やめて!!冬木市の復興予算はもうゼロよ!!   作:後藤陸将

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またまたプライベートでやらかしましたァン!!

というわけでまた一本です。所要時間は3時間です。


ネタ成分が少なく、なんかゴジラVS自衛隊の架空戦記っぽくなっちゃいましたね。


怪獣映画で実は一番かわいそうな人たち

 日本という国は、古来より災害が絶えない国である。地震、台風、噴火、その数や規模は間違いなく世界でトップクラスであろう。そして、この国はかつて、それに加えて怪獣災害という天災にも相次いで見舞われてきた。

 原水爆が生んだゴジラという大怪獣を皮切りに、メガヌロン、ラドン、バラン、モスラ、フランケンシュタイン、バラゴンなどといった怪獣たちが本土で暴れまわった。日本は怪獣災害の最大の被害者であると言っても過言ではないだろう。

 ただ、怪獣災害は平成の世に生きる大多数の日本人にとっては既に昔の話という認識だ。何せ、最後に日本に怪獣が上陸して猛威を振るった事件が1966年の人型巨大生物、ガイラの東京襲撃である。

 1987年にカメーバが日本近海に姿を顕したこともあったが、その際も海上自衛隊の攻撃によってカメーバは撃退されているため、直接的に怪獣の脅威を感じる人間は現場の自衛隊以外にいなかった。

 日本に相次いで上陸した巨大生物との戦いは、最後の怪獣災害から四半世紀近くの月日が流れたことで、教科書に載るような歴史の話となりつつある。長い平和の時を過ごした平成の日本人の大多数は、怪獣の恐怖も知ることなく繁栄を謳歌していたのだ。

 

 しかし、その均衡はついに破られる。東京を火の海と化すことで全ての日本国民をを恐怖のどん底に陥れた原水爆の生んだ大怪獣、後の怪獣災害の始まりにして、最強最悪の怪獣王がおよそ40年近い月日を経てついに日本に帰ってきたのだ。

 

 

――日本人は思い出す。

 

  核という人類の生んだプロメテウスの火の業を

 

  怪獣という人知を超越した生ける災害の力を

 

  そして、怪獣王の恐怖を。

 

 

 

 

 

 

 東京 首相官邸 地下4階 危機管理センター

 

 

 首相官邸の地下には、有事の際に各省庁と自衛隊の機能を統括する目的で設立された危機管理センターが存在する。この施設は、日本が戦争や甚大な災害、テロなどに見舞われた際に情報を集約して政府が迅速に対応するための司令室となるのだ。

 1960年代の怪獣災害、東西冷戦の激化を受けて設立された危機管理センターだが、定期的に行われる首相官邸スタッフや各省庁の担当者を集めての訓練以外での稼動はこの日が初めてであった。そのためだろうか、スタッフたちの動きも訓練時に比べて非常に慌しく、少々落ち着きが足りないように見える。

 そして、スタッフが右へ左へと走り回って慌しくなっている危機管理センターに新たな人物が足を踏み入れる。額には皺がよっており、男はいかにも不機嫌ですというような雰囲気を醸しだしている。

 地方遊説中急遽東京に帰還したその人物――日本国第XX代内閣総理大臣の来訪に気づき、スタッフに指示を飛ばしていた数人の男たちが声をかける。

「総理!!お待ちしておりました。こちらです」

「分かった」

 スタッフに促された首相は、ムスっとした表情を浮かべたまま巨大なメインスクリーンの前に設けられた半円状の円卓に乱暴に腰掛ける。そして、その苛立ち混じりの視線を防衛大臣に向けた。

(*拙作では、度重なる怪獣災害を受けて1960年代に防衛庁は防衛省へと昇格しているという設定です) 

「防衛大臣、現状について説明してくれ」

 自身に向けられた謂れのない悪意に対して抱いた不快感を心の奥底に隠しつつ、防衛大臣は説明を始めた。

「……今から2時間前のことです。敦賀原発一号機の前に巨大生物が突如出現し、原子炉を襲いました。さらに、巨大生物は隣接する敦賀原発二号機を襲撃し、そのまま動燃ふげんと立て続けに3つの原子炉を襲撃しました。これが、現場に急行した航空自衛隊百里基地のRF-4EJが撮影した映像です」

 防衛大臣が手元のコンソールを操作し、メインスクリーンに数枚の写真を映し出す。夜間の撮影でありながら、原子炉から核物質を啜るその異形の怪物の姿はくっきりと判別できるものだった。スクリーンに映し出されたその怪獣の姿を見た着席者たちの間でどよめきが広がる。

「こいつは……まさか、ゴジラなのか?」

 出席者の中から聞こえてきた震える声に、防衛大臣の隣に座る防衛事務次官が静かに頷いた。

「ここからは、私から説明させていただきます……RF-4EJの捉えた画像に見られる形態の特徴から、防衛省はこの怪獣を昭和29年に我が国に襲来し甚大な被害を与えた怪獣、ゴジラだと断定しました」

 

――ゴジラ復活。

 ただでさえおよそ四半世紀ぶりの怪獣の再来だというのに、その怪獣が日本に最も大きな被害を与えた大怪獣ときた。この事実がまともな思慮のある出席者に与えた衝撃は計り知れないものであった。

 

「現在、ゴジラは敦賀原発を離れ、最も近い美浜原発を襲撃中です。おそらく、ゴジラはこのまま若狭湾を西周りに進み、大飯原発、高浜原発の順に襲撃するものと思われます。関西電力によりますと、若狭湾の原子炉は現在全て運転を緊急停止する措置を行っているそうですが、若狭には日本の原発の三分の一が集中しているため、近畿、北陸は深刻な電力不足に陥るということです。東京電力、中部電力に余剰電力の供給を申し込んでいるとのことですが、余剰電力をまわしても、エネルギー需要に対応できない可能性が大きいと考えているようです」

 防衛事務次官はさらに続ける。

「ゴジラの現在の侵攻速度から推察するに、後4時間ほどで若狭湾の全ての原発は確実に破壊され、電力供給がストップするとのことです。尚、現場に到着した陸上自衛隊第10師団第10特殊武器防護隊によりますと、原子炉の核燃料の大半はゴジラに摂取されたため、放射能汚染の範囲は非常に限定的であるという報告があがっております」

「それが分かっているのなら、さっさとゴジラを倒してくださいよ!!私は被害の予想だけを聞きに来ているのではありませんよ!!自衛隊は一体何をしているのですか!!」

 報告が始まったときから苛立ちを顕にしていた首相がついに席を立って声を荒げた。

「一体なんのための自衛隊ですか!?さっさと空爆なりなんなりであの怪物を倒してくださいよ!!確か舞鶴には海上自衛隊の艦隊がありましたし、小松には戦闘機がいるでしょう!?どうしてそれを出撃させないのですか!!こんな時に怪物をどうにかするのが、貴方方の役割でしょうが!!」

 しかし、声を荒げて詰問する首相に対し防衛事務次官は淡々と答えた。

「舞鶴には海上自衛隊第三護衛隊軍に所属する第三並びに第七護衛隊が存在します。しかし、この戦力でゴジラに立ち向かったとしてもゴジラを確実に倒せる保障はありません。1968年にゴジラは佐世保に向かっていたアメリカの原子力空母1隻と原子力巡洋艦2隻を撃沈しております。最低でも空母1隻と巡洋艦に匹敵する戦力を持つ相手に立ち向かうには、舞鶴の戦力は不足なのです」

「なら、空爆で援護すればいいでしょう。小松の航空自衛隊の部隊で援護すればいいのでは?」

「小松の戦力はF-15JとF-4EJです。これらの機体は対地攻撃用のミサイルや爆弾を搭載することは可能ですが、他国への攻撃に用いられないようにと対地攻撃専用の計算装置などを有していないため、地上のゴジラを攻撃することは無理です」

 野党時代に侵略に用いられかねない爆撃能力を持つ機体の導入に強硬に反対していた護憲民生党の出身の厚生大臣は、暗に自分たちの責任を追及されたとでも思ったのだろう。自分たちの過去の失敗について言及されることを防ぐべく声を荒げた。

「だ、だが!!航空自衛隊には、上陸した怪獣を叩く能力を持つ国産の戦闘機があったはずだ!!そ、そいつを使えば問題ないではないか!!」

「確かに、F-1支援戦闘機は対艦、対地攻撃が可能ですが、小松には配備されておりません。F-1は現在、三沢と築城にのみ配備されております。F-1が爆装した場合の行動半径は350kmしかなく、空中給油装置もないので若狭までいって爆撃しても、築城や三沢には戻れません。小松にF-1を降ろすことはできますが、小松には爆撃用の兵装がないので、対艦攻撃装備での反復攻撃しかできません。支援爆撃の効果が極めて限定的となってしまいます」

 F-1の航続距離を狭めたのも、空中給油装置のオミットも、どちらも護憲民生党の横槍だ。怪獣攻撃のための攻撃機ならば、他国を爆撃できるほどの航続距離はいらないと主張したのは彼らだ。

 それでも何かを言い返そうとする厚生大臣であったが、防衛事務次官はこれ以上阿呆な政治家に対応するのは面倒だと考え、話を進めることにした。

「ゴジラは現在、若狭湾にいます。ここでゴジラに攻撃をしかけた場合、ゴジラの熱線や爆撃の流れ弾で未だ無傷な原子炉も損傷する可能性があります。そうなれば、放射能を吸収するゴジラが原子炉を襲撃するよりも大きな被害が出る可能性があります。自衛隊は、ゴジラに手を出さないのではなく、手を出せないのです」

「……これだから民自党は!!原発の危険性が分かっていながらボコボコ原発をつくるからこんなことになるんですよ。あの政党は歴史問題では戦時中償いきれないほどの迷惑をかけた韓国に対するまともな謝罪もないですし、この国の歴史の反省という点でも汚点ばかり残して――」

 まともなリーダーシップのある政治家であれば、この時点でこれまでの政権を担ってきた旧与党に愚痴を言うのではなく、若狭湾をゴジラが出た後にどのような対応をするかについて考えるだろう。

 しかし、この数百年続く由緒正しき華族の家系の生まれという神輿にはもってこいの人物だというだけで多政党連立政権という名の烏合の衆のリーダーに就任したこの男にとって最も重要なことは如何に今回のゴジラ襲撃で生じるであろう損害、被害に対する責任から逃れるかということだった。

 優柔不断、ことなかれ主義、無責任。一国の指導者に不要なものばかりで、誇れるのは家柄とルックスだけ。政権運営に陰りが見えている今、世間で噂されているこの首相の評価である。

「そ、そもそも、自衛隊は何をやっていたんですか!!若狭湾に出現するまでにゴジラをどうして発見できなかったのです!?日本海に出現したということは、ゴジラは対馬海峡、宗谷海峡、津軽海峡、関門海峡の何れかを通って太平洋からやってきたということですよ!!どうして予兆すら察知できなかったのですか!!」

 自身を見る防衛省関係者の目が冷ややかになりつつあることを察した首相は、今回の責任を少しでも転嫁するべく自衛隊の失態に矛先を向けた。その下心は防衛事務次官も即座に理解できたが、彼もゴジラ出現の予兆すら掴めなかったことだけは釈明できなかった。

 自衛隊が米ソの冷戦時代からシーレーンを護るべく整備し続けてきた対潜システムがゴジラの日本海への侵入を全く察知することもできなかったのだ。

 日本の海運を担う全国の水道、海峡に設置したソ連、中国、北朝鮮の潜水艦を察知する固定式の聴音装置も、最新鋭機と豊富なノウハウを誇る対潜哨戒機も、ゴジラ接近の予兆すら掴めなかったのである。これは失態どころの話ではない。海上自衛隊の保有すべき最低限の能力そのものに関わる問題だ。

 防衛事務次官としては、ゴジラが海上自衛隊の眼と耳に一切ひっかかからずに日本本土に、それも日本海に通じる4つの狭い海峡を抜けて日本海側に出現したという事実は考え難い事実であった。

 太平洋側にゴジラが出現したのであればまだ海上自衛隊の失態ということで弁護はできずども理解はできた。ゴジラが日本海で生まれたなどとも考え辛い以上、ゴジラが太平洋から日本海に来たことは疑いようもないが、身長50mの怪物が人の目も多く海上船舶の往来が激しい海峡を誰にも気づかれることなく通過したということは全く理解できない。

 しかし、事実は事実。防衛事務次官は責任を転嫁すべく怒鳴る首相の前で、ただ静かに耐えるしかなかった。

 

「総理、彼らには後で責任を取ってもらいましょう。それよりも、対ゴジラ作戦についての話を進めたいのですが……」

 一通り自衛隊関係者の無能を罵倒し終えた首相は、不機嫌な表情を崩すことなく防衛大臣の言葉に渋々頷いた。

「……仕方がない。君達には後できちんと責任を取ってもらおう。……それで、自衛隊は若狭を出たゴジラにどう対処するのだね?」

 防衛事務次官は、内心でここまで長々と責任転嫁に時間を費やしてきた現首相の愚かさには辟易していたが、それを表情に出すことなく答えた。

「はい。若狭湾の原発を喰らい尽くした時に予測されるゴジラの行動は、大きく3通りです。一つ目が、さらに核燃料を求めて韓国の蔚珍、月城、古里の何れかの原発に向かう場合、二つ目が、核燃料の摂取で満足し、日本海から出て行く場合。そして三つ目が、原発の破壊後日本に上陸する場合です。まず韓国をゴジラが襲撃した場合ですが、我が国は憲法9条があるためにゴジラの韓国襲撃には関与できません。この場合は、韓国軍がゴジラに対処することになります。二番目の場合ですが、ゴジラに本土上陸の兆候が見られない限りはゴジラに自衛隊は手を出さないことになります。下手に刺激して本土に危害が及ぶことを避けるべきだと判断したからです。そして、三番目の場合、ゴジラの侵攻を阻止すべく陸・海・空の全自衛隊の総力を持ってこれに対処することとなっています」

 スクリーンには、現在のゴジラの位置と原発の位置を示した本州の地図が映し出される。

「現在、海上自衛隊は呉の第四、第八護衛隊を出撃させています。対馬沖で、舞鶴から退避していた第三並びに第七護衛隊と合流し、ゴジラに海から攻撃を行う準備を行っています。陸上自衛隊は、東名、名神、北陸自動車道を全面通行止めにし、JRの在来線と新幹線の線路も利用して部隊を福井に集結させています。航空自衛隊は、三沢と築城のF-1と対艦装備、地上攻撃用装備を小松と小牧に輸送する準備を行っております」

「しかし、ゴジラは4時間で若狭の全ての原発を破壊するそうですね。部隊を集結させることは間に合うのですか?」

 先ほどから自衛隊の能力を疑っているのだろう。首相が防衛省職員達に向ける視線はどこか冷ややかだった。

「ゴジラが原発襲撃後に日本に上陸する場合、若狭からそのまま上陸してくる可能性が高いと我々は分析しています。しかし、その場合4時間以内で若狭に集められる戦力では撃退は困難といわざるを得ません。ですから、4時間以内に若狭に集められる部隊は、現在一乗谷に集結させております」

「一乗谷?」

「はい。仮にゴジラが若狭から上陸してそのまま南下した場合、京都、大坂、神戸といった人口密集地帯が進路上に入る可能性があり、こちらが迎撃に必要な戦力を集めるまでに人的損失、経済的損失を含め甚大な被害が出ることが予想されます。ですから、4時間以内に集められる部隊は全て一乗谷に集め、東からゴジラを攻撃し、ゴジラを東に誘導します」

「上陸を許すというのか!?」

「4時間以内に集まる兵力では、どのみちゴジラの上陸を阻止するには間に合わず、ゴジラ撃退は敵いません。しかし、今、一乗谷にまでゴジラを誘い込むことができれば、勝つ算段はできる……それが、現在ゴジラ攻撃の指揮を執っている特殊戦略作戦室の結論です」

「何故、一乗谷なのだ?」

 元々は前の政権で与党であった民自党の出であり、この閣僚メンバーの中ではそこそこにはまともな防衛大臣が問いかけた。

「一乗谷は、東西約500m、南北約3kmの深い谷あいです。付近に北陸自動車道や鉄道が通じているために戦力を集めるにも立地上の都合がよいため、より短時間で戦力を整えられます。ここでならば、戦車や自走砲はその身を晒すことなく谷あいのゴジラを攻撃することができるはずです。そして、ゴジラの熱線の射線を塞ぐことで、反撃を抑制することも可能です。ここでゴジラを足止めしつつ反復攻撃を行うことで、ゴジラを仕留める計画になっています」

 

「…………」

 首相は考える。この防衛事務次官の言い分では、このまま若狭でゴジラの本土上陸を阻止すべく戦ったところで勝ち目はないという。しかし、だからといって福井にゴジラの上陸を許せば、国民の反発は必死だ。

 最悪なのは自衛隊の口車にのって上陸を許し、撃退できなかった場合だ。内閣総辞職は当然だが、首相個人の名誉も地に墜ちる。二度と街に出られないだろう。かといって自衛隊に無理に若狭で迎撃戦をやらせるというのも拙い。これで自衛隊の主張どおりに負けて人口密集地にゴジラの侵攻を許したならば、自分は戦犯だ。

 現場をグチャグチャに掻き乱した挙句に被害を拡大させただけの政治家となれば、世間からまともな扱いをされるはずがない。この首相でも、それでも政治活動を続けられるような厚顔無恥ではなかった。首相は悩みに悩んだ末に、結論を出した。

「……分かりました。一乗谷で迎え撃つ準備を進めてください」

 首相の決断に、防衛事務次官は頭を下げる。万が一の時は確実に責任を転嫁できるような選択であることは理解していたが、それでも彼は日本を護る防人だ。防人として正しい任務に着けと言われれば、否とはいえないし、言おうというつもりは微塵もない。

「私はこれから、記者発表の準備を行います。官房長官、すぐにマスコミに連絡を――」

 首相が記者会見の準備をするために閣僚達に声をかけようとする。だが、その時、危機管理センターのスタッフの一人が上げた悲鳴のような報告が首相の声を遮った。

 

「○○県冬木市に二体の怪獣が突如出現しました!!うち一体の形態はゴジラに酷似しているとの報告です!!」

 

 首相はかわいそうなほどに顔を青ざめ、卒倒した。




注意!!

この話の一切は架空のものであり、筆者の妄想です。
登場人物や拙作の設定が実在の人物、設定に類似する点があったとしても、それらは全てフィクションです。

……このレベルなら利用規約に抵触しない、はず


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