-艦これ- 超々々々弩級戦艦白石です! All the world's a stage   作:うかた

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今度は説明回です。
これも飛ばしてOKです。


プロローグ この世界

二つの世界があった。

それらの世界は、あまり大きな違いを持たず、まるで双子のように成長していった。

 

しかし、ミッドウェー海戦。

ここで、それぞれの歴史に誤差が生じた。

とはいえ、もともと存在していた小さな誤差が積み重なって、それらが大きなひずみを生み出したのであって、それより以前にも、小さな誤差は生じていたのだが。

 

例えば、片方の世界の大日本帝国の海軍の将校たちは、建造に力を注いでいたこと。

そして、燃料をはじめとする物資などを、的確に輸送していたこと。

 

これらの誤差の結果、ミッドウェー海戦は、片方の世界では大日本帝国の惨敗となり、もう片方の世界では、アメリカ艦隊と日本艦隊の最大規模の正面衝突が発生した。

ここからは、後者の世界の話をしよう。

 

その世界のミッドウェー海戦では大日本帝国の勝利という結果となり、赤城をはじめとする空母群は、赤城が大破となるも無事生還していた。アメリカ側の艦隊は、大きな被害を受け、体勢か大きく揺らいだ。

 

その後も戦いは続いたが、決着はつかず。

 

大日本帝国側の空母が一時的に半数近くが艦載機の発着艦が不能になり防衛線を大きく押し込められるも、秘密裏に製作されていた大和型三番艦、(もともとは戦艦として建造される予定だったが、空母の存在の重要性と、日本の保持する空母の数がアメリカ側にやや劣っていたことから、空母として建造された)『信濃』。

そして五十一cm連装砲と、最新鋭の対空砲を備え、酸素魚雷を装備し、その上で高速艦に分類される特殊攻撃型一番艦『白石』。

 

その他、この二隻を越える巨艦が戦線に投入された結果、大きくアメリカ艦隊を後退させ、ハワイ沖での決戦が行われようとしていた。

 

その直後だった。

深海凄艦が、この世界で始めて人間の前に姿を現したのは。

 

最大規模にして最強だったはずのそれぞれの艦隊は、後に空母ヲ級と名づけられる敵数隻によって率いられた、百隻を越える深海凄艦の群れに叩きのめされた。

 

後に『ハワイ島沖事件』と呼ばれるこの戦いでは大日本海軍とアメリカ合衆国艦隊双方が、この決戦のために用意していた戦力の大部分を消失した。

この事件を重く見た両国のトップは秘密裏に会合を行い、事件から一月後、同盟が交わされた。

 

このときの同盟が『日米相互協調条約』である。

 

この世界では、大日本帝国とアメリカ合衆国が同盟を結んだのだ。

その後両国の間で、深海凄艦と呼称されるようになった敵艦隊約二百を叩く為、それまでに類を見ない数の艦隊が結成された。

 

超大型空母『信濃』と、特殊攻撃艦『白石』の姿もそこにあった。

 

両国の威信をかけた戦いで、深海凄艦を撃滅することに成功したが、その代償も大きかった。

ほんの半日の戦いで、両国の海軍力は大きく下がったのだった。

 

しかし、その後も深海凄間は現れ続け、ついに世界中で確認されるようになった。

 

その後、双方の第一線の研究者たちを派遣して行われた会議で、深海凄間の大きさが人間大であることが、これほどの被害が出た原因と判断された。

 

それならばと両国の間で発明されたのが、人間を持って戦おうという戦略だった。

鹵獲した空母ヲ級を『解体』し、思索錯誤の末に製作されたのが、『艤装』と呼ばれる各種の装備だった。

その途中で、なぞの生命体である『妖精』が出現し、艤装の整備は主に彼らが行うようになった。

 

一時はそれに適合した人間『艦娘』が戦うという方法がとられたが、それはあまりにも非人道的だということで、人間ではなく、作成された機械に戦わせることとなった。

(ちなみに、艦娘という言葉は、艤装の適合試験に合格したのがほとんど全て少女たちであったことと、その呼び名を本人たちが使うようになったためできたものである)

 

各鎮守府にいた人間の『艦娘』は少しずつ姿を消し、第二世代と呼ばれるロボットがその役目を負った。

 

人間よりも筋力や強度は高いが、ほとんどの構造は人間と同じである第二世代は、鎮守府に配属になった『提督』、あるいは『司令官』と呼ばれる人物に率いられ、戦うこととなる。

 

これは、ある鎮守府に着任した提督と、艦娘たちの話である。

 




初日なので、あと一話投稿します。
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