IS 一夏がいない   作:稲穂焼き

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二話

 食事を終えて、しばらく食休みを挟んだら約束したトレーニングの時間となった。十分な休息がとれたから激しい運動にも耐えられそうだ。

 マドカは厚手のジャージに着替えたので、俺も買っておいたけど全く使わなかったジャージに着替える。そのままマドカの後ろをついていき、外へと移動した。

 

「クソ寒いな!?」

 外気に触れた瞬間、あまりの冷たさに体が瞬く間に震え始める。不意打ちに心が折れかけ、室内という楽園に戻りたくなってきた。

 

「冬なら冬って言ってくれよ。覚悟なんてしてなかったからビビったわ」

 

「数ヶ月経ったと私は言ったぞ」

 冬特有の白い息を吐くマドカ。

 

「もっと具体的に日付を教えるとかさ……」

 

「目覚めたばかりなのにに十二月と伝えられて、お前は受け入れられるのか?」

 

「……難しいな」

 断言は無理だけど、頑張って受け入れたはず。時間が経過した今でも完全とは言い難いから、更にダメージはあっただろうけど。

 

「それでも寒いとか厚着しとけとかの一言欲しかったわ。だって夏の時期から来たんやで? 温度差でショック死しちゃうぜ」

 

「運動してれば熱くなるから些細な問題だ。震えてないで、お前も口より体を動かせ」

 マドカは喋りながらストレッチを始めた。確かに会話だけしてても体温は上がらないから、言われた通り準備運動を開始する。

 約五分ほどの時間を使って準備運動を終わらせると、マドカは無言で足場の悪そうな森に向かって走っていった。

 

「何も言わずに走るんかい!」

 黙って行ってしまったマドカに対して思わず叫ぶ。ペースを合わせられるか不安だが、俺も走り出す。追い付けなかった場合、地理を把握してない俺は迷子になるから、見失わないように気を付けないと。

 それなりの速さで追いかけると、すぐにマドカの後ろへと並んだ。手加減してくれてるのか、それとも普段と同じ走行速度なのか不明だが、俺としてはありがたい。

 

「走るなら走るって最初に教えてくれよ。追い付けなかったら、遭難するんだが?」

 

「ああ、そういえば言い忘れてたな」

 

「ただの伝え忘れか。嫌がらせかと思ったわ」

 

「流石の私も付き合えと言って、置いてく底意地の悪い事はしないさ。何てったって恩人の一人だからな」

 

「気のせいだと思うんだけど、何か言葉選びに含みを感じるんだが?」

 

「勘繰るな。お前がネガティブになってるだけだ」

 

「ほんとかなぁ?」

 

「一旦、その思考をリセットするために口を閉じろ。それと悪路に慣れてない状態での会話は早々にバテるぞ」

 

「はーい」

 すっきりしないが一理も二理あるので、返事をしてから言われた通り喋るのをやめた。それに走行距離が不明だから体力の温存は実際に大事だ。

 木の根っこや石に躓かないよう注意を払いながら、マドカの背中を追う。想像していたコースより険しくないので、今の所は離されていない。

 しばらく走り続けると、見慣れた建物が見えてきた。どうやら一周したみたいだ。少しでも体力作りしてなかったら、きっと息絶えてた。

 

「今回はこれで終わりにしておく」

 

「俺に遠慮してるのか? 別に続けてもいいぞ」

 

「今日はやる事がたくさんあるんだ」

 

「何か予定でもあんの?」

 

「最初やるのは、お前の採寸だ」

 

「採寸? 何故に?」

 

「……鈍いな。これから生活するなら服が必要になるだろ? だからサイズを測って買いに行くんだ」

 

「なるほど、それは助かる」

 今の俺は服を買いに行くための服すら無い状態だ。マドカが言ってくれなければ、気付くのが遅れただろう。

 

「んじゃ、早く戻って済ませちゃおう」

 

「ああ」

 俺とマドカは運動をやめて温かい室内へと帰ってきた。体を動かした後だから逆に熱く、冷たい外に戻りたい。

 

「メジャー持ってくる」

 

「あいよ」

 マドカは別室に行き、メジャーを手にして戻ってきた。

 

「それじゃ始めるぞ」

 慣れた手付きで順番に上から下へとメジャーで測る。五分も経たないうちに終わり、俺は椅子に座った。

 

「これで終わりとか早ない?」

 

「最初に目測で計算してやればこんなもんだ」

 

「手慣れてんな。他には無いのか?」

 

「いや、もう無い。後は大人しくしてろ」

 

「そうか。それで街に行くのはマドカだけ……だよね?」

 

「当然だ。じゃなきゃ測る必要皆無だからな。それに冬服なんて一着も無いだろ?」

 

「イエス」

 

「お前がどうするのかは知らんが、どちらにしても外へ出る時にいるからな」

 

「気遣い助かります」

 

「別にいい。食料の買い出しついでだ」

 

「あぁ、買い出しで気が付いたけど、家事の当番とか決めるの忘れてたな。どうする?」

 そういえばと思い出し、マドカに話す。

 

「私が全部やるから気にするな。立場で言えば、お前は客人だ」

 

「流石に何かしら手伝わないのは心苦しいと言いますか……」

 ここでマドカに甘えたら、帰った時に自分で動く事が辛くなりそうだ。一度でも楽を覚えたら絶対に堕落する。というか、寮暮らしする前だとそうなってた。

 

「暇潰しだと言ったろ? 私から数少ない娯楽を奪わないでくれ」

 

「家事が娯楽なんか」

 

「休日ならともかく、この体格じゃ平日に外で遊び歩くのもリスクが付きまとうからな。警察に補導でもされてみろ。確実に面倒事になる。だからここにいるのが一番安全だ」

 

「なるほどね。色々と考えてるんだな」

 

「自由に過ごせる環境を易々と手放すほど、私は愚かじゃない」

 

「わかったよ。全部マドカに任せるわ」

 やりたいと言うなら本人の好きにやらせよう。自分の気持ちを押し通した結果、マドカに窮屈な思いをさせたら結局意味が無い。

 

「でも今日が平日なら出歩くのはよくないんじゃ?」

 

「確かに平日だが、現実的に考えてみろ。街に行かず自給自足が可能だと思うか?」

 

「無理ですね」

 

「半年近く同じ生活をしているんだ。今更なミスはしない」

 

「了解。もう何も言わないよ」

 

「わかればいい。そろそろ着替えてくる」

 マドカが自室に向かうと部屋が静かになった。さて、余った時間で何をしようか。

 少し考えてネットでニュースを調べようと、テーブルにあるPCのスリープを解除する。

 

「食べたい料理や欲しい服はあるか?」

 いつの間にか横に立っていたマドカに話しかけられた。どんな服装をしてるのか気になり、体勢はそのままで首を向ける。

 ベージュのキャスケット帽を頭に被り、上半身が隠れるほど大きい灰色のストールを身に着けていた。下は紺色をしたデニムのショーパンと黒のレギンスに、焦げ茶色のウエスタンブーツ。

 ウエスタンブーツとか今日日見ないが、マドカに似合っている。これでキャスケットじゃなく、テンガロンハットであれば西部劇に登場するガンマンに見えそうだ。

 

「具体的な料理名は浮かばないけど、とりあえず肉類多めがいいな。服の方は、それ着こなすマドカのセンスを信じるよ」

 

「わかった」

 

「いってらっしゃい」

 部屋を出て行くマドカを見送り、俺はネットで暇潰しを開始した。

 

 

 

 

 絶対天敵(イマージュ・オリジス)について調べたり、気になったネットニュースを片っ端から閲覧していたら、お腹が空いてきた。

 立ち上がり背伸びをしながら時計を見ると、正午を過ぎている。もうそろそろ帰ってくるかなと考えてたら、マドカが部屋に入ってきた。

 

「おかえり」

 

「ああ」

 何故か手ぶらのマドカ。荷物はどうしたのかと尋ねようとしたら、テーブルに食材が詰まったエコバッグや服の入ってそうな紙袋が複数出現した。

 

「手品?」

 

「ISに拡張領域があるだろ? いつもそこに突っ込んでる。そうでもしなきゃ買い溜めなんて無理だ」

 

「マジか」

 そんな使い道があるのかと驚いた。機会があれば俺も試してみよう。

 

「腹は減ってるか? 減ってるなら今すぐにでも昼食にしよう」

 

「お願いします」

 

「なら、少し待ってろ。その間に服を見てくれ」

 

「了解」

 マドカはストールを外しながら自室に戻っていった。それじゃ、どんなのを買ってきたのか見させてもらうとしよう。

 いくつかある紙袋の一つを手に取り、中にある服を一着ずつ引っ張り出し広げて眺める。前後を確かめ満足したら次の服へ。

 同じ動きを繰り返して袋の中身が空になったら別の袋へと進み、また取り出して広げてという作業を何回か行った。

 

「私のセンスはどうだ?」

 エプロンを着用したマドカが隣に立っていた。

 

「一通り見た感じ、どれも問題無く着れそうかな。ありがとう、マドカ」

 

「そうか。料理を置きたいからテーブルに広げた服を片付けてくれ」

 

「うっす」

 散らかった服を軽く畳んで、それぞれの紙袋に戻した。後は足下に置いとけば一時的な片付けが完了だ。

 

「朝飯の時に言い忘れていたんだが……昼食が終わったら、お前のISを出せ」

 

「いいけど何すんの?」

 

「あいつが残していった装備を取り付けてやろう」

 

「あいつ……というと束さんの?」

 束さんの置いてった装備って一体何だろうか? 俺の記憶が正しければ、これ以上バンシィに追加装備は無かったはず。

 

「そうだ。結構前の話になるが、暇潰しのために色々と弄くり回してたら出てきてな。お前が再び来たときに備えて準備しておいた。もちろん、必要だろ?」

 

「俺の装備なら是非とも欲しいな。どんなやつ?」

 まさかの追加装備にテンション上がってきた。

 

「それは秘密にしとこう。見てからのお楽しみだ」

 

「じゃ、飯にしようぜ。手伝うわ」

 台所へと向かい、完成した料理をテーブルに運ぶ。並べ終わったら二人で食べ始める。

 急いで完食したいところだが、早食いは体に悪いしマドカが作ってくれた料理に失礼だから、味わって食べた。

 軽い雑談をしていると食べ終わったので、率先して皿を片付ける。

 

「装備するまで時間がかかるから、お前は服でも着て時間を潰してろ」

 

「横で見物してちゃダメ?」

 

「ついでにメンテナンスもやっておくから長くなるぞ。それでもいいなら、ご自由に」

 

「耐えられそうにないから遠慮します。んじゃ、終わったら呼んで」

 バンシィをマドカに渡した俺は、衣服の入った紙袋を持って別室に移動する。では、一人ファッションショーと洒落込もう。

 

 

 全ての服を着て相性の組み合わせを調べていると、いつの間にやら結構な時間が経過していた。暇になったのでマドカの様子を見に行こうと服は脱がずに、そのままの格好で部屋を移動する。

 マドカの姿が見当たらない。奥の部屋にいるのかなと当たりを付けて進むと、こちらに背を向けるマドカを発見した。

 

「終わった?」

 

「たった今、調整が完了した」

 

「じゃあ、ちょうどいいタイミングだったな」

 俺は返事をするマドカの隣に立つ。目の前には何の装備も無いバンシィが静かに佇んでいた。

 こうしてマジマジとバンシィと対面するのは初めてかも知れない。普段だと、真っ先に投影ディスプレイや各パーツの方に目をやってしまうからだ。

 

「早速、新装備を見せてちょうだいな」

 

「少し待て。今、装備させる」

 マドカが手に持っているタブレットを操作すると、無手だったバンシィの右手に刀身が金に輝く剣が出現した。どこかで似たようなのを見た気がするけど、バンシィが一回も装備した事のない武器なのはわかる。

 続いてバンシィの左腕に黒を基調とした実体盾が現れた。その盾を一目見た瞬間、バンシィの右手にある剣の正体が判明。名称はGNソードVだ。つまり、左の盾はGNシールド。

 

「ついに他作品から持ってきちゃったかー。まぁ、いずれ欲しいとは思ってたけどさ……」

 嬉しいけど悲しいという複雑な胸中だ。理由はバンシィが使った武装のみ使用可能、そんな縛りを自身の中で勝手に設定していたから。ビットが装備されてる時点で今更感あるが、バンシィになる前なのでノーカンとする。

 

「この装備の使い方は把握してるか?」

 

「知ってはいるから一応と答えとく。実際に扱えるかは別問題だけどね。テストしてみてもいい?」

 

「壁を壊さない程度なら構わんぞ。ほれ」

 待機形態に戻されたバンシィをマドカから受け取る。

 

「サンキュー。来てくれ、バンシィ」

 俺の呼び声にバンシィが起動し、装着が完了した。早速、GNソードVとGNシールドを装備する。

 まずは右手の剣を軽く振り回す。ビームサーベルとは違い、刀身があるせいか重さを感じるが慣れれば大丈夫そうだ。これはジャベリンさんの出番が少なくなりますね。

 次はシールドに搭載されている六つのソードビットを操作する。シールドファンネルみたいに激痛がくるかと思い身構えたけど、少しの痛みで済んだ。

 

「ふぅ……これなら耐えられそう」

 

「問題は無さそうだな。もし操作中に何かしら違和感があれば言ってくれ。すぐに直す」

 

「あんがと。でも大丈夫だから心配しなくていい」

 それぞれのビットを操作しながら答える。自身の指示通りに動いており、特に異常は感じない。

 

「ばっちり機能してるよ。ほら、ご覧の通り」

 

「そう……みたいだな」

 マドカは深く息を吐いて、胸を撫で下ろした。

 

「何か心配事でもあんの?」

 

「いや、違う。ただ私にも出来るんだなって安心しただけだ」

 

「もしかして不安だったのか?」

 

「メンテや調整は慣れているが、内部にも関わった装備を搭載させるなんて初めてだからな」

 

「そっか。ま、もし問題があったら今ある武装でやるから気にすんなよ。時間はそこそこあるんだし」

 

「ああ、そうさせてもらおう。私は少し休むから、お前は自由にしててくれ」

 

「なら、外に出てもいいか? 試したい事があるんだけど」

 

「別に私の許可はいらないだろ」

 

「外出してイマージュ・オリジスが降ってきたら困るじゃん。だから一応」

 

「IS学園に行けば問題無い。向こうにしてみれば、ISが一体ぐらい増えても今更だろ」

 

「行きたいのは山々なんだけど……俺の立場を詳しく聞いてないから、専用機持ちが増えた今だとヤバそうだからさ」

 

「難しい事は教師に全て任せればいい。それが大人の仕事だからな。出来なきゃ無能ってだけだ」

 

「当たりが厳しいけど、何かあったん?」

 

「……後で話すから、今は何も気にせず行ってこい」

 

「まぁ、マドカがそこまで言うなら」

 バンシィを待機形態に戻して、マドカと一緒に部屋を出る。

 

「……やっぱり、バンシィ返せ」

 

「はい?」

 

「嫌な予感がするんだ。急に、何かを見落としてる気がしてきてな……」

 

「俺の身を守るISが無くなるんだが?」

 

「そこは問題無い。ほら」

 マドカは懐から待機形態のフェネクスを取り出し、俺に向かって投げてきたので両手でキャッチする。え?

 

「いや、渡されても……」

 

「乗れないと思うか? 実は乗れちゃうんだな、これが」

 自信あり気に発言するマドカ。珍しいドヤ顔だ。急にどうしたんですか?

 

「朝にバンシィの機能を解除したの覚えてるか?」

 

「確か、追加されていた機能を云々……だっけ? 何か関係してるの?」

 

「そうだ。フェネクスはバンシィのデータを大幅に使われている。言わば兄弟機。その関係なのか、お前がフェネクスにも乗れるようにバンシィが許可を出した。後はわかるな?」

 

「……マジか」

 ようやくとまではいかないが、俺は遂にバンシィ以外の機体を操作可能になったらしい。バンシィに飽きたとかじゃなくて、ただ他のISはどんな乗り心地なのか気になっていた。まさか、こんなにも早く機会が訪れるとは。

 

「でもフェネクスってマドカの機体でしょ? 一時的の貸与でも俺が使ってもいいのか?」

 

「嫌なら最初から渡さないし、そもそも私は夕の所有物だ。お前が命令するなら私は何だってしよう」

 そういえば、勝負した結果そんな風になってましたね。ちょっと違うような気もするが、すっかり忘れていた。

 

「……マドカがいいって言うなら、ありがたく借りるよ」

 

「そうしてくれ。ちょうど私以外が乗るフェネクスのデータも気になったからな」

 

「なるほど、それも狙いか。そんじゃ、バンシィは預けとくよ」

 バンシィを再びマドカに渡し、俺は手の中にある待機形態のフェネクスを指で何度か撫でる。バンシィと同じで、つるつるのコーティングが気持ちいい。

 

「可能なら、戦闘データが欲しいところなんだが……」

 

「一夏達の誰かと模擬戦でもやれって? フェネクスだとハードル高いわ」

 

「学園の生徒じゃなくても都合のいい存在がいるだろう?」

 

「……そんな都合良く降ってくるもんなん?」

 

「十分なデータを収拾してないから断定は難しいが、頻度を見るにありえるな」

 

「まぁ、もしも降ってきた場合で可能なら戦ってみるよ。実戦で初乗りは少し不安だけど」

 

「強さ自体は代表候補生でも十分に勝てる程度だ。だが、お前とフェネクスなら余裕で勝てるさ。厄介な点を挙げるとすれば……数が多いぐらいか」

 

「数ねぇ……」

 フェネクスにはステルスがあるみたいだし、状況によっては隠れて情報収集に徹する事も視野に入れとこう。他のISに通用するか不明だが。

 荷物が置いてある部屋に戻り、寒さに震えながら制服に着替える。上から新品のコートを羽織って準備完了。

 

「んじゃ、行ってくる。なるべく早めに帰るよ」

 

「ああ、頼んだぞ」

 マドカの声を背に受けて、片手を振りながら冬特有の寒さが支配する外へと移動した。

 

「頼むぞ、フェネクス! 来てくれ!」

 寒さから逃れるために勢い良く叫んで、ISを起動させる。フェネクスは俺の声に応えるように輝き、見慣れないカラーリングの装甲を身に纏う。

 ちょっと心配だったが、起動は問題無く成功した。着心地、というか装着した感じはバンシィと同じで変わらず。流石は兄弟。

 装甲に覆われた手足を動かすと、寸分違わず俺の動作に追従してくれている。ちょっと感動。

 

「……あれ?」

 フェネクスの色と形が少々変わっているのに今気付いた。まずは色だ。前は目に悪い金ぴかだったのに、今は落ち着いて目に優しいメタリック的な金ぴかになっている。塗装したのかステルスのせいで色落ちしたのかは不明だが、個人的に好きな色だ。

 そして次は形の方でアームド・アーマーDEの位置が高くなっており、変なパーツが二つ増えている。不死鳥を模したのか、尾っぽみたいなのが一対のアームド・アーマーDEの下部にそれぞれ付いていた。正直、ダッ……と思ってしまった俺を許してくれ。

 

「……さて、行こう」

 誰にも見つからないようハイパーセンサーに映るステルスを使用して、俺はフェネクスと共にIS学園へと向かった。

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