正義の味方と幼き勇者 作:Y2
それと樹海の記憶のイベント全部制覇しました。ジャストガード?知らない子ですね・・・(震え声)
抑止力
根源を目指す魔術師にとって最も恐るべき存在だ
アラヤにしろガイヤにしろ根源に至るというのは人類どのような影響を及ぼすかわからない
よって根源を目指す魔術師達は抑止力に目をつけられないように行動するのだ
そして過去未来の世界にも抑止力は発生する
抑止力を知ってる犯罪者にとって一番恐怖なのは抑止力なのだ
そして魔術師達に恐れられている抑止の守護者である衛宮士郎と結城友奈は今………
「はい、ケーキセットですね。畏まりました。」
「士郎さん、桃子さんが厨房に入ってほしいって」
「了解した、これを運んだら行くとしよう」
喫茶店 翠屋でアルバイトをしていた
「………流石にこのまま時間を潰すのはダメな気がする」
なのはと出会った日の翌日、日課の鍛錬と朝食を終え友奈との情報交換をし、片付けまで終わらせた士郎は唐突に呟いた
昨日は魔力検知の結界を貼るために町に出たが今日は特にやる事はない、要するに暇なのだ
地球の人類が滅びゆくのを回避させるための使命がある守護者と言えど家でだらだらするのはいけない気がする
いかに大事な使命があろうと日常をだらだらと過ごしてはニートと変わりない気がするのだ
「バイトでもするか…?でもいつ他の世界に行くかわからないからな…」
お金があるのにバイトをしようと考えるのはある意味衛宮士郎らしいと言えるだろう
「士郎さん、働くんですか?」
本を読んでいた友奈が顔を上げる、昨日行った図書館で借りてきたらしい
「ああ、流石にずっと家にいるのはな……」
「ならわたしも行っていいですか?」
「友奈もか?君は中学生だし働けないと思うのだが…」
「うーん…でもお手伝いしたいし…」
中学生がバイトをする事はできないがお手伝いはできる、という半ば屁理屈の様な理論に押され士郎は諦め、同行を認めた
士郎と友奈の目の前には喫茶店、翠屋があった。その隣にはなのはの姿もある
理由は至極単純で、街で偶然出会ったなのはに今朝の話をしたところ「そういえばお母さんがお手伝いさん欲しがってたましたよ?」
と言っていたのが発端だ
そこからなのはに連れられ喫茶店の前にいるという訳だ
そして物語は冒頭に戻る
なのはの母親、高町桃子に一目で気に入られた友奈と給仕能力を高く買われた士郎は翠屋を回す従業員となっていた
「シロ君と友奈ちゃんが手伝ってくれて本当に助かったわ」
午後6時
流石にお手伝いとは言えこれ以上中学生を働かせる訳にはいかないと思ったのか、士郎と友奈は上がっていた
「いえ、こちらこそいい経験ができました。」
「ありがとうございました!」
士郎と友奈も礼を返す
特に士郎は桃子との料理談義で燃えておりいつになくやる気を出していた
「そうだ!今度私たちの家族と友達で温泉に行くのだけど二人もこない?」
そんな唐突に桃子が提案する
「え?いいんですか?」
「勿論よ、二人もいた方が盛り上がるわ」
友奈が士郎に視線を向ける
大人でもあり先輩でもある士郎の事を信頼してその判断を任せようと言うのだ
「ふむ……」
ただの旅行や引越しであるなら直ぐに頷くのだが自分達は世界が滅ぶ危険性があってこの世界に来てる身
この場所に送られてきた以上あまり離れたくはないのだが……
「(結界も貼ったし何かあればすぐに戻るとしよう)わかりました、俺たちも行きます」
その返答になのはと友奈は手を合わせて喜んだ
どこぞのカーニバルでファンタズムな世界にて
「む」
「?どうしたセイバー」
「なぜでしょう、士郎とアーチャーにエクスカリバーを打ちたくなりました」
「なんでさ!?」
かなり省略させていただきました。まだまだ先は長いので端折らないと終わりが・・・
次回、謎の黒い魔法少女が登場する予定です。一体何者なんだ・・・?
感想、クロス先応募待ってます(クロス先について次回のあとがきで少し話をします)