-艦これ- 超々々々弩級戦艦白石です! All the world's a stage   作:うかた

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二日に一回更新するといったな。あれは嘘だ。


大演習 第四幕

「それでは、第六戦目の戦いを始めます」

 

「「偵察を開始します」」

 

全く同時に、航弐と夜栗が呟く。

両者艦隊の規模は同じである。

文字通り、実力で相手に打ち勝つ必要があるということである。

 

夜栗が採用した陣形は、空母を二隻ずつに分けてそれに軽空母一隻と護衛艦をつけた三つの輪形陣である。

 

*ここからは艦隊戦風

 

 

そして、この戦いの先手をとったのは、航弐だった。

 

夜栗サイド

 

「夜栗提督!前方に配置していた空母。一隻が敵潜水艦の攻撃を受けました!他駆逐艦数隻に被害が出ています!」

「損害の度合いはどうだ!」

「傾斜復旧中ですが、飛行甲板が魚雷を受けたときの衝撃でめくれ上がり、使用不可能となってしまったようです!」

 

「くそ、失敗した!」

 

夜栗は床を拳で叩く。

早くも空母一隻が戦線から離脱してしまった。

これでは、先に敵空母を見つけて(・・・・・・・・・・)攻撃隊を発艦させた(・・・・・・・・・)意味がないじゃないか(・・・・・・・・・)

 

航弐サイド

 

「提督!前方の空母三隻が攻撃を受けています!」

「そうか」

 

短く答えた航弐は、前衛の十数隻を置いて、南へと進路をとった。

 

「まさか敵も、前衛の空母がすべて軽空母で、しかも載せているのは殆どが戦闘機とは思わないだろう」

 

ゆっくりとお茶を飲む航弐の目の前で、百機を越える攻撃隊が発艦した。

 

「この機動部隊の攻撃を潜水艦から報告のあった艦隊に絞る。確実に空母を仕留める」

 

 

夜栗サイド

 

「攻撃隊が帰還しました!」

 

夜栗は、第一次攻撃隊の報告で、思ったよりも戦果を得られなかったことをすでに知っていた。

小型の空母一隻を撃沈、二隻小破である。

他の駆逐艦にも攻撃を仕掛けたそうだが、戦果は正確には確認できていない。

馬鹿げた数の戦闘機に第一次攻撃隊が迎撃され、しかも獲物が軽空母三隻であったと知った夜栗は、罠に嵌まったことを自覚した。

現に、今帰ってきている攻撃隊はボロボロである。だというのに得たものは少なすぎる。

 

「このままだと夜戦に入ってしまう。そうしたら戦艦のある向こうの方が有利だ」

 

夜栗は戦艦を持っていない。全てを防空用の重巡洋艦や駆逐艦にしていたせいで、どうしても夜戦の火力はやや劣る。

その為に、なんとしてでも艦載機を飛ばせる昼のうちに決着をつけておきたいと考えていた。

 

第二次攻撃隊を発艦させながら、敵の艦隊の位置に印をつける。

 

「まずは、第一次攻撃隊が攻撃した軽空母機動部隊がここ、次に分かっているのは南方に逸れたこの機動部隊。正規空母を伴うそうだから、これは主力のひとつと見て間違いなさそうだ」

 

あとひとつ、空母機動部隊があるはず。

夜栗はそれを探していた。

 

取り敢えず、第二次攻撃隊には確実に軽空母機動部隊を仕留めさせる。そして、あと三十分もあれば、第三次攻撃隊の発艦が可能になる。

 

夜栗の艦隊の、攻撃隊の発着艦が明らかに早すぎるのは、三つに分けた機動部隊にそれぞれ役割を持たせたからである。

前方の機動部隊は第一次攻撃隊の発艦後、戦闘機を中央の機動部隊から得る。

第一次攻撃隊は、前方の機動部隊に送った戦闘機のぶんだけ空いた中央の機動部隊に回収。

後方の機動部隊から、第二次攻撃隊を出す。

第二次攻撃隊は、中央へと帰還する。

前方の機動部隊から再び第三次攻撃隊を発艦させる。

 

というように、常に艦載機を流動させ続けることで、攻撃隊の発着艦をごたごたさせないようにするのだ。

夜栗は機動部隊最大の弱点が、逃げようと思えば逃げ切れる夜戦ではなく、攻撃隊の発艦、着

艦中であることを知っていたのだ。

 

「第一次攻撃隊は失敗した。潜水艦に先手も取られた。だが、この流動戦術で一気に巻き返す!」




なんか今日は筆が進みました。
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