。」「・・もらおう。」「私も特にありませんけど・・」「じゃ、行こうよ。ね、ね?」「・・はい。」
トントン・・「ただいま戻りました。」「♪ルンルン。お帰りなさい、ヲイル。」「あら?今日は何かいいことでもあったんですか?」「まあね。明日、私はお出かけします。」「ああ、学校お休みでしたね。どちらへ?」「ラティオ、アルマ、初野さんとネオGアイランドパークへ。」「あらあら、デートですか。」ザクッ!「あいた!」「だいじょうぶですか?」「あいてて・・再生。」シュゥゥゥ。「よし・・包丁使ってるときに妙なこと言わないでください。アブナイじゃないですか。」「ふふっ、えらく動揺したものですね。」「そ、そんなんじゃありません。私は二人の情報を・・」「はいはい。私は明日もお仕事なので、おまかせします。はい、軍資金。」サッ。「ひのふの・・充分です。」「では楽しいデートを。」ジューッ!「あちちち!」「うふふっ。」
記録外ミッション4「万華鏡」
「08:30。護隊員はお出かけのようです・・追尾します。」ブロロロ・・「初野華さんと合流。どうやらネオGアイランドパークへ向かう模様・・おや?」『おはよー。』「あれは戒道幾巳さんと・・第一級要注意人物、御堂音すみれさん。これはいけません。」ブロロロ。「あっ、ボルフォッグ。おはよう。」「おはようございます護隊員。今日はどちらへ?」「ネオGアイランドパークだよ。」「お送りしましょう。初野さん、戒道さん、御堂音さんもどうぞ。」カチャッ。「やりぃ!」『失礼しまーす。』
バタンバタン。「出発します。」ブロロロ・・
キキッ。「着きました。」「ありがとうボルフォッグ。」バタンバタン。「それではお帰りの際はGGGピッチで連絡してください。すぐにお迎えにまいります。」「うん。それじゃ。」ブロロロ・・「護くん、ボルフォッグさんていつも護くんのことつけまわしてるの?」「表現悪いけど、それに近いかな。」「いちおう天海くんはGGGの最重要人物だからな。」「なんか一日じゅう監視されてるって気になりません?」「もう慣れちゃったし。」
絶叫コースター・ブロウクンマグナム。ゴオオオオーッ!「うわっはああああーっ!」「コワくない、コワくない!」「・・・・(必死にガマンしてる)」「ほええええーっ!」「スパイラルループだ!」ギュイイイーン!「おおおおーっ!」「コワく・・やっぱりコワ~い!」「・・・・(ほとんど限界)」「はにゃぁぁぁ~ん!」シューッ。「はぁ、ふぅ・・けっこーキツかったね。」「ドキドキが止まんないよ~。」「・・ふぅ。」「ひえええ~!」「・・すみれちゃん、終わってるよ。」「・・え?あ?(^^;;楽しかったですね。」「君の悲鳴がね・・」
ワイワイ・・「・・あれ?あの人たちは・・」「あら、護くんじゃないの。やっほー!」「アルマか?!」「J?」「「金剛」艦長のユリカさんとJさん?」「今日はデートなんだぞ、えっへん!」「いばることですか・・(^^;;」「いきなり呼び出されてなにかと思えば、このような所に連れてこられたのだ。」「テレなくていいって!さ、今度はフリーフォールよ!そいじゃね~。」「どおおおーっ!」ズルズル・・「・・Jは押しの強いタイプが苦手か。」「たしかフランソワーズさんもそうだったよね。」「あれほど強引ではないが・・ま、Jにはあのくらいでちょうどいいかも。」「カッコいいな~。わたしもユリカさんみたく押し強くなろうかな?」「うわっは~・・(^^;;」「ふ~ん・・(ね、アルマ。)」(ん?)(私もプッシュしますからね。)(・・カンベンしてくれ。)
サブマリンクルージング。『みなさま、このネオGアイランドシティーの人工海は海底牧場となっており、シティに新鮮な魚を供給するシステムになっております。あちらがマグロ牧場エリア、そしてこちらがカツオ牧場
エリアです。』「うわっは~!ものすごい魚だ!」「ただの海じゃなかったのね~。」「これはすごい。」「はあ・・これなら自給率も高いでしょうね。」『現在はまだ勇者特急隊の輸送に依存するところが多いですが、いずれは魚介類の60%は自給できる見込みになっております。キュィィ!「イルカだ~!」『このイルカたちは牧場の管理をしている、立派な職員です。またこの海底には大量の海藻が植えられ、光合成で酸素を供給しています。いわばこの海はライフサイクルが成立しており、まさに自然の海そのものと同じになっています。』「これって世界十大頭脳のマヤハラ博士が作ったんだって。」「さすが動物科学の世界的権威よね~。」「・・あれは何ですか?」『えっ?・・あれは!』オォォォーン・・「クジラだ!」『あれこそ牧場の長であるマッコウクジラのホセフィーナです。彼はこの海底牧場の全てをとりしきっています。』「こっちへ来るよ!」
オォォォ~ン・・「おっきい~!」『彼の任期は三年の予定です。それが過ぎれば地球の海へと戻り、その代りに新たなマッコウクジラの管理人がやってきます。これはクジラたちの野生を奪わないよう考えられた措置です。』「なんて巨大で・・偉大な生物。」「クジラこそ真の意味での高等生命体といえるかもしれないな・・」
お昼。「さて、どこで食べようかな?」「ん~と・・あれ?」「どうしたの華ちゃん?」「ほら、あそこ。」「おいしいピザですよ。さあいらっしゃい。」「あれ?・・あっ!山葉いすずさんだ!」「バイクゾンダーの!」「あら、おひさしぶり。」「いすずさんは宅配ピザじゃなかったの?」「配置転換でここの店長になったの。」「へぇ~、大出世だね。」「おすすめはこの四色ピザ!四種類のトッピングを一枚で楽しもう!「これにしよ!」
「・・これがピザというものですか。」「すみれちゃん、はじめて?」「え?ええ。前は田舎だったもんで。」「さ、どうぞ。すみれちゃんと華ちゃんから好きなのを。」「僕らはどれでもいいから。」『いっただきま~す。』「アム・・おいし~い!」「うん・・あまりチーズとかがしつこくないな。いい仕事だ。」「戒道くん、グルメ?」「立ち読み本の受け売りだ。」「でもホントおいしいね。」「本場イタリアンピザはあっさりめだそうだ。チーズや何かでゴテゴテさせるのはアメリカン風だということだ。」「そーいやこないだイタリア行ったっけ・・」
野外ステージ。「うわはははは!私が機界四天王のピッツアだ!」オーッ!パチパチパチ!「まてピッツア!その悪行、ガオガイガーが許しはしない!」「かかれゾンダー戦闘員!」『イーッ!』ドガスカボカスカ!キュウ。「毎度まいどあっさりやられるか・・おぼえておれ!」「悪の栄えたためしなし!」パチパチパチ。「うわっは~、ぜんぜんちがうって・・(^^;;」「まあヒーローショウのお約束よ。」「・・あれがピッツアか?」「ソルダートJが見たらどう思うんでしょうね・・ほえ?」「まあまあおちついて、ジェイさん。」「し、しかしあのようなのは私ではない!」「子供むけだから、おさえておさえて!」「・・きっちり見てましたね。(^^;;」
『おほほほほ!ピッツア、またも負けてきましたね。』「申し訳ございません、機界女王ンドゥーネさま。」『Zマスターに代わっておしおきよ!乳母車の刑!』「どおおおおーっ!」アハハハハッ!パチパチパチ!「へぇ~、新キャラがいたんだ。」「あはははは!ンドゥーネってあんな感じなのかな?」「ぷっくくく・・」(な・・なんですかあれは!)ぴくぴく。(見てのとおり、ンドゥーネだ。)(ちがいます!私、あんなにケバくないし、あんなはしたない言動しません!)(しかし実際ンドゥーネを見た者はいないしな。)「ここにいます!」『え?』「なんかいった、すみれちゃん?」「え?・・いえ、なんでも・・(思わず声に出しちゃった・・)」
「はいそれでは良い子たち!ピッツアお兄さんとあくしゅしよう!」
『わーい!』ガヤガヤ・・「ジェイさん、あくしゅしてきます?ふふっ。」「・・握手ついでに一発殴ってくる。」「ダメだってば!もう~。(^^;;」ぶすっ。「どうしたのすみれちゃん、機嫌悪いようだけど?」「なんでもないです。(こんど顔見せたろかな・・)」
オバケ屋敷。「コワくない、こわくない。」「うらめしや~。」「うわっは~!古典的だな~。」「・・暗いな。」「ここってなんなんですか?」「こわがって楽しむところらしい。」「もけけけけ!」「きゃっ!」ひしっ。「・・意外だな。」「こういうの苦手なんです~。」「機界神種に比べたら子供だましだが?」「それでも~。彼らは気ごころが知れてるからいいけど・・」「うきゃきゃきゃ!」「いやあああ~っ!」ぎゅう。「お、おいおい、抱きつきすぎだって。」「このまま行って~!」「・・わかった。(なるほど・・これがもうひとつのメリットか)」「・・いまどき珍しくこわがってくれるお嬢ちゃんたちだったな。」「ああいう客がいると、やりがいがあるね。」
「ああ~、コワかった。」「だいじょうぶ華ちゃん?」「うん、なんとか・・あれ?」「ひょええええ~!」「もう出口だってば。」「うわっは~、すみれちゃん、戒道にビッタリだ・・」「オバケ屋敷の効力ね~。」
カァカァ・・(宇宙都市にカラスがいるかって?気分です、気分。)
「もう夕方か~。そろそろ帰ろうか。」「たっぷり遊べたね。」「天海くんと初野さんはボルフォッグと行ってくれ。僕とすみれちゃんは歩いて帰る。」「え?・・わかった。」「そいじゃね~。」ブロロロロ・・「・・楽しかったか?」「・・まあまあでした。」「海を見ながら帰ろう。」テクテク・・「しかしあのンドゥーネは爆笑だったな。」「それをいわないでください。思わず名乗りでそうになっちゃいましたよ。」「それも面白かったかもな、ふふっ。」「こんど女王の名でクレームの手紙出してやろ。ちゃんと美少女使えって。もしやらなかったら・・」「やらなかったら?」「ゾンダーロボ、やっておしまい!ゾンダーゴッドに代わっておしおきよ!・・なんてね。」「・・シャレにならん。」『あははははは!』
************************************************************
♪ザン!
「いよいよ来週は学芸会だね。」「出し物何にしようか?」「へへへ。実はいいものがあるんだ。ほれ!」バン!『勇者戦隊ガガガファイブ?!』「ウッシー、これは?」「ウチのアニキにヒマみて書いてもらったのさ。」「牛山さんが?」「アニキああ見えてこういうのけっこう好きらしいからな。」パラパラ。「へぇ~、面白そう。」「じゃ、僕らはこれをクラス会議で提出しようか。」「む~・・いいんじゃない。これは一発で通りそうよ。」
そしてレイコのいったとおり、企画案は一発OK。キャスティングもクラスで検討し、決定した。
「では次は機界女王ンドゥーネ役ですが。」「はい。」「戒道くん、どうぞ。」「御堂音さんがいいと思います。」「・・えっ?!」「そしてピッツアは僕がやろう。」オオッ!「いいの?戒道。」「悪役は引き受け手がいないだろ。」「それでよろしいですか、御堂音さん?」「え・・」(だいじょうぶ。僕がついてる。)「・・やりましょう。」「ゲラ刷り台本を配ります。」ガヤガヤ・・「えーと、私のセリフ・・ええーっ?!「・・これは。」ひきっ。
記録外ミッション5「女王さまとおよび!」
「・・『今日こそ最後だガガガファイブ。おほほほほ。』」「ンドゥーネさま、なに読んでるんですか?」「いえね、来週の学芸会でとんでもない役をおおせつかっちゃって。これ台本。」「・・は?ンドゥーネ役?・・ぷっ!あはははは!」「笑わないでください。」「だってこのセリフ!ホンモノと似てもにつかないですよ~!で、このピッツア役って?」「アルマです。」「・・ぷははははは!これは仕事休んでも見にいかなくちゃ!あ、そーだ!ビデオ撮って四軍神に見せてあげよっと!」「や、やめてくださいよ~。」
メインオーダールーム。「護くん、今度学校で劇をするんだって?」「うん、命ねえちゃん。これが台本だよ。」「どれどれ・・ぷはははは!」「なんだなんだ?俺にも見せてみろ・・だはははは!」「火麻くん、私にも見せてくれたまえ・・わははははは!」「こりゃいーぜ!幸ちゃん、こりゃ必見だぜ!」「当日は非番の凱くんにビデオモニターを持っていってもらって私たちも見ましょう。」ポリポリ。「で、いろいろ小道具を貸してもらいたいと、こういうわけだな。よろしい!火麻くん。」「わかったぜ!全面協力するぜ。」「ありがとうございます!」
軌道上、JアークΣ。「・・・・」ぶつぶつ。「アルマ、なに読んでるの?」「フランソワーズか・・ちょっとな。」「どれ。」ひょい。「あ、ダメだってば!」「ん~?・・あははははっ!ジョー、これこれ!」「なんだ?・・わははははっ!」「なんだというのだ?」「これさ、ジェイ。」「むっ?・・こ、これは!」ヒクヒク。「アルマ!どういうことだ!」「ただの劇だ。目くじら立てるほどのことじゃない。」「しかしだな・・」「まあまあジェイ。ここはわりきって楽しめば?」「・・わかった。」『ビデオに撮ってきてくれ。私も見たい。』「オッケーよ、トモロ。」
さて当日。ワイワイ・・「おっ、護くんのご両親。」「これは凱さん。あなたも見にきたのですか。」「こんにちは~。今日は楽しみですね~。」「護くんによると、衣装はお母さんが作られたとか。」「ええ~。楽しかったですわ~。」「ジェイ、ほらタコ焼き。」「むぐ・・タコが小さいな。」「味はいいけど?」「おっ、タイ焼きもあるぞ。」「キッチンHANA特別店だよ。ハンバーガーはどうかね?」「ふたつくださいな。あとコーラのM。」「まいど・・あれ、常連のかすみさんかい。だったらポテトおまけしとくよ。」「あ、どーも。」
『これより開演します。』♪ビーッ。パチパチパチ!『勇者戦隊、ガガガファイブ!』♪ジャカジャカジャーン!
『200X年、地球は最大のピンチをむかえた。宇宙からやってきた悪のゾンダリアンが地球侵略を開始したのだ!
だが人類には希望があった。地球を守る勇者のチーム、その名をガガガファイブ!メンバーを紹介しよう!』
バッ!スタッ。「ガガガレッド!(護)」「ガガガグリーン!(数納)」「ガガガイエロー!(ウッシー)」「ガガガピンク!(華)」「ガガガシルバー!(狐森)」『われら勇者戦隊ガガガファイブ!』ビシッ!パチパチパチ!「うおっほ~!カッコいいじゃないか!」「見てみて~。あれ私が作ったのよ~。」「こりゃ本格的だな。」
『地球をねらう悪のソンダリアンの女王ンドゥーネは新たなわるだくみをめぐらしていた。』(暗転)パッ。
「をほほほほ!ピッツアよ、今回の指令を伝えます。」「ははっ。ン
ドゥーネさま。」「目標はカモメ幼稚園の送迎バスジャックです。悪の組織たるもの、やはり基本はふまえなくては。」「ははっ。そして?」「そして?・・なんですか?」「だからバスジャックしてから、どうなさいます?」「それ自体で目標達成ですが?」「いえだから、その後は身代金をとったり、怪人のエサにしたり・・」「そんな悪いことはできません。ちゃんとお家に帰してあげるのです。悪の組織たるもの、子供たちの支持がなければやっていけません!(きっぱり)」「ははーっ!」
アハハハハ!パチパチパチ!「いいぞいいぞーっ!」(ンドゥーネさま、けっこーハマってるじゃないの。)
「あの二人、いい呼吸だな~。」「かけあいバッチリ。アルマもやるじゃない。ね、ジェイ。」「・・くだらん。」
『そして幼稚園バスジャックは実行にうつされた!』「あれか・・ゾンダー戦闘員、ゆくぞ!」『イーッ!』ばたばた。「な、なんですかあなたたちは!(担任)」「ふはははは!このバスは我らゾンダリアンが乗っ取った。おとなしくしていればアメをやろう。戦闘員!アメをくばれ!」『イーッ!はいどーぞ。』『ありがとー!』
「まて!」「むっ!その声は!」「ピッツアさま、観客席です!」パッ!「ガガガレッド!」オーッ!パチパチパチ!パッ!「ガガガグリーン!」パチパチパチ!パッ!「ガガガイエロー!」パチパチパチ!パッ!「ガガガピンク!」パチパチパチ!パッ!「ガガガシルバーよ!」パチパチパチ!『我ら勇者戦隊ガガガファイブ!』ビシビシッ!「おのれ観客席のあちこちからスポットライトで現れるとは劇場演出のうまいやつらめ!」「ピッツア!ボクらがいるかぎり、悪事はゆるさない!」「ええい!観客席の照明をつけろ!戦闘員、かかれ!」『イーッ!』
ダダダダッ!「いくぞ!浄解の光!」パアアアーッ!『イーッ!改心しました!』「すごいSFXだ!(ちがう)」「ガガガイレイザー!」ごしごしごし。「ガガガプライヤーだ!」ギュウウウ~。「いててて!本気でしめるな!」「ガガガハンマー!」♪ピコーン!「あたしの三味線を聞きなさい!ジョンガラーンVV!」♪ベンベンベン!『おおおーっ!ヘタクソ!』どたばたどたばた!きゅう。「毎度まいど全滅か・・ならば!いでよ巨大ロボ!」『ゾンダ~!』のっしのっし。「あれ?あれって・・ガンイーグじゃないか!ダンボールで飾ってあるけど。」「みんな、合体だ!」『おおっ!ファイナルフュージョン!』ピカッ!ドン!「これは!」『ガガガキ~ング!』ズシーン!「あれはガンパンサー!ガオガイガー風にダンボールでごまかしてるのか!」『メカ戦だ!』
どかすかぼかすか!(イーグル!本気で殴らないでよ!)(パンサーだって!)ワァァァーッ!パチパチパチ!「すっごい迫力ね~!」「そりゃ~ホンモノのガンマシンだし・・おっとっと。」『いくぞゾンダーロボ!ひっさつ!天国と地獄!』ぽかん!『お手紙ちょ~だ~い!』(退場)「巨大ロボでもダメか・・ならば!ンドゥーネさま~!」「をほほほほ!しょうがないですね~。では私がお相手しましょう。」「出たな機界女王ンドゥーネ!」「ひーっさつ!黒板ひっかき!」♪キィィィーッ!『うわああーっ!』「どうだンドゥーネさまの必殺技の味は!(耳をふさいでる)」「つづいては、発砲スチロールこすり!」♪キシャキシャキシャ!『どわあああーっ!』「こ・・このままでは負ける!」「こうなったら!」「レイコ、やれ!」「まかして!カラオケ殺法!あたしの歌を
聞きなさい!♪ちきゅうは~お~きな~はあとみたい~♪」キィィー
ン!『うわああああーっ!脳ミソがくさる!』
「負けてなるものか!さらにスチロール攻撃!」♪シャカシャカシャ
カ!『えーかげんにしなさい!』ごすっ!『しっつれーしました!』♪チャカドンチャカチャカドン。
メインオーダールーム。『あーっははははは!』「笑いすぎてお腹がくるしい~!」「台本で読んではいたが、こうもおかしいとは!わははははは!」「特にあのンドゥーネ役の子、すっごくおかしい~!あははははは!」「こりゃあとでGGG内線テレビで流してやろうぜ!だーっはははは!」「しょ、承認!わはははははっ!」
『ひとつの戦いは終わった。今日もまたご町内の平和は守られた。だが!悪の手はまだ我らの町をねらっている!がんばれ勇者戦隊ガガガファイブ!明るい明日のために、えぐりこむように打つべし!(終わり)』「いーえ!まだ終わっちゃダメ!次回こそおぼえてなさいよ~ガガガファイブ!今度はサブリミナル町内放送で勝負よ!」
ワァァァーッ!パチパチパチ!「いや~、面白かった!ね、ジェイ。」「・・まあな。」「あれ~?さっき大笑いしてたのはどちらさま?」「うっ!」「フランソワーズ、あんまりいじめてやるなよ。あんなジェイは初めてだ・・」
キッチンHANA。『カンパーイ!』「いや~、大成功だったね!」「ア
ニキの台本がよかったし、みんなもいい演技してたしな!」「特にすみれさんね。あ~んな女王さまの役ができるとは思わなかったわ。」「そうそう!あの迫真の演技があったればこそよね!」「ふだんはおとなしいカンジなのにね。役者の才能あるんじゃないか?」「いえ、そんな・・けど面白かったです。」「僕もなかなか楽しめたな。」「この勢いで学園祭でもやろうぜ!」『ええっ?!』「アニキに頼んで続編を書いてもらうからさ。」「うわっは~。」「・・またやってもいいかも。」
御堂音家。「おみごとでした、ンドゥーネさま!おもいっきり笑っちゃいましたよ!」「あ~はいはい・・なんか自分のキャラクターを自分でパロるってのは面白いやら自己嫌悪やらフクザツな心境です・・」
マンモスオーダールーム。「イーグルとパンサーが特別出演したんだって?」「はい。それではビデオをお見せしましょう。再生開始。」ピッ。『・・わははははは!』「こりゃすげえや!」「オーバーヒートしちゃう~!」
*********************
♪ザン!
『この世の悪をなんとする 天の裁きは待ってはおれぬ この世の正義もあてにはならぬ
闇に裁いて仕置する 光になれ!』
♪ゴ~ン・・「蓮田氷竜さま、これが今日の分でごさいます。」「存蛇屋炎竜、いつもすまぬのう。」
「いえいえ。・・それより例の抜荷ですが、人夫は全員始末しました。」「そうか・・証拠は残せぬからのう・・しかし存蛇屋、お主もワルよのう。」「蓮田さまにはかないませぬ。」『わはははは!』「ご主人さま、呼びよせた芸伎が参りました。」「おおそうか。とおせ。」スーッ。「おこんばんは。芸者の水亭月奴どす。」スッ。「歌唄いの夕句風流です。」スッ。「力自慢の御龍出馬愚でごわす。」ドスドス。「そしてお囃子舞九だもんね。」♪ベベン!「おお、これは盛況じゃの~。さっそく芸を始めよ。」『はい~。』
「ではわたくしから。舞九。」「オッケー・・じゃなくて、承知だもんね~。」♪ベベベン。「♪人の世の~ぉぉぉっ、悪を誅すは~ぁぁっ、ハンマ~ぁぁ人。」♪ベベン。「この歌は・・」「なにか力が・・抜けていく・・」「・・ふふっ、かかったわね。夕句の歌は催眠術。聞けば身体がマヒするのよ。」「俺さまたちは訓練してるから大丈夫だけどな。」「き・・きさまら・・何者・・」「天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶ!」「悪を砕けと私を呼ぶ!」「おれたちゃ必殺!」♪ベベン!『ハンマー人!』
記録外ミッション6「必殺ハンマー人」
「ものども・・」「呼ばせないね。捕縄!」ビン。シュパッ!ギュルルルッ!「ぐうっ!」「吊るす!」グイッ、ギュイィィーン!・・ピン。がくっ。「いっちょうあがり。」キュイッ、シュルルルッ、パシッ!・・ドサッ!「た、たすけ・・」「そのセリフ、殺された人夫たちに言いな・・あの世でな!コガネハンマー!」ズドォォーン!「光になりやがれ!」キラキラ・・「仕事終了。」「♪地獄へ旅立つ~ぅぅ、同行悪ふたり~ぃぃ。」♪ベベン。
勇者長屋。チュンチュン・・「ふあああ~。ちょっと寝るの遅かったな~。」「おはようございます、月さん。」「あら、お隣の浪人の戊留法衛門さま。おはようざいます。」「昨夜はとても遅かったようですね、ふふっ。」「・・やだ、見てました?請け負い芸人って商売も楽じゃござんせんよ。」「夜更かしは美貌の敵ですよ。月さんは
もっと自分を大事にしてくださいね。」「まっ・・」ポッ。「それでは私は釣りに行ってまいります。」スタスタ・・「・・あ~ん、戊留さま~。」「おい月、朝からなにクネクネしてんだ?」「うっさいわね、ごる吉!ヒトが朝からいい気分になってるってのに!」「なんだとこの色ボケ!」『ギギギギ!』「お二人とも朝からやめてくさいって。そんなことより、元締から連絡が入りましたよ。」『なにっ?!』「今日はどこなの、夕句?」「集合場所は、居酒屋「万茂州王堂廊夢」。あと一時後です。」「わかったぜ。・・舞九は?」「まだ寝てるようですけど。」「あのノンキ屋、もう日も高いってのに!」ドスドス!ガラピシャン!「Zzzzz・・」「おら舞九、起きろ!」バサッ!「おーのー!
御龍出のアニキ、乱暴だもんね~!」「元締から召集だ!さっさと顔洗って支度しろ!」
ガラガラ。「おお、こっちだこっち。」ドカドカ。「で、また仕事ですか?風龍元締。」「はい。今回の相手は少々やっかいです。だから受けたくなければそれでもよろしいです。」「まずは誰か聞かせてもらおうか。からだ。」「・・街奉行、冠龍之守。」『なにっ!』「知ってのとおり、龍之守は強引な取り締まりで町民を泣かせています。奉行の地位をいいことにやりたい放題。そろそろ引導を渡さなくては。だが・・」「ヤツの周囲は腕の立つ浪人で警護されてる・・こりゃちょっと骨が折れる仕事だぜ。」「・・ひとつ。依頼人は?」「・・丸智ちゃんだ。」ハッ!「あの子は・・両親を無実の罪で龍之守に殺され、いまはみなし子・・」「頼み料は一両・・身売りした金だ・・」カチャ。『・・・・』「・・やろうぜ。」「ええ。・・この一両、どれほどの千両箱よりも価値があるわ・・夕句は?」「魂のこもった一両です・・その幼い叫びに応えてあげないと。」「舞九もやるもんね。」「頼みます、みなさん。」「お待たせしました。なんにします?」「極上油を頼むよ、雷の親方。」「へい、まいど!」
「さて、作戦ね・・」「車六のご隠居に相談しようか。」「それいいわね。さっそく「弁天屋」へ行きましょう。」
ガラガラ。「車六のご隠居!おられます?」『おるよ。声だけですまんがの。』「実はかくかくしかじか・・」
『・・なるほど。ならば助っ人がいるな。ワシの古い知り合いがおっての、もと公儀隠密だ。腕は保証する。』「どこの誰で?」『煙草屋「倫敦」の主人、自衛蒸主水だ。』『ええっ?!』「あの昼行灯が?信じられねえ・・」『紹介状を書いてやろう。』カタカタカタ。シャッ。パサッ。『それで通じるはずだ。』「ありがとうございます。」
スパ~。「なるほど・・わかりました。私でお役にたてるなら。」「まずはお前さんの腕が見たいな。」「こら!」「いえ、もっともです。では・・」スッ・・「消えた?!」キュピン!ピタッ!「うっ!・・」「キセルに仕込んだ針ね・・」「これだけではありません・・あの鉄板を。」『え?』カチャカチャ。「キセルと煙草入れを組み合わせた?」スッ。ドキュン!キーン!「鉄砲?!」「鉄板を貫いた!」カチャカチャ。「いかがで?」スパ~。
「う~ん・・これだけでは足りませんね・・私に心当たりがあります。よろしいですか?」「どうする?」「こうなれば一人でも多いほうがいいぜ。」「賛成です。」「おっけーだもんね。」「それではカドの卸屋へ。」
ガラガラ。「いらっしゃいませ~。」「詩瑠美ちゃん、こんにちは。」「あら、主水さん。月さんに御龍出さん、夕句さんに舞九さんも。」「・・まさか詩瑠美ちゃんが?!」「かくかくしかじか・・」「・・わかりました。仲良しの丸智ちゃんを不幸にした悪党は許せません。」「おめえで何ができるんだ?」カチン!「これです!」ゴッ!「シロガネつるはし!」ズドーン!『おおっと!』「・・なにか質問は?」『あ、ありません!』
ワオ~ン・・「ここが冠龍之守の屋敷ね・・」「主水のヤローはどこいっちまったんだ?」「ここです。」スッ。『おっとお!』「ちょっと見回ってきました。浪人は全部で八名。」「ひとりで二人づつか・・なんとかなるわね。」「ではいきましょう。」『うむ。』シュシュッ。・・スッ。「・・鷹、お豹。」『ははっ。』「いきましょう。」ボッ・・
「空のアニキ、そっちは?」「特にないですね、雲の。」ヒュルルルッ!ピシッ!「むっ!」グン!ギュゥゥーン!ピン。がくっ。「ん?・・空のアニキ、どうした?」「♪闇を走る~ぅぅ、殺しの~ぉぉ、包帯~ぃぃ。」ヒュッ!グルグルッ!「なっ!」ギギギギ・・がくっ。「これで二人・・」「静かに地獄へ落ちなさい・・おやすみ。」
「ピコピコ(DP-01)。」「ピコピコピコ(DP-02)。」「ピッピキピッピキピ(DP-03)。」フゥ~。「ピコ?」ボオッ・・「ピコピコ?」ととと・・「・・ピコ?」ピキン、ドスッ!「ピュゥゥゥ・・」ばたっ。「ピコピコ?」ビュッ!カツゥーン!「・・・・」どさっ。「これで四人め。」「ピコッ!」たたたた・・「うりゃっ!」ブン!ズドーン!グシャアッ!キラキラ・・「五人めだ。」「あと三人ですね・・」「いこうか。」ザザッ・・「舞九は出番ないもんね。」
「ピコピコピコ?(DN-01)」シュパパパッ!カカカカッ!・・どさっ。「ピコ?(DN-02)」バッ・・ザキィィーン!ばたん。「ピコピコッ!(DN-03)」ヒュルルルッ、ズバァァーン!「・・ピコッ!」ばったり。「これでよし・・」
「・・ん?変だぞ・・」「あれ?あと三人が倒れてる・・」「これは・・羽根手裏剣と鉄の爪、そして大型手裏剣。」「まさか忍者か?」「どうしたの?」「月と夕か。・・これだ。」「いったい誰が・・」「・・おもいだしたもんね!これは霧狼衆だもんね!」『なにっ?!』「公儀の処分屋といわれる霧狼衆か!」「標的は・・同じか。」「どうする?」「先手争いは共倒れよ・・様子をみて仕掛けましょう。」『・・うむ。』
「・・何者!」バサッ!「さすがは腐っても冠龍之守・・よくぞ気づかれた。」「キサマは・・見覚えがある。」「そのとおりです・・幕府お庭番、霧狼。」「同じく黒鷹。」「お豹。」「上様の命により、その首いただきます。」「おもしろい・・返り討ちにしてくれる!」ジャキッ!「それは?!」「南蛮大筒と明国の火矢だ!いかな忍びとてかなわぬ!」「それはどうかしら?捕縄!」「包帯!」ヒュルルルッ、ビシッ!「なにいっ?!」バン!「天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶ!」「悪を砕けと私を呼ぶ!」「おれたちゃ必殺!」♪ベベン!『ハンマー人!』「いぇーい!」「ごる吉!詩瑠美ちゃん!」「おう!」「まかせて!」「コガネハンマー!」「シロガネつるはし!」ゴッ!ズドオオオオーン!「ぐおおおおおーっ!」『ひ・か・り・に・なれええええーっ!』キラキラ・・
「仕事終了。」「ジャマしたな、じゃあな。」クルッ。「待たれよ。おぬしら、ハンマー人か。」『・・おっさん、世の中には知らないほうがいいってことがある・・わかるな?」「理解はするが、見逃せん。」ザザッ。「・・どうする、月?」「やるっきゃないのかな・・公儀の殺し屋とは出来れば衝突は避けたかったけどね。」「見逃してください。さもなければあなたたちも・・」チャッ。「ほう・・面白い。」「一触即発だもんね~。」
「待たれよ。」『むっ?』「私だ、霧狼。」「・・あなたは主水さま!」「久しぶりだな・・戊留法衛門。」『ええっ?!』「あ、あなた・・戊留法衛門さま?!」「そのとおりです・・月さん。」バサッ。「なにっ!」「そ・・そんな・・」「身分を隠して長屋に浪人として住み、町内の情報を集めていたのです・・あなたたちのことも知ってました。」「・・なぜ?」「上様の命は冠龍之守の処分。今回あなたたちが仕掛ける相手を知り、渡りに舟でした。」「そう・・まんまと利用し、最後に処分というわけね・・あたしゃ男を見る目がないね・・」ギン!『むうっ!』「やれるものならやってみなさい。この必殺ハンマー人、たとえ公儀の処分屋だろうと負けはしない!」「そうです!私たちは単なる殺し屋、お金をもらって人を殺めるただの人殺し。けど!」「まだくたばれねえ!弱い者たちの哀しい叫びが消えるまで!」「いずれは地獄へ落ちるこの身、ならばその日まで閻魔の手土産として悪いやつらを一人でも道連れに!」「先に冥土へ旅立った人たちのためにも!」『まだまだ殺し足りないんだ!』
「戊留法衛門、そういうことだ・・私はこちらにつく。」「・・鷹、お豹。」『ははっ。』ババッ。『・・えっ?』「これで失礼します・・」スゥ・・「・・どういうこと?」『まだこの町にはあなたたちが必要です・・』ヒュゥゥ・・
チュンチュン・・ガラッ。「・・・・ふぅ。」クルッ。「おはようございます。」「・・えっ?」「今朝は私も寝不足になってしまいました。」「あ・・」「どうです?これからお芝居でも。」「・・は、はい!参ります!」「おや?・・はは~ん。」「あら?・・まあ。」「ん~?・・おまいがー!」『いってらっしゃーい!』「はーい!」
ハンマー人・・人の恨み、哀しみを金をもらって晴らす闇の稼業・・
その記録はまったく残ってはいない。
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♪ザン!
「ンドゥーネさま、重大情報です!」「なんですかヲイル?」「これみてください。」「ん~?・・これは!」
『機動宇宙大要塞「曼荼羅」新装開店記念、グルメチャンピオン大会!
Gアイランドシティーの皆様への日頃の謝恩もこめて、GGG主催・シティ商店街協賛により開催! レシピは商店街の有名店から人気メニュー数十種類!はたして完全制覇できるツワモノはだれか?年令性別いっさい不問!どしどし参加ください!優勝者には商品券百万円を贈呈!
なお、申請者多数の場合は抽選で20名様とさせていただきますのでご容赦を。
日時:O月X日 午後12時
場所:キッチンHANA特設会場
参加登録はお近くの情報ターミナルもしくはホームページ(www.g-
city.com)にて。』
「ヲイル、すぐに参加登録を!」「完了しております。これがンドゥーネさま、これが私の整理番号です。」
「でも抽選で当たらないとダメなんですよね。」「ご安心を。この情報将、ぬかりはありませんわ。」ニヤッ。
記録外ミッション7「栄養は誰のために」
メインオーダールーム。「登録状況はどうか?」「大人気です。現在の時点で200人。」「多いな・・競争率10倍か。抽選は厳重公正にな、命くん。」「わかってます。(な~んてね。細工はりゅうりゅう。)」「抽選スロットプログラム、発動承認!」♪ピピピピピ・・ピタッ。「抽選完了しました。」「どれ・・ん?命くんが当選しておるな。」「あらそーですか?」「他は・・天海愛さん、あやめくん・・ほう、火麻くんもか。「俺が当たったってかぁ?!」(げっ!・・とんでもない強敵だわ・・)「よかろう、これで決定しよう。グルメチャンピオン大会、承認!」
「さて!ついにきましたグルメチャンピオン大会!開始前からこの「キッチンHANA」特設会場には熱気がうずまいております!実況はわたくしGGG参謀部に移籍しました御統ユリカと」「先日ヒラから課長に昇格
しました猫田ルリです。」「ルリちゃん、お給料上がった?」「ちょっとだけ。でも残業手当がつかなくなったんで前と手取りは同じです。」「そこが管理職のつらいところなのよね~。まあサラリーマンじゃないから文句はいわないけどね。」「整備部は管理職でも残業手当つくそうですけど、業務内容を考えれば当然ですね。」「そうね~。しょせんあたしたちはデスクワーク中心だからね・・ま、「金剛」出撃時の危険手当で稼ぎましょう。」「かんちょは事実上の降格じゃないんですか?」「客観的にはそうだけど、艦攻部長ってのもしんどい仕事だったしね。あたしもだいぶ疲れを感じてたから、渡りに舟だったのは正直なところね。スタッフが優秀だからもってたようなもんよ。いまごろ艦攻部じゃバンザイしてるわ。」「お飾りにしてはよくがんばってたと思いますが。」「お世辞でもうれしいわ・・過去はさておいて、今を生きましょうか。」「刹那的ですけど、賛成です。さて、ゲスト解説者はみなさんおなじみ」「Jだ!ソルダートJ!」「さんです。・・意外とつきあい良いんですね。」「実はJカイザーの改装で忙しいはずなのだが、ジョーとフランソワーズがほとんどやっておってな。私は居るとジャマ者あつかいされておってヒマなのだ。」「そういえばほとんど自動修理システムまかせでしたね。あれはJバード部にもあったから損失してませんし。」「なぜそれを・・そうか、木星決戦のときか。」「あのときの調査はとても有益でした。オリジナルほど洗練されてないとはいえ、地球技術レベルでJキャリアがコピーできましたから。」「まあそのおかげで失機者にならずに済んだからよしとするか・・」(「金剛」もなんだけど・・)
「出場者は厳正な抽選で選ばれた20人!」「GGG関係者が多いのは気のせいでしょうか?メインスタッフだけで2人もいますが。」「偶然でしょ。料理は全部で20品。シティ商店街のレストランや定食屋から厳選された逸品ばかり。メニュー読んだだけでお腹が空いてきちゃうね。」「GGG食堂主任のホウメイさんの監修によりますので味は文句ないでしょう。問題は量ですね。」「まず3品完食で普通ならギブアップだろうな。勝負はそこから!」
「命、俺さまに勝てると思うか?早めにギブアップしたほうがいいぜ!」「なに言ってんのよ参謀。痩せの大食いって知らないの?」「う~ん。また当たっちゃったのね~。」「整備部代表としてがんばるぞ!」(ンドゥーネ様、だいじょうぶですか?)(まかせなさい。消化能力をアップさせておきました。)
「それでは1品め。四川料理「東方不敗」提供、活火山麻婆豆腐です。」ドン!「うわっ!真っ赤っか!」「序盤からこれか・・いきなり脱落者が出そうだな。」「一皿完食でクリアです。それではアッレ・クイジーヌ。」
♪カーン!「この程度の辛さ、どうってことないぜ!」「四十倍カレーをクリアしたことあるもの!」ガツガツ!「おっとお!いきなり火麻参謀と命さんがクリア!わずか20秒で掻きこみました!」「逆に一口でギブアップした選手もいるようです。・・そんなに辛いんですか?」コトン。「サンプルが回ってきたわ。試食する?」『ぱく。』「・・かっらあああ~っ!」「・・お水ください。」「これが・・料理か?!」ゴクゴク!「はあっはあっ!・・地獄のように辛いです!」「・・けど後味がとてもいいです。」「辛さの中のうまさか・・ひとつりこうになった。」
「いきなり三人ほど脱落しました。では2品め。パーラー「Atelier de
Marie」提供、シャリオチーズケーキです。」ドン!「でっ!ショートケーキじゃなくて、丸ごと?!」「これは甘党でもキツいぞ・・」「ではスタート。」
♪カーン!『バクバクバク!・・はい!』「またも参謀と命さんだ!」「参謀はなんとなく納得できますが、命さんはちょっと・・」「いや、凱に聞いた話では命くんはああ見えて大食家らしい。」「そーいえば、こないだ命さんが非番のとき、ゴッドフュージョンプログラムドライブをうちのあかりちゃんがやったんだけど、一回目で割れずに手首をくじいちゃったって。」「ああ、イネスさんに聞きました。あれを割るにはかなりの熟練がいるそうです。ずっと前にスワンさんがやったそうなんですけど、なんとか一撃でできたものの、あとで手が腫れちゃったとか。」
「となると毎回それを苦もなくやってる命さんって・・」「これはあくまでウワサだけど、毎回少しづつガラスの厚みを増してるそうよ・・勢いあまってボタンまで壊しちゃうんで。」「いまならカワラ10枚くらい割るんじゃ?」
「え~と、途中をはしょりまして、現在10品めです。」「いまだ残っているのは参謀、命さん、天海愛さん、あやめさん、一般の御堂音かすみさんと最年少のすみれさんです。」「GGG関係者が多いのは忸怩たるものがありますが、御堂音姉妹が健闘してますね~。」「天海愛さんもすごい。あの細身のどこにあんなに入るのだろう?」「男性選手は参謀を残して玉砕してます。やはり甘物が原因でしょうか?」「6品めのジャンボみたらし団子で軒並みダウンしたからな・・」「さて全員10品めをクリア。やっと折り返し点です。」「いや、これからが地獄を見ることになる・・私はそう見る。」「Jさんのいうとおりです・・ここからが正念場です。」
「11品め、グリル「飛翔亭」提供、鳥の丸焼き。」ドン!「うっ!」
「ん?・・参謀の様子が変です!」「・・ギブアップ!」『ええっ?!』「なんと参謀、口もつけずにギブアップ宣言!」「どういうこと?」
「ちょっとインタビューしてみましょう・・参謀、どういうことです?」「・・事情があってな。俺は鳥はダメだ。」「意外・・参謀に好ききらいがあるなんて。」「基本的になんでも食うが、鳥だけはダメだ・・そういうこった。」「・・わかりました。「重鐘」によると、参謀と長官は鳥はまったく食べれないようです。」「どういうことだ?」「くわしくはCDドラマ4「ID5は永遠に」を参照してください。」「さりげなく販促か・・見事だ。」
「11品めで大番狂わせ!大本命の参謀がいきなり脱落しました!」「これで勝負のゆくえはまったくわからなくなりました。残るは5人。」「よしっ!参謀がいなくなればこっちのもの!」「あ~、また太っちゃうわね~。」「おいしけりゃ量は関係なし!」(楽勝だと思ったのに・・この三人ってホントに人間?)(これからですよ。)
「さて、回は進みまして15品め!」「あ~!」「な、なに?」「天海愛さん?」「すみませ~ん、ギブアップをしちゃいます~。」「どうしたんですか?」「晩ご飯のお買い物をしなくちゃ~。」どんがらがっしゃーん!「あいたたた・・なんですかその理由は!」「だって~、私だけ食べても護ちゃんとパパもお腹すかして帰ってくるから~。」「・・専業主婦の鑑ですね。」「それじゃみなさん、がんばってくださいね~。」ぺこっ。とてとて・・『・・・・』「・・ここの余った料理をタッパーに詰めてお持ち帰りすればよかったんじゃ?」「かんちょ・・テーブルの下の紙袋、そういうことだったんですか。」「え?いやその、」「・・かんちょ、いい主婦になります。」
「意外な理由でまたも一人欠落!残るは四人!」「では16品めです。
「キッチンHANA」提供、ナマコの酢の物。」ドン!「げげっ!ナマコですって!」「おや?今度はあやめさんが・・」「あたし、これダメなのよ~!」「なにいってんだいあやめちゃん、こんなおいしい物がどうしてダメなんだい。」「おっとここでキッチンHANAおかみさん登場!」「だ、だって~。」「食わずぎらいはよくないよ。さ、食べてみな。」「う~・・」コリコリ。「うん、おいしいじゃない。」「柔らかいけど、芯がコリコリしてておいし~い。」「これはラクだわ。」「みんなああ言ってるんだから。」「・・やっぱダメ!ギブアップ!」「なさけないね~。」「おーっと、ここでまた脱落者だ!」「ナマコとはどんなものなのだ?」「これだけど?」うにょうにょ。『ぶっ!』「あ、あんな生物なの!」「完食したあとでよかった・・最初に見てたら食べられなかったわ。」「気持ちわる~い・・おえ。」「でしょ~。」
「残るは3人!いよいよ佳境です!」「18品め。北欧料理「オーディーン」提供、発酵ニシン。」ドン!プ~ン!「くっさ~!」「な、なんだこれは!」「いわばクサヤですね・・でもすごい臭い。」「ベランダ席だからこれくらいで済んでるけど、屋内だったら地獄よ・・」「説明しましょう。全員、鼻つまみ状態です。」
「こ、これは!・・うっ!」バタン!「おっと!かすみさんダウン!」「しっかりして、かすみ姉さん!」「もうしわけございません・・嗅覚を絞りそこねました。」「あとはまかせてください。」「・・お願いします。」
「何とか鼻をつまみながら完食。残るは命さんとすみれちゃんだけ!」(この子、何者なの?・・どっかで会った
記憶があるんだけど・・)(ヲイルのためにも負けられない!)「19品め。ドイツ料理「シュピーゲル」提供、チーズひとかたまり。」ドン。「なんだ、チーズか・・ええっ?!」「こ、これは・・」うじうじ。「ウジ~!」「これがウワサのウジのチーズですか・・(汗)」「むう・・地球人おそるべし!」「これってまさか・・完食?」「ということは・・ウジまで?!」「え~と・・ルールではそうなってます。「シュピーゲル」のシェフ、シュバルツ・ブルーダーさんのコメントではウジも立派に食べられると・・」『う~・・』「二人とも葛藤している様子です・・当然ですが。」『むう・・』(・・ウジって蜂の子と同じじゃない!いっちゃえ!)サッ!ぱくっ!「命さんが食べた!」もぐもぐ・・ごくん。「・・よっしゃあっ!」バクバクバクッ!「エンジンがかかった!ものすごい勢いで食べはじめました!」「う~・・負けられない!」ガッ!バクバクバクッ!「すみれちゃんも命さんの勢いに後押しされるように食べはじめた!」「・・いつから悪食大会になったの?」「むう・・すさまじい。」『・・終わり!』「食べました!ついに最後の品目まできました!」
「最後の品目は・・おや?書いてませんね。」「だいじょーぶ!最後はこれ!」ドン。「・・グラタンですか?」「あたしお手製のグラタン!食べてたべて!」「な~んだ、グラタンか。」「最後だからどんなすごいものかと思ったら、意外ですね。」『ぱく。』・・だーっ!「あーっと!すみれちゃんがもどした!」「これで命さんが完食すれば決まりです。」「・・終わり!」「決まったあああーっ!優勝は命さんだああーっ!」「だーっ!」パチパチパチ!「・・けど変ですね?あれほど順調だったすみれちゃんがどうして?」「な、なんですかこれ!食べ物じゃありません!」『・・えっ?』「とにかく、食べてみてください。」「どれ・・『ぱく。』・・だーっ!「げほっ、げほっ!・・これはなに?」「な・・なんというマズさ!この世のものではない!」「え~、なんでよ!あたしの料理がマズイっての!」「マズイというレベルの問題ではありません。」「これを食い物というのが間違っている!」「そんな~。(T_T)」
「ということは・・」「いぇーい!優勝だい!」「・・命さんって超
味オンチだったんですね・・」
その夜。「きゃああああーっ!」「どうした命!」「こ・・これは悪夢よ!そうよ悪い夢なのよ!」「・・体重計?」「・・5キロも増えてる~!」「・・何をいまさら。」「う~・・そうか!これはご懐妊!そうよね凱?」「現実逃避をするな!どこの世界にいきなり5キロもある子供がいるか!」「だって~!」「自業自得だろうが・・」「・・そうだ!運動すればいいんだ!」「そらそーだ。」「とゆーわけで凱!これからデスマッチよ!」「・・なにぃ!」「朝までがんばりゃいくらかは減るでしょ。さ、おフトンしかなきゃ!」「またかよ~!(T_T)」・・なまんだぶ。
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♪ザン!
「火麻くん、例の件だが・・」「まかせときな幸ちゃん。整備部の好き者連中でプロジェクトチームを作らせ、着々と準備はできつつあるぜ。」「Gアイランド町内会主催ということで話はついておる。ボクちゃんたちの名前は間違っても出んぞい。」「ならばよし。・・女性陣に気取られぬように。」「わかってますって。」ポリポリ。
「さて今日のアイランドニュースはと・・なにこれ?」「ミコート、
なんですカ?・・オー!」「いつの間に・・」
『お知らせ:町内会主催・ミスGアイランドコンテスト「明日のGGG長官は君だ!」開催決定!
宇宙都市ネオGアイランドの女王となった方には、賞金50万円。またGGG一日長官を務めてもらいます。
容姿端麗・才色兼備に自信のある女性を大募集。年令不問・ミセスの方でも大歓迎!応募された方から書類審査。
予選通過された方はXX月YY日13:00、ネオGパーク特設会場での本大会で女王の座を競います。
応募はシティーHPまで。』
「ミスGアイランドか~。ミセスでもいいっていうから、出てみようかな?」「ワターシも出たいデース!」
整備部。「ミスGアイランドやて?ウチではムリムリ。」「そんなことないですよ。主任はホントはすっごくキレイなんですから。私も一緒に出ますから。」「そうだよ。僕も智子くんのキレイなところを見てみたいな。」
「う~ん・・ウッシーはんとあやめはんがそういうなら・・」
参謀部。「ねえねえルリちゃん、あかりちゃん!いっしょに出よ!」「私はいいです。」「私なんかダメですよ~。」「そんなこたねえぞ。参謀部はGGGでも指折りの才色兼備の美女ぞろいって有名なんだぞ。それによ、
一日長官ってのやってみたくねえか?」「・・あの承認はやってみたいですね。」「・・出てみようかな?」
科学部。「出てみようかしら?」「ニルヴァーナ、年を考えんかい!」「ぬわんですってこの指パッチンオヤジ!」
「ウチで出れそうなのはレミィとミユキくらいじゃの。」「ハーイ!出ますネ!」「え~?・・わたしですか~?」
カモメ第一小学校。「年令無制限だって!出てみよっかな?」「ちょっと華ちゃん~。(^^;;」「オーホホホ!アタシが出なきゃ話にならないわね~。」『言ってろレイコ。』「すみれちゃんも出ようよ!」「え?・・ええ。」
天海家。「あら~。50万円は家計の助けになるわ~。」「ママはじゅうぶんキレイだからいいんじゃないか?」「青春の記念に出てみようかしら~?・・出ましょう~。」「うおっほ~!」
宇宙開発公団。「桜くん、どうかね?」「いえ、私なんてトウの立った者なんて・・」「そんなことはないさ。」「・・そうですね。総裁がそうおっしゃるなら。」「決まりだな。」
マンモスオーダールーム。「あたしらにはカンケーないね。」「でも面白そうですね。」「とはいえ、これじゃあせいぜいメカフェチにしか受けないって。」「・・いや!一人出られそうなのがいるぜ!」じーっ。「え?え?」
御堂音家。「一日長官ですか・・情報収集の絶好のチャンスですね。」「ヲイルもかなりキレイですから、出てみたらどうです?」「そうですね・・やってみましょうか。」「じゃ、さっそくインターネットで登録を。」
Jカイザー。「ミスGアイランドか~。・・出てみよっかな?」「フランソワーズ、自分をよく見るべきだな・・」ばこおおおーん!「どおおおーっ!」「じゃ、応募してくるわね。」「はいはい・・あ~あ。知らないっと・・」
記録外ミッション8「許されざる命」
ワァァァーッ!「さてみなさん!ついにミスGアイランドを決める決勝大会の幕が開きます!実況は私、ピザショップ「ピッツァリア」ネオGパーク店長、山葉いすず、解説はおなじみ」「ピッツアだ!・・じゃなくて!
ソルダートJだ!・・まぎらわしい店名つけおって。」「そうですか?では審査員をご紹介しましょう。まずはGGG代表、大河長官!」「ミスGアイランド、承認!」「市民代表、天海勇さん。」「うおっほ~!」「そしてピッツアさんも審査を行ないます。」「だからソルダートJだといっている!」「あらすみません。職業上なじみがある名前なんで。さて、さっそく水着審査からいってみましょう!エントリーナンバー一番、GGG整備部所属、保科智子さん!」パッ。『おおおおーっ!』「あ、あれが智子くんなのか?!」「これは・・なかなかのものだな。」「3サイズは87,58,83。みごとですね~。」「これほどのプロポーションとは・・」「どや、見直したか?」
「これはいきなり高得点が期待できそうです。さて、エントリーナンバー二番、機動部隊所属、獅子王命さん!」パッ。「どう?」『・・う~む。』「幼児体型だな・・」「智子くんに比べればかなり・・」「それなりではあるが・・」「なによもう!」「あまりポイントは稼げなかったもようです。ではエントリー三番、スワン・ホワイトさん!」
パッ。「イェーイ。」『おおおおおーっ!』「さすがはアメリカ人!ものすごいボリュームのボディです!」「プロポーションでいけばダントツだな。」「むう・・すさまじいまでの量感だ。」「おっと最高得点が出た様子!では四番いってみましょう。カモメ第一小学校所属、御堂音すみれさん!」パッ。『おおっ!』「これは・・小さいながらも均整のとれたプロポーション!」「そっちのシュミでなくとも、これはなかなか・・」「あの恥じらい具合がまた良いですな~。」「色気というより、清楚な美だな。これもまたよし!」「意外と高いポイントが入ったようです。では次つぎいってみましょう!エントリーナンバー五番、参謀部所属、猫田ルリ!」パッ。「むうっ!ルリくんもなかなか・・」「肌が青白いのがワビサビですな~。」「頽廃美ともいうべきか・・」
「エントリーナンバー六番。機動部隊所属、マルチィ!」ぱっ。「はぅぅぅ~。とんでもないとこに出てきてしまいましたぁぁ~。」「むう・・プロポーションはさておき、ロボットであれだけ人間くさいのは高ポイント!」「え?あの子ロボットなんですか、総裁!」「ほう・・地球人もなかなかやるな。」「これは意外!かなりの高いポイントが入ったようです!どうやら技術点がかなり加味されているようです。七番、天海愛さん!」ぱっ。「ほう!子持ちとは思えぬ若さ!」「どうです総裁、ウチの家内もなかなかでしょう。」「熟女と少女のブレンドか・・なかなか珍しい。」「おっと、なかなかいいポイントが入ったようです。では次の方!」
「さて途中をはしょりまして、第二次審査に入ります。ここではお料理を作ってもらいます。キッチン展開!」ゴゴゴゴ・・「素材はよりどりみどり!ではアッレ・クイジーヌ!」ワイワイ・・ドカーン!ボカーン!
「どこかで戦闘時の爆発音が聞こえているようだが・・(^^;;」
「ま、まあ気にしないことにしよう。」
「いっつもGGG食堂なんで、お料理なんて作ったことないよ~。」「「重鐘」、お塩は250mgでいいのね?」「キッチンHANAで鍛えてんだい!」「アメーリカンならステーキね!」「え~とぉ、オイルと添加剤とぉ、
ニトロを少々っと。」「う~ん、何にしましょうか~?」「高級素材はわかんないから、これとこれにしよう。」
「ほいほいほいっと!完成!」「さっそく出来たのはユリカさんのようです!」「さーどーぞ!」「むっ!・・私はパスだ。」「どうしたのかねソルダートくん。普通の料理ではないかね。」『ぱく。』・・だーっ!
「ユリカくん、失格!」「え~!なんでですか長官!」「味に聞きたまえ!」「おーっと!いきなり失格者だ!」
「次は私です。」「ルリくんか・・うむ、これはまあまあ。」「これ
なら評価できますね。」「うむ・・悪くない。」
「私ですぅ。」「これは何かねマルチィくん?」「私の得意料理、オイルカクテルですぅ。」「うむ!これはうまい!」
「ソルダートくんの点数で評価しようか・・(^^;;」「そうですね、総裁・・」「なかなかいけるぞこれは!」
「総裁、どうぞ。」「おお、桜くんか・・なかなかおいしそうだ。」
「桜さんの手料理とは幸せですな~。」『ぱく。』
「いかがです?」「ぐ・・な、なかなかうまいよ。(^^;;」「む・・悪くはないですな。(^^;;」
「総裁・・顔が真っ青ですが。」「き、気のせいだ・・なあ天海くん。」「二人とも自分に正直になったほうがよいぞ。」
「ふぅ~、やっとできた。」「おっと、ここで最後まで悪戦苦闘して
いた命さんの料理が完成したようです。」
「はいどうぞ。」ドン。『ほう!』「私特製の名づけて曼荼羅丼!」「なるほど!いろんな具を盛り込んでおって、まさに曼荼羅だな。」「豪華ですな~。これで決まりではないでしょうか?」「いや・・問題は味だ。」
「では試食してみようか。」『ぱく。』・・・・「・・どうしました?」『・・ゾ~ンダ~!』ドドドドドッ!「ええええーっ?!」「なんとおおおーっ!長官と天海さんとソルダートさんがゾンダー化したあっ!」「ソルダートではない!ピッツアと呼べ!」「ひええっ!もとどおり!」「命!なに入れた!」「素粒子Z0なんて入れてないよ~!」「とにかく浄解しなくちゃ!」「ギャレオーン!命はプログラムドライブに行け!」「機動部隊出撃!」「ディバイディングドライバー急げ!」どたばたどたばた!わいわいきゃあきゃあ!
「はわわわぁぁ~!みなさぁぁーん!落ち着いて避難してくださぁぁ~い!避難路はこっちですぅぅ~!」
「あ~・・をいる?何かしました?」「いーえ・・てっきりンドゥーネ様かと。」「・・帰ろうか。」「そうですね。」
「え~と、なんとかガオガイガーと機動部隊の活躍で三人とも浄解されました。(^^;;」「むう・・いったい何が起こったんだ?」「よくおぼえてませんが・・」「何か悪い夢を見ていたような・・」「メチャクチャになってしまいましたが、いちおう優勝者の発表です!」「発表します・・初代ミスGアイランドは!」『むむっ!』
「機動部隊のマルチィくん!」♪ぱっぱかぱ~!「え?え?・・わたしですかぁ?!」パチパチパチ!「ポイントは技術点と純粋さ、そしてさきほどの騒ぎの中で冷静に観客の避難誘導をしたこと。不幸にしてわれら審査員は見てはいなかったが、死傷者ゼロという快挙はすべてマルチィくんによるものであると関係者の証言により明らか。」「いえ、わたしは夢中で何がなんだか~。」
「GGG憲章第25条「隊員は一般市民の救助を
最優先任務とすべき。」これを遵守できたのは君だけだ。」「だからそれはプログラムで~。」「プログラムだろうが何だろうが、実行したのは事実。よって審査員全員一致で優勝承認!」「う・・ありがとうございますぅぅ~。」
「いっぽう、騒ぎの張本人である命くんには厳罰!一週間の「軍荼利」トイレ掃除を命ずる!」「そんな~!」
そして・・「長官、ゾンダリアン出現!」「はいですぅ!機動部隊のみなさん、出撃してくださぁ~い!」
『了解!マルチィ長官!』「うむうむ。なかなかやるではないか。」
「そりゃ幸ちゃんよりゃ人当たりはいいよな。」
「凱よりゴッドフュージョン要請シグナル!」「命さん、ゴッドフュージョン、しょーにんですぅ!」びしっ!
*********
♪ザン!
「よう、ちょっとゲーセン寄っていかないか?」「ウッシー、下校途中のゲーセンは不良の始まりよ。」「といいつつ、いつもついてくるのはレイコじゃねーか?」「あたしはみんなが道を踏み外さないように監視してるだけよ。」「でも一番ハマってるのは狐森さんだったりするわけね。」「オーホッホッホ!そりゃー楽しまなけりゃソンよね。」「そーゆーとこがレイコの刹那的なとこなんだな。」「現実的といってよ。」
「まあまあ。今日は新作の「勇者兄貴Ⅱダッシュターボ」が入ってるはずだから、それをやろうよ。」「すみれちゃんも行く?」「う~ん・・行きましょうか。」「それじゃ、烈アンド豪!」「番組ちがうよ~。(^^;;」
記録外ミッション9「そして誰もいなくなった」
ガーッ。「さてと・・あっ、あれだ!」「先客がいるみたいよ。」「・・あれ?」「このこのこのっ!」「あまいあまい!小パンチ中パンチキャンセルブレストフレアー!」ちゅどーん!「どわあああーっ!」「おーほっほっほ!これで私の11連勝ね!」「なんで勝てないんだ・・(T_T)」「うわっは~・・凱にいちゃんと命ねえちゃんだ。」「チョベリカチョロンさま?!」「ん?・・なんだ、君たちか。」「あら、下校途中のゲーセンは校則違反よ~。」「そんなの守ってるヤツいまどきいませんって。」「ん~と・・凱にいちゃん連敗?」「ああ・・命がオニのように強くてさ。」「凱の技の組み立てがなっちゃいないのよ。むやみにボタン叩いてるだけだもの。」「ガオガイガーを操縦してるのになんで?」「ガオガイガーはレバーとボタンで動かしてるわけじゃないぞ。」「しょーがないな~。よし、ボクがカタキをとってあげる。」「ほう、護くんか。よろしい、かかってきなさい。」「それじゃ。」チャリン。
「キャラは「Ⅰ」で使ってたEBA初号機にしよう。」「むっ!・・かなりクセ者ね。ならば私は愛用のマシンガー。」
『レディー、ゴー!』「ダッシュ攻撃!」ダッ!「あまいわ!カウンターでロケットナックル!」ドン!「とみせかけて!」ピタッ、スッ。「えっ?!しまった、フェイント!」「硬直状態へエグゼクトナイフ!」
ズバアアーン!「くっ!ならば接近戦よ!」ダッ!「小パンチ中キックキャンセルラストハリケーン!」「防御!」バシバシッ!「止められた?」「スキあり!ガードキャンセル超必・暴走乱舞!」ズババババッ!ズバッ!ズバッ!ハァァ・・ドンドンドン!ドカァァーン!「やられた~!」「うわっはー!まず一勝!」『護、やった~!』
「すごいな・・あんな高級テクニックを。」「あら、基本よ基本。ア
シは攻撃タメが得意だし。」「オレはレバー
一回転かな。」「ボクは飛ばせて対空だね。」「う・・最近の小学生はすごいな~。」「教えたげるよ凱にいちゃん。マイキャラは?」「このマイトガイナーだ。」「これならコマンド入力がカギだね。手首は軽く、レバーは流れるように・・」「こうか?」チャチャッ。「そうそう。力はいるとかえって出ないから。」「弱攻撃の使い方もカギね。
ダメージは低いけど、スキが少ないから大技につなげるにはもってこいよ。」「なるほど・・こうか。」パパパパッ。「さすが凱にいちゃん。ちょっと教えただけで、もうコツをつかんでる。」「護たちの教え方がうまいからさ。」
「戒道は?」「・・ブッダガンタムにしよう。」『なにいっ!』「それって最高難易度キャラじゃない!」「飛び道具は無いし、必殺技はモーションでかくて当てるのはほぼ不可能だよ。」「だが一発がある・・超必の
ネハンフィンガーを当てれば一発で勝利できる。」「そりゃそーだけど・・リスクでかいよ。外したらカウンター確定だよ。」「だからこそ面白い。」「すみれちゃんは?」「そうですね・・魔術ロボ・キンカイザーを。」『おおっ!』「こりゃまたマニアックなキャラだね~。」「間接戦闘には強いが、接近戦では超必の超力スマッシュのみ・・とてもギャンブル性の高いキャラね。」「だから面白いのです。戒道くん、やります?」「いいとも。」「すげえ!めったに見れない対戦だぜ!」『レディー、ゴー!』「トランプビット!」シュパパパッ!「・・・・」「防御をしない?」バシバシバシッ!「モロに食らった!」「まだ・・」「HPゲージを見つめたまま動かない?」「次は電撃ロッド!」バリバリバリッ!「もう少し・・」「戒道!なんで攻撃しない!」「はっ!・・見て!」「超必ゲージが・・フルチャージ!」「HPもレッドゾーンよ・・まさか!」「・・いまだ。」ダッ!「動いた!」「甘いわ。防御!」サッ。「ダメだ、読まれてる!」「これでいいのさ。」ガシッ!ポーン!「投げ技?!」ダダーン!「この程度のダメージで・・はっ!」ゴオッ!「ブッダフィンガー!」「そうか!投げた瞬間に超必コマンドを!」「起き上がりのわずかなスキを狙ったのね!」「なんの!超力スマッシュ!」ドン!「なにっ!」「すみれちゃんも起き上がりでコマンドを!」「いつの間にゲージ溜めを!」『いっけえええーっ!』カッ!ボカーン!『ダブルノックダウン!』『おおおおーっ!』パチパチパチ!「すばらしいファイトだったわ!」「どっちもすごいぜ!」「意外とやるわね、二人とも。」「いい試合でしたね。」「ああ・・楽しかった。」
「え~と・・あっ、ここだ!」「ゲームセンター?・・フランソワーズ、どういうことだ?」「アルマがここに入ったのをセンシングしたのよ。」「アルマが?・・よし、入ってみよう。」ガーッ。「ん~と・・いたいた!」『えっ?・・ソルダートJ!』「むっ!・・獅子王凱とラティオも一緒だったとは。」「ほらほら、こんなとこで火花散らしちゃダメよ、ジェイ。」「しかし・・むっ?これは格闘ゲームではないか。」「知ってるのか?」「うむ。ゾンダリアン時代にペンチノンとそうとうやり込んだものだ・・ちょうどいい!これで勝負だ!」「望むところだ!」「ちょ、ちょっと凱にいちゃん!初心者にはムリだよ!」「勇気があればなんとかなる!」「では、私のマイキャラはハルキリーだ。・・フランソワーズ、百円。」「はいはい。」「ではいくか!」「おう!」『レディー、ゴーッ!』「そりゃそりゃそりゃっ!」タタタタン!「おそいおそい!」ひょいひょいひょい。「ガトリング砲!」ズガガガガッ!「防御!」「下段ガラ空き!ローキック!」バシィィーン!「うわっ!」ダダーン!「それいっ!」ズドン!「ダウン攻撃とは!」「たたたたたーっ!」タタタタン!「弱パンチ中パンチキャンセルミサイルポッド!」ズガガガガーン!「メッタ打ちだ!」「がんばれ凱にいちゃん!」「くっ!・・HPも残りわずかか。だが超必ゲージは満杯!」「それはムダに終わる!それいっ!」「見えた!」ピキーン!『はじきガード!』「勝機!超必!カサンドラクラッーシュッ!」♪ポオオオーッ!「マイトカイザーが?!」「ロコモーションモードだ!」ガッシュガッシュガッシュ!ズガガガガッ!「なんだとおおおーっ!」「ハルキリーが轢かれた!」「カウンター扱いで大ダメージよ!」「くっ・・一撃でレッドゾーンとは!」「これで互角だな。」「なんの!まだ超必がある!」「そうはさせないぜ!連打!」タタタタン!「防御すれば!」バシバシバシッ!「攻撃が途切れたところで超必だ!」ピタッ。「いまだ!武装全開放!」「スキありーっ!」ダッ!バキィィーン!「ダッシュ攻撃だとぉっ!」「超必の無敵時間終了のタイミングを狙ったのさ!技発動までのほんの一瞬のスキを!」『ウイナー!マイトガイナー!』パチパチパチ!「だーっ!」
「くそっ!ならば別のゲームで勝負だ!」「ならばアレがいいんじゃない?」『ん?・・「バクダンマン」か!』「うわっはー!あれなら全員で参加できるね!」『やろやろ!』ドヤドヤ!「俺は白バクダンマンだ。」
「私は黒バクダンマン。」「オレは黄色バクダンマン。」「あたしはピンク!」「ボクは・・(以下略)」『スタート!』ちゅどーん!ぼかーん!「あぶねえ!」「えっと、こことここに仕掛けて・・逃げろ~!」ずどどどーん!「なにいっ!連鎖爆発だと!」「凱にいちゃん、失格~!」「ふはははは!もう終わりか獅子王が・・」ちゅどーん!「いぃっ?!いつの間にか爆弾に包囲されている!」ずどどどどーん!「十字爆発だとおっ!」「勝ち誇って周囲をよく見ていなかったようだな。」「くっ!たのむぞアルマ、フランソワーズ!」「まっかせなさい!こーゆー先読みは十八番よ!おっとっと!」「私だってダテに機動部隊オペレーターはやってないわよ!」「あーしてこーして・・逃げよ。」・・ずどどどどーん!「やられちまった!」「チョベリバ!ダブルキルとは!」「フギュルルル~!トリプルキルだよ~!」「すみれちゃん、すっごーい!」「ぶい!次はフランソワーズさんね。」「Fシリーズサイボーグのセンシング能力をなめないで!」「でも先読みは私が上ね。よいしょっと。」え"?・・
包囲されてる~!」ずどどどどーん!「何をやっとるか!」「駆け引きはニガテだったの忘れてたわ・・」「これで残るは華ちゃん、護、すみれくん、命、そして戒道か・・」「人数が少なくなると罠にはめていくのが
難しくなるぞ。」「華ちゃん・・」「護くん・・」とことことこ。ポンポンポン。「なに?・・しまった!共闘された!」「まず命からつぶす作戦か!」「当然の戦術だな。一時的に共同戦線を組み、一体づつ潰していく・・」「お子様がプロをなめないでよね・・そこ!」ポン。ずどどどどーん!「うわっは~!」「あれえええ~!」「セットしていた爆弾が連鎖爆発か!」「絶体絶命のピンチを逆手にとって、誘爆で相手をダブルキルか!」「おーほっほっほ!これが実力の差ってもんよ!・・さて、厄介なのが残ったものね。」「アルマはともかく、あの娘は?」「侮れないぞ・・さっき戒道と引き分けたほどの腕だ。」「アルマとか?!・・これは面白い。」
「・・(ちらっ。)」「・・(こく。)」とことことこ・・「やはり共闘か・・先手必勝!」ぽんぽんぽん。ずどどどーん!
「さあ!十字爆発の鉄壁の布陣、破れるものなら破ってみなさい!」
「いい手だ・・ヘタに爆弾を置くと、あの爆発で誘爆する。」「どうやって攻める?・・」ずどどどーん!「いまだ。」ぽんぽんぽん。「えっ?!しまった!起爆のタイムラグを突かれた!」「うまい!設置から起爆、そして再設置までの時間を見切っての配置!」「くっ!場所を変えて仕切り直しするしか・・」「そうはさせません。」ぽんぽんぽん。「え・・ええっ?!」ずどどどーん!ずどどどーん!『やった!』「爆発の射程距離を見切っての連携・・負けたわ。」
「さて・・共同戦線もこれまでだ。」「これからはサシで勝負ね・・
戒道くん。」『・・ごく。』「タイマン勝負になると、どんどんバトルフィールドが小さくなっていく・・最後には最小限の狭さになる。」「つまり・・イヤでも決着はつくということね。」ズズズズ・・「フィールド縮小が始まった!」「では!」「勝負!」とことことこ・・ぽんぽんぽん。「安地はここか。」「ここね。」サッ、ずどどどどーん!「両者とも回避成功!」「見事な見切りだ・・起爆寸前に安地に入った。」ズズズズ・・「さらに縮小!」「時間差攻撃。」ぽん、ぽん、ぽん。「ならば連鎖配置!」ぽんぽんぽん。ずどどどーん!「連爆で時間差攻撃を破った!」「こっちの番。爆炎壁!」ぽんぽんぽん。「隠れるしかない・・」サッ、ずどどどーん!「いかん!彼女は縮小するフィールドの壁にアルマを追い込む作戦だ!」「爆発ごとに1ブロックづつ接近してくる・・最後に十字爆破で決着だ。」「これを破る手は・・これだ!」ぽんぽん。「えっ?!」「さあこい!」「なんと!自分の前と両側に配置!」「ムチャだぜ!はやく逃げろ戒道!」「自爆する気?!」「・・いまだ!」サッ、ズドドドーン!「わあああーっ!」『決着!』「自爆寸前にかわすとは・・なんという度胸!」「両側は誘爆、そして一瞬後に前方が爆発・・時間を千文の一秒単位で見切った戒道の度胸勝ちだ!」ぱちぱちぱち!「ふう・・」「さすがね・・アルマ。」
「さて、そろそろ帰らないと親に怒られちゃうね。」「それじゃ、ボクたちは帰ります。」『さよーならー!』「また明日ね~。・・凱はどうする?」「まだ決着はついていないぞ。」「・・というわけだ。」「はいはい・・はいこれ千円。軍資金はそれだけよ。」「サンキュ。では何でする?」「う~む・・」「ジェイ、これいいんじゃ?」「むっ?「ブラスターマン」・・パンチングゲームか。」「「三発殴って敵を破壊しろ」だって。」「うむ。これで総合トン数の多いほうで勝負だ。」「わかった。では俺から。」チャリン。「最高ミッション「メテオ破壊」だ。」「総合500トンか・・なかなかの目標値だな。」「三発もいらんぜ・・ふん!」ズドオオオーン!♪ピンポーン!「なんと!一発で680トンとは!」「次はジェイだ。」「よし・・はっ!」バシィィーン!「ほう、一発で300トン。さすがはサイボーグだな。」「二発め!」ズドォォーン!「今度は380トン!総合でタイか・・」「私やりた~い!」「命が?」「手をくじいても知らんぞ。」「これでも武闘家よ。」「でも、いきなり最高ミッションはきつすぎるな。トラック破壊の100トンからやるか?」「ジョーダンポイ。メテオ破壊!500トンよ!」「おいおい、ムリするな。」「ムリかどうかは・・はいっ!」ズドオオオオーン!メキイッ、ボコオオオーン!「あれ?・・こわれちった。」『なにいいいいーっ!』タタタタ・・「お客さん壊しちゃったんですか?!1000トンを想定して設計してるはずんですが・・」『・・・・』「獅子王凱・・勝負はまたの機会だ。(^^;;」「ああ・・そうしよう。(^^;;」
********************************************
♪ザン!
ゴルルル!「くっ!・・ボクたちだけの力じゃ止めきれない。・・ギャレオン、地球へ向かって・・この恐ろしい事実を・・しらせなきゃ・・」ゴルルル!シュバーッ!『逃がすな!追え!』ゴオオオーッ!「JクォースΣ!」ズバアアアーン!『なにっ?!・・何者だ!』・・ドドドドド!「追わせはしない。」「足止めさせてもらおう。メガ・フュージョン!」ジャキーン!『白い戦艦が・・巨大ロボットに?!』「キングジェイダーΣ!」『キサマはアベルの残せし災い!』『アスモディ、下がれ!カインの遺産を逃がした以上、作戦は失敗だ!』『しかし!・・了解しました。』ゴォォォォ・・「引き際は心得ているか・・」「ラティオ・・無事に戻るんだぞ。」「これからどうするの?機界城はESウィンドウに入ったけど。」「当然追うんだろ、ジェイ。」「行こう、J。」「無論。目標、青の星!」【了解。空間計算開始。ESウィンドウ開く。】「一年ぶりか・・サイボーグは元気かな?」
ゴゴゴゴ・・「カインの遺産・・アベルの残せし災い・・我ら機械生命体の宿敵があれですか。」「青の星へと向かったようですね。」「あの白い戦艦も追ってくるでしょう。・・楽しみが増えましたね、みなさん。」オォォォ・・
ミッションゼロ「冷たき神々の降臨」
「・・ん?」ゴルルル。「ギャレオン・・どうしたの?」護はコール
ドスリープから起こされた。ギャレオン内コクピット(凱がフュージョンしてたところ)には長期宇宙航海用にライフシステムが完備している。かつてラティオが地球に来たときにも使われていた設備である。「ここは・・?」ピッ。イメージホログラフィックに天球図が出る。「・・ゼータ星系か。遠くまで来ちゃったんだ。もう一年・・いまだにゾンダー反応は無し・・ギャレオン、メモリー映像を。」ピッ。「・・凱にいちゃん、命ねえちゃん、お父さん、お母さん、みんな・・そして華ちゃん・・元気でやってる?・・ボクは元気です。けど・・」グッ・・「・・けどやっぱり・・」ツツ・・ピン!「はっ!・・この反応はゾンダリアン!やっぱり機界生命体は滅んでいなかったんだ!・・こっち!」シュバッ!ゴルルル!「あれは?・・ジェイダー?!」『カインのメカライオン。こんなところで出会うとはな・・ゾンダーゴッドのためにもここで倒させてもらおう。』「・・そうか!ゾンダー化されたソルダート!」『むっ?・・カインの子、ラティオか!これは大物だ!』「戦うしかない・・フュージョーン!」ジャキーン!「ガイガー!」『おもしろい!反中間子砲!』シュババッ!「やられるもんか!結界!」バシィィーン!「いけえええーっ!」
『おそいおそい!』「Gパワー!」ギーン!『むうっ!・・力が出ぬ!』「いまだ!」ガシッ!『なにっ?!』「ギャレオン!」ゴルルル!バキバキバキッ!『ぐおおおおーっ!』「・・核があった! 速攻浄解!クーラティオ!テネリタース・セクティオー・サルース・コクトゥーラッ!」サァァァ・・『なにっ!・・思い出した、私は・・ソルダートJ-028!」「ふう・・うまくいった。」「すまぬ・・私はなんということを。」「あなたは悪くありません。それより、誰があなたを?」「・・機界47神種だ。」「47神種・・やっぱり機界亜種が。Zマスターを倒しただけじゃ、やっぱりダメだったんだ・・」「この星系はすでに昇華された・・私は星系人の残党を掃討していたのだ。」「神種は次にどこへ?」「座標160-28-519方面だ。」「天球図照合・・えっ!これは・・太陽系じゃないか!」「神種は言っていた・・青の星へ向かうと。」「大変だ・・阻止しなきゃ!ありがとう!」「待ちたまえ!・・ひとつ聞きたい。どうやってZマスターを?」「ボク一人の力じゃありません・・仲間たちと力をあわせたから。」「仲間・・か。」「それでは、急ぎますので!」シュバーッ!・・「・・一人では無理だ。」
「トモロ、修理状況は?」【75%。だがあくまでも応急にすぎない。元の戦闘力に戻すにはドック入りが必要だ。】「無理をいうな・・もはやそんなものはどこにもない。」【提案がある。青の星に戻って・・】「却下する。あいつらに貸しを作りたくはない。」「意地をはるな、ジェイ。」「しかし・・」ピカッ!「なにっ?!アルマ!」「うん。・・どうやらZマスターを倒しただけでは不足だったようだな。ゾンダリアン反応・・2機だ。」「戦闘準備!」【了解。固有戦闘力の62%減だが、ゾンダリアンごときに負けはしない。接触まで20秒。】「メガフュージョン!」ジャキーン!「キングジェイダー!」『あれか・・いくぞフィッチーネ!』『ええ!ジョバンニ!』「五連メーザー砲!」シュバッ!『回避!』スカッ!『ハイパーショット!』ドンドン!ズガーン!「ぐうっ!」【ジェネレーティングアーマー作動不能。なるべく直撃は食らわないようにしてくれ。】「そういうことは先に言え!反中間子砲!」シュバッ!『おそいわ!ストリング!』シュパッ!カカカカッ!「砲身が切られた?!」『これで終わりだ!』「なめるな!」ブン!ドコオオオーン!『ぐはあああーっ!』『ジョバンニ!』「そっちもだ!」ブン!メキィッ!バガアアアーン!『ぶはあっ!』「とどめだ!Jクォース!」シュバッ!ズボオオオーン!シュルルル・・パシッ。「もうひとつ!」シュバッ!ズドオオオーン!・・パシッ。「アルマ。」「わかってる・・テンペルム・ムンドゥース・インフィニ・ドゥーム・レディーレ!」シャァァァ・・「う・・そうか。」「・・思い出したわ。」「・・お前たちは?!」「SシリーズとFシリーズサイボーグか・・」「僕はS-009ジョー。」「私はF-003フランソワーズ。」「J-002だ。Jでいい。そして・・オリジナル・アルマ。」『ええっ!』「それじゃ・・Zマスターを倒したあのソルダートJなのか!」「ほう、有名だな・・誰に聞いた?」「言い直そう。・・君たちを使役していたのは?」「機界47神種よ。」「アルマ、やはり・・」「うん。・・聞こう。」
「そうか・・やはりZマスターだけでは終わらなかったか。」「ええ。機界神種にはパスダーに相当する首領、ゾンダーゴッドがいるわ。」「そして神種に直接指令しているのは機界女王ンドゥーネ。」「機界女王か・・」「下っ端の私たちは名前は聞いてもその姿を見ることはなかったわ・・せいぜい直下の機界四軍神まで。」「で、やつらはいまどこに?」「ゼータ星系を昇華したあと、次の戦略目標に向けて移動を開始した。今だと・・」ピッピッ。「このあたりだ。」「・・待てよ。この進行方向だと・・」「・・青の星か!」「J、急ごう。」「我らは神種を追う。貴様たちはどうする?」「当然。ついていくわ。」「Jアークはもともと僕たち三人で動かすように設計されている。ジャマにはならないはずだ。」「わかった。ジョーは砲手席、フランソワーズはレーダー席!すぐに発進するぞ。」【ちょっと待て。今のJアークの状態で本格的な戦闘は無理だ。】「無理は承知のうえだ。」「提案。この近くにドック衛星があるわ。」「なにっ!・・まだ残ってたのか。」「幸い私のメモリーに残ってたの。トモロ、座標をインプットするわ。」【座標確認。ここから10分とかからない・・どうする?】「・・わかった。」
ゴゴゴゴ・・『ンドゥーネよ。ゼータ星系の昇華、見事であった。』「ありがとうございます。」『次の目標は?』「はい、Zマスターが倒された青の星へ。」『ほう・・面白い。昇華が目的か?』「いえ、それは二義的なこと・・機界巫女の探索が主眼でございます。」『機界巫女・・我らが求める究極の媒質。巫女さえ手に入れば簡単に銀河は昇華できる。』「いかにも。考えるに、青の星こそその存在可能性が高いかと。」『だがあの星にはカインの遺産、そしてアベルの残せし災いもおる・・勝算は?』「Zマスターなどという原始体と比べてもらっては困ります。我ら機界47神種はもはや機械融合などせずとも、宇宙最強の力を持っております。負けることなどありえません。」『ふふふ・・そうであったな。私はESウィンドゥ通過時のエネルギー消費でしばらく休むことになるだろう・・あとはまかせるぞ、ンドゥーネ。』「ははっ。おまかせを。」シュゥゥ・・(・・ふん。私たちがいなければ何もできない大顔面が。昇華昇華ってうるさいのよ。これからは私のやり方でやらせてもらうわ・・ヲイル。)
(ははっ。ここに。)(機械城のエネルギー機関に細工は?)(予定どおり。これでゾンダーゴッドは青の星へのESウィンドウ通過後、エネルギー補給を断たれ、当分覚醒することはございません。)(よろしい・・ふふふっ。)
オォォォ!「機械神種、みなそろっていますね。」『はい!』「これより我らは青の星へ向かう。あの星は皆も知ってのとおり、Zマスターを倒した星です。」『Zマスターを倒した星・・』ザワザワ・・「だが心配することはありません。我らの力は31原種などという原始的なものとは比較にもなりません。その青の星を攻略してこそ、我らは宇宙最強の種族となれるのです!」オオオオーッ!『機械神種に栄光あれ!ンドゥーネ様万歳!』
♪ビーッ!ビーッ!「なにごとです?」『機械城に接近する物体を感知。メインに回します。』パッ。「あれは?!・・カインの遺産、メカライオン!」『カインの遺産!』「ちょうどよい・・血祭りに上げましょう。アスモディ!」『ははっ!』「カインの遺産を破壊してきなさい。」『たやすきこと・・いってまいります!』
「あれか!・・まるで宇宙都市みたいに巨大な宇宙船だね。」・・ピカッ!「この反応は!・・原種よりも強い!」キラッ・・ゴオオオオーッ!「あれが・・神種か!」『カインの遺産!ここで会ったが百年目。滅びよ!』「いくよギャレオン!フュージョン!」ジャキーン!「ガイガー!」『ゴッドカノン!』ズドオオーン!「おっと!」スカッ!「輝けGパワー!」シャアアアーッ!『むうっ!気分が良くないが、それだけだ!くらえ!』ズドーン!「結界!」バシィィーン!・・ググッ!「・・もたない!」ズドオオオーン!「うわあああーっ!」『貧弱だな・・とどめだ!』チャキッ。「くっ・・」「プラズマクォース!」ズバアアアーン!『むっ!・・何者!』「あれ・・は?・・ジェイダー・・?」「苦戦しているようなのでな・・借りは返すぞ。」『・・まさか貴様は!』「アスモディどの、久しぶりだな。」『お前は・・浄解されたのか!』「そのとおり。そしていまこそ仇を討つ!」『ちょこざいな!返り討ちにしてくれる!』ズドーン!「おそいおそい!」スカッ!「ゆくぞ!」ドーン!『ならば!』サッ。「よけない?・・もらうぞ!」ゴッ!ズドオオオーン!「どうだ・・なにっ?!」ガシッ!『愚か者め。つかまえてしまえば避けられはせぬ!』ビィィィ・・「捨て身の戦法とは!・・おい、早く逃げろ!」「でも!」「お前にはやらねばならないことがある!青の星に戻り、仲間にこの事を伝えるのだ!」「はっ!・・」「一人でできないことも、みんなでやればできる・・そう言ったのはお前だ、ラティオ。」「で・・でも!」「私は死なぬ・・いずれ青の星で会おう!」「・・約束だよ、約束だからね!」ビューッ!『逃げるか!』「アスモディどの。私を忘れてもらっては困るな!」ブン!ズバアアアーン!『ぐうっ!ならば死ねい!』カッ!「あれは?!」・・ピカーッ!・・「J-028さん・・ボクは・・行きます。・・もう振りかえりません・・」キラッ・・
ドドドド・・「ようやく直ったか。」「Jクォースも強化したから、神種とも同等に戦えるわよ。」「ジョー、まだか?」「もうすぐ予定ポイントだ・・あれは?」ピィーッ・・「・・ギャレオンだ!」「待って!その後ろから何かくるわ!」ゴォォォ・・「あれは・・アスモディ!」「知ってるのか?」「神種の突撃隊長よ。」「ラティオが追われている・・J。」「わかっている・・ゾンダリアンロボもいるか。・・ギャレオンを援護する!戦闘態勢!」『了解!』
♪ザン!
「それでは護くん生還記念大パーティーを始めます!」ぱちぱちぱち
!「ではまずはGGGを代表して、獅子王凱さんの祝辞!」「え~、本来なら大河長官がする予定でしたが、新生GGGの準備に忙殺されており、自分が代わってごあいさつします。」「凱にいちゃん、顔色悪いよ。命ねえちゃんによっぽどいじめられたんだね。」『わはははは!』「ごほん!・・長官からお祝いのことばを預かってきましたが、あまりにも長いので・・」パラパラパラ・・「要約します。護くん、お帰り。」「要約しすぎよ、凱!」「だってな命、これまともに読んでたら朝までかかっちまうぜ。」「夫婦ゲンカはやめておけ、獅子王凱。」
「次はソルダートJさんです。」ぱちぱちぱち!「オホン。諸君、私は帰ってきた。思えばあの第六惑星の決戦でZマスターを倒したとき、我らは「ザ・パワー」の加護により崩壊寸前で別空間に転位された。どうやら最低限の機能は残っていたが、文字どおりズタボロのありさまだった・・」「おい、長くなりそーだな。」「食べちゃおーか。」「それでは!」『カンパーイ!』
記録外ミッション11「遠き宇宙(そら)より」
「・・そして我らは復活した!新たなる力、JクォースΣを手に!これで神種とも・・なんだフランソワーズ、いいとこなのに。」「誰も聞いてないって。もう始まってるからジェイも食べたら?」「・・もらおうか。」
ガヤガヤ・・「へえ、凱にいちゃんは武闘家になったんだ。」「Gの力
をどう使うか考えてな。護にも教えてやるよ。」「護くん教える役、やりまーす!」「命ねえちゃん?・・まさか。」「あっ、疑ってるな~。そのビールビン取って。」「どうするの?」「こーすんの。」ツン。ボコッ!「ええっ?!指で穴が開いた!」「気をつけろよ護。命はもう
一年前の命じゃないぞ。」「そうそう。か弱い乙女はもう卒業。よゆーっち!」「・・ゾヌーダの影響残ってるの?」
「ときにサイボーグ・・じゃなくて、獅子王凱。どうやって生身に戻れたのだ?」「話せば長くなるが・・」「・・機界新種か。パスダーも厄介なものを残していったものだ。」「機界神種とはどういうものなんだ?」
「私よりこの二人が詳しいだろう。」「そうね・・EI-01と同等かそれ以上の力を持った連中よ。」「しょせん01は原始的な機界生命体にすぎなかった。だが神種はありとあらゆるものを取り込み、究極にまで進化した種族・・パスダーや31原種など比較にもならない。」「そこはZG-01・02戦で実感したよ・・俺たちの新戦力でも不足だ。現在、世界各国で新世代ビークルロボが開発中だ。神種戦にはかなり有効だろう。」「ほう・・また増えるのか。」「竜型・ゴルディー型・ボルフォッグ型が主だが、それ以外の新コンセプトの機種も開発中だ。」
「戒道くん。」「やあ、初野さん。」「聞かせて。あれからどうしてたの?」「宇宙のあちこちを回ってた。」「どのへん?」「そうだな・・あっちのほうかな。」「・・乙女座のほうか~。あそこには何があるの?」「果てしない宇宙と・・星の海。燃えさかる赤色巨星、輝くパルサー、怪物のような暗黒星雲・・いろいろさ。」「宇宙か~。私もいつか行けるかな?」「・・きっと行けるさ。」「・・あの赤い星は?」「ああ・・火星だ。」「あそこに敵がいるのね・・私たちをバケモノに変えちゃう敵が。」「そうだ。・・だがそんなことはさせはしない。僕たちと・・天海くんとGGGがいるかぎり。」「そうよね・・頼むね、戒道くん。」「・・わかってる。」
「マモル!宇宙のおみやげは?」「そうそう!忘れてた!」ごそごそ・・「はいこれウッシーに。狐森はこれ、数納はこれ。」「・・なんだこれ?」「宝石なの?」「う~ん。キラキラ光ってるけど・・」「獅子座ベータ星で見つけたんだ。」「戒道、わかるか?」「・・これは珍しい。ハート・キングだ。」「なにそれ?」「所有者の心を反映する特殊鉱石だ。みんなそれぞれ輝きが違うだろ?」「そうだな・・オレのは黄色。」「あたしのは銀色。」「ボクのは緑だね~。」「持ち替えてみて。」「こうか?」「あっ!色が変わった!」「レイコの銀色が黄色に!」
「数納の緑が銀色に!」「ウッシーの黄色が緑だ!」「その色と輝きが君たちを表現しているんだ。」『へえ~。』「あのさ、放射能とか出てないよね?」「大丈夫だ。ただし、持ち主の感情しだいで輝きは変化するよ。」「感情か・・」「はい、華ちゃんのぶん。」ピカッ!「うわ~!ピンク色だ!」「キレイね~。」「お母さんのはこれ。」ピカッ!『うわっ!』「すっごい輝き!」「オレたちと段違いだぜ!」「これは・・よほど純粋な心を。ほとんど無色でこの輝度とは。」「あら~、停電したときにいいわね~。」「マモル、お父さんのぶんは?」「はいこれ。」ピカッ!「うおっほ~!」「こっちもすごい!」「黄金よ!」「・・いったいどういう人たちなんだ?これほどの輝きとは・・」
「しっかし青の星の食べ物っておいしいわね~。」「かつての赤の星よりうまいな。」「赤の星の食べ物って?」「う~んと・・どう表現しようか?」「そうだな・・もっと辛かった。」「辛いといえば・・このタバスコくらい?」「どれどれ・・」チョピッ。「・・ぜ~んぜん甘いわ。この10倍はあったわね。」「うわ~・・血圧上がりそ~。」「星によってやっぱり味の感覚が違うんだな。」「赤の星と青の星は近いほうよ。機界生命体ときたら、食べ物の概念がないんだから。」「あ~、それイヤ。昇華されたらおいしいモノも食べれないなんて。」「命に同感だ。永遠の生命なんかより、そっちのほうが損してるよな。」「そうよ。あまり永くゾンダリアンやってると、浄解されても素体自身が無くなっちゃってるケースも多いんだから。」「僕らサイボーグは大丈夫だがな。」「・・ああ、護に聞いたゾンダリアンがそうだったな。」「女性型ゾンダリアンも超竜神のGSライドの輝きを浴びて消えちゃったんだよね・・やだな、そんな終わりかた。」「・・これはやはり早く神種を倒さないとな。」
メインオーダールーム。「あ~あ、今ごろ護たちは楽しくやってんだろ~な~。」「グチるな火麻くん。私だって行きたかったんだから。」「けどよ~幸ちゃん。ちょっとぐらい息抜きしてもいじゃねえかよ。」「サンボーの気持ちよくわかりマース。ミーだって行きたかったデース。」「なんとか都合つけて凱と命くんには行ってもらいましたけどね・・」「あさってにはドイツへ向かうんです。しょーがないですね。」ポリポリ。『は~あ・・』♪ピンポーン。「なにかね?」『長官、天海さんからお届け物です。』「天海くんから?・・運んでくれたまえ。」シュッ。カラカラ・・「これかね。」「受け取りサインを・・はいどうも。」「いったい何デーすカ?」ぱかっ。「・・イッツ、グレート!」「何かねスワンくん?」「これデース!」ドン!『おおっ!パーティー料理!』「ビール1ケースとワインもありマース!」「さすがは天海くんだ!我々のことも忘れてはいなかった!」「幸ちゃん、やるか!」「うむ!一息いれるぞ。」「イェーイ!コップとグラスとワリバシ持ってきマース!」
「ママ、総裁たちには届けておいたからね。」「みなさん楽しんでくれるといいわね~。・・あっと~、そろそろ特製のローストビーフがオーブンで焼き上がるわね~。」ぱたぱた。ごそごそ・・「はいお待たせ~!」ドン!『おおおおーっ!』「うわっは~!すっごい大きさ!」「みなさんに
切り分けちゃいますね~。よいしょっと。」ストッ。トロッ。「中に野菜とソースが詰まってるの?!」「うわ~、護くんのお母さんって腕いいんだ~。」「え~と・・」ぷす。ピピピピ・・「よしと、メモリー完了。」「フランソワーズ、何をしている?」「青の星の料理が気にいったんで、JアークΣの自働調理機にデータ登録してやろうかと思ってね。」「それで分析器でデータ採取をしてるのか。」「これで寸分たがわぬ料理ができるはずよ。」「ねえ、前から不思議に思ってたんだけど、Jアークの中ではどうやって食料確保してるの?」「星間物質などから元素を採取し、変換処理をして各種栄養素を合成する。整形や味つけ、歯ごたえさえ自在に調節可能だ。」「そーいや、かつてのオービットベースの食事はヒドかったよな、命。」「そうそう。なんせ国連の施設だから味まで気が回ってなくて、しょう油かけなきゃしんどいメニューが多かったよね。」「一番まいったのは、木星決戦の帰りだったな。イサナギ・スサノオの乗員まで抱えてたから、生鮮食料品があっという間に底をつき、三日ほど味気ない戦闘食だけだったものな。」「ご飯だって干飯をお湯でもどした湯漬けで、おかずは乾燥ミソだけ。戦国時代じゃないっつーの。」「おかげでオービットベースに帰還したときに食べた食堂の料理さえうまく感じたよな。」「ホント、ヒドかったよね・・」
「それにひきかえ梁山泊は充分な面積があるから、生活・福祉面に重点が置かれてるのは幸いだな。」「居住設備も充実してて、隊員専用のマンションまであるものね。」「えっ?凱にいちゃんたちって、梁山泊に住んでるの?」「言わなかったか?俺たちは「軍荼利」内のプライベートルームに住んでるのさ。」「大きさは3DK。家賃は安い、職場は近いで文句なしよ。」「でも生活必需品とかは?」「「軍荼利」艦内にショップ区画があって、そこでほとんどのものは手に入るわ。店頭に無くても、注文すれば一日で入荷するし。」「へえ~、そんなものまで。」「「軍荼利」は長期ミッションに対応して設計されていて、隊員の福祉設備が整備されてるのさ。他の要塞艦は非戦闘時は「軍荼利」にドッキングして、要員を休ませるシステムになっている。」「それに「不動」に膨大な生活品ストックがあるし、現地調達や輸送機を使えば、ほぼ無制限に長期活動が可能なのよ。」「ふ~ん。」
そのころメインオーダールーム。「うむ、このオードブルはスーパーの既成品ではなく、手作りだな。」ぱくぱく。「護に聞いたが、ママさんはなかなかの腕らしいな。」もぐもぐ。「今度クッキング教えてもらいたいデース。」「GGG食堂の仕出しといい勝負ですね。」「この焼きブタ、プロ級ですな。」「このジャパニーズフライドチキン、おいしいデース。チョーカン食べましタ?」「むっ・・いや、私は鳥はダメなんだ。」「好きキライよくないデース。」「スワンさん、長官と参謀は鳥がダメなんですよ。」「ホワイ?こんなにおいしいのに。」「いろいろあってな・・」
「いいからそれは三人で食え。俺たちはこっちのローストビーフのほうが好きだ。」「では遠慮なく。」ぱくぱく。「食べ物で思いだしましたが、この「軍荼利」にはどうして食堂の他に飲み屋があるんですか?」「イエース、たしかに要塞の中に飲み屋さんあるのは珍しいデース。」「メインスタッフのほとんどは「軍荼利」に部屋があり、泊まりこむことも多いからな。娯楽設備があるに越したことはないだろうという発想だ。」「幸ちゃんとウッシー以外は「軍荼利」に住み込んでるしな。」「「千手」にも整備スタッフで住み込んでるメンバーが多いんですが、幸いにすぐ頭の上に「キッチンHANA」があって、そこが溜まり場になってますね。」「華ちゃんの話では、売り上げ伸びたそうデース。」「それだけでなく、GGGの物資はほとんどがアイランドシティーの商店や商社から仕入れている。これなら調達しやすいし、地元還元も出来るというわけだ。」「艦攻部長のユリカさんの発案です。」「彼女はそういうところは気がつくからな、気まぐれな性格はヌキにして。」「旧GGGでは火麻くんの子飼いだったな、たしか。」「変なヤツだったが戦略眼は確かだったな。それで新設された艦攻部を任せてみたんだ。」「参謀部も新設でしたね。」「優秀な新人で固めてみたんだがな。なかなかいい作戦作ってくれるぜ。」「火麻くんにはもったいないくらいだな。」「キレイどころがけっこーいますからね~。」「サンボーのシュミデース。」「そうじゃねえぞ。女性があかり一人じゃさびしいんじゃねえかって・・」「姪思いなんだな、意外と。」
「そういやスタリオンさんは今回は不参加ですか?」「イエース。NASAも人手不足なんデース。技術部長に辞められたら困るとプレジデントに引き止められたんデース。」「そうか・・科学部には戦力ダウンだな。」「そうでもないデース。スタリーの代わりにアウントのレミィ呼びよせまシータ。」「ああ、スワンくんのイトコか。ドクター雷牙によれば、なかなか優秀らしいな。」「スタリー以上にサウンドテクノロジー強いデース。ザ13thのニューディスクはほとんどレミィの発明デース。」「新人でもGストーン解析に強い人がいましたね、たしか。」「オー、ミユーキデース。彼女は宇宙鉱物学のエキスパート。まだ成果は出てませんが、面白い研究してマース。」「整備部は古株の智子くんが主任に昇進して、よくやってくれてます。」「牛山くんとは気心が合ってるからな。」「諜報部は志保くんがボルフォッグのサポートとして活躍してくれてます。」「高之橋博士のお孫さんだったな。」「けど今回は親族が多いな・・私も娘たちを入れようかな?」「長官、娘さんがいましたっけ?」「22歳を頭に四人姉妹だ。末が17だ。」「いいでスネ!ぜひ入れてくだサーイ!」「GGGはお給料いいから就職先としては最高ですね。」「資格試験はけっこーキツイけどな。総合能力よりも、何か一芸に秀でてなければ難しいぜ。」「だいじょぶデース。サンボーがいるくらいですカーラ。」「ちがいない。」「ぬわんだとう!」『わはははは!』
「ただいま。」「遅くなりました。・・あれ?」「むっ?凱くんと命くんか。」「残業はどうしました?」「ひといき入れてるとこデース。」「護くんのウチから仕出しが来たものでな。」「そうでしたか。で、これから再開ですか?」「そうだ・・なにいっ!もうこんな時間か!」「ひといき入れすぎたぜ!」「オーマイガー!これでは朝までかかってしまいマース!」「まあ自業自得ですな・・がんばってやりましょう。」ポリポリ。『ひえええ~。(T_T)』
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♪ザン!
「長官、命を見ませんでしたか?今朝出かけたきり姿が見えないんですけど。」「おや?凱は知らないのか?命くんなら地球に降りたぞ。」「ええっ?!」「有休届が出ている。理由は墓参りだ・・本当に聞いてなかったのか?」「何も聞いてません・・命、どういうつもりだ?」「推測でいいならわからんでもないがの。」「雷牙おじさん、どういうことです?」「わからんのか?・・報告じゃよ、両親へな・・」「・・そうか。長官。」「わかっている。さっそく有休届を書きたまえ。」「すみません。」「東京行きESトレインは30分後だ。急ぎたまえ。」「はい!」
記録外ミッション12「夕暮れの中で」
ゴーン・・ザザーン・・「・・お父さんお母さん、私ね、いよいよ母親になるんだよ。男の子だって。生まれるのはまだ先だけど、凱みたいな強くて優しい子に育てたいな・・どうか私たちの子を見守ってあげて。」
ジジジジ・・「今日は一人で来たんだ・・ゆっくり話したくて。結婚
したとき以来だったし。あれから私たちはアメリカへ行き、NASAでお仕事してたんだけど、凱はずっと苦しんでたわ・・表には見せなかったけど、
私にはよくわかった。奇跡的にサイボーグから生身に戻れたんだけど、以前の力はもうなくなったし、ガオガイガーもギャレオン抜きではどうしようもないから。もし機界亜種がやってきたとき、自分が何ができるのか・・Gの力を持ってても、それを使いこなせないことに苦悩してたわ。そして何より重かったのは護くんのこと。一人だけで送り出したことを悔やんでたわ・・今も宇宙のどこかで護くんは戦っている。なのに自分は地球で平和に暮らしてていいのか・・いえ、凱だけじゃない。私もGGGのみんなもそうだった。だからこそプロジェクトGを密かに進めてたの。いつか護くんが帰ってきたときのために・・それは新たな戦いの始まりでもあるから。」ザザーン・・「でも凱だけはさらに苦しんでた。自分は何もできなくなったって・・でも来音おじさまに出会って凱は目覚めた。自分ができることを見つけたの。凱はロッキー山脈でそれは激しい鍛練をしたわ。一刻でも早く闘えるようになるため。まるで餓えた獅子のように技を身につけていったわ。私もそれに触発されて機甲拳を習いはじめ、かなり闘えるようになったわ。エアロビクスなんかよりずっと役にたつしね、フフッ。でも、その間は凱と私は意識して夫婦であることをやめてたの。同門の仲間として接してた。お互いの修行の妨げにならないように。来音おじさまはそこまでしなくてもいいとは言ってくれたけど、私が凱を早く一人前にしたくて、その姿勢を崩さなかったの。凱ってもともとオクテで朴念仁なとこあるから、さほど気にはかけてなかったけどね。かえって私が欲求不満だったくらい。そのウップンを修行にぶつけたせいで、メキメキ上達しちゃったけどね。そして・・」ザザーン・・「護くんは帰ってきた・・神種との戦いでボロボロになりながら・・病院で包帯だらけの護くんを見て、凱は泣いたわ・・すまないって。私も・・悔しかった。けっして強くない護くんがこんなにまでなって戦ってたのに、私たちって何してたんだって・・その慙愧を晴らすためにも、神種には負けられなかった。そしていま、神種との戦いも佳境に入ったわ。機怪十二神もあと少し。
ゾンダリアンとの小競り合いはしょっちゅうだけど、やはり47神種を全て倒さないとね。あと少し・・お父さんお母さん、次は神種戦争が終わったときにまた来るね。生まれた子を連れて・・」スッ。カツカツ・・「・・ESトレインの発車時間までまだあるわね。あそこへ寄っていこうっと。」
ヒュゥゥゥ・・「この木の下から全ては始まったんだな・・凱との出会い、EI-01落下事件、GGG加入、ゾンダー戦役、31原種戦争、そして・・機界新種。たった数年の間にいろんなことがあったんだ・・」ザザーン・・
「凱とはじめて出会ったころに戻れたら・・そう思ったこともあったな。でももういい。私は今の私でいい。いつも凱のそばにいれるなら・・そこが私の居場所。」「卯都木・・命さんだっけ?」「・・えっ?」クルッ。
「よっ。俺は獅子王凱。こうやって話すのははじめてだな。」「あ・・そうね、獅子王くんは学年一のヒーローだから、遠くから見てただけだったね。それに私はモテる人ってあんまし好きじゃないの。」「こりゃまいったな。俺は別にそんな気はないんだが。」「で、なんか用?」「いや、たまたまさ。俺はこの丘からの眺めが好きなんで、よく来てるんだ。」「へぇ~、獅子王くんにそんなシュミがあるなんて。」「ところで君はここで何を?」「な~んにも。こうやってぼーっと空と海を眺めてるのが気持ちいいの。」「俺といっしょだな。」『あはははは!』「あのさ、獅子王くんって宇宙開発公団に就職するんだって?」「ああ。オヤジの引きだけどな。俺も宇宙飛行士になりたいからさ。」「宇宙か~。ロマンチストなんだね。」「そうじゃないさ・・もっと別の理由があってさ。」『・・・・』「そうだったね・・お母さんを捜しに行くためだったね。」「思わぬ結果になっちまったけどな・・」「凱・・」「命・・」ヒュゥゥ・・「・・しばらくこのままでいさせて。少しでいいから・・」「ああ・・」サァァァ・・「・・こうやってここにいると、原点に戻った気分だな。」「倦怠期に入ったらまた来ようね、ふふっ。」「・・ねえ、「曼荼羅」に戻ったら「弥勒」に行かない?子供の名前をそろそろ決めたいし。」「そうだな。けどその前に。」「その前に?」「昔よく行った、やきそば屋へ寄ってかないか?」「ふふっ、さんせー。」
「弥勒」。「こんにちは。」「父さん母さん、いる?」【うらめしや~。】ヒュ~ドロドロドロ。『ひえええ~っ!』【ほっほっほ。なかなかのもんじゃろ?】【怪談ビデオ見て研究したのよ。】「ホンモノがやってどーすんですか!あ~コワかった。」「そーいや母さん、梁山泊時代からあちこちに美少女幽霊が出現してるって隊員で有名だけど、まさかあの格好でうろつきまわってるの?」【なかなか面白いわよ~。コワがる人もいれば、心霊写真撮ろうと待ちかまえてる人もいたし。ウワサでは写真が高額で取り引きされてるようね。】「若づくりしすぎだって。中には
えっち写真と同じ扱いしてる不届き者だっているんだから。」【あら、そんなに人気あるんなら定期公演でもやってみようかしら。】【まるでどこぞの妖怪ババアじゃな。】「精神体になってから性格ライトになってない?」【肉体的制限がないからの~。ボクも若づくりしてみようかの?】「やめなって。」「あの~、子供の名前の件なんですけど・・」【おお、そうじゃったな。いくつか考えておいたぞい。】パッ。【どれがいいと思います?】「う~ん・・「激」ってのはあんまし。」「「豪」か・・いまいち何かが足りないな。」「「烈」か・・もうちょっと。」【ボクとしては「拳」がいいかと思うがの。】【あら、「明(あきら)」もいいですわよ。】「「勇」は護くんのパパの名前だし~。」「「護」か・・意外といいかも。」「でも「衛」のほうがいいんじゃ?」『う~ん・・』「・・あっ!これいいかも!」『なに?・・おお!』「・・いいな。」【ふむ・・悪くないぞい。】【いい名ですね。】
マンモスオーダールーム。ガヤガヤ・・「隊長の子供の名前が決まったって?」「けっこーすったもんだしたけど、やっと決まったのね。」「オッズは確定してる?」「諸君、静粛に。・・これより発表する。」♪ダダダダダ・・ダン!「獅子王、轟!」『おおおおーっ!』ぱちぱちぱち!「当たったのだれ?!」「よっしゃあああーっ!俺さまだぜ!」「ゴルの一人勝ちか!」「無念!スペシャルオイルカクテル一月分を逃したでござる!」「やられました~。」「・・お前らトトカルチョしてたのか。(^^;;」「ヒトの子の名前で遊ぶんじゃないわよ!」
この様子はひそかに内線テレビで全部署に中継されていた。
「阿弥陀」整備部。「当たったんは誰や!」ガヤガヤ!「おらへんのか?ウチも外してもーたわ。」
「弁天」諜報部。「ちっ、「ゴウ」まではよかったのに!シャーロックの推理もいまひとつツメが甘いわね。」
『こらこら志保隊員、私を予想屋に使わないように。』「こんな時のための推理回路でしょーが。」『違います。』
「蓬莱」科学部。「むう・・外したか。」「おしかったわね~。」「ワシがドクトル・ジャボチンスキーである!」
大食堂・生活部。「なるほどね~、「衛」だと読んだんだけどね。ま、いーか。さて、仕込みしなくちゃね。」
「金剛」参謀部。「え~!外しちゃった~!」「私もハズレ。ルリちゃんは?」「・・ぶい。おーあたり。」『ええっ!』
「配当は?GGG裏HP「なんでもトトカルチョ」アクセス・・25万円?!」「万馬券じゃない!」「もーけ。」
**********
♪ザン!
「アルプス・・ですか?」「はい、ンドゥーネ様。わが情報局の調査によると、スイスアルプス山麓のここに、
ヨーロッパ最大の総合科学研究所「アルビオン」があります。どうやら世界十大頭脳の拠点かと。」「ほう・・
敵の科学的重要拠点というわけですね。ゾンダリアン一個大隊を派遣しなさい。機動部隊の足止めにはバールを。
アメリカへ降下させ、ケルベロス・オルトロスに迎撃させるのです。私はこれからアルマに会いますので、
彼を挑発してキングジェイダーを駆けつけさせます。さらにバールの能力を教えることにより、ガオガイガーGも
派遣せざるを得ない状況に追い込みます。その間に研究所を攻略してください。」「ははっ。キングジェイダーと
ガオガイガーGがいなければ・・」「攻略は容易でしょう・・ビークルロボだけでは一個大隊は止められません。」
二人は知らなかった・・ヨーロッパにはもう一匹、獰猛な牝獅子がいることを。
記録外ミッション13「アルプスの嵐」
「「蓬莱」の機関部はまだ調整できないの!」「だったら手伝えニルヴァーナ!私だけでは60時間はかかる!」
「たく!こっちも施工の最終チェックで忙しいってのに!」「そんなもの後回しにせい!とにかくL3まで
上げんと話にならん!」「上げてから空中分解しても遅いのよ、シュトロハイム!」「ちっ!・・しょうがない、
人手を呼ぶか。」ピッ。「衝撃のか?すまぬが科学部の腕のいいのを100人ばかりよこしてくれ。腕はみんな
いいだと?誰でもかまわん!それと力仕事にウチの連中を・・そうだ。」「ちょっと貸して。・・そう、フラウも
よこして。・・どーも。」ピッ。「3時間で着くって。」「これで一安心だな・・マヤハラはどうした?」
「「蓬莱」の中で設備点検してくれてるわ。「金剛」と「降三世」は仕上げるの早かったものね。」「「降三世」は
既存技術にちょっぴり追加するだけで済んだからな。「金剛」もJキャリア試作艦で要領がつかめてたし。」
「それに比べて意外と厄介だったわね、この「蓬莱」は・・」「無理もない、特殊設備が山のようにあるからな。
まあ、メスより重いものを持ったことがない医者が建造責任者というのも問題だが!」「それは間違いね。
凍死者かついでアルプス越えしたこともないヤサ科学者には言われたくないわ!」「ぬわんだとぉ!」「やる気!」
「まあまあお二人とも。ケンカは「蓬莱」を仕上げてからにしましょう。」「マヤハラか・・そうだな。」「そうね。」
「提案があります。うちの連中も手伝いに来てもらいましょう。」「おお!それは名案。」「それいいわね。
ビッグモスならミラクルエンジンでも軽々と運べるでしょうし。」「さっそく連絡しておきましょう。」
「キッチンHANA」テラス席。ドドドド・・「作戦どおり・・ヲイル、GGGの動向は?」「空竜神、雲龍神、
および諜報部は中国奥地へ。ゾンダーロボによる陽動に引っ掛かりました。」「ふふ・・では攻撃開始。」
♪ビーッ!「なんだ?」『ゾンダリアンロボ、多数出現!こちらに向かってきます!』「気づかれたわね・・
GGGに連絡は?」『あと50分でファーフニルとフレスベルグ、ユングフラウが到着します。』「獣戦機部隊は
あと30分はかかります。」「間に合わないか・・しょうがない。」「私たちでなんとかもたせましょう。」「う~む・・
そうだ!フランスに彼女たちがいましたね。」『・・そうか!』「フランスからならそうはかからないはずです。」
「さっそく連絡しよう。たしか彼女の携帯ナンバーは・・あった。」「貸して。私が話すわ。」
♪プルルル。「はい、リオン・レーヌ。・・ニルヴァーナさん?・・わかった。すぐに行くわ。」カチャ。
「ポルコ、聞いたとおり。スイスへ急行するわよ。」「わかりました。システムチェンジ!」ブロロロロ!
ジャキーン!「飛行モード「ポルコ・ロッソ」!アルプスへ向かいます!」キィィーン!「急ぎなよ!」ピッ。
「やーみん、ひかりん!すぐに出動よ!」『ウィ!リオン・レーヌ!』
パリ、ルーブル美術館。♪ウゥゥゥ~!『ボンジュール。これよりリーテ・ノワール発進します。危険ですから
白線の外までお下がりください。メルシー。』「前庭開放!」ゴゴゴゴ・・「ミラーカノーネ上昇!」ズズズズズ!
「方位123.15、距離858.3km。」ゴォンゴォン・・「シュート!」シュバッ!「弾道よし!到着まで3分!」
キィィィーン・・「合流まで3,2,1。」「・・見えた。」ゴォォォーッ!「姐御、お待たせ!」「姐さん、いきましょう!」
「その姐御ってのはやめろって言ったでしょーが!(怒)」「はいはい。相変わらずカルシウム不足ね~。」
「小魚食べないとダメですよ。」「じゃかあしい!あたしゃ小魚はキライよ!」「好き嫌いはダメですよ。」
どげしっ!「あいた!」「グダグダうるせえ!とっとと急ぐよ!」「もう~。乱暴なんだから・・」
ゴゴゴゴ・・「ほう~、いるいる。ざっと120機というところか。」「応援が到着するまで遊びましょうかね。」
「50m級がメインか。まあいいでしょう。それでは!」ターン!「次元刃を食らいたまえ!」パチン!ズバッ!
『むおっ!腕が!』「ほれっ!」パチン!シュパーン!「真っ二つだ、ヒャハハハハ!」『なんと凶悪な!倒せ!』
ズババババッ!「マイティバンテージ!」ヒュルルルッ!バシバシバシッ!「その程度の攻撃じゃムリね。
どうせなら!」シュルルルッ、バシッ!『むうっ!頭部に包帯が!』「これくらいはね!」グイッ!ボキィィーン!
『首が折れた!・・あれが人間か?!』「いきますよ、武装現象!」グニュゥゥ~、ビシッ!「アント・アシッド!」
シュバッ!ブジュウウウウ~!『ぐわあああーっ!溶ける!』「強力な蟻酸です。スナッパーシュリンプ!」
ブン!ボコオオオーン!『ぶはあっ!』ズダダダダーン!「シャコの一撃は強烈ですよ!」『なんて奴等だ!』
キィィーン・・「ちっ!もう始まってやがる!ポルコ、着陸よ!」「了解!」ヒュゥゥーン・・ズズーン。
「着陸しま~す!」ズドドドーン!「姿勢制御・・おっとっと!」どんがらがっしゃーん!「くぉらやーみん!
(以下、放送コード違反語が続くので省略)が!」「そこまで言うことないでしょうに・・(T_T)」「文句はあと!
ほれ急ぐよ!」『はいはい。』「む?おお来たか!」「待ってたわよ。」「さすがに早いですね。」『むっ!新手か!』
ザシャアッ!「ゾンダリアンども!あたしのナワバリで勝手なマネしてくれるじゃないの。おとしまえはきっちり
つけさせてもらうよ!」『何者だ!GGGのデータにはないが・・』ぴしっ!(青スジ立った)「GGGだってえ?・・
あんなヘのツッパリにもならねえ連中と一緒にするな!てめえらに名乗る名なんかねえが、冥途のミヤゲに
特別に聞かせてやる!あたしは国連秘密部隊・第13遊撃小隊長、リオン・レーヌ!」「別名「独立愚連隊」・・」
どげしっ!「ミラーシート!」シュパッ!キーン!「むっ!・・ポルコ、反応良くなったじゃないの。」
「相変わらず荒っぽい性格ね。」「メンタル回路を再調整するべきでは?」「ムダです。あれは「地」ですから。」
『GGGでないのなら恐れる必要はないな。返り討ちにしてやる!』「あんだってぇ~・・」・・ぶちっ!(キれた)
「てめえら一機のこらず砕いてやる!いくよポルコ、やーみん、ひかりん!」『おおっ!』ダーン!
「バトルモード!」シャキーン!「Gキャリバー!」シュパッ!チャキッ!「Xカートリッジ装填。」カチン。
「いくよポルコ!」タン!スタッ!「参ります!」ブロロロロ!『迎撃せよ!』ズドドドドッ!
「そんなヘロヘロ弾が当たるか!ほれっ!」ブン!カキーン!『剣でエネルギー弾をはじくとは!』
「そりゃあっ!」ダーン!「一刀両断!どりゃあああーっ!」ザキィッ!「撃発!」ドン!ピキーン!カッ!
ズバアアーン!『ぐはああああーっ!』シュバァァーッ!カラカラン。「第二弾装填!」ピッ、カチン!
Gキャリバー。Gストーンを内蔵した刀である。Xカートリッジを柄に装填・撃発させることにより、爆発的に
強大なGパワーを引き出し、巨大ゾンダリアンをも両断する。撃発時には刀の鍔よりバックブラストが噴出し、
空薬莢は自動排莢される。薬莢底部には使用前は「X」が刻印されており、撃発後は「G」に刻印が変化する。
「ポルコ、きな!」「あいさ!」ブロロロッ!スタッ!「どんどんいくよ!やーみん、ひかりん!援護しな!」
「いきます!ダーク・テリトリー!」シュボボボッ!ヒュルルル・・ズボボボボーン!『これは・・闇?!』
「烈光斬ですぅ!」シュバババッ!「スィープ!」ズパパパパーン!『メーサー光線で切断かぁぁぁーっ!』
「やりおるわい。」「さすがは光と闇のビークルロボね。」「ポルコも小型車とは思えぬスピードですね。」
「ここはあたしらにまかせな!いまのうちにGGGを呼ぶのね!」「もう来たようだぞ。」「え?・・あれか!」
「ヤクトブリッツァー!」ズドーン!ドカアアーン!「マインカンプ!」シュドドドッ!フッ・・ズドドーン!
「マイティバンテージ・ビンディング!」シュルルルッ、ビシッ!「お待たせしもうした。」「到着でござる。」
「あら?・・そちらの方々はもしや。」「会うのは初めてだっけ。リオン・レーヌよ。」「ああ・・お名前は聞いて
おりもうす。」「よしなに。」「はじめまして。」「ところでスカイとクラウドは?」「中国奥地でゾンダーロボと
交戦中であります。」「あいつら・・あたしんとこに真っ先に駆けつけるのがスジだろうに。」ズバアアーン!
「ウチの子らを援護して!」「了解であります!」「委細承知!まかされよ!」ダッ!「・・時代がかってんね~。」
「お三方と研究所は私が守ります。」「よろしくフラウ。ポルコ、もういっちょいくよ!」「はい!」チャキッ!
「おねえ!援護して!」「ごめん!こっちも手いっぱい!」「ひとりじゃ支えきれないよ~!」「心配無用!」
ズドドドーン!「えっ?・・あなたは?」「ドイツのフレスベルグでござる。背後は拙者が守りましょう。」
「えと、あたしは~」「挨拶はあとでござる!ハーケンシュトゥルム!」ズボボボボッ!「は・・はい!烈光弾!」
「近距離に入られたらキツイな・・はっ!」『もらった!』グワッ!「ダメ!」「うおおおーっ!」バコオオオーン!
「・・えっ?」「フロイライン、大丈夫でありますか。」「・・あなたは?」「ファーフニル。自分が突っ込みます。
援護をお願いいたします!」「私は・・」「ブリッツクリーク!」ズドオオオーン!「・・ダークネスミサイル!」
「そりゃあああーっ!」ズバアアアーン!「ちっ!数が多い!」「ならばこちらも数をそろえるぜ!」「なにっ?」
「アグレッシヴ・ホーク!」ズドドドーン!キィィィーン!「あれは・・獣戦機アイアンホーク!」「お待たせ!」
「おお!やっと着いたか!」・・ドドドドド!『獣戦機部隊、到着!』「側面から敵集団を崩すわよ!」ジャキーン!
「アグレッシヴ・クーガー!」バキィィーン!キシャアアアーッ!『野獣には網だ!電磁ネット!』バサッ!
「クーガー、あぶねえ!」キュゥゥーン!ズバババーン!「ホーク、さんきゅ!」「どういたしましてだぜ!」
「私もお忘れなきよう。アグレッシヴ・マンモス!」パオオオオーッ!『オレが相手だ!』ガシィィーン!
「ぬうっ!なかなかのパワー!」ガガガガガッ!『力では負けぬ!』「ゾンダリアンにも骨のあるヤツがいたか・・
ならば!」パオオオーッ!グイッ!『なんとおっ!持ち上げるとは!』「エレファント砲!」ズドオオオーン!
「ほっほ、やりおるわい。ではワシもいこうかの!アグレッシヴ・ライガー!」シャシャシャッ!『速い!』
「いただきじゃい!」ダーン!『なんの!ダークエッジ!』ジャキン!「腕から刃か!」『ぶった斬る!』ビュッ!
ガキィィーン!『なにっ!くわえて受けるとは!』「真剣白刃どりじゃい!」ギギギ・・バキバキィーン!
『おのれ!こうなったら合体戦法だ!』グニュ~。「ゾンダリアンが融合する?!」「巨大化する気である!」
ズズーン!『見たか!これぞガルガンチュアとパンタグリュエル!』「くっ!200m級が2体とは!」「こちらも
合体でござる、兄者!」『シンメトリカルドッキング!』ジャキーン!「冠龍神!」「オレたちもいくぜ!」『おう!
ビーストフュージョン!』ジャキーン!「超獣神!」「おねえ、やろうよ!」「いきましょう!」『シンメトリカル
ドッキング!』ジャキーン!「天竜神!」「亜空を超えよ怒りの翼!ヴィントシュトース!」ゴッ!ドコオオーン!
『一つや二つの核を抜いたとてムダだ!』バキィィーン!「むおおおおーっ!」ダダーン!「冠の!ならばくらえ!
キリマンジャロクラーッシュ!」ゴッ!ズドオオオーン!『ムダだと言った!』バコオオオーン!「ぐわあっ!」
「ならばいきます!リーテ・ウン・ノワール!」シュボボボボッ!ズドドドーン!シュバババッ!ズバババッ!
『切ったか・・再生!』シュウ・・『合体型態の再生能力を甘くみるな!』ドカアアアーン!「きゃあああーっ!」
『ガルガンチュア、こいつらは俺が足止めする。目標を破壊せよ!』『わかった!』ドーン!ドーン!「しまった!
研究所へ向かうぞ!」「止めねば!・・はっ、あれは!」ザッ!「巨人ゾンダリアン・・止めなくては!」「フラウ!
君ではムリだ!」「足止めくらいなら!マイティバンテージ!」シュルルルッ、ビシッ!『こんな布切れがなんに
なる!』グイッ!グン!『なにっ?!伸びる!』「ストレッチバンテージ。力では切れません!」『ぬうっ!』
グィーン!『うっとうしい!』「それを待ってたよ!」『なにっ?!』「ハイパーモード!」ギーン!
「いけえええーっ!ポルコ・ロッソ!」「突撃するよ!」キィィーン!「てめえの弱点はそこだあああーっ!」
ズドオオオーン!『ぐおおおおーっ!』「頭部に一個だけある核・・それが統合中枢さ!撃発!」ドン!カッ!
「ハイパァァァーシュートッ!うりゃあああーっ!」ズバアアアーン!「中枢核ゲットだぜ!」「やったね!」
『ガルガンチュア!おのれ!』「はぁぁぁ・・」『・・なにっ?』ズゴゴゴゴ!「冠竜神が・・Xモード!」
「弱点がわかれば!ジークハイル!」カッ!「クロイツェドラッケン・エニグマ!」ズドオオオーン!フッ・・
『なんだ?!・・うごおおおおーっ!』ボコボコボコッ!ズボオオオオーン!「す・・すげえ!」「内側から
全ての核をぶち抜くなんて!」「あれが・・Xの力なの!」「やるわね~。・・ん?」ボコボコッ!「しまった!
ガルガンチュアの融合ゾンダリアンどもを忘れてたわ!」『油断したな!今こそ任務達成のチャンス!』
「させません!マイティバンテージ!」シュルルルッ!『斬ればよいこと!』スパッ!「いかん!」「ここでは
間に合わない!」「・・やるっきゃない!」ビーン!『なにっ!』「天竜神が・・Xモード!」「静かなる闇よ、
まばゆき光よ!ひとつとなりて敵を討て!ヘカトン・ケイィィールッ!」ズボボボボッ!シュババババッ!
『なんだと!』「ミサイルポッドから数十頭の闇の竜が!」「メーサー砲から巨大な光の竜が!」キュオオオーン!
「いっけえええーっ!」ズガガガガガッ!『どぐわああああーっ!』「す・・すごい!数十体のゾンダリアンを
一発で破砕した!」「まさに百手巨神!」「マキシマム頭龍の数十倍の破壊力だわ!」シュルルルッ・・スパッ。
「任務かんりょー!」「へえ~、やるじゃないテンちゃん!」「て、テンちゃんですか・・(^^;;」
「お見事でした、天竜神。ドクター、護隊員を呼んでください。」「もう連絡したわ。マイク13が運んできてる。」
「うわっは~!これがウワサのビークルロボか~。」「お会いするのは初めてでしたね。」「でもなぜGGGに参加
しなかったの?」「フツヌシ事件のトバッチリなの。」「それ以前に、二人をあたしが手放したくなかったってのも
あるけどね。」カツカツ。「リオン・レーヌよ。護くん、はじめまして。」「天海護です。はじめまして。」「ふふっ。
礼儀正しい子ね。凱あたりから私のことは聞いてる?」「はい。美人でとってもいい人だって。」「あらそう・・」
(ねえねえおねえ、姐さんのあんな優しそうな顔は珍しいよね。)(子供好きだものね。)(いつもああなら
ラクなんだけどね~。)「そこの三人!」『は、はい!』ビクッ!「フランスへ帰るよ。」
「ではまたお会いしましょう。」「あの・・ファーフニルさま。」「なんでありますか?」「・・メールアドレスを
教えてください。」「あ・・了解であります。」「あの~、フレスベルグさん・・」「なんでござる?」「え~と・・
アドレス教えてくれませぇん?」「・・承知でござる。いろいろ情報交換をいたしましょう。」「は、はぁい!」
「・・ポルコ、あんたも聞いとかないでいーのかい?」「な、なんのことですか?」「と~ぼけちゃってま~。
あの白い子、好みのタイプじゃないの?」「まあそうですが・・ボクにはリオンがいますから。」「・・ふふっ。
お世辞でも嬉しいよ。」ポン。「お世辞です。」「ひとこと多いっての!」「ミラーシート!」バサッ!「バ~カ。
同じ手は食わないよ。」めくりっ。「え"?」どげしっ!「あいた!」「うわっは~、いいコンビだね。(^^;;」
そのころ中国奥地。「ふぅぅ~。やっと倒せました。」「ゾンダーロボにしちゃえらく強かったぜ。ボルフォッグ、
護を呼んでくれ。」「アルプスからこちらへマイクが連れてきております。」「アルプス?何かあったのですか?」
「はい。ゾンダリアン一個大隊が「アルビオン」を襲ってきたとのこと。」『なにっ!』「ご安心を。冠竜神と
超獣神、それにフラウが阻止してくださいました。」「そうか・・妙だな?よく三体だけで一個大隊を。」
「忘れておりました。国連秘密部隊・第13独立遊撃小隊も参戦しておられました。」「ええっ!」「なんと!」
「ん?スカイとクラウド?」「アニキ・・やべえよ!」「やむを得ないとはいえ・・あとが恐ろしいですね。」
「ねえジェームズ、第13部隊って・・あれ?」「そうだ・・悪名高き独立愚連隊だよ。」「あちゃ~・・二人が
真っ青になるのもわかるわ・・」「私も彼女だけは苦手だよ・・何度ケリくらったことか。」シュボッ。
アウトバーン。♪パフォパフォ!『そこのベンツ!てめえ殺されてえのか!道あけな!』「あんたはトラック野郎
ですか・・」どげしっ!「あいた!」『やーみん、ひかりん!アクセル床まで踏んでんのか!とばせ!』
『は、はーい!;;』ブロロロロ!「・・見えた!ゾンダーロボ!とっととぶち倒すよ!ポルコ、いくぜえっ!」