-艦これ- 超々々々弩級戦艦白石です! All the world's a stage 作:うかた
復活しました。
夜が明け始めた頃、『蒼龍』艦橋
「大和より入電!『赤城中破ス』!!」
「な、なんだと!南雲司令官は!?」
「詳細な情報はまだ入ってきておりません!」
柳本艦長は、突如入ってきた知らせに驚愕した。
「まだ大丈夫でしょう。よほどのことが無い限り、我々の策が敗れる可能性はありません」
「ふ……む。今更だが、『大和』ら第二戦隊で空母艦隊に殴り込みをかけた方がよかったのではないのか?」
「その時は、敵の戦艦とも殴り合いになります。万が一にでも乱戦となり、沈められる船が出た時、救助に時間を取られるかと」
「……そうか。なら仕方がないな」
「もうじき航空機の発艦の時間です。飛龍の甲板には既に攻撃隊が並んでいるようです」
「山口さんらしいな」
苦笑した柳本艦長は、声を張り上げた。
「機体の発艦準備を早く終わらせろ!もう少しすれば、日が明けるぞ!」
『大和』艦橋
「いよいよだな」
山本五十六連合艦隊司令長官は呟いた。
『餌』に上手く食いついた敵の夜間攻撃部隊は、こちらの計算通りに動いてくれた。
おかげで成果をあげることが出来なかったようで、空母部隊や『大和』を傷つけられることもなく全力を持って攻撃できる。
『赤城』が被弾したのは驚きであったものの、『加賀』やほかの艦が
朝日が、ミッドウェーの戦い全てを照らそうとしていた。
数時間後、『ヨークタウン』艦橋
「敵艦載機、接近!」
「よおし!迎撃はしっかりと行え!」
先に日本の空母を見つけることに失敗したハルゼーは、攻撃隊用に用意していたF4F全てを、空母の防衛用として使うこととした。
日本の攻撃を払いのけた先で一撃を与える、いわゆる『後の先』を選択したのである。
攻撃を中心として組み立てることが非常に多い『ブル』ハルゼーはこのような作戦を使うことは珍しいのだが、今回はこれが最大級の効果を発揮できる作戦であるとして、ためらわず選択した。
F4Fがこれほど空母上空にある光景を見たことのない兵士たちには、士気高揚になっているようだ。
全体的な作戦としては、ミッドウェー島はすでに敵の手に落ちているようであるため、ミッドウェー島から離れた海域を行動していた。
敵の空母も、時間ぎりぎりまで追った夜襲艦隊のおかげでかなり遠いところにいるはずである。
その後夜襲艦隊を半分に分け、高速艦によって未だに敵艦を追い続けている。
時々発見の報が届くため、敵の空母二隻が、航空戦に参加できる距離を大きく超えたところで、指を加えているはずである。
さらに、敵の空母を最後に見失った海域付近には潜水艦を数隻置いており、発見の報が届くのも時間の問題だろう。
そしてラッキーなことに、敵の空母の一隻が被弾したらしい。
航空甲板が使えなくなるほどであるらしく、実質的に『アメリカの空母三隻対日本の空母一隻』という構図が出来上がっている。
これなら勝てると、ハルゼーは興奮していた。
「全艦、対空戦闘準備だ!!」
来週更新できるかと思います。