流星のロックマン Record Of Pleiades    作:中佐

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ヴァルゴの口調が行方不明。

今回の補足
・コーヴァスとヴァルゴは復活&改心済み
・かなりのキャラの口調が迷子
・覚えてるトランスコードは020までだった気がするので、ジャックは021、クインティアは022ということにしました



Ride on!

部屋の中に入ると、そこには広々とした空間が広がっていた。

壁は、電波体の攻撃で壊れる事のないように特殊な電波で覆われている。

部屋は三つあり、僕とジャックは一号室、ミソラちゃんとクインティア先生が二号室、ゴンタと暁さんは三号室でそれぞれ戦闘を行うことになった。

僕はまず、入口の横にあるパネルのスイッチを入れる。

 

「どこに設定する?」

 

この訓練装置は、実際に存在する街を設定すると、リアルウェーブによってそこがそっくりそのまま再現される。

そのうえで、様々な状況を決めておくこともできる。

ウイルスなどを放って戦闘することも可能。

さらには、電波人間をデータから呼び出すこともできるが、それは性能があまり良くない。

 

「どこでもいいぜ。お前が決めろよ。」

 

「うーん、そうだね。」

 

アメロッパやナンスカとかの外国は他の支部の人が担当するらしいから、日本がいいよね。

でもコダマタウンの上で戦うのは気が引けるし・・・。

 

「じゃあサイバタウンにしようかな。」

 

「ああ、あそこか。よし、暴れるぜ。」

 

「張り切るのはいいけど、どれだけ街に被害を出さずに戦うかも重要だよ。」

 

救助しながら戦うのは大変だけれど、できる限り犠牲になる人は少ない方がいい。

 

「でもそれでこっちがやられちゃ意味ねえし、倒すのが遅れたら手遅れになるかもしれないだろ。」

 

「それも一理あるけど。」

 

難しいなあ。

 

「おーいまだかよー。」

 

ウォーロックがまだかまだかとこっちに声をかけてきた。

さっきのことは後々考えていけばいいや。

 

「もう始めるよ。」

 

「よっしゃー、ウォーロックお前覚悟しろよ!行くぞ、ジャック!」

 

「おうよ!」

 

「トランスコード021 ジャック・コーヴァス!」

 

「トランスコード003 シューティングスター・ロックマン!」

 

「「ウェーブバトルライドオン!」」

 

 

翻る漆黒の翼。

飛びながら戦う相手には攻撃が当てづらく、こちらが不利だ。

 

「おらおら!どうしたロックマン!動きが遅えぞ!」

 

ジャック・コーヴァスは紫色の炎を縦横無尽に打ち込んでくる。

 

「久しぶりだからね!」

 

だからと言って、それを言い訳に負けても良いなんて思ってはいない。

僕は右に避け、スイゲツザンを装備する。

 

「飛べもしねえのに接近戦か?」

 

ジャックが鼻で笑う。

でも残念。

 

「跳ぶことならできるさ!」

 

僕は壁に向かって走り、そのまま駆け登る。

そして、ジャックに向かって思い切りジャンプをする。

 

「させるか!」

 

ジャックは後方に飛びながら、再び火の玉を撃つ。

 

「オーラ!」

 

「ちっ!けど、もう届かねえだろ!」

 

確かに、ジャックが後ろに下がった事によって、このままじゃ僕の攻撃は当たらない距離にまで間が開いていた。

けど、こうなることくらい予想してたさ!

 

「ネバーレイン!」

 

「なっ!」

 

ジャックの真上から叩きつけるように雨が降り注ぐ。

この距離なら近距離系でなければ届く。

ジャックはすっかり油断していたようで、その攻撃をもろにくらう。

 

「まだだ!ワイドウェーブ!」

 

すかさずワイドウェーブを放ち、その上に乗る。

 

「なっ、無茶苦茶だろ!ぐあっ!!」

 

「スイゲツザン!」

 

動きの鈍っていたジャックにワイドウェーブが命中する。

体を反らして直撃は免れたようだが、僕はそのままスイゲツザンを振り降ろす。

 

「ぐはっ!ちっ!このくらいで負けるかよ・・・!」

 

「インビジブル!」

 

僕もこれで終わるつもりはない!

 

「どこだ!」

 

ジャックは両腕を挙げ、炎を激しく下へと落としていく。

いや、それ街大惨事だって。

 

「そんなことしたって無駄だよ!ヘビーキャノン!!」

 

「ジャック!上だ!」

 

「!!」

 

「今更気がついたって遅いぜ!」

 

「うおおおおお!!とどめだあああ!!」

 

「ぐあああああ!!」

 

ヘビーキャノンが当たったジャックは、上空から街へと墜落していく。

アスファルトへ体を打ち付け、光と共に変身が解けていった。

それと同時に街が部屋へと戻っていく。

 

「大丈夫?ジャック。」

 

「痛てて。お前容赦ねえなあ。」

 

頭を抑えながらジャックが呆れたように言う。

 

「ごめん。」

 

「いいっていいって。それにしても久々だっていうのにボロ負けか。悔しいぜ。」

 

「確かにお前、全然勘鈍ってなかったな。」

 

「なんでだろう。そんなに久しぶりって感じがしなかった。」

 

むしろ前よりも動けている気がするような・・・。

 

「雀百まで踊り忘れず、か。ほんっと強ええよスバル!」

 

「ジャックも充分強かったよ。」

 

「でもお前バトルカードだけだろ?使ったの。」

 

「メテオGが失くなった影響でノイズ率も下がったし、ノイズチェンジができなくなったんだよ。」

 

まさか戦闘開始直後に気づくなんて。

考えてみれば当然なんだけどさ。

 

「ああ、あの時は微妙に焦ったがわりと余裕だったな。」

 

「あん?なんだとウォーロック!」

 

「あー、喧嘩しないで!ウォーロックはほとんど何もしてないでしょ!」

 

というか本当に何もしてないし。

 

「疲れたしそろそろ戻ろうぜ。他の奴らももう終わってるだろ。」

 

「そうだね。いくよ、ウォーロック。」

 

「へいへい。」

 

 

「お疲れ様ー。スバル君、ジャック君。」

 

「ありがとう。皆もお疲れ様。」

 

僕等が会議室に帰ってくると、既に皆揃っていた。

 

「暁さんさすがだぜ!まったく歯が立たなかった!」

 

「お前はちょっと攻撃が単調過ぎるというか直進しかしないからだろ。」

 

「オックス、お前の言えることじゃねえよ。」

 

「なんだとー!」

 

あああ。

また喧嘩してるよウォーロック。

電波体の皆、別に仲が悪い訳じゃないから、喧嘩するほど仲が良いって感じなのかなあ。

  

「私も負けちゃった。やっぱりクインティアさん強いなあ。」

 

「ミソラだって頑張ったわよ。」

 

「でももっと頑張らないと。えいえいおー!」

 

ミソラちゃんが腕を上へ突き上げて気合いをいれる。

 

「で、どうだったのジャック。」

 

「あー、えーと、その・・・。」

 

「ボロ負けだ。」

 

「えー、ボロ負けー!コーヴァスしょっぼーい!キャハハ!」

 

「まあいいわ。精進するのよ。」

 

「はーい。姉ちゃん。」

 

「しょぼーいしょぼーい。」

 

「ヴァルゴ。」

 

「はいはーい!」

 

そうやって結果を話しあっていると、暁さんがパンッと手を叩いた。

 

「よし!全員揃ったことだし、そろそろ解散だ。何かあった連絡をするから各自いつでもハンターを見れるようにしておいてくれ。」

 

「はーい。」

 

「わかりました。」

 

「じゃあ帰ろうか。ジャック、クインティア先生さようなら。」

 

「おう、じゃーなー。」

 

「・・・さようなら。」

 

そして、無事に訓練は終わった。

このままガーディアンズ絡みの事件がなければいいんだけど。

 

「何もないといいね。」

 

「もしミソラちゃんに何かあったら俺、いったいどうすればいいんだああ。」

 

「いや、そういうことがないように頑張るんでしょ。」

 

「それもそうだな。よし。ミソラちゃんは俺が守るぜ!」

 

「うん!頼りにしてるよゴンタ君!」

 

それからコダマタウンに着くまでの間、徐々に人が増えている電車の中で、僕達は和気あいあいと話を続けていた。

僕等は知らない。

 

 

「あれが、ロックマン・・・。ヒーローだとか言われてるが、ここのやつならろくな奴じゃないだろうな。子どもでも関係ない。ムーメタルは我々が貰い受けるぞ!」

 

 

知らぬ間に、運命はとっくに歩き出していたことを。




サイバタウン?もちろんあの街ですよ。
流星だと全部カタカナなので合わせておきました。
戦闘描写かなり・・・あれでしたね。
お気づきだとは思いますがジャックの技はほとんど覚えていません。
あと、街ということをあまり活かせてないような・・・。
大丈夫です!きっと!
街の上で戦ってるということを意識させないっていうのは今後重要な事になるかもしれないからね!
あとジャックがボロ負けなのは許してやってください。
あ、そういえばまだアシッド一回もしゃべってないや。ごめん。
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