やめて!!冬木市の復興予算はもうゼロよ!!   作:後藤陸将

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この世界について、一度整理しておく目的で歴史年表をつくりました。
あくまで、こういう世界だと理解して下さい。

あとがきに報告があります。


みんなで学ぼう「やめて!!冬木市」世界の歴史

3億6700万年前~2億8900万年前

 

メガヌロン、地表を支配する。

EMPなどの力を持った放射性物質を餌とする巨大陸生体と生存圏争いをするものの、力及ばずにメガギラスを片っ端から駆逐されて絶滅したらしい。

 

 

 

1億3000万年前

 

キングギドラ(ヤング)来襲。生態系が破壊される。地球のSOSで駆けつけたタイプムーンを返り討ちにする。

 

 

 

7000万年前

 

ミレニアンのUFOが地球に墜落。日本海溝ではなくマリアナ海溝に、それも最深部におっこちたのでこの世界では引き上げはまず無理。

22~23世紀ぐらいには人類でも引き揚げられるかもしれない。でも多分すぐに巨大生物慣れした人類かその他巨大生物に殺されると思う。

 

 

 

6500万年前

 

デスギドラ来襲。火星を滅ぼしてから地球に降り立ち、モスラに封印される。

エリアス族が地表で高度な文明を築く。

 

 

 

1万5000年前

 

海洋文明、ニライカナイが海洋汚染物質を取り除くために造り上げた生物ダガーラが怪獣へと変貌する。

ニライカナイはダガーラによって滅ぼされ、ダガーラはその後眠りにつく。

 

 

 

1万2000年前

 

ガイガン来襲。モスラに敗れて北海道沖に沈む。この世界では身体の損傷が激しいため、再起動は絶望的。しかし、モスラもまたこの戦いで大きな傷を負った。

エリアス族以外の古代文明の天才科学者がギャオスを生み出し、文明のリセットを図る。

傷ついたモスラだけではどうにもできないということで、古代文明はエリアス族の協力の下で新たなる器であるガメラを創造する。

しかし、既にギャオスはとんでもない数に増殖しており、一部のエリアス族を除いてエリアス族の文明は滅亡してしまった。

彼らはガメラを創造した古代人に比べて小さく、捕食されにくかったため、完全に滅んだ古代文明と違って生き残りに成功する。

一方、ギャオスがガメラとモスラに単体ではどうあっても及ばないことを危惧した天才科学者は、次にギャオスが目覚めたときに早期にギャオスが駆逐されることを防ぐために単体でガメラに対抗できる怪獣の創造に着手する。

しかし、その新怪獣の誕生間際に彼は同じ古代人によって抹殺される。彼の生み出した新怪獣の卵は、奈良県の明日香村となる地に封印された。

何故新怪獣を殺さなかったのかは諸説あるが、一番信憑度の高い説では「星が滅びるような怪獣の襲来に備えるため」とされている。星が滅びるよりは、文明が滅びたほうがましだと考えたようだ。

そして、その古代人の末裔が、守部の一族である。

 

 

 

 

以後、一万年ほどは史実と相違ないらしい。

 

 

 

 

 

年代不明

 

日本に現れた8つの頭と8つの尾を持つ大蛇が討伐された。討伐したものは、古代文明のオーパーツを操って討伐したという。真偽は不明。

 

 

 

西暦

 

1300

 

高麗で鉄を喰らう怪獣が現れ、少女に封印されたという記録が残っている。真偽のほどは不明だが、少女は古代人とエリアスの血を引いていたとかいないとか。 

 

 

 

戦国時代

 

剣豪、錦田小十郎景竜が山梨県宿那地方の宿那山で暴れていた宿那鬼をバラバラにし、鬼を鎮める祠を建てて封印する。

彼はその後、自らの魔力を高めるために無害な妖狐の一家を惨殺した魔術師、魔頭鬼十朗を討ち果たす。

鬼十郎を失ったことで魔頭家は没落し、現在は消滅している。

また、生まれが敵国同士であったという理由で結ばれずに自害した姫と武将が融合した怨霊、戀鬼を二人山に封印したという伝説も残る。

 

 

江戸時代

 

村井強衛門が姿の見えない巨大な妖怪を退治した。

 

宇宙よりカプセルが飛来。以後、200年ほどの間に幾度も同じ顔、同じ笛を持った黒髪の女性が全国各地で目撃されるようになる。

 

 

 

 

1940年代初頭

 

第三次聖杯戦争勃発

アインツベルンは偶然にも根源的破滅招来の召喚に成功する

根源的破滅招来体はブリッツブロッツやゼブブを召喚して片っ端から敵サーヴァントを狩ることに成功するも、冬木市には甚大な被害。

結局、唯一生き残ったセイバー陣営がマスターを強襲し、アインツベルンのマスターを聖杯の器もろともに攻撃して撃破する。

聖杯の器が壊れたために聖杯戦争の勝者は決まらず。尚、当時の甚大な被害については米軍の空襲ということで誤魔化された。

 

 

 

1943

 

ドイツ第三帝国からU-511によって日本にフランケンシュタイン博士の創造した不死の心臓が届けられる。

実はこれはダーニック・プレストーン・ユグドミレニアがナチスの協力の対価として提供したもの。理想の人間の設計図を参考に製作された紛い物の不死の心臓であり、精々10年ほどしか生きられない心臓だったらしい。

 

 

1944

 

マーシャル諸島ラゴス島にて、大日本帝国陸軍ラゴス島守備隊指揮官、新堂靖明少佐が恐竜の生き残りを発見する。

この恐竜によって米軍ラゴス島上陸部隊は壊滅する。

 

 

1945

 

広島衛戍病院に運び込まれた不死の心臓が原爆投下によって行方不明となる。この際に浴びた放射線の影響で心臓は変質する。

 

名連村にあった軍の秘密研究所で、兵士の細胞を増殖させると共に凶暴化させる人工細菌が完成する。

しかし、研究所が完成した細菌も含めて全て破壊され、そこに勤めていた研究員と軍の関係者が一人の科学者を除いて惨殺されるという事件が発生する。

これ以後、研究所付近の沼に妖怪が出るという噂が村で広まる。

 

 

1954

 

アメリカがビキニ環礁で行った水爆実験によって、ラゴス島と、周辺の島々に生息していた二頭のゴジラザウルスがゴジラへと変貌する。

そのうち一頭が東京に上陸して破壊の限りを尽くすも、芹沢大助博士が開発したオキシジェン・デストロイヤーによって東京湾にて骨も残さずに葬り去られる。

 

 

1956

 

阿蘇山付近の炭鉱にて、地殻活動による温暖化によって地底に残っていた無数のメガヌロンが孵化する。

炭鉱内に出現した個体は全て陸上自衛隊によって掃討されるも、周辺住民、自衛隊合わせて多数の死傷者がでる。

さらに、阿蘇山の大洞窟より巨大な翼竜、ラドンが2頭出現。最終的に阿蘇山の噴火に巻き込まれて2頭とも死亡。

その後、噴火の影響で阿蘇山の大洞窟のほど近くに湧き出た温泉に「ラドン温泉」と名付けられる。

 

 

1958

 

東北地方の山奥の湖からバラノボーダーと呼ばれる古代生物の末裔と思われる怪獣バランが出現する。

自衛隊の攻撃を受けながらも逃亡し、最終的には東京湾から羽田空港に上陸するも、新型火薬が仕込まれた照明弾を飲み込み、体内から爆破されて死亡した。

ゴジラの記憶がまだ生々しかった当時の東京では、特に被害もなく自衛隊にあっさりと殺されたために、バランは雑魚怪獣というレッテルが貼られた。

近年、国が行った意識調査では、そもそも存在を知らない、忘れている国民が多数だった。

 

 

1961

 

南洋の孤島、インファント島からエリアス族の女性二人が興行師クラーク・ネルソンによって東京に拉致される

その後、二人を救出するために巨大蛾モスラが来襲し、東京タワーをへし折って繭をつくる。

モスラの繭を供与された原子熱線砲で焼き払うも、中から無傷のモスラの成虫が出現、他国に逃亡したネルソンを追い海を渡る。

 

 

1962

 

カラ海沿岸の都市に暴龍アンギラス出現。ソ連軍に甚大な被害を与えるも、最終的には重爆撃機による多重核攻撃によって死亡とされているが、討伐作戦に従事したある兵士はアンギラスの体内から爆発があったことを証言している。この核攻撃の影響でカラ海沿岸では今でも放射能の影響が残る地域がある。

アンギラスはソ連が北極海で行った核実験の影響でアンキロサウルスの末裔が目覚め、さらに放射線の影響で突然変異を起こしたものと思われる。

 

 

1963

 

南洋の孤島で、人を怪物化させる新種のキノコ、マタンゴが発見される。

そのあまりの恐ろしさに1975年に発効した生物兵器禁止条約でもこのキノコの軍事利用を禁止する明文事項が追記されることになる。

 

 

1965

 

行方不明だった不死の心臓が人間体になり、身長20mほどまで成長を遂げる。

その後、研究施設からフランケンシュタインは逃亡する。

秋田の油田からバラナスドラゴン通称バラゴンが出現し、フランケンシュタインと交戦し敗れる。

しかし、フランケンシュタインは直後に出現した巨大蛸によって水中に引きずり込まれて死亡する。

 

秋田で死亡したフランケンシュタインの体組織の一部から人工的に作り出されたフランケンシュタイン、サンダの体組織の一部が琵琶湖にて剥離する。

剥離した体組織はその後海に流れ、その過程でフランケンシュタイン、ガイラへと成長する。

サンダはその後富士で消息不明となる。

 

 

1966

 

ガイラ、深海で25mほどにまで成長して人を食糧として狙うようになる。

サンダ、山中で30mほどにまで成長し、山中で暮らす。人は襲わない。

ガイラが食糧である人間を求めて日本に上陸する。陸上自衛隊はこれを撃滅するべくL作戦を発動し、陸上自衛隊の最新鋭兵器、66式メーサー殺獣光線車を出動させる。

サンダ、ガイラを一度は救うも、人を喰らうガイラに激昂して東京で激突する。両者は東京湾にて海底火山の噴火に巻き込まれて死亡する。

 

特撮テレビ番組「ウルトラマン」の放映が始まる。

 

 

1967

 

南ジャワ海のモンド島で巨大類人猿、キングコングが発見される。また、同島では他にもアロサウルスの末裔と思われる生物や巨大ダコ、大ウミヘビなどの怪獣が相次いで発見されており、生物学会から大きな注目を浴びる。

 

 

1968

 

ゴジラ(2代目)出現。

佐世保に向かっていたアメリカの原子力空母1隻と原子力巡洋艦2隻が太平洋沖でゴジラの襲撃を受けて沈没する。

当初はソ連の攻撃かという疑惑がもたれ、世界はキューバ危機並みの危機を迎えるも、現場に急行した海上自衛隊のP-2J対潜哨戒機が周辺の捜索中にゴジラを発見し、この事実を米ソ両国に通達したことで米ソ核戦争は回避された。

しかし、その後のアメリカ海軍の面子をかけた太平洋大捜索でもゴジラを見つけ出すことができなかった。これ以降ゴジラの存在は公式には一切確認されていないため、現在では死亡説も流れている。

(冷戦期の原子力潜水艦事故の一部がゴジラによるものであるとの推測がなされているが、確たる証拠がないために断定はされていない)

因みに、革新政党や市民団体を中心とした原子力空母佐世保入港反対運動家の一部が原子力空母を撃沈したゴジラを賛美したことで、ゴジラの被害を忘れていない東京都民を中心に国民から総バッシングを受けた。

 

 

1970

 

セルジオ島で生物学の権威である宮恭一博士がゲゾラ・ガニメ・カナーバの三種の怪獣を発見する。

三体とも宮博士らによって撃破されていたものの、生体組織が残っていたために存在は立証され、少なくないデータが収集されている。

 

 

1972

 

ゲゾラ等の発見を受けて派遣されたセルジオ島生物調査団によって二代目カメーバの存在がセルジオ島近海で確認される。

 

 

1973

 

中国に蟷螂の変異体と思われる怪獣、カマキラスが出現する。

前年に行われた水爆実験で生じた放射性物質と、人工降雨実験で使われた特殊な化学物質、と実験による急激な気候変化によって誕生したものと推測される。

最終的には人民解放軍の航空部隊と機甲部隊によって撃破されるが、3匹のカマキラスによって最終的に3万人近い犠牲者が出たといわれている(中国政府の発表は事実よりも犠牲者数を水増ししているという指摘もあり、実際の犠牲者数はこの半分以下という推測もされている)

 

 

1975

 

ベトナムにクモンガ出現。

陥落寸前の南ベトナム軍はこれによって完全に崩壊する。しかし、ベトナム全土を掌握した北ベトナム軍はクモンガの討伐に失敗し、甚大な被害を被る。

その後、クモンガは森林地帯を縄張りとしている。ベトナム軍はクモンガが生息する森林地帯を国立公園に指定し、人の出入りを遮断すると共にクモンガが万が一にも森を抜け出して市街地になだれ込むことがないように監視を続けている。

現在でも、クモンガ討伐の具体的計画は練られていない。

因みに、この被害が後に中国がベトナムの国力が低下したと考えて侵攻するきっかけとなった言われる。

 

 

1977

 

ドイツ、ハンブルクにエビラ出現。NATO全軍による攻撃の末、当時の西ドイツに甚大な被害を与えつつも撃退に成功。しかし、屍骸は確認されていない。

その後の調査でEU諸国の化学工場から出た毒性の高い化学物質が北海で焼却処理されていたことが発覚。エビラはその際に煙となってばら撒かれた化学物質(一説には、放射性物質の混ざった廃液まであったと言われている)の影響で、北海に生息していたエビが突然変異したものと考えられている。

 

 

1987

 

二代目カメーバ、日本近海に出現するも、海上自衛隊の攻撃を受けて逃亡。その後消息不明。これ以後日本近海で巨大生物が目撃された例はない。

 

 

1989

 

ゴジラの細胞が核エネルギーを摂取する性質を持つという論文がイギリスの世界的科学雑誌に掲載され脚光を浴びる。

 

 

1990

 

陸上自衛隊が最新鋭対怪獣兵器90式メーサー殺獣光線車を配備開始。一部野党は、対怪獣の名を借りた軍拡であると激しく追及するも、世論はおおよそ対怪獣軍備の拡大には賛成しているために効果は薄い。

 

 

199X

 

第四次聖杯戦争が勃発する。

 

 

 

 

 

 

世界観設定参考作品(ネタ元作品)一覧

 

ゴジラ(1954)

ゴジラの逆襲

空の大怪獣ラドン

大怪獣バラン

日本誕生

モスラ(1961)

マタンゴ

フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)

ゴジラ・モスラ・エビラ 南海の大決闘

フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ

キングコングの逆襲

怪獣島の決戦 ゴジラの息子

ウルトラマン

ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣

ゴジラ(1984)

プルガサリ

ゴジラVSキングギドラ

ガメラ 大怪獣空中決戦

ウルトラマンティガ

モスラ(1996)

ゴジラアイランド

モスラ2 海底の大決戦

ウルトラマンガイア

モスラ3 キングギドラ来襲

ガメラ3 邪神覚醒

ゴジラ2000 ミレニアム

ウルトラマンコスモス

ゴジラ×メガギラス

ゴジラ×メカゴジラ

ゴジラ FINAL WARS

GODZILLA(2014)




 そして、突然ですがここで皆様に報告しておきたいことがあります。
この作品、「やめて!!冬木市の復興予算はもうゼロよ!!」は元々エイプリルフール用に昨年からチマチマと暇を見つけては書いていたものの、1月にエイプリルフール作品をシティーハンターに鞍替えしたために放置していた作品でした。

 死蔵するのももったいないか、ということで多少手直しして公開しましたが、ストックは昨年書き上げた分だけです。全サーヴァントのステータスの紹介の入った8本のエピソード+プロローグ+設定がストックの全てでした。

 現在、投稿した話はプロローグを含めて9話そして今回の設定。つまり、ストックが切れました。

 今後についてですが、とりあえずストック分で連載は一区切りだと考えてください。何とな~く構築されたヴィジョンはあるのですが、それを文章にするだけの暇もありませんし、種ジパングとゴルゴもあります。


 ここまでやっといて未完かよ!!って声もあるかもしれませんが、まぁ、チラ裏みたいなもんだと思って寛大な心で見逃してもらえると嬉しいです。自分の連載作品の中でもずば抜けてはっちゃけたヤツなので、他の作品より書きやすいってのもありますから、たまに更新すると思います。

それでは皆様、またいつか更新があれば会いましょう。

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